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2020-07

Evening with Bach and Brad Mehldau 5/26/2016 - 2020.01.24 Fri

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( photos by manmarukumi 2016 )

昨夜から降り続いていた雪が、夜更けに入りやっと止む気配がしてきました。長い間お世話になった愛車を、一昨日手放したところだったのでタイミングが良かったと、激しく降る雪を眺めながら、事故もなく無事に使い終えた事に感無量でした。日本で頻繁に起こっている年配の方が関わっている、信じられない事故の数々をニュースで知り、丁度よい時期に運転をギヴ・アップ出来たと思います。

さてリタイアー後に整理したいと思っている音源の数々、あまりに多すぎて何から手をつけてよいのやら。そしてリストを作るにはどういう風にするのが一番合理的なのか、そういう課題が一杯あり、ジャズ仲間さん達がどういうリストの作り方をされているのか、興味深々なのです。

今のところは、アーティストの名前をA~Z順に並べて箱に収めているのですが、その外にもマシュマロ盤とか、ピアノ・トリオ、サックス、ヴォーカルとか、ラテン、カナディアン・アーティスト群とかブリティッシュ盤など、大雑把に平箱に収納されている為、聴きたいモノを探すのに一苦労している次第です。そんな感じで気の遠くなりそうな作業になりそうです。

まず第一に持盤を聴きなおし、聴く気のしない盤を排除していく作業をせねばなりません。少し身軽にしておかねばという気持ちが湧いているので、この作業が一番大変かも。本当に好きなモノだけを残していきたいと思います。これは書物にも同じ事が当てはまりますが、いや身の回り全てかも。

今回はまず大好きな Brad Mehldau から、始める事にしました。ブログのファイルには三年前に書き始めたコンサートの記事がそのままになっており、やはりこれを終わらせねばと、去年私のベスト3に選んだ一枚が彼の作品だったので、そこから始める事にしましょう。

brad mehldau finding 250 2019
brad mehldau ‎– Finding Gabriel 2019

ベスト3に選んだ盤の感想は:色々な分野に挑戦し続けている戦士、そんなタイトルを付けたくなる mehldau さんですが、この宗教色が強くて、ちょっと不可解な内容は、聴けば聴くほど、好きになっていくのでした。 ヴォーカルには以外な人選があったりして驚き。じっくりと聴いて、理解していくのが必要な盤なのかもしれません。聴きこむほどに色々な事が見えてくる、深い哲学的な盤。

Becca Stevens: voice
Gabriel Kahane: voice
Ambrose Akinmusire: trumpet, solo
Michael Thomas: flute, alto sax
Charles Pillow: soprano sax, alto sax, bass clarinet
Joel Frahm: tenor sax
Chris Cheek: tenor sax, baritone sax
Brad Mehldau: OB-6 Polyphonic synthesizer, Therevox, Moog Little Phatty synthesizer, Steinway C grand piano, voice
Mark Guiliana: drums

1 The Garden
2 Born To Trouble
3 Striving After Wind
4 O Ephraim
5 St. Mark Is Howling In The City Of Night
6 The Prophet Is A Fool
7 Make It All Go Away
8 Deep Water
9 Proverb Of Ashes
10 Finding Gabriel

そんな感想でしたが、本当に色々な顔を見せてくれる彼のパフォーマンスは、私をがっかりさせた事がありません。でも私の好みではないなと感じたモノも幾つかありますが、それは私のリストには載せていません、それはやはり他の分野の方とのコラボだったりしたもので、好意的な感想でなければ書かなくてよいと思っているので、自分の好きなモノだけ記録していけばよいと思っています。そう、独断と偏見でいいじゃないか!がモットーでした。なので他人からすると、こんな盤を選んでいるのっていうものでも、自分が好きならそれで良しです!でも Finding Gabriel は予想以上に自分的には琴線にはまった作品だったので満足です。

これからじっくりと聴きなおしたい Mehldau の音源のリスト:

the ART of the TRIO volume one (1997)
the ART of the TRIO volume tow Live at the Village Vanguard (1998)
the ART of the TRIO volume three SONGS (1998)
the Art of the TRIO 4 at the Vanguard (1999)
Elegiac Cycle - vita brevis ars longa (1999)
Places (2000)
Progression - Art of the Trio, volume 5 (2001)
LARGO (2002)
Anything Goes (2004)
Live in Tokyo (2004)
Day Is Done (2005)
Love Sublime (2006)
METHENY MEHLDAU (2006)
Marian McPartland's Piano Jazz with Guest Brad Mehldau (2007)
METHENY MEHLDAU QUARTET (2007)
Brad Mehldau Trio - Live disc 1 & 2 (2008)
Highway Rider disc 1 & 2 (2010)
Lee Konitz, Brad Mehldau, Charlie Haden, Paul Motian - Live at Birdland (2011)
Chris Thile & Brad Mehldau (2017)

chris thile brad mehldau 250 2019
Chris Thile & Brad Mehldau 2017

(ちょっと意外だったマンドリンとの組み合わせ、ヴォーカルまで披露しちゃって、少し目を離していると何処に行ってしまったのか分からなくなる Mehldau さんですが、彼の取り組みは本当に予想ができなくて楽しいというか、次は何が飛び出してくるのか怖いような気もします。)

Charlie Haden & Brad Mehldau - Long Ago and Far Away (2018)
Seymour Reads the Constitution! (2018)
Finding Gabriel (2019)

リズム・セクションとしては、手持でこれだけありました。

The Water Is Wide - Charles Lloyd (2000)
Hyperion With Higgins - Charles Lloyd (2001)
American Dreams - Charlie haden with Micheale Brecker (2002)
Walking Shadows - Joshua Redman (2012)


さて三年前のブログは、彼がカナダの The Royal Conseratory of Music/Koerner Hall や Carnegie Hall, The Dublin National Concert Hall そして Wigmore Hall から、21世紀における世界で最も革新的なミュージシャンの一人として、委託を受け創作された Johann Sebastian Bach の世界を新鮮な音やアイデアで表現するというモノでした。

その世界は、Mehldau が持つ素晴らしい技術と、想像性と現代と過去の融合というか、彼のソロ・アーティストとしての誇りとか、そういう全てのモノをこれらの作品を通して、披露できる喜びみたいなオーラを、このコンサートで観客は感じたに違いないパフォーマンスでした。

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(Koerner Hall in Toronto 5/26/2016)

ステージの写真は、ばあ様の座席から写したものです。ステージの上部にあるバルコニー席では、彼の指の動きや顔の表情まで良く見える席なのです。しかもこれがとても安いお席なので驚きでしょ。舞台の前列はとても高い席ですが、ばあ様は何時もステージに近いバルコニーの端とかを選びます。そうするとステージ全体も見えるし、アーティストの表情とか、本当に良く見えるのです。そして座席は見たい楽器によっても変わるし、ソロの演奏なら、その楽器がどの辺に配置されるかとか、考えながら席を選ぶ事にしています。

このコンサートはソロだし、ピアノはこっち向きだし、この辺りが一番いいかなという感じで、ティケットが発売されたら即予約を入れるという感じです。安くて良いお席は直ぐに完売してしまうので。しかしたまにポツリと一席だけ、良い場所が残っていたりするので、一人というのも便利な時があるものです。しかも音響環境はどこに座っても、あまり変化がないという設計がされているホールなのです。

コンサートは、いつものジャズ・コンサートやライヴとは違い、とても静かな物音ひとつせぬ静寂な空気の中から始まりました。まずはじめに Bach の Prelude No.3 C-sharp Majorr, BWV 848, from The Well-Tempered Clavier, Book 1 から、楽譜どうりに進行していきます。観客は静けさの中に広がる一音々に息を呑み込み、集中している演奏者に吸い込まれていきます。その後は Bach のオリジナルから生まれた mehldau の After Bach 1: Rondo が続きます、彼独特の世界観が作品の中に存在するのを、彼のファンであれば確かめる事ができるでしょう。正に mehldau の世界!交互に行きかう過去と現在に、何か今までにない mehldau の素晴らしさ、美しさを見せつけられた気がしました。

Program
Johann Sebastian Bach: Prelude No.3 C-sharp Major, BWV 848,
from The Well-Tempered Clavier, Book 1

Brad Mehldau: Three Pieces After Bach (Canadian premiere)
After Bach 1: Rondo
After Bach: Rondo (←ユーチューブで見つけました、お時間があればどうぞ。)

Johann Sebastian Bach: Fugue No. 16 in G Minor, BWV 885,
from The Well-Tempered Clavier, Book 2

Brad Mehldau: Three Pieces After Bach (Canadian premiee)
After Bach 2: Ostinato

Improvisation on Bach 1
Two additional pieces to be announced from the stage

INTERMISSION

Johann Sebastian Bach: Prelude No. 6 in D Mior, BWV 851
from The Well-Tempered Clavier, Book 1

Brad Mehldau: Three Pieces After Bach (Canadian premiere)
After Bach 3: Toccata

improvisation on Bach 2
Tow additional pieces to be announced from the stage


そして最後に、演奏されたピースは!!
なんとビートルズの And I Love Her (←ここをクリック)なのでした。ユーチューブでその時の演奏がアップされているのを発見したので、リンクを張っておきますので、お時間があればどうぞ。ビートルズでこの緊張感、なんとも言えない幸福感を味わったのでした。ばあ様はこの時ステージのバルコニーに居たのだという、今でもこの臨場感というかそういう感じが、この映像を観て体の中を駆け巡るのでした。ふぅ、やっと書き終えた。これから少しづつ書きかけのブログのファイルに、手を加えてアップしていこうと思います。どうなりますやら。


↓の記事は初めて2012年に生の mehldau を聴いた時のリポートです。かなり熱く語っているので、自分でも恥ずかしくなりますが、何に対しても、またこれくらいに熱くなれたらいいなと思います。
Brad Mehldau & Joshua Redman Duo



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(デザインは私の趣味ではないが、なんと新鮮で素敵な色だこと!)

Gene DiNove at Home Smith Bar 12/3/2019 - 2019.12.30 Mon

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( Old Mill Inn Toronto photos by manmarukumi 2019)

今日はマイナス16度、夜は22度まで下がるとラジオで放送している。所謂 extreme cold weather alert という注意報が出ていました。(19日現在)数日続くであろう厳しい寒波。クリスマス・ショッピングも完了したので、後は七面鳥やクリスマス・ディナーの用意が残るのみ。それは来週に回すとして、今日から少しづつクリスマスの為のベーキングを始めねば。部屋の飾り付けは、小さなコンドには、大きなツリーも飾りも必要なくなりましたから。ほんの気持ち程度に、小丸のおもちゃのクリスマス・ツリーを飾ってみました。それだけで部屋の中がほんわかと暖かく感じられます。

さて忘れないうちに引退ジャズ第二弾を認めておきましょう。こんなに早く更新できたなんて!自分でも信じられない異常事態ですね。(笑)今回の場所は、トロントでも歴史的に由緒のある英国式チューダー建築の、The Old Mill Inn というホテルの一部にある Home Smith Bar でのソロ・ライヴでした。ミュージシャンは私の大好きなピアニストの Gene DiNovi さんです。

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オールドミルの歴史←はここをクリック

まずはこの素敵な空間のご紹介から始めねばなりません。The Old Mill Inn は1800年代の中期に、製材所として建てらたビルディングでしたが火災などにより消滅し、その廃墟に残されたオリジナルを改修し、少しづつ建物が加えられて出来上がった建築群です。所有者も何度もそのつどに変わり、1914年に Robert Home Smith がまずオリジナルのオールド・ミル・ティー・ガーデンをオープンしました。

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( from Old Mill Toronto History Page, circa 1928 )

写真でもお分かりのように庭にセットされたテーブルでエレガントな淑女や紳士がアフタヌーン・ティーなどをされておられたのでしょう。彼のモットーは "A LITTLE BIT OF ENGLAND FAR FROM ENGLAND"(英国から遠く離れた、ほんの少しの英国) というものでした。そこに行けばまるで英国にいるような雰囲気が味わえると、細部までチューダー建築にこだわりました。その後ダンス・ホールやディナーの出来る宴会場なども徐々に加えられ繁栄しました。

しかし1973年頃には、老朽化したオールド・ミルは解体の危機を免れて、多大な改修プロジェクトにより、古い部分は復元され、そして新しい装飾によってウエディング・チャペルなども増築されました。しかも1986年には再建設により、16室にもなるダンスのできるなるホールとか宴会場などが追加されました。今ではトロントで一番高額な結婚式場と言われるオールド・ミルです。

1991年にはまたまた再改修と増築が始まり、2001年には豪華な57部屋のホテル・ルームやスパ、それに Rober Home Smith に捧げた英国スタイルの Home Smith Bar が完了しました。ここではとても素敵なゆったりと時間が過ぎる空間でジャズを楽しむ事ができます。何十年に亘って増加されてきた建築物なので、込み入った廊下がまるで迷路にように続いています。夜中に一人で歩くと少し怖い感じですね。

という分けで、リンクした History of Old Mill Toronto ページをスクロールして一番したの HISTORICAL をクリックすると沢山の興味深い古い写真をご覧になれますので、お時間があればどうぞ。

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( Mr. Gene Dinovi at Home Smith Bar 2019 )

さて今夜のスターは、91歳になられた Gene DiNovi さんです。もうこのブログではピアノのカテゴリーの一番初めにご紹介している、まん丸の大好きなピアニストです。Gene さんの経歴が、ジャズの歴史そのもと言っても過言ではないほど、ジャズの歴史をご自身の目と体で通過されてきた方です。そのお話の面白さ、興味深さは彼のライヴに織り込まれており、それが人々を引き付ける要因にもなっていると思います。

Gene さんのような良き時代の華のあるスタイルを持ったプレーヤーは、近年出会う事が稀であると思います。こうして Home Smith Bar で月一でされるライヴには、ファンの方々が集い、今でも観客の心を掴み、離すことはありません。ヴォーカルは、流石に90歳というお歳ゆえに枯れてはきたものの、その全てをファンの方々は受け入れ愛しみ、楽しんでおられるのが雰囲気から良く伝わります。

今夜のファースト・セットは、クリスマスのソング集からでした。それは数年前にカナダのFM91の為に構成された合唱団とジャズ・ミュージシャンとのコラボからの曲でした。クリスマスの定番から、色々と織り交ぜた楽しいものです。Walking in the winter wonderland, Let it snow let it snow, White Christmas など良く知られたものから、語りの入った馴染みのないものまで。1時間の間10本の指は踊り続け、その歌声は幸せを運びました。これが91歳のアーティストから、湧き出るエネルギーとは信じがたいものがあります。Gene さん凄い!

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( 長い廊下の一部、一つ曲がり間違えると、迷子になりそう)

セカンド・セットは、ほんの短い休憩を挟んで、ポピュラーなスタンダード集、Let's Fall in Love からスタートしました、It Could Happen to You, Old Devil Moon, そして十八番の The Trolley Song は Judy Garland が映画の中で歌っていた軽快な一曲ですが、この曲はいつもアレンジして楽しく弾いておられるピースです。それ以降 Gene さんは全力投球というか、少し神がかったものさえ感じさせたのでした。

そのピアノ・タッチはまるで若者のように力強く、このセットはピアノ演奏で集中されていました。まったく語りも入らず、とにかく次から次へと曲が進行していきます。それが凄い、乗りに乗った演奏、スイング感がなんとも言えなく素晴らしい、華のあるスイングなんて、どう説明する?とにかく今夜の Gene さんから放出されるエネルギーの凄さは100%をこえているのでした。まだもうワン・セット残っているのに、私達は時間の都合でセカンド・セットで去る事になるのですが。流石に少し休憩の時にはお疲れのようでしたが、本当に今夜の演奏は凄い!としかいいようがないほど、熱いものでした。、この3時間のパフォーマンスをこなす Gene さんは、今でも毎日3時間の練習を欠かさないという、それは努力の成果だったのですね。

休憩時間にお願いして、お写真を撮らせて頂きました。Gene さんはいつも赤いネクタイをしてステージに立たれます。今夜はクリスマスだから赤いベストを着用、「赤いベストのハンサムな Gene さんを撮らせて下さい」、「これはもう長い間、着ているんだよ、サイズがまったく変わらないんだ」、「今夜のパフォーマンス凄く素敵でした」、「僕もとても楽しんだよ」そんな会話を楽しみながら、更けてゆく夜でした。

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(ゆったりとしたウィングチェアーで、リッチな気分で聴くジャズも悪くないでしょ)

窓の外には、街灯にともされた雪が反射して綺麗なこと。降り積もる雪をみて、すっかり師走なんだと再確認でした。最近は、何処に行くにもバスや地下鉄を利用しているのですが、これが意外にも便利だったので、車で行く場合の方が面倒だったりして。これからの行動はこの交通機関がまん丸の強みになる予感がします。もう冬道の運転は怖いですから。

このライヴで、なんとばあ様のブログを読んで下さっているというご婦人Rさんと出会いました。なんだか少し恥ずかしいというか、仮面が剥がれた瞬間というのは、居心地が悪いモノですね(笑)。でもジャズを通してまた一人、お近づきになれた事に喜びを感じます。また何かのライヴでご一緒した時は、スムーズにお話できるといいなと思います。Rさん、宜しくお願い申し上げます。

それともう一人ご一緒した、日本からのサックス奏者のM.Uさんは、なんと私の大好きなベーシストの Neil Swainson ともよく共演しておられるそうで、拠点にしていたモントリオールからトロントに、最近移られたそうで、二月にはトロントでライヴがあると仰るので、この方の事はまたライヴ後に掲載したいと思います。偶然に聴いていた、カナダのヴォーカリストの盤に彼の名前を見つけて、へ~日本人のサックスが入っている、珍しいなぁと驚いていたのが、なんと彼だったという事で、世界の狭さを感じました。

久しぶりにご一緒できた、Mr.M氏、M子様、そしてS子ちゃんと同伴のサックス・プレーヤーM.Uさんとの楽しいライヴでした。こうして皆さんと素敵な時間をシェアー出来ることに幸せを感じます。来年もこういう時間を共有できる事を願って、今年が終わります。

来年からは、色々と書く事がありますね。これがキープ・アップできるとよいですが。新年からは、ぐうたら癖がつかないようにせねば。なんせリタイアー生活が本格的に始まりますからね。嬉しいような、怖いような、どうなりますやら。

oldmill sign tea garden 300-2019
Home Smith Barのページへ

今年、日本では色々な災害が重なり、大変な年でした。
被災された皆様が一日も早く、普通の生活に戻る事が出来ますように、心よりお祈り申し上げます。

そしてジャズ仲間さん達が、新しい年も健康で明るく、ジャズを楽しめますように。
良いお年をお迎えくださいませ!


Love,まん丸クミ

(この記事は12月19日に書き始めて、29日に書き終わりました、クリスマスの記事は来年になるかも・・・)

MY BEST 3 2019 - 2019.12.29 Sun

今回のトピックは、ジャズ仲間であられる「ドラさんのジャズ・コーナー 」の「みんなのベスト3」という年中行事に参加して参りました。この企画はなんともう21年も継続されており、多くのジャズ仲間さん達が、その年に自分が気に入ったベスト3を投票するというもので、さきほどドラさんのページを調べてみると、ばあ様も15回も参加させて頂いておりました、月日の過ぎるのは改めて早いものだと感じました。そして自分の投票したリストを見て、へ~っこんな盤を選んでたんだとびっくり。これらの膨大な資料をまとめあげたドラさんの努力に感謝です。

しかしこの行事は、皆さんでワイワイとお楽しみでやっているものですから、ただただ自分の聴いた好きなものを皆さんにご紹介するという具合なのですが、いざその三枚を選択しようと思うとなかなか出来ないものですね。それでも選んだ中に他のジャズ仲間さんと同じ盤が入っていたりすると、少し嬉しくなったりします。

今年の後半は本当に素敵な盤に巡り合えた年でした。聴いていて気分がスッキリ、本当に軽快なサックスやら、熱気の感じられるエネルギッシュなアーティスト達の想いやら、三枚だけというのは酷すぎるという気持ちになったりもします。どのアーティストもばあ様をこんなにハピーな気持ちにしてくれたのですから。

今回選んだ盤を一応、ここにも残しておこうと思います。やはり3枚に止まらず色々と理由をつけて、カナダ盤と歴史的盤を二枚付け加えました。

皆さんも今年聴いた、何かお気に入りの盤などあればジャンルにこだわらず教えて下さいな。


james carter organ trio 250- 2019
James Carter Organ Trio - Live From Newport Jazz (2019)

久しぶりに聴いた James Carter でした、以前のあまりにブキブキ、バキバキしたバリトン・サックスのジェラシック盤のイメージが強かったせいか敬遠していたのですが、この盤は本当に心に余裕をもってエンジョイできた盤でした。ハモンドも楽しく歌いまくっている、一曲目のリックスした雰囲気でめちゃはまりました。でもやはり彼のブキブキは健在でした!

James Carter - Sax (Alto), Sax (Soprano), Sax (Tenor),Gerard Gibbs - Hammond B3,Alex White - Drums

1. Le Manoir De Mes Reves (Live)
2. Melodie au Crepuscule (Live)
3. Anouman (Live)
4. La Valse Des Niglos (Live)
5. Pour Que Ma Vie Demeure (Live)
6. Fleche d'Or (Live)


brad mehldau finding 250 2019
brad mehldau ‎– Finding Gabriel (2019)

色々な分野に挑戦し続けている戦士、そんなタイトルを付けたくなる mehldau さんですが、この宗教色が強くて、ちょっと不可解な内容は、聴けば聴くほど、好きになっていくのでした。 ヴォーカルには以外な人選があったりして驚き、じっくりと聴いて理解していくのが必要な盤なのかもしれません。聴きこむほどに色々な事が見えてくる深い哲学的な盤。

Becca Stevens: voice, Gabriel Kahane: voice, Kurt Elling: voice, Akinmusire: trumpet, solo, Michael Thomas: flute, alto sax, Charles Pillow: soprano sax, alto sax, bass clarinet, Joel Frahm: tenor sax, Chris Cheek: tenor sax, baritone sax, Brad Mehldau: OB-6 Polyphonic synthesizer, Therevox, Moog Little Phatty synthesizer, Steinway C grand piano, voice, Mark Guiliana: drums

1 The Garden
2 Born To Trouble
3 Striving After Wind
4 O Ephraim
5 St. Mark Is Howling In The City Of Night
6 The Prophet Is A Fool
7 Make It All Go Away
8 Deep Water
9 Proverb Of Ashes
10 Finding Gabriel


christian mc 250-2019
christian mcbride big band – Bringin' It (2017)

私の「黒い大黒様」は、その存在だけでその空間を素晴らしいものにしてくれるような気がします。小さなトリオでも、オーケストラでも、彼の笑みは全ての演奏者に注がれていて、全体を一つの輪にしてしまう。ライヴで見た彼の存在でその演奏でそのオーラを感じずにはいられないベーシストでした。最近はオーケストラの盤がづっと続いて出ているのですが、この盤が自分的には一番印象に残っているかも。

Christian McBride – bass, Frank Greene – lead trumpet, Freddie Hendrix – trumpet, Brandon Lee – trumpet, Nabate Isles – trumpet, Michael Dease – lead trombone, Steve Davis – trombone ("Optimism"), Joe McDonough – trombone (all tracks except "Optimism")

1. "Gettin' to It" McBride
2. "Thermo"
3. "Youthful Bliss" McBride
4. "I Thought About You"
5. "Sahara"
6. "Upside Down" Djavan Caetano Viana, Regina Werneck
7. "Full House"
8. "Mr. Bojangles"
9. "Used 'Ta Could" McBride
10. "In the Wee Small Hours of the Morning"
11. "Optimism"


jane bunnett and maqueque 250- 2019
Jane Bunnett - On Firm Ground/Tierra Firme (2019)

カナダ盤を一枚、こんなに熱い女性だけのアフロ・キュウバン・バンドは何処にもないと言っていいかもしれない盤!一曲目から心がわーっと気持ちよい所に持っていかれた、文句なしに楽しめた久しぶりのキュウバン、ジャズフュージョンの極み。寒いカナダから発信されているとは驚きでしょ。ジェーン以外は皆さん若いキュウバン・アーティストです。その歌声、パーカッションの響き、全てのアーテイストから湧き出てくる凄まじい熱気が感じられます。いや~ええわぁの世界!

Jane Bunnett flute, soprano saxophone, Melvis Santa, vocals & percussion, Mary Paz, congas & vocals, Dánae Olano, piano, Tailin Marrero, acoustic & electric bass, Yissy García, drums, Maqueques newest member, Joanna Majoko, vocalist and collaborator, Sacred Steel, guitar, Nikki D Brown, vocalist

01. La Linea (The Line Up)
02. Monkey See, Monkey Do
03. Momentum
04. On Firm Ground
05. Habana De Noche (Havana At Night)
06. Sky High
07. The Occurance (To Amelie)
08. Reencuentro ( Re United)
09. Broken Heart
10. Mystery Of Jane's House
11. Pa' Con Paz
12. Musica En El Alma ( Music In The Soul)


tubby heys 250
The Tubby Hayes Quartet - Grits, Beans And Greens: The Lost Fontana Studio Sessions 1969 (2019)

歴史盤を一枚、これは離せない好きなサックス・プレーヤーの一人。こんな盤が今頃出現するなんて、なんて嬉しいことでしょう。お亡くなりになる4年ほど前の録音で、長い間倉庫に忘れ去られていたものを素晴らしい技術によってリマスターされた盤。軽快な Tubby のサックスが蘇る、沢山のテイクがある割には5曲しか入っていないのが残念でならない。

Tubby Hayes, tenor saxophone, Mike Pyne, piano, Ron Mathewson, bass, Spike Wells, drums

1. For Members Only (Take 2 Full Version)
2. Grits, Beans And Greens (Take 4 Full Version)
3. Rumpus (Take 1 Full Version)
4. You Know I Care (Take 2 Full Version)
5. Where Am I Going? (Take 3 May 27th 1969)

Mark Eisenman - Mike Murley Quartet 10/18/2019 - 2019.12.08 Sun

なんと長い沈黙が続いてしまいました。9月末で無事にリタイアメントに漕ぎつけました。ひっそりと静かに去りたいと思っていたら、なんと洒落たイタリアン・レストランでリタイアメント・パーティーなど企画して下さり、同僚や上司の暖かいお見送り、しかもアルバイトの学生さんがお花を持って、最後の日には顔を見せにきてくれたりと、ちょっとウルッときたばあ様でした。長い年月、皆さんに助けられ無事に引退できた事に感謝です。

その後、シニアーの為の医療や交通機関の割引証明書とか、なにやら色々と手続きなどをしているとあっという間に時は過ぎ、もう師走になってしまいました。それでもその合間をぬって、10月には引退第一弾ジャズ・ライヴに行って参りましたよ。

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( Mark Eisenman - Mike Murley Quartet at jazz bistro 2019 all photos by manmarukumi )

場所はトロントのジャズ・ビストロ、色々調べていたら大好きなベーシストの Neil Swainson が Quartet に名前を連れねていたので、長い間聴いていない彼のベースの音色がとても聴きたくなって即決断!友人のS子ちゃんを誘ってみると即返でオーケーが出ました。久しぶりのライヴで気持ちもワクワク、こういう感を最近忘れていましたね。

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( Mark Eisenman at jazz bistro 2019)

今回のリーダー Mark Eisenman (p) は、もう何回もこのブログでご紹介済みですが、アメリカ生まれ、1972年からトロントの住人、ピアニストだけでなく、コンポーザー、そして教育者としても幾つかの大学で講義をされています。レックスではもう常連さんですが、月一ライヴ ”キッチン・ジャズ”と称して、あるダウンタウンの素敵な邸宅地の録音スタジオのライヴにも出演されているので、精力的に活動されてると思います。もういくつものライヴを話題にしているのでレックスでの記事の一つをリンクしておきますね。

↓をクリックすると彼の記事に飛びます。
Mark Eisenman のページにいきます。

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(Mike Murley at jazz bistro 2019)

そしてもう一人のリーダーの Mike Murley は大好きなテナー・プレーヤーです。もう何度もこのブログでご紹介していますので、ここでは省略させて頂きましょう。カテゴリーの Sax で彼のページをご覧になってくださいね。

↓をクリックすると
Mike Murlley のページへ行きます。

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(Neil Swainson at jazz bistro 2019)

今では日本に定期的に演奏に通っていると言ってよいほど、日本には頻繁に訪日しているニールです。若い頃に盲目のピアニス George Shearing の相方として演奏した経験があり、今もユーチューブで若き日のニールと Shearing を観覧できるので、お時間があればどうぞ。

さてニールの才能はベースだけにとどまらず、絵画にも凄い才能を発揮させています。下のCDジャケットの絵画はニールがBC州の海岸を描いたものです。近年の作品をスマートフォンにキープしているからと、見せて頂きましたら、驚くほど素晴らしい風景画が何枚も描かれていました。ただの趣味だというけれど、きっと将来は展覧会などするんじゃない、などと話しは弾みました。一つのジャンルに留まらず素晴らしいものを創造される感性はやはりニールさん、凄い。

彼の事もベースのカテゴリーで詳しくご紹介しているので、それを参照くださいな。

↓をクリックすると
Neil Swainson のページに行きます。

絵をクリックすると大きくなります。
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(雄大な風景が得意なニールの画のジャケット)

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( Terry Clarke at jazz bistro 2019)

そして笑顔の素敵なTerryさん、カナダとアメリカの音楽界を知り尽くしたTerryさんは、Jim Hall と日本やヨーロッパにもツアーを共にされ、秋吉としこの Jazz Orchestra のメンバーの一員でもありました。70年代には、なんと The Fifth Dienson にも在籍していた事があるのですね、このヴァーサタイルさで、300枚以上のアルバムに彼の名前がクレディットされています。

皆様もきっと何かの盤で彼の名前を見ておられることでしょう。トロントでは Rob McConnell のビッグ・バンドのオリジナル・メンバーの一員でもありました。現在もステェーッ、カナダだけに留まらず、確か数年前には、 Helen Merrill さんのレギュラー・トリオ(ニューヨーク・シティーをベースにした) ″The Ted Rosenthal Trio" に加わって日本公演をしておられました。ヴォーカルはあのヘレン・メリルさんですね、日本には熱心なファンを持つヘレンさんですが、今もこうしてあのお歳で日本でライヴをしておられるのは素晴らしい。

Terryさんは言いました。「ブルー・ノート・トキョーはいいね、なんたって日本のオーディエンスはとても静かで、それは熱心に演奏を聴いてくれるんだ」と。70歳をとうに越しておられるテリーさんですが、プロとはこういう人の事を言うのだと思わせて下さいます、最高の演奏をいつも聴かせてくれるドラマーです。

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さて演奏の内容はというと、普段は小さな紙に後で思い出せるようにタイトルとソロのパートが誰だったとか、どこが素敵だったとか、そんな事をちょこちょこって書いておくと、ブログを書く時にとても重宝するのです。すぐに思い出せるというか、でも今回はその大切なカンニング・ペーパーを失くしてしまいました。カンニング・ペーパーなんて言葉は今でも通用するのかしらね?

しかもライヴから時間も立っており、なかなか曲名も思い出せません。確かこんな曲を演奏していたよねってな感じですが、Embraceable You, Gone with the Wind, Shadow of Your Smile, If I were Bell なんて感じだったと記憶しているのですが、それも不確かです。歳を取るってこういう事ね、まったくうろ覚えで正確さを欠いています。

でも本人はとてもライヴをエンジョイしていたので、それだけで十分なのですが。まあ今回はそういう分けで曲のタイトルも、それがどんなに素敵だったのかもご紹介できませんが、これらの写真から少しでもよいライヴだったかが想像できればと思います。

だってカナダのジャズ界の "Cream of the Crop" なんですもの。Crop ってここでは作物ではありません、その特殊なグループの中で集められた最高のものという意味なのです。こういうアーティスト達をまじかに聴けるのは、本当にラッキーだと思わずにはいられません。少しづつですが、またジャズを聴くぞ~って気持ちが湧き始めてきました。その時の興奮や良い時間を忘れる前にリポートは書き残したいと思います。そしていつも気さくに写真の撮影に応じて下さるアーティストの皆様にも感謝です。

allison 500-10-18-2019
(Karin Plato at jazz bistro 2019 )

観客の中に、アメリカのヴォーカリスト Karrin Allyson がおられたのをマイクが発見して、その場で数曲歌ってくださったのです。しかしいつものステージに上がる彼女とはヘアースタイルも、服の感じも違うので、始めは誰か分かりませんでした。一度だけ、ユニヴァーシティのコンサート・ホールで彼女を聴いた時は、凄い迫力のブルースで圧倒されましたが、今回はしっとりとしたバラードを二曲聴かせてくれました。なんだかボーナスを頂いた感じ、嬉しいサプライズでした。でも内心、本当に彼女がその人であったのかどうかが定かではありません、なんか違うような・・・名前の聞き間違いか?


夜は更け、もう楽しい時間もお終いです。バス停まで歩いても10分ほどです。夜は運転しないと決めたので気分的に楽ちんです。バス停に到着すると、私の乗るバスがまるで私を待っていたかのように、そこにいるではありませんか。なんとラッキーなこと、しかもシニアー料金で大人の半額!コンドのすぐそばのバス・ストップで止まってくれるので、本当に便利。これはもう頻繁にライヴに行かないわけにはいきませんね。でも財布の中身とも相談しなくてはいけないし、シニアー初心者は色々と大変なのね。

まっそこそこに楽しみましょう、先はまだまだ長いのですから。
そして急なお誘いに乗って下さったS子ちゃん、
本当にありがとう!



jazzbistro6-2-28-2015.jpg
Jazz Bistro


追記
(2020年1月24日、やっとモヤモヤがクリアーされました。やはり私の勘違いでした。ヴォーカルの彼女は Karin Plato さんでした。私が迫力のブルースを聴いたのは、アメリカ人の Karrin Allyson でした。同じ名前だったので、何故かそう思い込んでしまっていました。Plato さんごめんなさい、彼女の写真を調べたらやはりカナディアン・アーティストの Plato さんでした。思い込みというのは怖いものですね、これから注意します)

最近ばあ様が聴いたCD達 - 2019.08.06 Tue

downbeat 500 2019
(もっぱらこれらの雑誌から新譜の情報を手に入れていますが、聴く機会がなかなかありません)

長いご無沙汰でした、皆様はこの暑い夏をどうお過ごしでしょうか。こちらも北国とは信じがたい暑さが続いております。とは言うものの食欲が減少する事もなく、体重は恐ろしく鰻上りのばあ様です。

今回は最近聴いていた音源のお話でも少し、本当はかなり多くのトピックを書き始めているのに、集中する気力がなく手につきません。書きかけのファイルが10個以上溜まってしまいました。これってやはり歳を重ねると集中力が持続しなくなるのね、悲しいかな。
仕事が終わるともうエネルギーがまったく残っていない状態というか、リタイアーまで後2カ月という状態なので、自分の仕事だけでなく、後を引き継ぐ人達へのヘルプも必要となり、なんだか「せわしない日々」を送っています。なのできっと二カ月なんてアッと言う間に過ぎていくのでしょう。

renee rosnes 250 2019 Allison-Au-Quartet250 2019  

そういう毎日ですが、たまには良い音楽を聴いて頭をリフレッシュさせる事も必要ですね。まずは久しぶりに、何枚かのカナダのミュージシャンの盤を聴きました。その中で気に入った二枚をご紹介。

Renee Rosnes - Belove of the Sky 2018
Renee Rosnes, piano
Chris Potter, tenor sax, soprano sax, flute
Steve Nelson, vibes
Peter Washington, bass
Lenny White, drums

1. Elephant Dust (Rosnes)
2. Scorned as Timber, Beloved of the Sky (Rosnes)
3. Mirror Image (Rosnes)
4. Rosie (Bobby Hutcherson)
5. Black Holes (Rosnes)
6. The Flame and the Lotus (Rosnes)
7. Rhythm of the River (Rosnes)
8. The Winter of my Discontent (Alec Wilder/Ben Ross Berenberg)
9. Let the Wild Rumpus Start (Rosnes)

彼女の生演奏を聴いたのはかなり前ですが、旦那様の Bill Charlap とのでデュオでした。メリハリのある音色に好感を持ちました。今回この新譜を聴いて、彼女の手持ち盤の中で一番気に入ったモノかもしれません。この盤はカナダの風景、しかもエミリー・カーという女性画家が描いたランドスケープを題材にして作曲されたものなのです。カナダでは有名な Group of Seven というアーティスト集団の一人に数えられる一人です。トロントの北にある小さな街にこの集団を集めて展示しているギャラリーがあるのですが、素晴らしい自然環境の中にある建築物、そしてトレールは一日を過ごす、アウティングにはもってこいの目的地です。また話がそれてしまいました。メンバーも脂の乗り切った顔ぶれでスタートのサックスの音色でグッと胸をつかまれました。久しぶりに耳付け?になった一枚。

お次は、まだまだ若い新星の Allison Au の新譜です。
allison au quartet - wonder wonder 2018
allison au, alto saxophone
Todd Pentney, piano
fabio ragnelli, drums
jon maharaj, bass, electric bass

1. The Valley
2. Future Self
3. The Rest Is up to You
4. Looking Up
5. Morning
6. The Lie That Saves Us All
7. Red Herring
8. Grounds
9. Force Majeure
10. A Trick of the Moonlight

このサクソフォニストも以前コンサヴァトリーで聴いたことのある方です。まだ彼女が学生の頃、コンサヴァトリーで企画される有名人のコンサートの後、ロビーで繰り広げられるライヴ。勉学に励む選ばれた優秀な学生が演奏できる小さなライヴで演奏していたのでした。その後まったく気に留めていなかったのですが、最近ではトロントのクラブやライヴ・ハウスのレックスにも名前が連なっています。2016年には Juno Award でベスト・グループ・ジャズ・アルバムを受賞しているようです。たまには若いアーティストを聴く事も必要ですね。今何が起こっているか、というのに眼を背けていると、古いモノの良さに感謝する気持ちを忘れちゃうかも。古いモノの良さを確認するという意味でも、新しいモノを聴く事は楽しい事だと思いました。この厳しいジャズの世界で、女性である以前に一人のアーティストとして将来が楽しみです。


yonathan avishai 250 2019 nels cline 250 2019

Yonathan Avishai - Joys And Solitudes 2019
Yonatan Avishai, piano
Yoni Zelnik, bass
Donald Kontomanou, drums

1. Mood Indigo
2. Song For Anny
3. Tango
4. Joy
5. Shir Boker
6. Lya
7. When Things Fall Apart
8. Les pianos de Brazzaville

どこかで聞いた事があるようなこの名前は、そうでした少し前の Avishai Chen の盤に確か入っていたような。紛らわしい事に最近は Avishai とか Cohen って名前を頻繁に耳にしませんか。兄弟が皆さんミュージシャンの場合もあったりと、その活躍ぶりは凄い勢いですね。今回の Avishai はピアノ・トリオのリーダーとなっています。タイトルのとおり、静かで、優しく、その思想が一貫しているように感じます。優しい旋律はフレンチ・ロマニズムを思い起こさせるような錯覚もあり楽しい。ECM盤は私にとって結構難解なモノが多いですが、この盤は気持ち良く聴けました。

The Nels Cline 4 - Currents Constellations 2018
Nels Cline, guitar
Julian Lage, guitar
Scott Colley, bass
Tom Rainey, drums

1. Furtive
2. Swing Ghost '59
3. Imperfect 10
4. As Close As That
5. Amenette
6. Temporarily
7. River Mouth (Parts 1 & 2)
8. For Each, A Flower

双璧ギタリスト、どういう具合に白いキャンバスを塗りまくるのだろうかと興味深々。Nels Cline はどういう活動をなさっているのかまったく知らない、この盤がブルーノートからの二作目という事なのだけど、ただばあ様は Julian Lage がどんな星座を表現したいのか気になった。電流の走るような?ちょっとロックのような、アヴァンガードのような色々の要素が入り混じった電流のような、最近のジャズって境界線が無くなって、どうこういう部類に分けるなんてナンセンスと言うことかもしれない。7曲目などは少しインドの民族的要素を感じたばあ様ですが、これは図書館で借りて正解だった。多聞自分で購入していたら後悔していたであろう、やはりばあ様の根源にあり、心からエンジョイして聴いているものは昔、昔のジャズってことなのかもしれないと、つくづく思った今日この頃でした。


coda on down 300 2019
どうして猫は、じゃまするタイミングを知っているのかしら?


前回コメント欄にメッセージを残して下さった、ジャズ仲間さんへ、コメントが表示されていませんので、ここをかりてお返事させて頂きます。本当に長い間ほったらかしにして申し訳ありませんでした。
そしてこんな状態のブログでも律儀に訪問して下さる、観覧者の皆様、本当にありがとうございます。

A.tomy 君
長い間コメントのお返事も出来ずにごめんなさい。
楽しいオフ会の様子をありがとうね、いつかまた御一緒したいです。
しかしなんて天候でしょう、帰りが無事でよかったです。
お互いに足元には注意ですね!最近、階段も平たんな道も怖いです(汗)

take10n様
またまたお返事が大変に遅くなりました。本当にごめんなさい。
カナダの印象があまりよくないようですが、白い粉には笑ってしまいました。
昔はホッカイロなど、こちらには無かったので仕方ないですね。
でも今はたまにマーケットで見かける事がありますが、あまり売れていない感じです。
でもアイス・フィッシングとかに行く方には良いかもしれませんね。

エドモントンのモールの大きさはきっと日本では想像できないバカでかさかもしれないですね。
私はまだ行った事がないのですが、冬が厳しい所だからああいうものが出現したのかも、
アルバータ州は本当に寒い州なのです。
6月と9月に友人を訪問した事があるのですが、なんとその両月に雪が降って驚きました。
異常な事ですが、カルガリーとかではよくある事だそうです。

アメリカとカナダ、全然ちがいますね。国民性、精神性、全てにおいて違うような気がします。
英語だってかなり違うので、隣の国と言っても面白いものです。

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