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2017-04

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Season's Greetings - 2017.01.05 Thu

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( photos by manmarukumi 2017 )

元旦は、静かで素晴らしく眩しい朝日の中で迎える事ができました。遠くにCNタワーがクリアーに見えるほどでした。今年も一年こういう穏やかな日が続く事を願って。

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( at mississauga city hall in 2016 )

31日はいつもの如く、市役所のお祭り広場のカウントダウンで賑やかに締めくくり。兎に角音響が半端でないので、テレビもまともに聞こえない、本も集中して読めないという状態ですから、これが終らないとどうにもならないというか。午後からかなり雨が降り、イヴェントは中止になるのではないかしらと思いきや、カウントダウンではこのような人だかりが、広場にはスケートに興じる人を含めて満員でした。でもこの賑やかさも慣れてしまうと、もしなければ寂しく感じるのかもしれませんね。

去年は、ほとんどブログを更新できないままに一年が過ぎてしまいました。クリスマスまでに更新してしまおうと思っていた最後のライヴ・リポートも書き終わらぬまま、この余裕のなさが情けないというか、何故こうなってしまったのだろうと考えていたら、やはり体力の衰えというか、自分の精神年齢と肉体は比例していないからと言う事に気が付きました。クリスマスの10日前にインフルエンザにかかってしまい、クリスマス・ディナーはキャンセル。あちゃ、よく考えると去年も肩の骨折でキャンセルだったな、やはり骨折から今一以前のような元気がないというか。少し臆病になっている自分を感じています、今年はまたヨガに戻って体調を整えねば。なんとかこのブラック・ホールから抜け出さねばなりませぬ。

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昨年の終わりは15年ほど参加したドラさん主催の「私のベスト3」にも参加できないほど、気分的にゆっくりとCDも聴けない状態で、なんと余裕のなかったことか。ただただ自分のタイム・マネージメントの下手さが理由なのです。これじゃダメじゃん!ですね。今年はもう少し賢い時間の使い方が出来きますように。

そしてコメントを下さった、お仲間の皆さまにもご返事をせずままで、本当に申し訳ありませんでした。ご心配をおかけしました。miyuki様、ヘビメタじじい様、鈴木様、そしてA.tomy様、何時も気にかけて頂いて本当にありがとうございます。更新していないにもかからわず、暖かいコメントを残して下さって感謝です。今年はこういう事がないように致します。コメントは反映されていませんが、ちゃんとメッセージは届いておりますので、これに懲りずに今年も宜しくお願い致します。

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( パールマンのコレクションの一部、彼のヴァイオリンが大好き)

さて今年の聴き初めは、古いクラシカルのレコードなどを引っ張りだして聴いていました。30代の中頃まではよくコンサート・ホールに定期的に通っており、クラシカルのコンサートを楽しんでいました。その頃集めた大好きな Itzhak Perlman とか Pinchas Zukerman などのレコードを久しぶりに聴いていると、その頃の事が明確に思い出されたりして、音楽と生活が密着していた事に驚かされます。

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(手あたり次第に好きなものをターンテーブルへ)

それから他のレコードも引っ張り出して、やはりこれは景気づけに必要だなって Earth Wind & Fire なんかもターンテーブルの上に乗っかったりします。去年は私達の年齢層の中で比重の重かった方々が多く亡くなられましたね、確かこのグループの一人もお亡くなりになったのではなかったかしら。David Bowie、Muhammad Ali とか最近では、George Michael まで意外な方が逝かれてしまいましたね。ジャズ界では Mose Allison やカナダの Paul Bley も、個人的には、私の子供時代に夢中になった Patty Duke という女優さんも、寂しいですがなんだか私達の時代が終わったような気がします。しかし時代は否応なしに変わってゆくものですね、新しい時代が新しい人々を、どんどん創り出して行く。どんな人々が次の時代を創造してゆくのか楽しみですね。

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(トロントのダウンタウンにあるショッピング・センター)

クリスマスの前に、トロントにあるショッピング・センターの飾りつけが素敵だったので、ブログにアップしようと思ってファイルに入れてそのままだったのですが、せっかくだから載せる事にしました。このクリスマス・ツリーが巨大なのです。地下2階から地上3階の高さで、緑と赤のライトがぎっちりと隙間なく飾られています。それとトナカイがあちこちに配置されているのですが、そのメタリックな輝きが派手でなくていいというか、大きさの割に、その存在が不自然に感じなかったのが、うまく計算されていると感心しました。でも日本のようにクリスマス・ソングが大きな音で流れている分けでもなく、商店の飾りつけも年々シンプルになっているように感じます。デパートメントのショーウィンドウの定例の人形を使用したクリスマス・シーンの飾りつけも無くなっていました。もうああいう古臭いものは受けなくなってしまったのでしょうか。

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(メタリックな大きなトナカイが見ものです)

そこには、やはり宗教的な事も関わっているのだと思います。最近ではクリスチャンの人口よりもイスラム教徒や、ノン・クリスチャンが多くなったせいか。昔のこの時期の挨拶で使われた " Merry Christmas" という言葉もあまり公共の場で聞かなくなりました。その変わりに "Happy Holiday" というような感じに、何の宗教にも関係なく誰にでも使える言葉に多様化しています。この40年間で色々な変化をひしひしと感じます。

今年も二日から仕事初めでした。こちらではお正月気分は味わえませんが、一応お餅もついて、小豆も煮て。御善哉や牡丹餅に変身です。今年はもう少しブログも更新できたらと思います。タイム・マネージメントが上手くできますように。

今日はこのトピックを書き始めてもう5日目、温度もマイナス7度(風速が加わってマイナス14度)に下がっています、皆さまもお風邪など召しませんように、お気を付け下さいな。

2017年が皆さまにとって健康で平和な年でありますように
今年も宜しくお願い申し上げます。


まん丸クミ

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昨年のクリスマスのテーマは赤
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Avishai Cohen Trio at Jane Mallett Theatre 6/30/2016 - 2016.08.19 Fri

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( photos by manmarukumi 2016 )

さてこの夏のジャズ・フェスティヴァルの二つ目は、Israel のベーシストである Avishai Cohen の率いるトリオの登場。ヴェニューは前回と同じく St. Lawrence Centre for the Arts でした。この会場、こじんまりしていてとても暖かい感じが気に入っています。何千人も入る大きな会場のステージで小さく見える彼らを聴くよりも、この位が落ち着いて聴けるような気がします、まあこれは個人的な見解だけど。もう大きな野外コンサートや、広場に設置されたステージを観覧(折り畳みの椅子は辛い)するのは疲れちゃって、ばあ様には無理だなって感じるようになりました。なので催し物が多々繰り広げられる、ばあ様の住処の近くにあるお祭り広場にも、めったに出かける事はありません。よぅは長時間の人ゴミ?(この単語は日本で今でも使っていいものか)に耐えられなくなったということなのですね。

さてAvishai Cohen というと、同名のトランぺッターがいますが、今回のアーティストは安定した人気で世界的に名前が上昇し続けているベーシストです。Jaco Pastorius に影響を受けてエレクトリック・ベースを始めたという彼ですが、Israel から22歳頃にニューヨークに移住しています。90年代の終わり頃から Chick Corea との関係であっと言う間に売れっ子に。今じゃ自分のグループを率いて世界中で演奏している次第です。

今回のトリオ・メンバーは:
Avishai Cohen - Acoustic Bass & Vocals 
Omri Mor - Piano
Danel Dor - Drums

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(初々しさがジャケットから感じられますね、2000頃の青い青年)

初めて彼を知ったのは素敵なジャケットの Colors (2000) という盤でしたが、この盤ではあまりベース自体にピンとくるものはなく、好きな Claudia Acuna というヴォーカリストが参加していたので期待していたのですが、自分の想像していたものとはちょっと違っていました。その後は興味も無くし聴く機会もなくなっていました。しかしジャズ雑誌を開くたびに彼の記事が掲載され、称賛され、どれほど彼が素晴らしいミュージシャンであるかを読む事になり、すでに15枚もアルバムを出しているのだから、今回はそれならやはり聴いておかねばという運びに。

今回のコンサートでは、主に2015年の From Darkness というアルバムからの曲を中心に演奏されました。ベーシストだけに留まらず作曲家、開拓者、バンドリーダー、シンガーと色々な分野で才能を発揮、ばあ様は彼のヴォーカルを今回初めて聴きましたが、なんと好みの声質、しかもヴォーカル・スタイルが感性にとてもあって大好きになりました。

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(今回のお席もステージから6列目で、アーティストがよく見えました)

ファースト・セットからジャンルにとらわれないワールド・ワイドな展開を繰り広げました。だいたい彼を一つのカテゴリーに入れてしまうのは不可能でしょう。ベースをまるで楽器ではなく、生物体(もちろん物体なのですが)のように扱って体の動きとベースが踊っているかのように、このベースはなんと105年モノの古いベースで、彼はこのベースを友、パートナーと呼び、どこに行く時も一緒さ!ステージでは一緒に踊りグルーブを感じ、彼のベースはまるで大きなハートをもった美しい女性の様だと公言しています。ベースがまるで肉体を持っているかのようで、彼の動きがたまにセクシュアルな状態に・・・

そして彼は特にトリオのピアニスト Omiri Mor を絶賛していました。やんちゃ坊主が欲しがった玩具を手に入れて愛しんでいるような具合で、はしゃいでいると言うか、彼に注いでいるアテンションが半端ではない事がヒシヒシと感じられるのでした。確かに Avishai のスタイルにピッタリと合うパワフルなパフォーマンスです。その若さがグイグイと開化するのを Avishai が導いているかのようにも捉えられます。美しい旋律のピアノ・ソロも余計な音がそぎ落とされて気持ちのよい演奏でした。

ドラムスの Daiel Dor も好感の持てる演奏で、心地よい細やかなブラシュ・ワークや、熱のこもったコントロール抜群の撥さばきも、トリオにぴたりとはまっていたと感じました。(ばあ様はあまり煩いドラムスが苦手なのです)しかし Avishai の彼に対する態度が今一不可解だったのは、最後の演奏が終わった後にお互いに労い、抱き合ったり、握手をする場面がありますね。ピアノの Dor には腕を伸ばして握手を求めたのに、腕を伸ばしているドラムスの彼には、一度腕をのばしたにもかかわらず、その手をひっこめて無視したのには?ドラムスの彼も出した手をどうしたものかと、思案してしまった様子。なんだか見てはいけないものを見てしまったような。最後もピアノの彼とはぴったりと肩を組んで御辞儀をしているのに、ドラムスの彼は横に立っているだけ、なんだか変な違和感を感じたというか、そういう印象を受けたのは私だけだったのだろうか。でもまあ演奏ではぴったりと息が合っているのだから問題はないのでしょう。

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しかし今夜のステージは、やはり Avishai が一番、俺様のステージなのだという気負いと、目一杯俺様のパワーを受け取ってくれという、強いメッセージを残して行きました。完全に彼を中心としたステージが構築されていました。三人が同等なトリオではなく、あくまでも Avishai の作品を作り上げる為のピアノとドラムスであるような感じを受けました。 中東風のリズムでは足が飛び跳ねベースも彼と一緒に踊ります、陶酔の世界はもう Avishai 色ではち切れんばかりです。最後の方では、皆が撥でリズムを刻みます。ドラムのソロから始まり、ベースを指でたたく音が太鼓になり、撥に持ち替えてそこらじゅうを打音の渦に、ピアノを離れた Mor までが、パーカッション風にトムトム、最後まで何が飛び出すか分からないぞ。全12曲、確かにステージ・プレゼンスは凄い迫力でした。

アンコールで、やっと彼のヴォーカルに出会えました。曲は、Nature Boy です。なんて素敵な声質でしょう。だみ声でもなく、少しハスキーだけど甘さも備えたそんな感じ。ベースの演奏とはまったく違ったアプローチというか、同じ人とは思えないこの繊細なヴォーカル。この時ばかりはヴォーカルに専念して、ベースは必要ないよっとマイクロフォンだけを持って歌っています。もう一曲のアンコールもヴォーカル、ピアノの伴奏でバラードを披露、こんなに素敵なヴォーカルは久しぶりです。「いやええわぁ~の世界!」

このパフォーマンスは凄い、CDジャケットの彼よりも二回り肉体的にも大きくなって中年パワーの全開ですね。あの初めて聴いた Colors からは想像も出来ませんでした。そりゃそうだよね、16年もたっているのですから。この夏は良いコンサートに恵まれてラッキーでした。お次、初秋の予定は意外なアーティストの登場、以前に悪体調の為ステージをキャンセルされたので、その分期待が膨らんでいます。

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(座り心地の良いバスに揺られて帰路につきます、今夜も満足!)

まだまだ暑い日々が続いておりますね。
どうぞ皆さまも体調に気を付けてられて、残暑をお過ごしくださいな。
ばあ様は子丸の猫守りをしています。たまに動物が周りにいるといいものですね。
部屋中がまた抜け毛一杯の状態になりますが、まっいいか。


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(このヴェニューはバス・ターミナルの傍。夜の一人歩きも大丈夫!)

Farewell Oliver Jones at Jane Mallett Theatre 6/28/2016 - 2016.07.13 Wed

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( photos by manmarukumi 2016 )

今年のトロント・ジャズ・フェスティヴァル( Toronto Jazz Festival )は、魅力的な出し物が満載でした。時間と財布の中身を考慮して考え抜いた末に手に入れたティケットは二枚。間違いない選択が出来たとばあ様は満足しておりますよ。

さてその二つのコンサートは、どちらも是非聴いておかねばと思っていたアーティストだった事です。今回ご紹介するのは、カナダのピアニスト Oliver Jones です。1934年モントリオール生まれというから、今年は82歳になられるという事で、すでにセミ・リタイアメントをされておられるので、この機会を逃したらもう聴けないかもしれないという危機感と、年齢を考慮したのも理由でした。カナダのジャズを語るにはなくてはならないピアノ・プレーヤー(この表現がしっくりきます) だと思います。

今夜のトリオは、ベース奏者の Eric Lagace とドラムスの Jim Doxas です。この若いドラマーは手持ちの盤を調べてみると多くの Oliver のCDに参加しているようです。メンバー紹介のおりには、トリオの Baby と呼んでいました。


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(日本ではあまり人気がないのかも知れませんが、私の好きなアルバムの数々)

そしてコンサートが開く前にステージに立ったのが、Oscar Peterson の愛娘の Celine ではありませんか、その彼女が特別にこのコンサートのオープニングを務めるという理由が、なんとこれが Oliver Jones のフェアウェル・トロント・コンサートになるからと言うではありませんか。Oscar と Oliver の深い関係は、彼らが幼少の頃から始まり、オリヴァー はオスカー の姉である Daisy に小さい頃からピアノを習っていたのでした。彼はモントリオールにある、St-Henri District というブラック・コミュニティーに住み、数件先に住んでいたオスカーのピアノ練習を毎日聴いて育ったそうです。 4歳の頃に初めてオスカーの演奏を教会で聴いて衝撃を受けたそうです。

そういう敬愛するオスカーに励まされ、とても恥ずかしがり屋で無口な少年が、ピアノの前では自由に自分を表現できる一人の青年になれた事を、感謝しているとオリヴァーは懐かしそうに話すのでした。自分がオスカーから受けた愛情溢れるサポートは多大なものだったと、そしてそういう自分も後輩を育てる事を忘れませんでした。若い貧しいミュージシャンの直面している厳しい現在の状況など、彼らが音楽の道を進めるように協力できればして欲しいと最後に訴えていました。

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(From TORONTOJAZZ.COM のページより)

さて今回の会場は、トロントのダウンタウンにある小劇場です。トロントのユニオン駅から徒歩5分という場所にある St. Lawrence Centre for the Arts という施設にある Jane Mallett Theatre でした。こじんまりとした半円形をしたステージで、ばあ様の座った席はなんとステージから4列目という近さ、しかも中央辺りだからトリオ全員の顔の表情がとてもよく見えました。しかもオリヴァーがお話をしている時は、まるで私の方を見て話しかけているような角度だったので、ばあ様は大満足です。偶然に最後のコンサートをこの距離で聴けるとはなんと幸せな事か。

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( photo from Jane Mallett Theatre home page 2016 )

さて一曲目は、美しいヴァースから入りました。Falling Love With Love という曲はきっと彼のお気に入りなのだと思います。彼のアルバムの中にも入っているから、きっとそうなのでしょう。ピアノ・トリオの良さを凝縮したような演奏で安心感が一挙にホールを包んでしまいました。二曲目はクラシカルのピースで始まりました、美しいイントロはベースの優しい弓使いで暖かい音色を放っています。それぞれのソロ・パートを十分に取ったトリオ演奏はいいものですね。3曲目は、Georgia On My Mind この曲が選択されるとは意外でした、あまり彼のスタイルでこういうタイプの曲を聴いた事がなかったから。4曲目は、ドラムスのソロがフィチャーされたカリプソのリズムを押し出したオリジナル曲、彼のルーツを取り入れた一曲ね。5曲目は、オスカーの作品、オスカーがもっとも気にいっていた When Summer Comes、これは本当に美しい小曲なのね、ピアノの旋律から空の色や、そこにある空気感や、景色を感じ取れるなんて、音楽とはなんと素敵なものでしょう。

次の曲もオスカーの Why Think About Tomorrow? 彼の事を語る時のオリヴァーは、もう感情が抑えきれない様子です。引退を目前にして感無量という感じなのでしょう。もうコンサートもツアーもしないけど、ピアノを弾かない分けじゃないからと、でも腰が痛くって長く座ってられないよ、とギヴ・アップのジェスチャーでお茶目な笑顔を忘れません。

しかも今夜は、普段僕のコンサートにはめったに現れない親戚の連中がきてるじゃないか、と観客席の方を指をさすオリヴァー。コンサートの始まる前に、ホールで少し煩い女性のグループが目立っていたのですが、それが実は彼の親戚であったのには、なるほどね。姪達だという事で、きっと叔父様の最後のコンサートをお祝いしていたのでしょう。その他には、彼が過去に演奏した今はもう存在しない、トロントにあったモントリオール・ビストロという名の知れたジャズ・ヴェニューの元オーナー夫妻が会場に、オリヴァーは目ざとく彼らを探しだし、感謝の気持ちを表していました。今夜は彼にとって特別なコンサートになった事は間違いないでしょう。

コンサートも終わりに近づいて、彼が一番好きだという Gershwin の作品をメドレーで。まずは Cheek to Cheek です、嗚呼 Fred Astaire の踊っている様子が浮かびますね。そして少しドラマティックに Rhapsody In Blue、 もう数曲 Gershwin が続いて最後の演奏はやはり Hyme to Freedom がきました。この曲は、色々な国、人種、社会的、政治的な苦境にたたされている多くの人々の為だけではなく、毎日を普通に生きる私達の為にもある曲だと思います。コンサートの締めくくりに、この曲が選ばれる場合が多々ある事がうなずけます。オリヴァーの最後のコンサートはスタンディング・オベーション、拍手はなりやまず、会場は暖かい雰囲気で包まれていました。

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( 前から4列目の中央席からのステージはこんな感じ、顔の表情までよく見えました)

さてオリヴァーさん、Officer of Order of Canada (カナダの文化勲章みたいなもの、長年の功績を称えて贈られる)はもちろんのこと、2005年にはカナダでも最高にあたる Governor General's Performing Arts Award も受賞されています。生まれ故郷のケベック州からは、The National Order of Quebec の Chevalier (Knight) ナイトの称号も受けられました。

ジャズの方では、Juno Award, Felix Award, National Jazz Award Keyboardist of the year など多くの賞を受賞されています。その功績から Montreal International Jazz Festival からは、カナダのジャズの発展に貢献した音楽的才能を持った演奏者として、 Oscar Peterson から第二番目のアーティストして認識されました。でもオリヴァーさん、とても謙虚で優しいのです。1989年に制作された Oliver Jones in Africa というドキュメンタリー映画を観て私は彼に興味を持ったのかもしれません。音楽のルーツを辿るアフリカの旅をするオリヴァーと数人のミュージシャン、そこには Dave Young さんも参加されていました。ジャズに限らずちょっとしたところから、人やモノや場所に興味をもって掘り下げたくなるのは楽しい事ですね。

さてアンコールはソロ・ピアノで、何の曲だったか思い出せません。その後もなりやまぬ拍手、今度はトリオで意外なマイナーなブルース。オリヴァーは少し疲れた様子、きっと腰も痛いのでしょう。もう時間切れだ、ロビーでサイン会があるからここらで御しまいだよと、ステージの裾へ。今回は本当にラッキーな事に、彼の最後のコンサートを聴く事が出来てばあ様は幸せな気分で家路に着いたのでした。

コンサート・ホールはダウンタウンだったので、今回はバスを使用しました。コンドのすぐ近くのバス停から飛び乗ると、一本線でコンサート・ホールから数分のバス・ターミナルに到着します。これなら夜遅くても安心、帰路バス停に駆け込むとうまい具合に私の乗るバスが待っていました。このバスは普通の市バスではなく、長距離用のとても座り心地の良いシートなのです。ゆっくりと夜景を見ながら家路につくのもいいものです、頭の中では、Falling Love With Love のメロディーが繰り返し夜景と重なって動きます。

最近夜の運転がとても億劫になってきました。しかもほとんどのコンサートが仕事が終わってからのラッシュ・アワーに引っかかるのが最悪です、なのでヴェニューを選ぶ場合もかなり交通の便を考慮して決めねばなりませんでした。リタイアーしたら車の生活ともさよならしようと計画しているので、これも交通機関を使う良い練習ですね。シンプルな生活を目指して、少しづつ目標に近づけるといいな。

もうひとつ、オリヴァーさんは切手にもなっているのですね。なんだかとてもレトロなデザインですね。これだけ有名なカナダのピアノ・プレーヤーですが、日本ではあまり人気はなかったのかも知れませんが、カナダではとても愛されているミュージシャンのお一人です。

オリヴァーさん、ありがとう!お元気でね。

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(オリヴァー・ジョンズの切手)

Terence Blanchard's A Tale of God's Will (Requiem for Katrina) at The Royal Concervatory 4/2/2016  - 2016.04.15 Fri

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( photo from The Royal Conservatory program 2016 ) Terence Blanchard

なんと今週に入って冬に逆戻り(これを書き始めたのが4月2日です)、体感温度はマイナス15度に下がり、雪まで降る始末です。しかしばあ様の心の中は、熱いトランペットの音色と素晴らしいクインテットの演奏でホカホカなのでありました。今年に入って二回目のライヴ。去年買っておいたティケット、待ちに待ったトランぺッターの Terence Blanchard です。

80年代の Lionel Hampton や Art Blakey and the Jazz Messengers で御存知の方も多いと思いますが、私の場合は、まったくその後からの活躍で彼のファンになりました。(何故かばあ様は Art Blakey が苦手なのであります) 兎に角 Blanchard のエコーを効かせたウィーン、ウィーンという、クネクネした唸るようなサウンドに一時期どっぷりと嵌まっていたのでした。

さてこの A Requiem for Katrina (レクイエム)は、映画監督の Spike Lee の "When the Levees Broke: A Requiem in Four Acts" という10年前のハリケーン・カテリーナによる大惨事による被害を映像化したドキュメンタリーのサウンドトラックです。これを作曲したのが、Terence Blanchard とそのクインテットのメンバーでした。(今回のコンサートのメンバーは異なりますが、 ピアニストだけはオリジナル・メンバーの Aaron Parks でした)

10年前のハリケーンの様子は、こちらのニュースでもよく話題になっていました。それはショッキングな映像で、 今回の日本の東日本大震災を思わせるような状態なのでした。しかしあのアメリカという大国は、あれだけ資源があり、世界の何処かで災害があれば、どんなに遠くの国であれ、即駆けつけるのに、自国で助けを求めている人々には、どうなっているのという疑問を残す結果を招いていました。そこには醜いポリテックスがあった、被害にあった方々の怒りや悲しみ、そういう切ないものがこれらの曲には含まれています。今回のコンサヴァトリーでのコンサートは、「ハリケーン・カテリーナの為の鎮魂曲」。

今回のクインテットのメンバーは:
Terence Blanchard - trumpet
Khari Lee - saxophone
Aaron Parks - piano
Tabari Lake - bass
Justin Faulkner - drums

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(今回は、初めて最上階のお席に座りました。あまりに高い場所で少し怖ったです)

Blanchard は、すでに50以上の映画、テレビ音楽を手掛けており、ばあ様の持ち盤では、同じく Spike Lee 監督の "Malcolm X" などが内容も充実しており、お気にりの一枚です。Denzel Washington が好演していたのが新鮮でした。その他にも彼のアレンジによる "Jazz in Film" という盤もお気に入りです。(この盤には嬉しい事に、Joe Henderson, Donald Harrison, Steve Turre, Kenny Kirkland, Reginald Veal, Carl Allen などが参加)" A Tale of God's Will" はサウンドトラックと言うだけでなく、一つの独立した作品として聴いても素晴らしいと思います。

今回のレクイエムは彼にとって特別なものでした。それは Blanchard がニューオーリンズ生まれというだけでなく、彼がこのハリケーンで多くの友を失い、生まれ故郷が破壊された後に、政府の援助の手が、地域的な(アフリカン・アメリカンの人口が多い地区であった)、政治的な、色々な要素を含んだ複雑な状態に絡んだ故に即救助が届く事がなく、アメリカという国に失望し、また疑問を抱き、その怒りや絶望、どん底からの希望などを含んだ、メッセージが含まれたレクイエムを創作したそうです。観客が演奏から怒りだけを感じるのは避けたかったとも言っていました。ステージに立つ彼はそういうメッセージを伝える為にも、演奏の合間に経験した話を織り交ぜてざっくばらんに観客と向かいあいました。「大国と言われているアメリカは果たして本当にグレートな国なのか、俺にはそれが疑問だよ」と時にはフォー・レター・ワードを使って厳しい意見をぶちまけていました。

現在東日本の復興が遅れているように、彼の故郷ニューオーリンズの特定の地域も完全に復興したとは言えないそうです。そして彼らの経験した事は、アメリカでは起こってはならない事だとも言っていました。災害にあった人々は一つの収容所のような処に動物のように集められ、家族も場合によってバラバラにされ、その為に親の死に目にも会えなかった友人がいたそうです。(まるで戦時中の日系人に起こった悲劇が頭に浮かびました) 話を聞いていると胸が一杯になって涙が堪え切れなくなりました。そして地域の人々が自分達の力で自分達を救わねばならないと強く感じたのだそうです。そしてこのプロジェクトがスタートしました。

この"A Tale of God's Will" のCDの収益はこのハリケーンで被害に遭われた人々に使われるという事でした。そして今でもこうしてこの悲劇を目撃した人々の為にも、道徳的観点からも多くの人々に語り継がれなければならないと、活動を続けていくという事でした。国の政策に失望して信頼をなくした国民のやるせない行き所のない嘆きを表現したということなのでしょうか。でもその気持ちは少しわかるような気がしました。次期選挙のお祭り騒ぎのアメリカ。ドナルド・トランプが大統領になったら、なんて想像しただけでも寒気が走ります(人種差別の暴言を吐いたり、不可解な発言を多発)。それにも関わらずあんなに彼の支持者が多いなんて信じられないですものね、不可解なアメリカの政治、社会です。でもそれも現実のグレート・アメリカの一部なのかもしれません。

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Terence Blanchard のホームページ

Terence Blanchard – Trumpet
Aaron Parks – Piano
Brice Winston – Tenor and Soprano Saxophones
Derrick Hodge – Acoustic and Electric Basses
Kendrick Scott – Drums, Percussion
Zach Harmon – Tabla drums
Northwest Sinfonia, 40-member string orchestra: Conducted by Terence Blanchard

Track Song Title Composer Time
1. Ghost of Congo Square (Blanchard, Hodge, Scott) 3:01
2. Levees (Blanchard) 8:07
3. Wading Through Blanchard 6:27
4. Ashé (Parks) 8:18
5. In Time of Need (Winston) 7:53
6. Ghost of Betsy (Blanchard) 1:58
7. The Water (Blanchard) 4:07
8. Mantra Intro (Scott) 3:22
9. Mantra (Scott) 9:49
10. Over There (Hodge) 7:43
11. Ghost of 1927 (Blanchard) 1:38
12. Funeral Dirge (Blanchard) 5:51
13. Dear Mom (Blanchard) 3:39

さてコンサートの始まりは、ドラムのビートでスタート。このニューオーリンズという地域の歴史から始まります。"Congo Square" というタイトルは、今では地域の人々の集まる場所、物語は奴隷制のひかれた同じ場所から始まらなければなりませんでした。ハリケーン・カテリーナの進行したルートが、なんと皮肉な事に奴隷船がたどった海路とまったく同じだったのだそうです。

ドラムのリズムから次第にトランペットの哀愁帯びたサウンドが加わり、ピアノが後を追いながら少しメランコリーな雰囲気を漂わせて物語は進んでいきます。もうかなり以前に観たドキュメンタリーなので明細が思い出せません。でもこの曲を聴いているだけで、なんだか神聖な場所に立ったような錯覚に陥ります。物語全体を覆う雰囲気は一環して暗い空気が漂ってはいるものの、それから生まれる小さな息吹みたいなものも感じられて、ネガティブなイメージばかりではありません。

ピアニストの Aaron Parks の曲は美しく、気持ちが洗われるようなが透明感あり、このクインテットに必要とされる分けが、なるほどと理解できるのでした。この方も長い間聴きたいと思っていたピアニストだったので、この日はとても期待感もあって、少し興奮していたかもしれません。

Blanchard は、メンバーを紹介する時には、ヒューモアーをたっぷりと入れて楽しく進めていきました。彼が初めて Aaron Parks に出会ったのは、彼がまだ15歳の少年であった頃だそうです。そして改めて Kenny Barron に紹介されてクインテットのメンバーになったのがなんと18歳というのだから驚きです。そして今じゃ、そのツルツルだった顔に、ゴワゴワしたヒゲなんか生えているんだぜ、時が過ぎるのは早いもんだと、愛情を込めて Aaron を見つめる眼。なんだか暖かいものを感じました。

そしてベースの Tabari Lake は、彼が Berkeley で教鞭をとっていた時の教え子だったそうです。その腕の凄さはぴか一、ベース・ギターに持ち替えて少し長めのソロでそのテクニックを披露目。最強の5人ですね。

ドラムスの Justin Faulkner は、Blanchard が完全に信頼を置いているドラマーだそうな。その器量はジャンルを問わず、素晴らしい技術の持ち主で、今回のような繊細なパフォーマンスのような場合には、その輪の中に静かな重要性を見出し、ある日のメタル・ロックで、汗タラタラでイケイケ状態の彼を目撃した時は驚いたぜと、そのカメレオンのような正体に同じ人とは思えない凄さがあったとコメントしていました。

サックスの Khari Lee は、少し年配のアーティストで、Blanchard の娘の先生だという事もありますが、それでも娘には良い点をやってくれなきゃ困るぜっと、冗談交じりでご紹介。Blanchard に寄り添っている女房のような優しい演奏というか、フォローしているその姿勢がしっくりと言うか、礼儀正しい(きちっとしたスーツ姿に、お辞儀の所作に)その姿はなんだか、ジャズ・マンの鏡みたいな印象を受けたのは私だけではないだろう。いや~今夜のコンサートは本当に素晴らしかったな。満足のばあ様であった。

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(雪の後は、どんよりした空、トロントの4月はまだ寒かった)

それから彼は、トロントの天候の事も言わずにはおれなかった。その日は朝から雪が降り始め、午後には少し雪も積もっていた。彼はそれがとてもショックであったらしく、「今日は4月2日だぜ、外を見ると雪が降ってるじゃないか、雪だぜ、雪!俺はねニューオーリンズから来たんだ、信じられないよ。だから即ヴィデオにとって家族に送ってやったんだ、そしたら子供達からは、池のほとりでリラックスしている映像を送ってきたじゃないか。(笑)まったくトロントは凄い処だね!」、彼だけでなく私達だってこの雪にはまいりました。

さて、アンコールは彼のトランペットとピアノの Aaron Parks のデュオでした。スタンダートの曲でしたが、何ていうタイトルだったか思い出せません。曲の終わりに近づいてくると、演奏はゴスペルに変化していました。確か Amazing Grace の讃美歌だと思いますが、最後にはアメリカでもっとも愛されている唱歌で締めくくられていました。そしてある意味で(詩の背景にあるもの)、この曲が一番幕引きに相応しいものだったかもしれません。

久しぶりのコンサートで気分転換が出来ました。最近はお仕事とリハビリと家族の用事で自分の為の精神的なケアーを怠っていたような気がします。やはり好きな何かを定期的に入れて生活しないとダメだなって事を痛感しました。

ブログの更新もなかなか出来ませんでしたが、これは出来なければ無理にしないというスタンスでいるのでプレッシャーは無いのですが。やはり書きたい事が山ほどあるのでそれが出来ないというのに憤りを感じます。更新が少ないと訪問して下さる方も段々少なくなって、最後にはきっと忘れ去られてしまうのだろうけど、それもまた仕方がない事かと思えます。

まったく更新がないにも関わらず、時たまコメントを下さり、ばあ様の様子を尋ねて下さる、ジャズ友様達には感謝です。本当に有難うございます。この数カ月間、お返事できないままで本当に申し訳ありませんでした。

まあとにかくゆっくり、のっそりと続けていきましょう。
自己満足の発信源なんだから。


showwindow400-4-2-2016.jpg
(夜のブロアー・ストリートには、目を奪われる赤があった)

ばあ様の、靴フェチというか、靴が大好き。
夜のショーウィンドーにひと際冴えわたるこのチャイニーズ・レッド!
こんなスニーカーを履いて街を闊歩したいものです。
なんていいながら、持っている靴はほとんど黒という始末。
いつか靴の話題も取り上げてみたいと思っています。
「黒の極み」というタイトルで。

My Best 3 in 2015 - 2015.12.31 Thu

おはようございます、こちらは31日の朝です。先日は本格的に雪が降り、すっかり冬景色になりましたが、今日は2度と暖かく、広大な空はどんよりと曇に覆われています。今年は、なんと慌ただしい年だった事でしょう。良い事も悪い事も含め色々な事がありました、最後は大怪我をして大変でしたが、今は全てが丸く落ち着きそうです。

静養している間は、色々な事を考える時間を得て、それなりに有意義な時間を過ごす事ができたと思います。その間、子丸の猫さんである Coda の存在にも癒されました。痛い目に遭いましたが人生には無駄な経験などないのですね、つくづくそう思う事が出来たのでした。そして2016年は、心新たに気持ちよく新しい年を迎える事が出来そうです。

さて今年の「私のベスト3」、後期は時間があったにも関わらずあまりじっくり聴く機会がありませんでしたが。それでも最近元気を与えてくれた盤と、再発見の盤と、新譜を選んでみました。

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Forever - Chick Corea/Stanley Clarke/Lenny White (2011)

二枚組です、最強のトリオに選曲も楽しく、とても気持ちを持ち上げてくれた盤です。やはり Chick はChick なんですね。Trilogy (2014) の三枚組もよかたけれど、これはなんだか文句なしに、気持ちがうわ~っと軽くなった気がします。まあトリオのメンバーの色もかなり違うのでそれは明確でしょうが、今のばあ様の心を明るくしてくれた盤ですね。


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Ballads - Stanley Turrentine, McCoy Tyner, Major Holley, Paul Chambers, Tommy Turrentine, George Benson, Tommy Flanagan, Gene Harris, Horace Parlan (1993)

どの曲をとっても、彼のサウンドは素晴らしいなと思います。God Bless The Child が最高にいい、Shirly Scott のオルガンがなんともいい感じで、サックスにまつわりついています。それに大好きな A Child Is Born も入っているのが嬉しい。タイトルのとうり素敵なバラードの贈り物


oscarwithlove 355-2015

Oscar with Love - Monty Alexander, Lance Anderson, Kenny Barron, Robi Botos, Bill Charlap, Gerald Clayton, Chick Corea, Benny Green, Hiromi, Oliver Jones, Justin Kauflin, Michel Legrand, Ramsey Lewis, Audrey Morris, Makoto Ozone, Renee Rosnes, Dave Young (2015)

オスカー・ピータソンのトリビュート新譜、こんなに多くのアーティストが彼の未発表の曲や、彼の為に作曲された曲だけを集めて制作された三枚組。ほとんどがソロ・ピアノです、静かな夜に温かい珈琲でも飲みながらゆっくりした時間を持つのに最適の盤。こんなに多くの素晴らしくロマンティックな曲を集めた稀な企画だと思います。愛が一杯感じられる作品。

もうすでにドラさんの掲示板「私のベスト3」に参加して参りました。今年もジャズ仲間さんが、どんな盤を選択しておられるか楽しみですね。毎年の事ですが、個性の光る選択で、あっと言わせておられます。皆さまも機会があれば是非気軽にご参加下さな。

今年も、世界中で胸が痛くなる無残なテロや災害が起こりました。年の終わりに無事に生きてこれた事を感謝せずにはおれません。考える処あり、このブログでは政治、経済、世論は掲載しない事に決めています。しかし平和を願う気持ちは強く、またそれを達成するのはいたって困難な現状である事も理解していますが。 2016年が、一人でも多くの方々がその現状から解放される事を祈って、ここで年末のご挨拶をさせて頂きます。たった月一というスロー更新にもかかわらず、このブログに訪問して下さったジャズ仲間の皆さま、今年もお付き合い下さり、本当にありがとうございました。


coda3-2015blog.jpg
(とても美人な猫さん、Coda は癒しの相棒2015年)

来年もまた宜しくお願いいたします。
皆さまの新年が平和で健康でありますように。


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