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2021-03

What did you get up to? No3 - 2020.11.01 Sun

birthday card 500x315
(photos by manmarukumi 2020)

今日はキッチンブログ化したジャズブログの最終回です。いゃ~もぅ、ばあ様はこれでもか!というほど粉をこ練まわしていました。そのお蔭でこの閉鎖された期間を乗り切ったと言っても過言ではないと思います。その反動というか小丸はこの半年間にかなり体重が増えて、ちょっと可哀そうな事をしてしまったと・・・しかし本人も喜んでいたのでまあ仕方ないかという事です。

↑の写真は、お誕生日に日本の友人から届いたカードです。立体的にデザインされた面白いカードで心が和みました。なんと秋刀魚が美味しそうに焼けています。団扇の裏側にはメッセージが書けるようになっております。洒落っ気があってなんと素敵なカードでしょう、これを受け取った時は思わす、頬が緩みました。何故かこういうのを目にすると、自分と日本の繋がりがまだしっかりとあるんだなと嬉しくなるのですね。T&T いつもありがとう!

chick corea plays 300x300

今日の朝は、眩しいほどの光がスクリーンの合間から流れ込んできました。ずっと曇った日が続いていたので、本当にこの明るさが気持ち良い!それにこの新譜がその朝の光りと空気にぴったりと合っていたので余計に嬉しくなりました。少し音量を上げて Chick Corea のソロピアノを楽しみました。クラシカルのピースとスタンダードを交互に配置した盤は違和感なく、ただただ楽しく聴けたという作品で、ばあ様的にはなんだか癒しの一枚になってしまいました。

chick corea plays songs 450x

この気持ちの良い日にこの記事を完成させましょう。だってまだまだ他の事を書かねばならないのですもの、このコロナの期間にばあ様が集中していたリサーチや、まったく意味のない馬鹿げた楽しい事なども・・・

さあ最終回は、どんなパンが登場するのでしょうか。

butter rolls unbaked 490x365 butter rolls mistake 490x367 butter rolls 490x367

まずはバターロール、一度目は留めがあまかったのか焼いている途中で開いてしまった状態です。二回目はちゃんと開かないようにしっかりと留めたら上手く焼けました。こういう失敗をしながら学んでいくプロセスが面白い。なんでこうなっちゃうのという疑問から上達する。

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今日本で流行っている生食パンというのに挑戦しました。このパンを焼くためにアマゾン・カナダから四角いフタのついたパン焼き型まで手に入れました。到着するのに一か月かかりました。なんと新潟の燕市から送られてきました。

生食パン用の生地はベタベタしており、普通のパンの生地とは大違いで箱を満たす分量も何故か上手くいかず、このように四角い箱をみたせず山の状態で焼き上がりました。味はそこそこ。真ん中のは二回目のもの、だいぶ箱をみたしているので四角い形が形成されていますが、やはり少し焼き上がりにへこみができています。右端のは三回目の挑戦、だいぶまともな感じになっています。四回目でやっと箱を満たせ、しかもへこみのないものが出来ました、一件落着。

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まずはいびつな形のイングリッシュマフィンです。綺麗な円形で焼いてみたかったので、ミルクのカートンで作った手作りの輪に銀紙をまいて作った、お手製の型でやいたもの、素晴らしく綺麗に丸く焼けました。このイングリッシュマフィンを横半分に割ってトーストにし、上に青菜のArugula、サラミ系のコールドカット、目玉焼き、マッシュルームのソテーをトッピングした朝食を作りました。もう市販のものは食べる気がしない。

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一番始めに作ったメロンパンは、粒子の細かいペーストリー用の小麦粉が手に入らなかった為に中のパンが少しかっちりとした硬めの生地で焼き上がり、ふわっとした感触がなかった。カヴァーされている衣のビスケットはそれなりに良かったけど、やはり日本で食べたあのメロンパンのように中フワフワ、外カリッとという感じではなく、全体に重い感じでした。しかし二回目には、手に入ったペーストリー用の小麦粉を三分の一程度加える事で、なんという事でしょう、パン生地が嘘のように柔らかく感触がまったく別物になりました。まるで日本に売っているメロンパンのように焼き上がり、小丸もビックリ!
お次はバナナが豪快に入っているバナナケーキです。今回はパン系に集中していたのでケーキやペーストリーはあまり焼いていませんが。バナナがあまっていたので作ってみました。珈琲によく合う甘くない大人の為のバナナチョコケーキです。

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これは日本では珍しいポップオーヴァーというものです、英国の方ではヨークシャープディングといって、鉄のフライパンとか大き目のクッキングパンで生地を流し込んで焼くものですが、これは個々の型に流し込んで素早く高熱で焼き上げます。始めに型をオーヴンで熱く熱しておき、液状の生地を流し込んだ時にこのように型からモコモコと飛び出してくるので、ポップオーヴァーと言うのでしょう。パリッとした皮と中がしっとりとした食感で、ローストビーフとか、パイなどと一緒に頂きます。この型はもう何十年も前に買ったものですが、あまり使っていないのでほとんど新品ですね。

右端は小丸の一番好きなシナモンロールです、これはもちろんイースト菌で発酵させていますが、ずっと昔から作っているものは、一昼夜寝かせて、次の朝に焼くというものでした。パン生地がとてもしっかりとしているというか、夜クールな場所で寝かせる為にゆっくりとイースト菌が発酵する為か味も深いというか、その手間を省いたのが今回のこれです。でもやはり時間をかけて作ったものには一味違うという気持ちが入っているのか、美味しさが違うような気がします。気のせいかな?

curry buns 490x365 curry buns 365x486 blueberry muffin 490x367

さてお次は、油で揚げないカレーパンです。ちょっと健康志向、これだけ不健康なモノを作っておいて今更ですが、油でベトベトしないオーヴン焼きのカレーパンは軽くて胃にもたれません、でもやはり油で揚げたほうがカレーパンらしいかも。次は昔から焼き続けているブルーベリーマフィンです、優しい甘さとレモン味を効かせたもの。

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これは小丸のお気に入りのソーセージとほうれん草とチェダーチーズの入ったバンです。焼きあがると香ばしい匂いが漂います。軽いランチに最適です。最後に「豚まん」です、関西ではそう呼びますが、きっと関東では「肉まん」と呼ばれているのでしょうか。具が溢れんばかりに詰まっていて、皆がとても喜んでいたものです。タケノコがなかったので、ブロッコリーの芯を代用したら、そのシャキシャキ感がぴったりでした。ないものを何で代用するかというのも、上達の一つのようです。この豚まん二つとお汁で夕食は十分なばあ様でした。

このパン作りのトピックは、これで終りのつもりです。この長いコロナの期間(今でも続いておりますが)の記録を認めておきたいと思いました。これを見返して「このおばはん、ようやるわ!」と早く笑える日が来るといいなと思います。


new album 300 2020

さて少しだけジャズのお話、ようやく気になっていた、Diana Krall の新譜 This Dream of You を聴きました。2016年と2017年に故Tommy Lipuma と共にレコーディングされたものを self-produced した盤。Diana はデビューして以来ずっとフォローしていたカナダのアーティストですが、Glad Rag Doll 辺りからなんだか違和感を覚えるようになって少し遠ざかっていた頃もありますが、この新譜はどんなものかと期待と不安を持って耳を傾けました。

答えは聴いて良かった、彼女が帰って来た!という感じです。すこし声質が年輪を重ねているようですが、やはり Diana節は健在で素敵。選曲も私好みで申し分なしというところでしょうか。久しぶりにヴォーカルを楽しみました。ミュージシャンの面々も昔のトリオから Christian Mcbride やら Russell Malone など、その他 John Clayton, Jeff Hamilton, Anthony Wilson などお馴染みのメンバーがサポートに回っており頼もしいですね。ピアニストの Alan Broadbent まで豪華な参加者です。

But Beautiful, That’s All, Autumn in New York, Almost Like Being in Love, More Than You Know, Just You, Just Me, There’s No You, Don’t Smoke in Bed, This Dream of You, I Wished on the Moon, How Deep is the Ocean, Singing in the Rain

ねっ素敵な選曲でしょ、But Beautiful から Singing in the Rain まで、 どの曲も Diana Krall の曲への解釈の深さというのか、素敵なアレンジメントでばあ様の琴線に触れたことは間違いないでしょう。

お次の更新は、はまったリサーチの事か、またはジャズネタか、ばあ様の気分次第です。すでにジャズ・ジャンラでは忘れ去られているブログなので、まあ気楽にいきたいと思います。書きかけのファイルが山積みなので、それを一つづつクリアーするのが目標かもしれません。終わりは、このペースでは何時になりますやら・・・


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ワッフルとアップルコンポートに淹れたての珈琲、週末の朝食ね!

Tribute to Jimmy Heath とても暖かいトリビュートです、お時間があればどうぞ。

What did you get up to? No.2 - 2020.10.15 Thu

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(photos by manmarukumi 2020)

あっという間にあれからもう一か月、夏が終わり秋が来ました。そうなるとコロナの感染者があっというまに増加し、最近では毎日500-700人などと驚いていたのが、何と今では1500人を超す日もあるという事態です。

夏は短期間レストランのイートインも再開されていたのに、第二波がやって来たという事でまたテイクアウトだけという状態に戻っています。飲食業はどうなってしまうのでしょう、本当にお気の毒でなりません。モールにあったばあ様のお気に入りだった、洒落た幾つかの大人の服飾店もほとんど閉店してしまい残念でなりません。ライヴや観客席の多いパフォーマンスも再中止、アーティスト達はどうやって生活を立てていくのでしょうか、知人のミュージシャンのライヴにも暫く出向いていません。なんだかとても暗い世の中になってしまい、ポジティヴ思考を持ち続けていくのがしんどくなって来た感じがします。

でも最近は少し音楽も聴く気になっているので、この月に入って色々なジャンルのモノに耳を傾けていましたよ。ジャズ仲間の「ドラさんのジャズコーナー」で紹介されているものが手元や図書館にあれば必ず聴くようにしています。今回はダイアナ・ロスとかロッド・スチュワート、ブライアン・フェリーなど昔聴いたモノを引っ張り出して聴いたりと、普段忘れているものなど、こういう機会を頂くとまた聴いてみようという気になります。

そしてずっと聴きたいと思っていたジェームズ・テーラーの新譜も、これはジャズ仲間のマダムさんもリヴューしておられましたが、これはジャズとして聴くのではなく、ジェームス・テーラーというジャンルとして聴くという感じですね。なんだかホンワカとして良かったです。他には Gerald Clayton, Pat Metheny の新譜やら、ECM盤を数枚、でもあまりピンとこなくて自分の好みがかなり偏りかけているのを再確認しました。

そんな中で、ばあ様は毎日なんとかスケジュールを立てて、頭がおかしくならないように努力している分けですが、その一つが前回に記載したベーキングです。今日は前回に載せられなかったものをやっとサイズ処理ができたので、あげたいと思います。見てやって下さいな。写真をクリックすると大きくなって匂いがします、な~んてね!

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(photos by manmarukumi 2020)

まずは、あんパンと言うリクエストがあったので、それに挑戦しました。あん作りから始めねばならなかったので面倒だったけど、出来上がりで満足、黒ゴマがなかったのが残念。お次はアップルの香りがすでに美味しいアップルバンです。甘い生地がおやつにピッタリ!次はチョコレートとココアを効かせたバンで中にチョコがとろけています。

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これはクロワッサンではなく、パン生地で外はカリッと中はもっちり、粗塩と胡椒が振りかけてありますので、ビールなどにも合うかも。中はプチパンでポテトサラダとサラミでサンドイッチにしてみたら大好評でした。右端はオレンジの香りが豊かなオレンジブレッド、渦巻きはシナモンがオレンジとよくあっています、サクッとした感触のブレッドでトーストにすると味わいが倍増。

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ココア生地にナッツとホワイトチョコのトッピングで菓子バンですね。中はグラノラバーでオーツとかナッツとかドライド・フルーツなどが入った栄養満点のバーなのでハイキングなどには最適です。エネルギーをくれるバーです。右端はチョコレートとココアの濃厚な味のパン、これは濃厚すぎて小丸には不人気でした。私はお砂糖抜きの珈琲と抜群に相性がいいとおもいましたが・・・

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クリスマスなんかによく見かけますね、こういう感じで中にドライド・フルーツとか入ったもの。これはチョコを入れました。焼きあがると、お腹の中にすぐ消えてしまいます。中はイースト菌を発酵させた生地で作ったドーナツで油で揚げてあります。ふわっとしたとても軽いドーナツです。下になっている色の濃いのはシナモンがふってあります。スゥィーデン風シナモンバンです、形がいびつ上手くいきませんでした。こういう時もあるさ(笑)

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コロナが始まり、スーパーマーケットから小麦粉やベーキング類が棚から消えた頃、計量のスケールも同時に消えてしまいました。何処をさがしてもグラム単位の測れるスケールがありませんでした。私は北アメリカ式の計量カップとかスプーン式の測り方で今までベーキングをしていたので、グラム単位で測る日本式のベーキングをした事がなかったので、さて困ったな。なんとなんと小丸がイタリアにある会社に在庫があるのを探し出して手に入れてくれました。しかし値段は普段の倍もしていたのですが、まあ仕方ないか。しかしシンプルで使い方がとても簡単で1グラムまで測れるので、本当に嬉しいギフトでした。くれた小丸は十分に価値がある、美味しいものを食べさせてもらえるからという事で一件落着。ユーチューブで発見した日本のレシピ―を沢山試すことになりました。

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(なにげないデザインが素敵な紙袋ですね)

これは小丸とボーイフレンドがモントリオールの小さなミルで購入してくれた小麦粉です。ケーキとかペーストリー用の粒子の細かい粉です。ずっと家の近くでは売り切れ状態で見つからなかったモノなので、とても嬉しい贈り物でした。家族だけで運営している小さな製粉所ということで、貴重な粉なので大切に使わせて頂きます。これを入れて作ったメロンパンは以前に作ったものと別物だったので、もう感激。このことは次回で。

なんだかキッチンブログ化した、ジャズブログです。なんと言い訳してよいやら、もう少したてば自分が取り戻せるかもしれません。それまで少し時間を下さいませ。では今回はこのへんで。

Take care everyone!

What did you get up to? - 2020.09.01 Tue

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(photos by manmaru kumi 2020)

さて何から書き始めたらよいのだろうか、コロナという不可解なウイルスによる感染者が、あっという間に世界中に広がり、あれよあれよという間に「ゴー・ホーム、ステイ・ホーム」という緊急事態宣言が発せられ、カナダとアメリカのボーダーは早い時期に封鎖され、世界中がマスメディアによって恐慌のどん底に落とされ、冷静な情報が国民になかなか届かない状態で、武漢の細菌研究所P4から、垂れ流れたウイルスが事故にせよ、そうでないにせよ中国の関与は拭えない事実という事も分かっているし、ディープステーッの関わりや、誰がこの悲劇から利益を生み出すのか、何か恐ろしい裏があるのではという気がしてなりません。歴史的観点から見ても、第一、二次世界大戦前に起こった恐慌からなんとなくその延長線を想像してしまった。そんな事を追いかけていると老いた頭がおかしくなりそうなので、それを追いかけるのを当分やめました。長いようで短いような、複雑な時間が静かに流れていきました。

カナダは、まだ普通に戻ったわけでなく、私の住む街の市役所も図書館もまだドアが閉まったままです。最近は部分的に封鎖も解除されて、図書館もインターネットで欲しい本をリクエストしたら、最寄りの図書館のカーヴサイド・ピックアップというシステムを使って、本などを借りる事が出来るようになりました。ネットで本をリクエスト、日にちと時間を決めると最寄りの図書館の玄関先にテーブルがセットされていて、そこにリクエストした本などが、貴方の図書館ナンバーの付いた、プラステック・バッグに入れて置かれています。それを取りに行くといった具合です。

市役所も電話やネットで応対。税金の支払いなども9月までは保留とか、コロナで仕事を失くした方などが、アパートなどから追い出されないように、コロナが原因で追い出し禁止令みたいな事も聞きました。これに関しては失業保険でなく、コロナ支給のような違った方法で仕事を失くした人々に、一家族につき毎月$2000ドルとか支給されていたようです。その他子供の頭数で加算されるチャイルド・ベネフィットとか、色々な制限もあり、フルタイムの労働者は支給されたのに、パートではそれが同じではなかったとか、色々と難しい問題もあったようです。しかし日本に比べると、このシステムは早くからスタートして、ある人は申請してから4-5日で降りたとか(人口が少ない街)、平均して数週間で支給されたという事でした。

始めの三カ月は、本当に過保護にされていたばあ様は何処にも出かけず、ずっとコンドの中だけに籠っていたのですが、三カ月後に処方箋を取りに薬局に行かねばならなくなり、外出する事に、なんとその時の様子は本当に信じられないくらいショックというか、人っ子ひとりいない日本から比べると、桁外れに大きなパーキングを一人歩く不思議な気分。まるで映画の「渚にて」の最後のシーンのような、世界から誰もいなくなった恐怖の風景を思い浮かべさせました。

大きなモールにある薬局に行くには、ぐるっと遠回りをして、まずメイン・エントランスまで行かねばならず、他のドアは全て閉まっており、サキュリテイーのお兄さんが、まず何処にいくのか質問、この頃はまだ生活必需品などの買い出しなど必要以外外出禁止だったので、薬局と食糧を売っているスーパー、それに生活に関わる必要な職種関連(レストランはテイクアウトだけ)しか開いていなかった。モールは静かでどの店も暗くドアを閉ざしていました。薬局には、私と薬剤師と数人の店員さんだけでした。

この数カ月ほどで、殆どのショップは商売を再開しましたが、そこには厳しい経営状態がみえました。ブランドネームの店も、そうでない店も閉店に追い込まれる所が沢山。長い行列が見えるとそこは閉店セールをしているのでした。多くの店舗が永久にドアを閉めている状態です。このモールはオンタリオ州で一番大きいと言われているモールなのです、観光客がバスに乗って来るという感じなので、そのパーキング・スペースも超大で、自分の車を何処に停めたか忘れると大変な事になるという始末、友人は車を見つけるのに1時間もかかったそうな。人出も多くなったモールを歩いてみると、なんと四軒並んで閉まっていた場所もあり、いったいこれからどうなるのかと思わずにはいられませんでした。これはまだ始まり、これから経済的なコロナの波紋は広がっていくのですね。

カナダは早い時期に緊急事態宣言を発したことと、徹底的に必要以外の外出制限や、開店してもよい職種規制が徹底していたので、感染者もアメリカと比べるとかなり低いこともあって、これらの方針は感染者の数だけを考えるのなら、良かったかもしれないけど、経済的な事に関しては多くの商売が倒産し、失業者をうんでしまった事は事実です。でもそれらの方針は、医療崩壊を防ぐためにも必要だったと思います。これからのカナダは、いや世界は、いったいどうやってこの危機を乗り越えていくのか想像もできないけど、人々はいつもそれを乗り越えてきたから、きっと大丈夫だと信じたいです。去年まで働いていた会社は、新しいビジネスの方針を即実行していた。インターネットでそれを発見して、なんだか頼もしくおもえました。新しいアイデアもどんどん湧いてくる可能性もあるんだなって。

ばあ様は去年リタイアーして、タイミング的に年金の頂ける年齢に達したのでなんとか生活はできますが、小さい子供さんのいるご家庭は精神的にも経済的にも大変だろうと、想像するだけで心が痛みます。一日も早くこのコロナの影響下から抜け出せるように祈るばかりです。そしてちゃんとした安全なワクチンが安心できる場所から開発されますように。この半年間の長い間、身を粉にして働いて下さった医療関係の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。そして介護施設やその他、多くの施設関連の方々もご苦労様ですの気持ちでいっぱいです。今年99歳になる母は介護施設におりますが、この施設の住人の為の試みが、とても細やかで頭がさがります。本当に有難う!

Tracking the Coronavirus
↑ちなみにこのサイトはカナダのコロナ状態が一目でわかるページ、各州の状態を詳しく公表しており、州の略 ON なら Ontario という所をクリックすると現状が表示されます。グラフに矢印をむけると数字がでてきます。

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(写真をクリックすると大きくなります)
メロンパン、ピザ、胡桃とクランベリーの田舎風パン

さてこの半年ばあ様はあまりジャズを聴きませんでした、何故か聴く気になれませんでした。でも古いレコードを少し引っ張りだしてきて、針を落としてみました。大好きなエラや、むせび泣きサウンドがなんとも言えなく好きな Ben Webster などなど、ではいったいばあ様はお籠りの間、crazy にならずに何をしていたのでしょう。

まずは小麦粉をこ練回していました。昔からベーキングはお手の物でしたが、ユーチューブで発見した、日本のレシピ―を使ったパンやペーストリーなどにも挑戦していたのでした。粉を練っている時は、無我の境地になるというか、それだけに集中する事ができて、余計な事を考えない。これが一番良かったような気がします。イースト菌を入れた生地が膨らむのを待つ時間も楽しいというか、色々な方法でイースト菌の促進を図る事を思いついたり、ベーキングは結構奥が深いのであります。しかし緊急宣言が発せられてすぐにスーパーから小麦粉、ベーキング・グッズが消えるという事態が、まるでトイレットペーパーと同じ状態が発生したのです。

普段からベーキングをしていたばあ様は、ある日スーパーの棚から全てのベーキング関係のものが消えているので驚いた「ええっなんでやねん!」と言わずにはおれませんでした。その後イースト菌を手にいれるのは至難の業で、何処に行っても売っていない。ある日、小丸にその事を伝えたら、なんと彼女の同僚がイースト菌を自分と友人の為に5瓶も買ったので、一つ分けてくれるというではありませんか。その他にも自分のを少し分けてくれた他の同僚さんもおり、数カ月はそれで助かりました。皆さんとても親切です。

緊急事態宣言が出て以来、皆さん家でパンやお菓子を焼いたり、それをインスタグラムにアップするというのが流行りだして、小麦粉が市場から消えてしまう羽目に。そして小麦粉が無くなるというデマまで、こりゃ大変だ。小麦粉会社はこの状況を説明する為に実は小麦粉は十分にあるが、それを入れる袋が無くなってしまい、今その袋をプリントしているというのですね。それで今までの袋とはちがう白地に黒文字で小麦粉とだけ印刷してあるモノは自社の製品なので、新しいロゴの入った正規の袋ができるまで、それを安心して購入して下さいという記事がでた!なるほどね、そういう事か、しかしイースト菌もケーキ用の小麦粉もかなり長い間、棚に戻る事がなく月日は過ぎて行きましたが、ばあ様は前からの買い置きがあるので、好きな時にベーキングを楽しむ事ができました。今ではあらゆる種類の粉類やイースト菌は棚に戻っており、20キロ袋は山積みです、あれはいったい何だったのかと思わずにいられません。

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南瓜のドーナツ、チェダーチーズとコテージチーズの入ったビスケット(これは珈琲と共に朝食用)はみ出したチーズがパリパリになって美味しい、イングリッシュマフィンはトーストにしてジャムで頂きます、これを作り始めたらもう市販のものは食べる気がしません。

puffy doughnuts 4-2020 bagel 4-2020 cinnamonbuns 2-2020
パフドーナツ、小さめで軽くていくらでもいけちゃう、ベーグルです、ちゃんと湯煎にくぐらせて本格的なユダヤ式ベーグルに挑戦、外はカリッと中はもっちり最高のベーグルになりました。最後はシナモンバンです、小丸が出勤する時のおやつに持っていきます。もっとありますが、次回にまわしたいと思います。日本で流行りの角食パンにも挑戦してみました、四回目でやっとまともなパンが完成。結構難しかったです。

さて最後に、たまに聴いている最近のお気に入りというかよく聴いたものです。大好きな Christian Mcbride の作品は4人の偉大な人々をテーマにしたもの、お次はHiromiちゃんの元気なサウンドはやはり良いですね。どんな時も気分を高揚させてくれます。Carsten Dahl はやはりお気に入りのピアニストの一人です、はずせません。そして最後に Chick Corea この人のサウンドはやはり好き。こんな感じで聴いていました。他にも新譜を何枚か、次の更新で書きたいと思います。もう一つは新しく興味が湧いた課題のリサーチのことも。このお蔭で私は落ち込むこともなく楽しく時間がすごせました。

christian mic

hiromi 342

carsten dahl trio

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皆様は、この半年間をどう過ごされたでしょうか、お時間があればまたお話下さいな。




*いつも書き直しを繰り返しているので、記事が安定しません。文法や漢字の間違いや、内容も定かでない箇所があるのでご了承くださいませ。書きたい気持ちと頭がついていってないようなそんな感じです。

Evening with Bach and Brad Mehldau 5/26/2016 - 2020.01.24 Fri

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( photos by manmarukumi 2016 )

昨夜から降り続いていた雪が、夜更けに入りやっと止む気配がしてきました。長い間お世話になった愛車を、一昨日手放したところだったのでタイミングが良かったと、激しく降る雪を眺めながら、事故もなく無事に使い終えた事に感無量でした。日本で頻繁に起こっている年配の方が関わっている、信じられない事故の数々をニュースで知り、丁度よい時期に運転をギヴ・アップ出来たと思います。

さてリタイアー後に整理したいと思っている音源の数々、あまりに多すぎて何から手をつけてよいのやら。そしてリストを作るにはどういう風にするのが一番合理的なのか、そういう課題が一杯あり、ジャズ仲間さん達がどういうリストの作り方をされているのか、興味深々なのです。

今のところは、アーティストの名前をA~Z順に並べて箱に収めているのですが、その外にもマシュマロ盤とか、ピアノ・トリオ、サックス、ヴォーカルとか、ラテン、カナディアン・アーティスト群とかブリティッシュ盤など、大雑把に平箱に収納されている為、聴きたいモノを探すのに一苦労している次第です。そんな感じで気の遠くなりそうな作業になりそうです。

まず第一に持盤を聴きなおし、聴く気のしない盤を排除していく作業をせねばなりません。少し身軽にしておかねばという気持ちが湧いているので、この作業が一番大変かも。本当に好きなモノだけを残していきたいと思います。これは書物にも同じ事が当てはまりますが、いや身の回り全てかも。

今回はまず大好きな Brad Mehldau から、始める事にしました。ブログのファイルには三年前に書き始めたコンサートの記事がそのままになっており、やはりこれを終わらせねばと、去年私のベスト3に選んだ一枚が彼の作品だったので、そこから始める事にしましょう。

brad mehldau finding 250 2019
brad mehldau ‎– Finding Gabriel 2019

ベスト3に選んだ盤の感想は:色々な分野に挑戦し続けている戦士、そんなタイトルを付けたくなる mehldau さんですが、この宗教色が強くて、ちょっと不可解な内容は、聴けば聴くほど、好きになっていくのでした。 ヴォーカルには以外な人選があったりして驚き。じっくりと聴いて、理解していくのが必要な盤なのかもしれません。聴きこむほどに色々な事が見えてくる、深い哲学的な盤。

Becca Stevens: voice
Gabriel Kahane: voice
Ambrose Akinmusire: trumpet, solo
Michael Thomas: flute, alto sax
Charles Pillow: soprano sax, alto sax, bass clarinet
Joel Frahm: tenor sax
Chris Cheek: tenor sax, baritone sax
Brad Mehldau: OB-6 Polyphonic synthesizer, Therevox, Moog Little Phatty synthesizer, Steinway C grand piano, voice
Mark Guiliana: drums

1 The Garden
2 Born To Trouble
3 Striving After Wind
4 O Ephraim
5 St. Mark Is Howling In The City Of Night
6 The Prophet Is A Fool
7 Make It All Go Away
8 Deep Water
9 Proverb Of Ashes
10 Finding Gabriel

そんな感想でしたが、本当に色々な顔を見せてくれる彼のパフォーマンスは、私をがっかりさせた事がありません。でも私の好みではないなと感じたモノも幾つかありますが、それは私のリストには載せていません、それはやはり他の分野の方とのコラボだったりしたもので、好意的な感想でなければ書かなくてよいと思っているので、自分の好きなモノだけ記録していけばよいと思っています。そう、独断と偏見でいいじゃないか!がモットーでした。なので他人からすると、こんな盤を選んでいるのっていうものでも、自分が好きならそれで良しです!でも Finding Gabriel は予想以上に自分的には琴線にはまった作品だったので満足です。

これからじっくりと聴きなおしたい Mehldau の音源のリスト:

the ART of the TRIO volume one (1997)
the ART of the TRIO volume tow Live at the Village Vanguard (1998)
the ART of the TRIO volume three SONGS (1998)
the Art of the TRIO 4 at the Vanguard (1999)
Elegiac Cycle - vita brevis ars longa (1999)
Places (2000)
Progression - Art of the Trio, volume 5 (2001)
LARGO (2002)
Anything Goes (2004)
Live in Tokyo (2004)
Day Is Done (2005)
Love Sublime (2006)
METHENY MEHLDAU (2006)
Marian McPartland's Piano Jazz with Guest Brad Mehldau (2007)
METHENY MEHLDAU QUARTET (2007)
Brad Mehldau Trio - Live disc 1 & 2 (2008)
Highway Rider disc 1 & 2 (2010)
Lee Konitz, Brad Mehldau, Charlie Haden, Paul Motian - Live at Birdland (2011)
Chris Thile & Brad Mehldau (2017)

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Chris Thile & Brad Mehldau 2017

(ちょっと意外だったマンドリンとの組み合わせ、ヴォーカルまで披露しちゃって、少し目を離していると何処に行ってしまったのか分からなくなる Mehldau さんですが、彼の取り組みは本当に予想ができなくて楽しいというか、次は何が飛び出してくるのか怖いような気もします。)

Charlie Haden & Brad Mehldau - Long Ago and Far Away (2018)
Seymour Reads the Constitution! (2018)
Finding Gabriel (2019)

リズム・セクションとしては、手持でこれだけありました。

The Water Is Wide - Charles Lloyd (2000)
Hyperion With Higgins - Charles Lloyd (2001)
American Dreams - Charlie haden with Micheale Brecker (2002)
Walking Shadows - Joshua Redman (2012)


さて三年前のブログは、彼がカナダの The Royal Conseratory of Music/Koerner Hall や Carnegie Hall, The Dublin National Concert Hall そして Wigmore Hall から、21世紀における世界で最も革新的なミュージシャンの一人として、委託を受け創作された Johann Sebastian Bach の世界を新鮮な音やアイデアで表現するというモノでした。

その世界は、Mehldau が持つ素晴らしい技術と、想像性と現代と過去の融合というか、彼のソロ・アーティストとしての誇りとか、そういう全てのモノをこれらの作品を通して、披露できる喜びみたいなオーラを、このコンサートで観客は感じたに違いないパフォーマンスでした。

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(Koerner Hall in Toronto 5/26/2016)

ステージの写真は、ばあ様の座席から写したものです。ステージの上部にあるバルコニー席では、彼の指の動きや顔の表情まで良く見える席なのです。しかもこれがとても安いお席なので驚きでしょ。舞台の前列はとても高い席ですが、ばあ様は何時もステージに近いバルコニーの端とかを選びます。そうするとステージ全体も見えるし、アーティストの表情とか、本当に良く見えるのです。そして座席は見たい楽器によっても変わるし、ソロの演奏なら、その楽器がどの辺に配置されるかとか、考えながら席を選ぶ事にしています。

このコンサートはソロだし、ピアノはこっち向きだし、この辺りが一番いいかなという感じで、ティケットが発売されたら即予約を入れるという感じです。安くて良いお席は直ぐに完売してしまうので。しかしたまにポツリと一席だけ、良い場所が残っていたりするので、一人というのも便利な時があるものです。しかも音響環境はどこに座っても、あまり変化がないという設計がされているホールなのです。

コンサートは、いつものジャズ・コンサートやライヴとは違い、とても静かな物音ひとつせぬ静寂な空気の中から始まりました。まずはじめに Bach の Prelude No.3 C-sharp Majorr, BWV 848, from The Well-Tempered Clavier, Book 1 から、楽譜どうりに進行していきます。観客は静けさの中に広がる一音々に息を呑み込み、集中している演奏者に吸い込まれていきます。その後は Bach のオリジナルから生まれた mehldau の After Bach 1: Rondo が続きます、彼独特の世界観が作品の中に存在するのを、彼のファンであれば確かめる事ができるでしょう。正に mehldau の世界!交互に行きかう過去と現在に、何か今までにない mehldau の素晴らしさ、美しさを見せつけられた気がしました。

Program
Johann Sebastian Bach: Prelude No.3 C-sharp Major, BWV 848,
from The Well-Tempered Clavier, Book 1

Brad Mehldau: Three Pieces After Bach (Canadian premiere)
After Bach 1: Rondo
After Bach: Rondo (←ユーチューブで見つけました、お時間があればどうぞ。)

Johann Sebastian Bach: Fugue No. 16 in G Minor, BWV 885,
from The Well-Tempered Clavier, Book 2

Brad Mehldau: Three Pieces After Bach (Canadian premiee)
After Bach 2: Ostinato

Improvisation on Bach 1
Two additional pieces to be announced from the stage

INTERMISSION

Johann Sebastian Bach: Prelude No. 6 in D Mior, BWV 851
from The Well-Tempered Clavier, Book 1

Brad Mehldau: Three Pieces After Bach (Canadian premiere)
After Bach 3: Toccata

improvisation on Bach 2
Tow additional pieces to be announced from the stage


そして最後に、演奏されたピースは!!
なんとビートルズの And I Love Her (←ここをクリック)なのでした。ユーチューブでその時の演奏がアップされているのを発見したので、リンクを張っておきますので、お時間があればどうぞ。ビートルズでこの緊張感、なんとも言えない幸福感を味わったのでした。ばあ様はこの時ステージのバルコニーに居たのだという、今でもこの臨場感というかそういう感じが、この映像を観て体の中を駆け巡るのでした。ふぅ、やっと書き終えた。これから少しづつ書きかけのブログのファイルに、手を加えてアップしていこうと思います。どうなりますやら。


↓の記事は初めて2012年に生の mehldau を聴いた時のリポートです。かなり熱く語っているので、自分でも恥ずかしくなりますが、何に対しても、またこれくらいに熱くなれたらいいなと思います。
Brad Mehldau & Joshua Redman Duo



bradehldau300-5-26-2016.jpg
(デザインは私の趣味ではないが、なんと新鮮で素敵な色だこと!)

Gene DiNove at Home Smith Bar 12/3/2019 - 2019.12.30 Mon

oldmill 2-500-2019
( Old Mill Inn Toronto photos by manmarukumi 2019)

今日はマイナス16度、夜は22度まで下がるとラジオで放送している。所謂 extreme cold weather alert という注意報が出ていました。(19日現在)数日続くであろう厳しい寒波。クリスマス・ショッピングも完了したので、後は七面鳥やクリスマス・ディナーの用意が残るのみ。それは来週に回すとして、今日から少しづつクリスマスの為のベーキングを始めねば。部屋の飾り付けは、小さなコンドには、大きなツリーも飾りも必要なくなりましたから。ほんの気持ち程度に、小丸のおもちゃのクリスマス・ツリーを飾ってみました。それだけで部屋の中がほんわかと暖かく感じられます。

さて忘れないうちに引退ジャズ第二弾を認めておきましょう。こんなに早く更新できたなんて!自分でも信じられない異常事態ですね。(笑)今回の場所は、トロントでも歴史的に由緒のある英国式チューダー建築の、The Old Mill Inn というホテルの一部にある Home Smith Bar でのソロ・ライヴでした。ミュージシャンは私の大好きなピアニストの Gene DiNovi さんです。

oldmill 3-500-2019 oldmill 4-500-2019
オールドミルの歴史←はここをクリック

まずはこの素敵な空間のご紹介から始めねばなりません。The Old Mill Inn は1800年代の中期に、製材所として建てらたビルディングでしたが火災などにより消滅し、その廃墟に残されたオリジナルを改修し、少しづつ建物が加えられて出来上がった建築群です。所有者も何度もそのつどに変わり、1914年に Robert Home Smith がまずオリジナルのオールド・ミル・ティー・ガーデンをオープンしました。

Old_Mill_Tea_Garden_1940 500-2019
( from Old Mill Toronto History Page, circa 1928 )

写真でもお分かりのように庭にセットされたテーブルでエレガントな淑女や紳士がアフタヌーン・ティーなどをされておられたのでしょう。彼のモットーは "A LITTLE BIT OF ENGLAND FAR FROM ENGLAND"(英国から遠く離れた、ほんの少しの英国) というものでした。そこに行けばまるで英国にいるような雰囲気が味わえると、細部までチューダー建築にこだわりました。その後ダンス・ホールやディナーの出来る宴会場なども徐々に加えられ繁栄しました。

しかし1973年頃には、老朽化したオールド・ミルは解体の危機を免れて、多大な改修プロジェクトにより、古い部分は復元され、そして新しい装飾によってウエディング・チャペルなども増築されました。しかも1986年には再建設により、16室にもなるダンスのできるなるホールとか宴会場などが追加されました。今ではトロントで一番高額な結婚式場と言われるオールド・ミルです。

1991年にはまたまた再改修と増築が始まり、2001年には豪華な57部屋のホテル・ルームやスパ、それに Rober Home Smith に捧げた英国スタイルの Home Smith Bar が完了しました。ここではとても素敵なゆったりと時間が過ぎる空間でジャズを楽しむ事ができます。何十年に亘って増加されてきた建築物なので、込み入った廊下がまるで迷路にように続いています。夜中に一人で歩くと少し怖い感じですね。

という分けで、リンクした History of Old Mill Toronto ページをスクロールして一番したの HISTORICAL をクリックすると沢山の興味深い古い写真をご覧になれますので、お時間があればどうぞ。

oldmill gene 500-2019
( Mr. Gene Dinovi at Home Smith Bar 2019 )

さて今夜のスターは、91歳になられた Gene DiNovi さんです。もうこのブログではピアノのカテゴリーの一番初めにご紹介している、まん丸の大好きなピアニストです。Gene さんの経歴が、ジャズの歴史そのもと言っても過言ではないほど、ジャズの歴史をご自身の目と体で通過されてきた方です。そのお話の面白さ、興味深さは彼のライヴに織り込まれており、それが人々を引き付ける要因にもなっていると思います。

Gene さんのような良き時代の華のあるスタイルを持ったプレーヤーは、近年出会う事が稀であると思います。こうして Home Smith Bar で月一でされるライヴには、ファンの方々が集い、今でも観客の心を掴み、離すことはありません。ヴォーカルは、流石に90歳というお歳ゆえに枯れてはきたものの、その全てをファンの方々は受け入れ愛しみ、楽しんでおられるのが雰囲気から良く伝わります。

今夜のファースト・セットは、クリスマスのソング集からでした。それは数年前にカナダのFM91の為に構成された合唱団とジャズ・ミュージシャンとのコラボからの曲でした。クリスマスの定番から、色々と織り交ぜた楽しいものです。Walking in the winter wonderland, Let it snow let it snow, White Christmas など良く知られたものから、語りの入った馴染みのないものまで。1時間の間10本の指は踊り続け、その歌声は幸せを運びました。これが91歳のアーティストから、湧き出るエネルギーとは信じがたいものがあります。Gene さん凄い!

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( 長い廊下の一部、一つ曲がり間違えると、迷子になりそう)

セカンド・セットは、ほんの短い休憩を挟んで、ポピュラーなスタンダード集、Let's Fall in Love からスタートしました、It Could Happen to You, Old Devil Moon, そして十八番の The Trolley Song は Judy Garland が映画の中で歌っていた軽快な一曲ですが、この曲はいつもアレンジして楽しく弾いておられるピースです。それ以降 Gene さんは全力投球というか、少し神がかったものさえ感じさせたのでした。

そのピアノ・タッチはまるで若者のように力強く、このセットはピアノ演奏で集中されていました。まったく語りも入らず、とにかく次から次へと曲が進行していきます。それが凄い、乗りに乗った演奏、スイング感がなんとも言えなく素晴らしい、華のあるスイングなんて、どう説明する?とにかく今夜の Gene さんから放出されるエネルギーの凄さは100%をこえているのでした。まだもうワン・セット残っているのに、私達は時間の都合でセカンド・セットで去る事になるのですが。流石に少し休憩の時にはお疲れのようでしたが、本当に今夜の演奏は凄い!としかいいようがないほど、熱いものでした。、この3時間のパフォーマンスをこなす Gene さんは、今でも毎日3時間の練習を欠かさないという、それは努力の成果だったのですね。

休憩時間にお願いして、お写真を撮らせて頂きました。Gene さんはいつも赤いネクタイをしてステージに立たれます。今夜はクリスマスだから赤いベストを着用、「赤いベストのハンサムな Gene さんを撮らせて下さい」、「これはもう長い間、着ているんだよ、サイズがまったく変わらないんだ」、「今夜のパフォーマンス凄く素敵でした」、「僕もとても楽しんだよ」そんな会話を楽しみながら、更けてゆく夜でした。

oldmill 500-2019
(ゆったりとしたウィングチェアーで、リッチな気分で聴くジャズも悪くないでしょ)

窓の外には、街灯にともされた雪が反射して綺麗なこと。降り積もる雪をみて、すっかり師走なんだと再確認でした。最近は、何処に行くにもバスや地下鉄を利用しているのですが、これが意外にも便利だったので、車で行く場合の方が面倒だったりして。これからの行動はこの交通機関がまん丸の強みになる予感がします。もう冬道の運転は怖いですから。

このライヴで、なんとばあ様のブログを読んで下さっているというご婦人Rさんと出会いました。なんだか少し恥ずかしいというか、仮面が剥がれた瞬間というのは、居心地が悪いモノですね(笑)。でもジャズを通してまた一人、お近づきになれた事に喜びを感じます。また何かのライヴでご一緒した時は、スムーズにお話できるといいなと思います。Rさん、宜しくお願い申し上げます。

それともう一人ご一緒した、日本からのサックス奏者のM.Uさんは、なんと私の大好きなベーシストの Neil Swainson ともよく共演しておられるそうで、拠点にしていたモントリオールからトロントに、最近移られたそうで、二月にはトロントでライヴがあると仰るので、この方の事はまたライヴ後に掲載したいと思います。偶然に聴いていた、カナダのヴォーカリストの盤に彼の名前を見つけて、へ~日本人のサックスが入っている、珍しいなぁと驚いていたのが、なんと彼だったという事で、世界の狭さを感じました。

久しぶりにご一緒できた、Mr.M氏、M子様、そしてS子ちゃんと同伴のサックス・プレーヤーM.Uさんとの楽しいライヴでした。こうして皆さんと素敵な時間をシェアー出来ることに幸せを感じます。来年もこういう時間を共有できる事を願って、今年が終わります。

来年からは、色々と書く事がありますね。これがキープ・アップできるとよいですが。新年からは、ぐうたら癖がつかないようにせねば。なんせリタイアー生活が本格的に始まりますからね。嬉しいような、怖いような、どうなりますやら。

oldmill sign tea garden 300-2019
Home Smith Barのページへ

今年、日本では色々な災害が重なり、大変な年でした。
被災された皆様が一日も早く、普通の生活に戻る事が出来ますように、心よりお祈り申し上げます。

そしてジャズ仲間さん達が、新しい年も健康で明るく、ジャズを楽しめますように。
良いお年をお迎えくださいませ!


Love,まん丸クミ

(この記事は12月19日に書き始めて、29日に書き終わりました、クリスマスの記事は来年になるかも・・・)

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