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2017-04

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An Evening with My Favorite Gentleman. - 2012.03.12 Mon

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さあ今回のトピックは久しぶりに "Fred's Room" の扉を開くことにしましょう。このカテゴリーではまん丸の大好きな Fred Astaire の登場する作品やそれに関連するジャズ・スタンダードなどについて語っていますが、今日はその中でも彼にとって成功を収めた特殊な位置を占めるTVショーのお話です。

Fred Astaier の映像を集めるようになってかなり長い年月が経ちますが、このTVシリーズの事を知った時点ではまだ You-tube などという便利なものも存在しなく、ただただ色々な伝手で情報を得てそれらを手にいれる努力をしていた分けです。ある日テレビでこの番組の断片を見てから私の長いサーチは始まったのでした。

そのタイトルを "An Evening with Fred Astaier" 1958年10月17日に初めてライヴ・テレビジョンとして放映されたこのテレビ番組は1時間に及ぶ歌とダンスがテンコ盛りになったヴァラエティー・ショーでした。

この番組は、なんと9つのエミー賞 (Emmy awards) を受賞しただけでなく、技術的にも革新的な初期のカラー番組としてカラー・ヴィデオ・テープで録画された画期的なものだったのです。そのお蔭で1959年、1964年には再放送された初期のカラー番組として歴史的にも名を残しました。

この Fred Astaier ショーは、1958年、1959年、1960年そして少しおいて1968年にも制作されています。3年連続で制作された3部作が VHS フォーマットで出ていると聞いてまん丸はかなり探し回りその存在を確認したのですが、実際にカナダでは何処にも出回っておらず、ヴィデオ・テープ屋に注文しても残念なことに在庫は何処にも無いという事でした。

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左は手に入れたロンドン製の LP盤と右は欲しかったオリジナルのクライスラー・コーポレーション・レーベルのLP盤。

とてもがっかりしたまん丸ですが、ゆいつ中古レコード店で手に入れたのがこのロンドン製の LP盤です。ジャケットの状態もヨレヨレでしたが、とにかく3つの番組から選択された曲が収まっている事だしまあ仕方がないかと言うことで手を打ちました。それだけでもまん丸にとっては満足な収穫だったのですね。

オリジナル LP盤は、Chrysler Corporation Label (クライスラー・コーポレション・レーベル) からリリースされていますが、調べてみるとまん丸が手に入れたモノ (1964年英国製) を含めていくつかのヴァージョン (1980年に DRG Records から3枚セット) があるようです。今ではいとも簡単にネットでそれらのLP盤はオークションなどで手にいれる事が容易になりました。嬉しいやら悲しいやらあれだけ苦労して探していたのが嘘のようです。



"Miss Otis Regrets" & "Count Basie Orchestra" from Astaire Time 1960

そしてまん丸が追求していたそのTVショーは、なんと今では You-tube で観賞できるのです。あれだけ探し回った幻のヴィデオ・テープがですね、クリックひとつで観れるなんて! 5年ほど前にそれを発見した時の驚きと嬉しさはまるで宝くじを当てたような気分と申しましょうか、とにかく天にも舞い上がる気持ちでした。情報を交換していた Fred 好きの仲間に即情報を発信。 Fred のファンがこれらの映像を You-tube にアップされていたんですね、いや~もうこれは凄いギフトです。Fred 好きにはたまらない素晴らしいショーなのですから。なかなか手に入らなかったこれらの映像を3部全てをアップして下さったファンに感謝です!

もうすぐ60歳になろうとしている Fred Astaier の所謂カムバック的な番組というか、しかしこのTVショー以降の映画ではほとんどダンスも歌もお目見えする事はありません。しかしこのTVショーの Fred は、年齢にも関らず若々しい素晴らしいパフォーマンスを披露しています。そしてダンス・パートナーにまだ20代の Barrie Chase (1933年 NYC生) を抜擢しています。それまでベガスの踊り子であった Barrie ですが、Fred は今迄にない最高に素晴らしい相手と賞賛しているダンサーです。そのしなやかな動き、またやキビキビとした訓練されたステッップの確実さは、どこをとっても Fred のパートナーとしては最高のチョイスだと思います。そしてダンスのコリオグラフを担当した Choreographer の Hermes Pan は Fred の長いハリウッド映画のキャリアの中でなくてはならない良き相棒でもあります。

このTVショーは本当に大人が楽しめる、大人の為の番組というか。ゲストのミュージシャンの面々も素晴らしい、The Jonah Jones Quarter, David Rose and his Orchestra, Count Basie Orchestra など、そして素敵な映画音楽やシアター・ミュージカルを題材に踊って歌う Fred と Barrie の文句なしのパフォーマンスに目を奪われるばかりです。想像できますか "St. James Infirmary" をバックにどうして踊る?もう圧倒されっぱなしでした。ヒューモアーのセンスも抜群 "Miss Otis Regrets" を笑わずに見られようか!

とにかくお時間のある時にでも一度ご覧下さいな、古き良き時代の大人の為の娯楽テレビですね。Fred Astaier がこれほどダンサー、コリオグラファー、歌手、俳優として愛される理由が分かるでしょう。そして彼がジャズに深く関っている事も無視できない事実ですね、だって彼の登場する作品から生まれた曲のほとんどがジャズ・スタンダードとして存在するのですから。

日本では、タップ・ダンスの神様としては有名ですがあまり歌手としての Fred Astaire は人気がもうひとつですね。しかし諸外国では彼のチャーミングなキャラクターと共に彼の歌声は愛され続けています。



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三つの番組が収まった三枚組みセットのLP盤と最近発売された素敵なドレスを着た Barrie と Fred のCDジャケット。

AN EVENING WITH FRED ASTAIRE (1958)

1. Introduction / Morning Ride – David Rose and his Orchestra
2. Svengali / Frantic Holiday – David Rose and his Orchestra
3. Change Partners – Fred Astaire 4. Baubles, Bangles & Beads / Mack the Knife – The Jonah Jones Quartet
5. Man With The Blues / Young Man’s Lament / Like Young – David Rose and his Orchestra
6. Old MacDonald On A Trip / Holiday For Strings – David Rose and his Orchestra
7. St. James Infirmary – The Jonah Jones Quartet 8. Astaire Medley One: Lady Be Good / Cheek To Cheek / A Fine Romance / They Can’t Take That Away From Me / Nice Work If You Can Get It / A Foggy Day / I Won’t Dance / Something’s Gotta Give / Night And Day / Top Hat, White Tie And Tails – Fred Astaire

ANOTHER EVENING WITH FRED ASTAIRE (1959)

9. Like Fast – David Rose and his Orchestra
10. The Afterbeat – Fred Astaire
11. That Face – Fred Astaire
12. My Blue Heaven – The Jonah Jones Quartet
13. A Girl In Calico – The Jonah Jones Quartet
14. Night Train – Fred Astaire and The Jonah Jones Quartet
15. My Baby – Ken Nordine
16. Waltzing Matilda – David Rose and his Orchestra
17. Sophisticated Lady – David Rose and his Orchestra

CD TWO

1. Astaire Medley Two: Fascinating Rhythm / Dancing In The Dark / The Way You Look Tonight / Dearly Beloved / Steppin’ Out With My Baby / Let’s Face The Music And Dance / The Carioca / The Continental / One For My Baby / By Myself / Puttin’ On The Ritz / Top Hat, White Tie And Tails – Fred Astaire
2. The Afterbeat (reprise) – Company

ASTAIRE TIME (1960)

3. Romeo & Juliet Overture – David Rose and his Orchestra
4. Miss Otis Regrets – Fred Astaire and Barrie Chase
5. Not Now I’ll Tell You When – Count Basie and his Orchestra
6. Sweet Georgia Brown – Count Basie and his Orchestra
7. Valse Triste – David Rose and his Orchestra
8. We Have To Dance Or Else No Pay – Company
9. Sheik Of Araby – David Rose and his Orchestra
10. Blues Medley: Going to Chicago Blues / Everyday / Shake, Rattle & Roll / Hallelujah I Love Her So / It’s A Low Down Dirty Shame – Joe Williams with The Count Basie Band
11. Astaire Medley Three: Thank You So Much, Mrs. Lowsborough-Goodby / Funny Face / I Love Louisa / Flying Down To Rio / I’m Putting All My Eggs In One Basket / They All Laughed / Lovely To Look At / Let’s Call The Whole Thing Off / Easter Parade / Shine On Your Shoes – Fred Astaire
12. Anitra’s Shuffle – David Rose and his Orchestra

BONUS RARE TRACKS performed by Fred Astaire

13. I’ve Got You On My Mind (Alternate and previously un-issued take)
14. A Fine Romance (Alternate and previously un-issued take with verse)
15. Waltz in Swing Time (Previously un-issued take) – tap dance by Fred Astaire
16. They Can’t Take That Away From Me (“live” version)
17. Change Partners (Alternate version)
18. The Astaire (Previously un-issued track)
19. Jack And The Beanstalk (Previously un-issued take)
20. Dearly Beloved

Title: Three Evenings With Fred Astaire
Artists: Fred Astaire, Count Basie, Johan Jones, Joe Williams
Catalogue No.: SEPIA 1168 (2CD Set)
Release Date: May 2011

ねっ、上記の曲目リストを一瞥すると Fred と Barrie のダンスを見たくなってきませんか?


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まん丸はタップ・シューズが履きたくなってきましたよ。
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Easter Parade - 2010.03.23 Tue

1週間もすれば早4月になってしまいますね、一ヶ月ほど前からイースターの卵やウサギの形をしたチョコレートが店頭を飾っています。時期的に ”Easter Parade” をはずせなくなってしまいました。さて今回の Fred's Room には何が待っているでしょうか。

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( photo by manmarukumi )


Easter はクリスチャンにとっては、とても大切な宗教行事のひとつですね。キリストが十字架にかけられてから3日目に復活 (Resurrection) したお祝いなのですが、宗派によって暦がちがったりするので微妙にお祝いする日にちが違ってきます。

だいたい3月の22日頃から4月の25日位の間の Easter Day とか Easter Sunday にお祝いしたりするのですが。今年は4月4日が Easter Sunday になり4月2日の金曜日は Good Friday という祭日になり学校も会社もお休みになります。

子どもが小さい頃は、庭に卵の形をしたチョコレートを隠したりしてエッグ・ハンティングなどしたものですが、今ではもうそんな年齢ではないので、何もしなくなりましたけど。可愛い形をしたチョコレートなどを店頭で見るとついつい手がでてしまいそうになります。ただのチョコレート好きだったりして。。。

さて今回の映画は、もちろん Fred Astaire と Judy Garland の ”Easter Parade”です。1948年にリリースされたこの映画からもポピューラーになった曲が何曲かありますね。

Irving Berlin の曲には楽しいものが一杯です。まずはフレッドがどれだけ抜群のタイミングの持ち主かという事がわかるこの曲 ”Drum Crazy ”をご覧下さい。





もう文句のつけようがないです、プロップやアイデアがとにかく楽しいにつきます。歌の内容と彼のダンスが平行して流れているのですが、子どもの持っているバニーが欲しいが為に色々と子どもの気を引きながら最後には子どもからバニーを巻き上げて自分が買ってしまうまでのその様子がヒューモラスで楽しいですね。

この映画は Best Scoring of a Musical Picture (Johnny Greeen, Roger Edens) を受賞しましたが、Best Written American Musical (Sidney Sheldon, Frances Goodrich, Albert Hackett) も同時に受賞している傑作です。出演者も素晴らしい面々で Peter Lawford をはじめタップダンスでは有名な Ann Miller が MGM (Metro-Goldwyn- Mayer) に移籍してからの初出演になる記念すべき作品でももあります。

この映画の中で歌われている曲には:

”Happy Easter”
”Drum Crazy”
”It Only Happens When I Dance With You”
”I Want to Go Back to Michigan”
”A Fella with an Umbrella”
”Vaudevill Montage: I Love A Piano/Snookey Ookums/The Ragtime Violin/When the Midnight Choo-”Choo Leaves for Alabama'”
”Shakin' the Blues Away”
”Steppin' Out with My Baby”
”A Couples of Swells”
”The Girl on the Magazine Cover”
”Better Luck Next Time”
”Easter Parade”

などなど、タイトルだけだと解らないわと言う方もおられると思いますが、曲を聴けばああ~これは知っている曲だと再確認されると思います。実は私もこれを書いている時にどんな曲だったか思い出せないものも沢山あってYou-tube で聴いてやっと思い出した次第でした。悲しいかな頭脳の老化現象をひしひしと感じずにはいられません。

↓ ここで映画のトレーラーを観ることができるのでトライしてみて下さい。You-tube はすぐに著作権の都合で貼り付けてもダメになる場合があるので、ここからどうぞ。

http://www.tcm.com/mediaroom/index.jsp?cid=9055

お次は Tony Bennet の ”Steppin' Out With My Baby” ですね。いやぁ~楽しそうに歌ってますね。ドラムの方にフレッドのステップを叩いてみてくれないかいとリクエストしてますね。観客を盛り上げる事も流石に上手いですね。この曲は色々なエンターテェイナーが歌っているので、きっと貴方にもお気に入りがあるのではないでしょうか。




ヴォーカルの Sarah Vaughan と Billy Eckstine があまりに素敵だったのでもう一曲。
The Irving berlin Songbook より。
http://www.youtube.com/watch?v=eue1R0Gt86o


最後に Ann Miller のタップダンスと歌で、このステージは素晴らしいですね。たった一曲の為にこれだけの予算を使えるこの頃のミュージカルってやはり凄いです。コスチュームのデザインも粋、ステージのバックグラウンドのカーテンの色(灰色っぽいブルー)とコスチュームの色(黒と黄色)のバランスが素晴らしいです。

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( Ann Miller from Irving Berlin's Easter Parade)
(ここに貼り付けた You-tube はとても素敵なものでしたが無くなってしまいました、残念です)

”Shakin' the Blues Away” を歌う Ann Miller の抜群のタップ、スタイルの良さ、足の長さがものをいいますね! この映画から何かお気に入りの曲はありましたか? またはこの映画やイースターにまつわるお話でもあれば是非聞かせてくださいね。




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今回はイースターという事でバニーの置き物と遊んでみ
ました。エッグというのはなんとなく再生という意味で
解る様な気がするのですが、バニーはどこから来ている
のでしょうかね? Have a Happy Easter !






Not Really Shall We Dance - 2010.03.06 Sat

皆さんもご存知のとおり多くのジャズ・スタンダードは、30~40年代のハリウッド・ミュージカルやブロードウェイのステージから流行した曲が圧倒的に多いですね。

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( photo by manmarukumi )


この Fred's Room では、大好きな Fred Astaire の出演しているミュージカルからジャズのスタンダードになった多くの名曲を映画の断片と共に振り返ってみよかと思います。よければご一緒にメモリー・レーンを散歩してみませんか?


まずは、まん丸クミの ”Not Really Shall We Dance”物語です。
You-tube ↓ をクリック音楽を聴きながらお読み下さい。


阪急大阪△田駅のプラットフォームに立つと大きな窓がみえた。
時折ふたつの影がゆれているのが見える、 そこに窓を見上げる少女の姿。

”あそこに行けばいいんやわ” と少女はつぶやく。

これが屈辱の日々の始まりとは誰が想像できたことか。

”では来週からはじめましょう” 優しそうな女の先生が言った。

”でっ、ヒールのある靴を履いてきてくださいね”

”あの、ヒールじゃなきゃ駄目ですか”

”そうです、低くてもいいですからヒールがあるもの”

(やべーっ、ヒール履きたくないんだけどなぁーっ)

次の週、私はヒールのある靴を強制的に履いてダンス教室のドアをたたいた。

”さーっ、皆さん始めます。男性の方はこちらに並んで女性の方はこちらの方へどうぞ”

両端にならんだ男と女の列。 (なんだか嫌な雰囲気になってきたぞ)

”まず男性の方が女性にダンスの申し込みをいたします、 男性の方どうぞ女性群の方へお誘いしてくださぁーい”


20人位の男女がそのフロアーに散らばっていた、私は 暗~い気持ちになりながら、ずっーと、ずーっと待っていたが誰も誘いに 。。。


来なかった。


あぁ~やっぱり。。。。。


”あらら、一人男性が足りないわね、じゃ先生その方お願いします”

(おっ、ラッキー!私 先生と踊れるじゃん)。


私は昔の人にしては背が高い方なんですね、それでヒールなんて履くと身長が170センチ位になっちゃうんです。体格もいいし(これが問題)しかもがっちり型。

男性群はそれぞれ可愛いくて小さい女性を選ばれました。まぁね、それは始めから目にみえていたんだけどね。

(私だってこんな所にきたくて来てんじゃないよ、ほんとに! )


事の始まりは兄の一言でした、 ”まん丸、こっちに来るとよくダンスパーティーに誘われたりするから、ブルースくらいは踊れた方が楽しいよ。 時間があればならってきたら” とその頃標準語の兄は言った。

そういう分けで、カナダに移住する準備をしていた私はダンス教室に通うはめになったのだけど。 まだまだこれから試練は待っていたのである。

一回目はなんとか終わった、先生は私よりも背が高くて上手にリードしてくれたから、足も踏まれなかったし、まずまずのスタートだ。


問題は二回目から。

その男は、目線が同じでとてつもなく運動神経の鈍い男だった。 動きだしたら、すぐに足を踏みつけられた。(こんな事ってあっていいのか!)


”あっ、すいません” と男。

”いえっ” (おいおい、ちゃんと踊ってくれよ)


”あっ、またすいません”

”はーっ、痛い” (おにいさん、痛いーっうの!)


”あっ、またやっちゃった”

”あの、結構 痛いんですけど” (いいかげんにしてくれ~っ!)


男は汗びっしょりだった。。わ・た・し・もうこの教室きたくなぁーい!

でも、でもブルースくらい踊れなくっちゃ。

我慢、我慢! (じっ~とガマンの子であった!)





その後、生徒達はすこし顔見知りになったりして和やかな雰囲気、レッスンの終わった後に近くの喫茶店でお茶なんぞをすることになったりした。


”まん丸さん、ついでにどうですか” と男。

”はあ” (ついではないだろう、ついでは!ちょっと自尊心に傷ついたまん丸)


彼らのお目当ては、もちろん小さい可愛い子ちゃん達なんだよね、プンプン。
(ふん、私はただレッスンにきているだけなんだもんと自分に言い聞かせる)


”でもまん丸さんって肩で風きって歩きますね” と男。

”そうでしょうか” 

(別に辻切りで人を切るわけじゃなし、風くらい切ったっていいじゃない)

”私、中学校の時、剣道部にいたんです、多分そのせいで”

(あっ、しまった言わなきゃよかった、もう取り返しがつきませ~ん)


”おーっ、やっぱしそんな感じしました” と男。

(もう完全に誘ってくれる人がなくなった、とほほ。。。暗~い気分のまん丸 )


レッスンも半ば中年のおじさんが一人入ってきた。 そのおじさんはいつも私を誘ってくれるようになった。有難いことですね、奇特なお方であります。

しかし、しかしですねぇ、そのおじさんは背が私の肩までしかなかったのだ。
(あっ、底上げの靴まで履いている、見てみぬふりをする優しいまん丸。。)

あれっ、異様な光景が鏡に映っている。あれはいったい何だ?

私の肩の辺りにぶらさがっている大きな物体?

なんとそれはおじさんと私が鏡に映っていたのだ。

私たちはワルツを踊っていた、なんたる光景!


(目を覆ってしまった、わ・た・し。。。)


こんなはずじゃなかったんだよね、でも今更やめられねぇ!
でもね、でもさ、おじさんすごく足がかる~いの、リードも上手いの!


”まん丸ちゃん、なかなか上手いやないか” とおじさん。

”はい、ありがとうございます” (なんて言ってよいやら)


その後おじさんは私のパートナーになってしまった。毎回おどるワルツや、タンゴや、チャチャチャや、サンバ。 おじさんはね、なんと難波のフレッド・アステェアだったんだ。
 
(うーん、これは見直したなぁ、人は見かけじゃないんだよ、みかけじゃぁ)

でも鏡に映る二人の姿はみるに耐えなかったなぁ~。

(なっもんで私はジンジャーとフレッドを必死で妄想しながら踊ったのね)

↓ 私の中のまん丸とおじさん




さあ、レッスンも終わりに近づいてきました。
最後は皆さん自由にフロアー一杯になって 踊りまくった。

私はおじさんに言った。


”おじさんのお陰ですごく楽しくレッスンができました” (一応礼儀の正しいまん丸)

”まん丸ちゃんと踊れてよかったよ、元気でやりなさい”

。。ううっ!


あれからもう30年以上も時は過ぎてしまったが、
私は一度もブルースさえ踊ったことがない。

難波のフレッドおじさんは今でも踊っているだろうか?


フレッドとジンジャーを観るたびに浮上するビター・スイートな思い出の断片。
あの屈辱の日々はいったいなんだったのか???



これがまん丸の ” Shall We Dance” なのであった。





注(独り言の言葉使いは実際の人物とは関係ありません。
  しかし、この物語はまん丸の実話を元にしています。)



という訳で、このストーリーにでてくる少女は30年以上も前のまん丸なんですけど、笑ってお話ができるようになるまでは年月がかかりました(^^;

大人になってからは、フレッドのダンスに憧れてタップダンスのクラスまで取ったのですが、私にはリズム感がないのだという事を嫌ほど感じてギブ・アップしました。なのでトップにある写真のタップ・シューズはまったく履きこなされていません。

しかし20年たった今でも捨てられないんです。何時か返り咲くぞ~っと秘かな思いも捨てられないんですよね。まあいいかぁ~夢は捨てちゃいけない!

さて本題にもどって、1937年製作のこの映画の中からは素敵な曲がいくつかジャズ・スタンダートの仲間いりをしました。もちろん作詞、作曲は、Ira and George Gershwin 兄弟です。


They All Laughted
Let's Call The Whole Thing Off
They Can't Take That Away From Me
I've Got Beginner's Luck
Shall We Dance





などですね、多くのヴォーカリストやインストロメンツで演奏されていますが、今回は私の好きなエラとルイのデュエットで散歩の締めくくりにしましょう。エラとルイの絶妙な間がなんともいえませんねぇ。

さて、皆さんの好きなアーティストでは誰が一番に頭に浮かぶでしょうか?




この映像をみて、
まん丸がローラー・ブレードを履いて滑りだしたのは言うまでもありません(笑)




今回のトップの写真、ちょっと楽しく遊んでみました。
ハリウッド時代の派手な感じを表現してみたかったんですが。。。どうでしょう?



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まん丸クミ

Author:まん丸クミ
カナダのジャズ情報を
独断と偏見でおおくりします。

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