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2017-06

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Marshmallow Records in Yokohama (マシュマロレコード) #8 - 2013.05.16 Thu

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(上不三雄氏、勉強堂 横浜 2013年)

長いご無沙汰でした、皆様はお元気でお過ごしでしょうか。 今日はカテゴリー "Journey to The Land of Wonders" (ジャズ巡礼日本)の更新です。このカテゴリーでは30年ぶりに訪れたひっちゃかめっちゃかな日本ジャズの旅を綴っていますが、今回は横浜の続きといきましょう。

さて横浜で大変お世話になったジャズのマイナー・レーベル、マシュマロレコードさんをご紹介したいと思います。 "Olivier Antunes in Yokohama" の音合わせにご招待いただき、諦めていたトリオを幸運にも聴く事が出来たまん丸と子丸親子は、その前日にマシュマロレコードの上不三雄(じょうふみつお)氏とこの横浜で再会する事ができました。上不氏とはトロント(Gene DiNovi のコンサート)でお会いしてから長い年月が過ぎており、この再会はまん丸にとって特別に想い出深いものとなりました。

まずは上のお写真、"Stan Getz Dear Old Stan Vol. 2 OUT OF NOWHERE" を抱えてたたずんでおられる御仁が、横浜線の大口にある古い商店街に 「勉強堂」 という紳士服店を構えておられる、二代目の旦那さんである上不三雄氏であります。その商店にはもう一つの顔が、ジャズ・レーベル 「マシュマロレコード」 のオーナーであり、プロデューサーである上不氏の顔なのであります。西の大阪にも同じように二束のわらじを履きながら(実際にも四代続く履物屋さんのご主人)CDの制作や、コンサートなどで活動をされておられる、ジャズ・レーベルの「澤野工房」さんなど、ジャズのマイナー・レーベルを維持していくには並大抵ではない努力が必要とされるでしょう。夜は8時まで「勉強堂」さんで商いを、その後マシュマロのお仕事をされるという具合ですが、家族のサポートがあるからこれまでやってこれたと、奥様とご家族の「援護射撃」のお蔭と言っておられます。

上不氏は、1978年からこのマシュマロレコードをお一人で切り盛りされておられます。アーティストの選択、そして交渉、録音、レコード制作、ジャケットの写真から営業と全てを、コツコツとやってこられた氏のジャズに対する情熱には圧倒されてしまいます。

マシュマロを始められた当初は、大口商店街の宣伝放送を担当する役員であられた上不氏は、その放送関係のソフト制作会社が、なんとレコードを作っていることもわかってきました。いつか自分でレコードを作ってみたいという、熱い夢が段々と現実味を帯びてきたそうです。そしてマシュマロの記念すべき第一弾を、350枚限定で発表、エアチェック音源の初ディスク化したのが "Jay Jay Johnson 5'live at Cafe Bohemia new york 1957” でした。二弾目は Allen Eager の "Swingin' with Allen Eager" で限定450枚プレスされました。(私は、復刻盤でCD化されてから手にいれましたが、どちらもとても興味のある音源でワクワクしました)この36年間自分のスタンスをずっと守りぬいて、マシュマロレコードを維持され現在までに85枚以上もの作品を発表されてきた実績は一目瞭然、ジャズ・ファンにはなくてはならない存在だと思います。

マシュマロレコードという独特な色を持ち続け、その信念と御自分のこだわりに妥協しない姿勢が、多くのファンを惹きつけて離しません。多くのターゲットを目標にしているのではなく、ほんの一握りのジャズ・ファンの為に制作された貴重な音源のLP、CD化など歴史的にも興味のある作品も多く(去年発売された "Bud Powell in Scandinavia" や "Warne Marsh - Ted Brown Live in Hollywood 1957" など) Historical Series として、コアなファンがニヤッとするような作品を世に出しておられます。

国内だけに留まらずこの "Warne Marsh - Ted Brown Live in Hollywood 1957" は、アメリカでも最も厳しい評論家といわれる Larry Kart が、2012年のナンバーワンCDに選んだそうです。日本ではまったく注目されなかったCDだったのにと、上不氏は嬉しさを隠せません。

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( Chet Baker and Mr. Johfu in 1982, courtesy of Marshmallow Records )

そしてそういう一徹な上不氏の存在は、多くのミュージシャンから信頼を寄せられ愛される事になるのですが、この Chet Baker との一枚は1982年にパリの New Morning でのものです。Chet が冗談で上不氏を追い回してお尻をたたいたという逸話をお聞きして、ミュージシャンとの関係がただのビジネスではない事も感じられました。また Chet Baker が日本のレコード会社で一番最初に録音したのが、マシュマロレコードの "September Song" だったそうです。この盤がまた素晴らしい出来ばえ!まん丸のお気に入りでもあります。ピアノが Duke Jordan、そしてベースが Jesper Lundgaard なんだから 「間違いない!」

そして Duke Jordan も多くの素晴らしい録音をマシュマロレコードに残しています。どうやって実力のある素晴らしいミュージシャンを、マイナー・レーベルのマシュマロが口説き落とすのか?やはりマシュマロの一徹なポリシーに共感できるからではないかと思います。Duke Jordan の最後のパートナーであった女性が 「デュ-クはたった二人しか信用していなかった。ベーシストのイェスパー・ルンゴーと、もう一人はミツオです」 こう言われるまでに上不氏は多くのアップス・アンド・ダウンを経験された。でもこんな一直線な言葉を送られたら、プロデューサーみよりに尽きるのではないかと思います。

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( photos by manmarukumi )

さて、私とマシュマロの出会いはこの方を抜きにして語れません。ピアニストの Gene DiNovi さんです。初めて Gene さんのピアノを聴いたのは小さな教会のチャリティー・コンサートでした。その時に演奏された Hoagy Carmichael のポピュラーソング "Stardust" (オリジナル "Star Dust") のアレンジの美しさは今まで聴いた事のない素晴らしいものでした。オリジナルのメロディーをしっかりと残しているのに、そこには新鮮さと美しさがしっかりと織り込まれており、観客の耳を鷲づかみにして離しませんでした。それ以来私はGeneさんの「追いかけ」?になり、ご高齢である Geneさんの生を聴けるだけ聴いておこうと決意したのでありました。ちなみにその時のベーシストは、Neil Swainson だったのです。

その GeneさんのCDを多く制作されていたのが、マシュマロレコードだったのです。それから間もなく上不氏は2007年に GeneさんのCD録音の為にトロントを訪れておられ、そのコンサートで初めて上不氏にお会いする事になったのでした。多くの素晴らしい盤を制作されておられる上不氏とお会いできる事は、まん丸にとっては感無量といいましょうか、聞きたい事の半分もお話し出来なかった事が残念でなりませんでした。上不氏をご紹介して下さったジャズ仲間の Mr.M氏に感謝です。

そしてマシュマロは私の大好きな Bebop など、好みにあった盤を多く制作している事。ジャケットの写真、これがまたたまりませんミュージシャンの素晴らしい写真が選択されており、目で楽しむ事ができるジャケットも文句なし、マシュマロの虜になってしまったのでした。そして 「こんなもの売れるのかしら?」 と思うような盤が陳列されているのである。たとえば録音の状態はあまり良いとは言えないのだけど、歴史的にみてそれはなんとレアで興味深く、自分にとってはお宝という具合の類です。このブログでもある日ある盤に対して、「これには音が悪くてがっかりした」とかいうコメントを頂いた事があった。私にとってはGeneさんの若かりし頃に、彼の家の地下室で録音されたその音源は、何処にもお目にかかる事の出来ない貴重な録音で、バックグラウンドに犬の鳴き声なんかが聞こえてくる面白さなのである。その盤は "Tony Fruscella Brooklyn Jam 1952" というのだけどGeneさんがそこにいるというだけでなく、 Tony Fruscella というトランペッターの貴重な音源という事がまた凄いのです。なのでマシュマロのレコードは聴く人を選ぶかもしれません。でもその虜になるともう逃れる事はできなくなるかも・・・

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(今回の訪日でのマシュマロでのお買い物は、これたち!)

今回、せっかく横浜まで出向いたのですが「勉強堂」さんには時間的にどうしても都合がつかず訪問する事が出来ませんでした。なんとずうずうしい事ですが、まん丸は上不氏に今回のお買い上げをホテルまで配達して頂く事に!そして子丸と一緒に Harbie Stewardさんや、 Gene DiNoviさんなどを連れてこられたという、大桟橋入口 レストラン 「スカンディア」 にご招待して頂きました。落ち着いた素敵な雰囲気の店内で、色々な貴重なお話や厳しい指摘も頂き、まん丸は上不氏に出会えた幸運と感謝の念で一杯になったのでした。レストランの側にはHerbie Steward "Herbie's Here" のジャケットで撮影したというスポットもあり、横浜の夕暮れを満喫させていただきました。お土産にはなんとまん丸の大好きなベーシスト Dave Young さんの素敵なパネルを用意して下さっていたのです!もちろん上不氏が撮影されたものですが、私が Daveさんのベースが好きなことを覚えていて下さったので驚きました。帰国後そのパネルに、まん丸はDaveさんにサインをして頂きました。まん丸の大切な宝物です。

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↑ これらはまん丸のマシュマロ・コレクションの一部です。マシュマロが力を入れているジャンルに北欧のミュージシャン達がおりますが、私は比較的遅くその方面に開花しました。彼らの独特な雰囲気と、何か昔のジャズ・ミュージシャン気質というかを匂わせるスタイルがなんとも心地よいというか。長い間避けて通っていたのですが、聴いていくうちにだんだんその雰囲気がかもし出す静寂さとか、漂っている空気みたいなものに嵌まっていくのでした。その一人が Jan Lundgren です。彼の事は以前に書いているのでお時間があれば名前の所をクリックしてみて下さいな。私のお気に入りは "Les Parapluies De Cherbourg" です。今では Jan の大ファンになってしまいました。他にも Kasper Villaume, Henrik Gunde, Heine Hans, Olivier Antunes, そして大好きな Carsten Dahl などなど。マシュマロ経由で北欧の風が運ばれてくるのですね。書きたい事が一杯でもあまりに長くなってきたので、ちょっと削りながら進めていかねば。

マシュマロでは特にデンマークのミュージシャンとの深い繋がりがあり、多くのミュージシャンを招待してコンサートを現実化させています。その功績が認められて、デンマークのFM放送がマシュマロの作品を1時間もの時間を組んで、ホストにデンマークの評論家、Thorbjorn Shogren がマシュマロレコードを紹介しました。これは後にも先にもメジャー、マイナーを含むジャズ・レーベルでは初めての事だそうです。後にこの時の放送を聴かせて頂きましたが、英語のタイトルしか理解できなかったです。デンマーク語って難しそう!

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さて次のお写真で上不氏の横に膝まずいておられる人物はなんと、 Francis Paudras (フランシス・ポードラ) です。ジャズ・ファンであれば "Round Midnight" (Warner Bros, 1986) という映画をご覧になった方も多いと思いますが。この Round Midnight では Dexter Gordon が好演しアカデミー賞でノミネートされました。その原作者が Francis Paudras です。彼の自叙伝的な回顧録、原題 "Dance of the Infidels" (異教徒の踊り)は、映画では脚色されていますが Lester Young と Bud Powell がモデルとされています。Paudrasさんとどんな会話をされたのか、いつか沢山の秘話を本にして下さいとお願いした次第です。今回は上不氏の許可を得て貴重なお写真を掲載させて頂きました。

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( Mr. Johfu and Francis Paudras, coutesy of Marshmallow Records )

中学生の頃にジャズと出会い、青年期にヨーロッパや北欧を無銭旅行されて皿洗いしながらジャズのライヴ・ハウスに通ったという上不氏の経験や、多くのレコードや原盤や資料を火災で全て失くされても、また一からコレクションを始めそれ以上に収集したという根性には頭が下がります。マシュマロにはなんと未発表の音源が1800枚もあるというのですから、このジャズに対する情熱は凄い!としかいいようがありません。その中にはきっと Chet Baker のお宝も潜んでいる事でしょう。これらがどんなカタチでいつお目にかかれるのか楽しみです。

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(勉強堂の店内でミラーに写る上不氏 2013年)

もう少しで忘れてしまうところでした。この可愛いレーベルの名前 " Marshmallow Records" のマシュマロは、サックス・プレーヤーの Warne Marsh の曲からとられたものだそうです。

最後に、お世話になった Marshmallow Records の上不様、お忙しいスケジュールの合間に時間を割いて頂き、本当に有難うございました。沢山の資料も提供していただき感謝しきれません、横浜の旅はまん丸と子丸にとって素敵な思い出となりました。



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Marshmallow Records



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Olivier Antunes Trio in Yokohama 11/2/2010 #7  - 2011.05.29 Sun

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( komaru shooting Olivier Antunes Trio at Rehearsal Room in Yokohama )

カテゴリー「ジャズ巡礼」では、まだまだ記録しておきたい事が沢山残っています。今日は前トピック「横浜黄昏」の旅の続きです。

カナダでは多分ライヴを聴く事は不可能であろうと諦めていたデンマークのピアノ・トリオ ”Olivier Antunes Trio” をこの横浜で今回聴く幸運に恵まれました。マシュマロレコードの上不三雄氏から 東京、横浜のトリオ・ライヴにお誘いして頂きましたが、ライヴ予定日は北陸への移動途中の為にどうしても時間の都合が取れませんでした。念願のトリオ・ライヴ、せっかくのご好意ですのに残念でかなり落胆していたのですが・・・なんと、それでは私達が横浜を立つ日の午後に予定しているリハーサルに来ては?とのオファーが!!

トリオが来日した次の日に予定されていた「音合わせ」という普通では体験できない状況で彼らを聴けるとあって私はいたく興奮状態に陥りました。諦めていたトリオが聴ける、しかもリハ!運命はなんと不思議な力を持っていることか。(気持ちが上がったり下がったり上がったりとまん丸はもう大変です(^^;)そんな訳で横浜(新杉田)にある磯子区民文化センター内にある杉田劇場のリハーサル・ルームへ子丸と一緒に訪問させて頂きました。撮影許可そして掲載許可も得ましたのでリハーサルの様子を皆さんとシェアーしたいと思います。

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( Olivier Antunes (p), Jesper Bodilsen (b), Morten Lund (ds) )

センターのエレベーターに乗り込みますと、そこにドヤドヤと人山が流れ込んできました。あっと驚くとそこには上不氏を筆頭に Olivier Antunes さん, Morten Lund さんが、しかしベースの Jesper Bodilsen さんが大きなベースを抱えてドアの前に立ちすくんでいるではありませんか。そこで Morten さんが奥につめれば入れるよ、さあ早く早くと指示。ああっ、びっくりした。こんな所から皆さんと会話が始まるとは。

「丁度皆さんのリハーサルを見学に行くところだったんです」とまん丸、「貴女達がカナダから来たお客さんなんだね」と Morten さん。上不氏が予め皆さんに伝えておいて下さったようです。「上不様のご好意でリハーサルを見学出来る事になり、とても楽しみにして来ました」 もう笑顔が止まらないまん丸です。

このお写真でも分かるように皆さんとても気さくでカメラを向けてもリラックスした良いお顔ですね。皆さんのセット・アップが終わるまでスタジオの外で待つ事にしました。子丸は喉を痛めて咳が出そうで出ない状態、大丈夫かな、私も旅の疲れでかなりヨレヨレでどうなるかと思いましたが。なんとか杉田劇場に辿り着き皆さんのお顔を拝見したら自然と元気が出てきましたね。

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( photos by manmarukumi )

このトリオの事は過去記事 Olivier Antunes Trio + 1 に書いていますが。始めて聴いた Olivier Antunes のトリオ盤でいたく気に入ったピアニストでした。Olivier のイントロはピカいち、知らない寿司屋に入ってとても新しいネタを出されてその新鮮さに目が飛び出てしまうような、これじゃ例えが悪いかな。なんて説明したらよいのか目の前にだされるその料理方がとても個性的で誰にも真似ができない、カタチだけでなく想像以上に美味しいネタなのである。きっと横浜や東京でライヴをご覧になった方は私の言う意味が理解して頂けるでしょう。

そしてベーシストの Jasper Bodilsen は 以前から Carsten Dahl や Henrik Gunde, Katrine Madsen などの盤で聴いていたのでとても気になっていたベーシストでもありました。そしてドラムの Morten さんの陽気さが彼のプレーするドラムと比例している事が今回理解できました。流暢なデェニッシュ訛りの可愛い英語(イントネーションがどういう訳かキュートに聞こえます)で応対して下さる Morten さんはとても気遣いの出来る方のようです。彼も Henrik Gunde Trio 盤で何枚か聴いていましたので実際にお会いできてとても感激でした。Olivier さんは、冷静でとてもシャイな方しかし内側には熱いマグマがブクブクと沸騰しているという印象を受けました。Jasper さんは、童顔とは裏腹にとても落ち着きのある何でも受けいれてしまう大きな器(おおらかな雰囲気という意味)を持った方という印象を受けました。でも人は誰でも違った二面を持っているのだと思います、それが演奏に反映したり隠れたりそれが面白いところなのかもしれませんね。

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そしてもうお一人音合わせに参加されていたのがアルト・サックスの増田ひろみさんです。数少ない女性サックス・プレーヤーとして期待されている増田さんはマシュマロレコードからも何枚かリーダー盤がでています。実はまん丸の受けた増田さんの最初の印象はよく分からなかったのです。きっと Joe Lavano, Lee Konitz 系が苦手だったからかもしれません。しかし今回、東京横浜のライヴの音源を後日聴かせて頂いたらなんとなんと初めの印象とはまったく違ったノビノビとしたサウンドでとても自分の演奏をエンジョイしておられる雰囲気が感じられトリオの中で気持ちよく自分を表現しておられました。音合わせとも少し違って Petits な身体から生み出されるライヴの音色は意外にもダンディーだ。

リハーサルで、トリオと増田さんが曲を作りあげていく様子がとても興味深いでした。時間の都合で全部を聴く事ができませんでしたが。Poor Butterfly だったかタイトルの記憶があいまい、はっきり思い出せないですがスロー・バラードが良かったです。一つ一つのノートを大切にプレーされる増田さんの姿がクールなこと、そして笑顔がとても素敵な方でした!

もう一曲、気になったのがまん丸の好きな ”Love Theme from Spartacus” ですが、これは本番では使われていなかったのできっと上手く完成しなかったのかもしれませんね。大好きな曲なのでちょっと残念、しかしベースのソロをじっくり聴くチャンスがありました。低めのトーンでメロディー・ラインを奏でていた Jasper さんの深く思考した横顔が印象的でした。地味目だけれどとても深い海底を流れて留まることのない海流のよう旋律がいいなぁと思わせる演奏でした。

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( Hiromi Masuda on Sax ) 増田ひろみさんのHP

後日聴かせて頂いたライヴの音源の Olivier さんのピアノのイントロはやはり凄い、どんなサプライズが飛び出してくるんだろうという期待を裏切らない楽しいものでした。Moanin' や Work Song のイントロのアレンジが面白いこと。Up Jumped Spring は静かに澄みわたった青空の気持ちのよさと北欧の少しひやっとした空気を感じます、それにベースがとてもいいな。幾つかのブログでこの時のライヴをリヴューしておられる方がいましたが皆さんそれぞれとてもエンジョイしたと書いておられたのでまん丸は幸せな気持ちになりました。ライヴの演目は下記のとおりです。

<Nov. 5th. 2010 in Yokohama>
1. Moanin' 2. Con Alma 3. How Deep Is the Ocean 4. I Love You Porgy 5. Just One of Those Things
2nd.set
1. I Remember You* 2. The Lovely One* 3. I Concentrate On You* 4. Up Jumped Spring 5. Yokohama Mingus 6. There'll Never Be Another You*

<Nov. 7th. 2010 in Tokyo at Pit Inn>
1. Work Song 2. Stella By Starlight 3. Dolphin Dance 4. My Funny Valentine 5. I'll Remember April
2nd.set
1. I Mean You* 2. The Lovely One* 3. I concentrate On You* 4. Up Jumped Spring 5. Yokohama Mingus 6. There'll Never Be Another You*
*guest Hiromi Masuda (as)

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( リラックスしたブレイクの合間、Yokohama Mingus ってひょっとしてこのお方だったりして様になってますね? )

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( お茶目な一面を見せる上不氏とJesperさん )

時間はあっと言う間に過ぎていくなか、子丸は何回かスタジオの外に出なければなりませんでした。もう我慢の限界だ咳がこれ以上コントロールできそうもないと言うではないですか。可哀そうにそれが気になって子丸は写真撮影に集中出来ないのでした。とても残念でしたけどご迷惑はかけられないという事でこの辺でおじゃまする事にしました。今日は、またひとつ素敵なプレシャス・モーメントを持つことが出来ました。御多忙の中この特別な機会を作って下さったマシュマロレコードの上不三雄氏に感謝です。そして Olivier Antunes Trio の皆さん、増田ひろみ様、そして優しく声をかけて下さったアシスタント様、本当にありがとうございました。

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Morten Lund's my space      Jesper Bodilsen's my space




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Marshmallow Records's HP

この後、旅は北上しますがその前にマシュマロレコードでのお買い物と横浜でのもう一日貴重な時間を記録しておかねばなりません。次の#8でその事にふれることにしましょう。

Motion Blue in Yokohama #6 - 2011.04.25 Mon

Motion Blue 11/1/2010
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( photo by manmarukumi )

今日は、中途で「ほったらかし」でノビノビになっているジャズ巡礼のお話を気分転換に掲載する事にしました。今回は横浜でお世話になったジャズ仲間さんと過ごした楽しい素敵な時間を記録しておきたいと思います。気ままに書き綴っているので場所や日にちは前後したりしていますが、全ての出会いと時間が私に取ってはプレシャス・モーメントなのであります。

     *           *           *          *

赤レンガ造りの古い倉庫を改造した素敵な建物の中にあるジャズ・レストランとでも言うのでしょうか。横浜の海がよく見渡せる ”Motion Blue” にジャズ仲間のドラさん( ドラさんのジャズ・コーナー ) にお招きにあずかりました。
せっかく日本に来たのだから日本のジャズ・シーンも体験してもらいたいという事で、その日は奥様ご同伴でまん丸親子をモーション・ブルーのお食事とジャズ・ライヴにお誘いして下さったのでした。しかもホテルまでお出迎え下さって大変お世話になりました。ライブの前に港の夜景も見せていただいて横浜のナイト・シーンを満喫。

赤レンガ倉庫は一階に沢山のユニークな店舗が入っており、ショッピングも楽しめるという具合です。せっかくのお誘いだったのですが子丸は少し熱ぽく疲れてダウン、ショッピング大好きの子丸には大変に残念でした。せっかくだからまん丸だけでも楽しんでくればと言うので一人で行く事に合いなりました。子どもじゃなく大きな大人なんですから一人にしておいても大丈夫ですね。

モーション・ブルーは想像していたよりも大きな空間でなかなかいい感じ。ジャズ・ファンだけでなく横浜を訪れる中国系の観光客や地方から観光に来ておられるだろう団体なども見受けられました。若いファンの熱気も感じられてなんだか素敵なライヴになりそうな予感、しかも今夜は満席のようですよ。

さて今夜の出し物は ”Masahiro Fujioka Quartet” です。ドラさんが以前から良いなぁと思われているミュージシャンだそうです。アルト・サックスそしてドラマーがなかなかイカシテるんだよと言うことで室内が暗くなりわくわく度も増してきましたよ。さあいよいよライヴの始まりです。

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Masahiro Fujioka Quartet

藤陸 雅裕 Saxophone 
福田 重男 Piano 
高瀬 裕 Bass
安藤 正則 Drums

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”Mindscape” という彼らの新譜を記念に購入しました。シンプルで素敵なジャケットですね。マイスペースはここから。

まずはオリジナル・ソングで Escape To Paradise です。柔らかくてスムーズなアルト・サックスの音色でまずは観客もリラックス・ムードですね。スムーズ・ジャズ系はあまり聴かないまん丸ですが、このサックスのスムーズさに確かな手ごたえ、このミュージシャンはきっと何でもありだ。そして彼がソプラノ・サックスを吹き始めたとたんに、なんとなんとこのスイング感、このドライヴ感、熱さ急上昇、アルト・サックスの時とはえらい違ったキャラ(ハードなメイン・ストリーム・ジャズの意気込み)がそこに潜んでいました。いやぁドラさんこの方いいですね!(ドラさん、相槌) まん丸は藤陸さんのソプラノ・サックスの乗りがかなり気に入りました。

しかもアレンジが面白いではありませんか Marvin Gaye の ”What's Going On” とか Lennon Mccartney の ”Norwegian Wood” とか取り上げているのですね。それにこのドラム、なんて切れ味の良い小粋な感じ。まだお若い感じなのですが、その繊細かつ雄大さをも感じさせるテクニックがまん丸の耳を釘付けにしました。Quartet のピアノもベースも相性が良く実に楽しいライヴでした。今夜のライヴは日本での思い出をリッチなブルーに彩ってくれました。いつかドラさん御夫妻がトロントに来られた時には何処のライヴ・ハウスにお誘いすればよいのやら・・・

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ドラさん、奥様、素敵な横浜の夜を本当に有難うございました。日本のジャズ・シーンをまん丸はとても楽しみました。


横浜ではもうお二人の方に大変にお世話になりました。そのお一人が A.tomy さん( ゆめかまことか )です。私がネットでジャズ仲間さんと交流を始めた一番最初の人物になる方です。お付き合いはもう10年以上経ってしまいました。20代の若者だった A.tomy 青年もしっかり成人されました(^^)。私は彼のご両親の年代にも近いでしょうから普通ではこういう出会いは決してないでしょう。二人の共通キーワードは Chet Baker と Paul Desmond でした、年齢に関係なくジャズという共通点で結ばれている事は真に楽しく嬉しいことです。

そしてジャズという狭いフィールドの中でネットという特殊な世界の不思議と縁を感じます。まさかネットでコミュニケーションを取っている人々と(距離的に)本当に会えるとは数年前まで夢にも思いませんでした。オフ会に参加できると言う事自体とても無理と思っていましたから。

去年の初めに一大決心を固めてから私の人生はとてもユニークな方向に進んでいるように感じます。そして自分の人生を変えてゆくのは自分の行動次第なんだとつくづく感じています。「願わば叶う」 ジャズ巡礼を決行して本当に良かった、そしてそれを可能にして下さった多くのジャズ仲間さん達に感謝です。この旅の記録をちゃんと残しておきたいと思いこのカテゴリーを追加したのですがなかなかアップ出来ずにいます。他トピックの間に急にこのかなり個人的なカテゴリーが入ってきたりして調子が狂いますが我慢して下さいな。

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( Chinatown with A.tomy )

さて横浜でのスケジュールもかなり強行軍で、A.tomy 君とはお互いに風邪をひいていた為に急きょランチ・デート・オンリーという事になりました。それまで綿密なスケジュールを計画し、下見までして下さった A.tomy 君でしたが本当に残念な事でした。しかしそんな状態でも中華街の是非見物してもらいたいという建築物や中華街のメイン・ストリートを案内して下さったお蔭で横浜中華街を満喫しました。

「両手に花」の A.tomy 君でしたが、一本は新鮮で綺麗な花でしたが、もう一本はかなり枯れかけで申し訳ないでした(笑)。そしてとても美味しい中華料理もご馳走になりました、好みの激しい子丸がとても美味しかったと喜んでいましたよ。

この10年の時を経てやっと実物にお会いできて本当に嬉しいでした。もう少し時間にゆとりがあればまとまった内容のお話しが楽しめたのにと後悔ばかりでした。A.tomy さんのHPをご覧になるとお分かりになりますが、初めて頂いたクリスマス・カードの文字を見返すと胸が熱くなります、去年頂いた10枚目のカードの文字は同じ人物からとは思えないほど、綺麗な文字で私は自分の文字の下手さに恥ずかしくなるほど上達されました。一言に10年といっても、それは凄い年月なんだと改めて感じた次第です。

A.tomy 君、体調が悪かったにも関らずまん丸と子丸の為に時間を割いてくださって本当に有難うございました。その後親子は港やその周辺を歩き周りました。まん丸は「伊勢佐木町ブルース」や横浜黄昏がどんな雰囲気なのかその場に立ってようやく歌の真髄が掴めたのでした。赤い靴の少女にも逢ってきました。本当の少女の実話と歌とはかなり違いますが港街ならではの異国情緒豊かな物語だと思いました、横浜の黄昏時の夜景はとても素敵でした。



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ホテルの窓から 「横浜、黄昏、ホテルの小部屋) やっと歌の雰囲気が掴めたまん丸でした。

Off Kai in Tokyo ( Kunitachi ) #5 - 2011.02.24 Thu

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( photo by manmarukumi ) Somewhere in Tokyo

Journey to The Land of Wonders というカテゴリーに30年ぶりの訪日のお話を綴っています。最近PCから全ての写真を抹殺?するというヘマをやらかしたり、時間的にも思うようにならない為に宙ぶらりんの状態になっています。まあこれがお仕事でもなく唯のホビーなので急いで終わらせる必要もないからいいんだけど・・・とは言うものの記憶がだんだんと薄れてきているので、やはりスピード・アップしなきゃ老化が進んでいる頭脳が私を待ってはくれないようです。

さてここでは 「ジャズ巡礼」 と称してまん丸がこれまで暖めてきたジャズの輪で繋がっている仲間達と初めてお会いするというビッグ・イヴェントでもありました。長い方で11年、短くても6年位ずっとジャズの掲示板やブログやホーム・ページでコミニケーションを取り続けてきた方々とのご対面です。ジャズを通して年齢も職業も性別も関係なく楽しくジャズを共有し情報などを交換したり出来る素晴らしい仲間達です。

そしていつからか年に1-2 回オフ会と称してゴロさん試作のアンプの試聴会が年中行事になりました(風神)、自分が気に入ったCDを4-5枚持ち寄りそれぞれのCDから好きな一曲を選んで皆で聴こうという会なのですね。東京の国立にある notrunks というジャズ・バーのアルテック A 7 で思い存分自分のチョイスを皆さんに聴いて頂くという具合です。集まった方それぞれ好みの分野があり Bebop に強い方、Bossa Nove が好きな方、女性ヴォーカルに目がない方、フリー通の方、ピアノ・トリオ専門などなどそれはもう色々なジャンルの音楽がこの日は皆の耳を潤します。普段自分ではあまり聴かない分野の新しい発見や思いがけない盤を目にして、あれやこれやと話題が尽きない楽しさを毎回掲示板で見ていた私は何時かきっとこのオフ会に参加したいと思うようになりました。


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notrunks の店内とご主人様 notrunks はここからどうぞ。

念願のオフ会参加がやっと達成できたのが去年の訪日に繋がります。オフ会の為の訪日と言っても過言ではありません。さてこの国立でのオフ会は、なんと 「まん丸の歓迎会」 という事で普段のオフ会の様子を体験させてやろうと言う事で何時ものオフ会そのままを再現して下さいました。

国立でのオフ会の幹事さんは、 madame さん (Jazz & Bossa) とドラさん (ドラさんのジャズ・コーナー)です。お忙しい中私のスケジュールなどを考慮し、場所を確保し、しかも他県に散乱する参加者の皆さんも統一せねばならないという大変なお仕事です。それは並みならぬ統率力と努力を要求される大変な役割でした。 madame さんのオルガナイズ・スキルの凄さを発揮されて無事にその日(10月30日2010年)を迎える事となりました。

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( photo by madame ) 太田朱美(fl)、宮下博行(p)お二人のデュオ演奏 at notrunks

しかも madame さんは、私の為にミニ・ライヴまで用意して下さっていたのです。フルートの太田朱美さんとピアノの宮下博行さんのデュオでした。どちらも madame さんがずっと見守っていらっしゃる madame ご推薦の若手ホープのミュージシャンです。選択された曲目には私の大好きな 「My Romance 」 まで、なんと心のこもった洒落た計らいでしょう、もう感激で胸が一杯になりました。madame様、ドラさん、本当に有難うございました。

しかしですね、その日はなんと東京に台風が上陸した日でもあったのです。日本に到着してからの天候の悪さにはもうヘキヘキしていたまん丸ですが寄りによってオフ会の日に台風直撃!これがほんまの 「なんでやねん」 という感じですね。朝からちょっとお化粧でもして少しはまともに見えるかと思いきや、ホテルのある池袋から国立の notrunks に辿り着いた時点で(寄り道しながら3時間かかりました)強風と雨に降られてお化粧は無残にはがれ落ちセットした髪は雨でペタンコ、風邪で美声は森進一化? ヨレヨレのずぶ濡れネズミ状態で皆さんにお会いするという惨めなまん丸なのでした、ああっ~もう最悪。

そんな悪天候の中、大阪、茨城、群馬、神奈川、東京などから10名の皆様がお集まり下さって、本当に楽しいオフ会を体験させて頂きました。予定では参加でなかった (Red Garland の世界) ガコさんや25-25さんにもお会いできて本当に嬉しいでした。そしてジャズ・ネットでは超有名な 910さん(ジャズCDの個人ページ)、女性ヴォーカルの伝道師 TAKASHI さんには美味しい梅の和菓子を頂きました、甘党のまん丸は無条件で甘い物に目がありません。大阪からは(3人だけのチェット同盟の)長いお付き合いの青年ねひつじ君 (聴いたジャズの感想文) にもやっと会えました。そして最近相互リンクのピアノ・トリオに造詣の深い 「ジャズ最中」(すいません、リンクが作動しません) の monakaさんにも思いがけなくお会いする事が出来ました。狭いジャズの世界はどこかで繋がっているのですね。

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( photo by madame ) ジャズ仲間のゴロPさん(の手作りアンプなど

さて二次会も用意されておりました。同じ国立にある Sings というジャズ・カフェに移動です。ヴォーカルなどのライヴも国外のアーティストを迎えて意欲的にされておられます。ここでも店の J B L や、ゴロさんのもう一つ別のアンプの試聴会をかねてCD聴き会の続行です。雨の中みなさん徒歩で Sings まで移動、私はなんと車で移動という贅沢をさせて頂きました。きっとあまりにヨレヨレで可哀そうな雰囲気だったのかもしれませんね。台風の加減で一次会でお別れの皆様も本当にこんな天候なのに出向いてくださって感謝です。その後 Sings でも楽しい時間を過ごしましたが、この台風で山手線の電車が止まるかもしれないと言うので、こりゃホテルまで帰れるかしらと心配になり、別行動の子丸も気になり、あいにく風邪で体調を崩していた事もあって心残りではありましたけど夜の深けない内に Sings を後に帰路につきました。

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Sings で聴いた前回とは違うゴロPさんの作品など Sings はここからどうぞ。

本当に楽しいオフ会でした。生まれて初めてこういう経験をしたまん丸はネット社会の不思議さと、今まで持っていたネットでの出会いという私の時代を生きた人々にはとうてい理解できない人との関り方を改めて見直す事になりました。ジャズという音楽を通してこんなに違った生活をしている人々が一つの屋根の下に集まって喜びや楽しみを共有しているってほんとに不思議です。またこのブログによってその輪がもっと広がって行くのも楽しみです。

このオフ会をアレンジして下さった、madameさん、ドラさん、そして悪天候の中をお集まり下さった皆さん、本当に有難うございました。またいつ参加できるか分かりませんが、その時はヨレヨレの状態でないことを祈ります。

国立での楽しい思い出を本当にありがとう! しかしこれだけでは終わりませんよ、なんと私達は新潟まで遠征してこの続きを決行するのでありました。さてどうなりますやら・・・



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東京の浅草寺で見つけたドラゴン、この絵は何処に隠れているでしょうか?


答えは↓


Visit Coffee Powell #4  - 2011.01.08 Sat

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(埼玉県久喜市の珈琲パウエルの御店主のKAMIさんと奥様のKOMA様)

昨夜から本格的に雪が降り出し20-30センチは積もっていますま。やはりこうでなきゃ冬という感じがしないので慣れというのは恐いですね。さてジャズ巡礼も北上して今回は埼玉県にやってきました。訪れた場所は前後しますが一応ジャズ・ブログなのでジャズ関係の事だけは記録に残しておこうと思いますのでもう少しお付合いくださいね。

今回のまん丸の訪問先は、埼玉県の久喜市にある「珈琲パウエル」さん。1950-1960年代ジャズを BGM に美味しい香り高い自家焙煎珈琲を味わう事のできる Small Cafe です。

いつの頃からかご店主様の KAMIさんとジャズの掲示板でやり取りさせて頂くようになりました。多分 「デュークのアドリブ帖」さんの賑やかで楽しい掲示板からコミニケーションが始まったような記憶があります。私は場外乱闘で竹刀を振り回している KAMIさんに便乗して竹刀を振り回したりまたは座布団を投げたりという野次馬根性を丸出しにして喜んでいる輩なんですけど(謎)、そのデュークさんのサイトには Miyukiさんの「 jazz fan 」経由で辿り着いたような具合で、楽しいジャズの輪はこの10年間で色々な方向に広がってゆきました。

いつも楽しいコメントを下さる KAMIさんと奥様の KOMA様にはいつかきっとお逢いしたいと思っておりましたので、やっと「 珈琲パウエル」さんのドアを開けてお二人のお顔を拝見した時は感無量でした。

KAMIさんの許可を得てお二人のお写真を貼り付けました。KOMA様の後ろに少し見えているのが自家焙煎珈琲のローストする器械だそうです。楽しみにしていた KAMIさんの自家焙煎珈琲、私のオーダーはちょっと苦みばしった大人の珈琲と KOMA様のお焼きになったアップルケーキ、手作りケーキのほどよい甘さが珈琲にぴったりでした。

coffee400-1.jpg

KAMIさんがこの 「珈琲パウエル」 を始められたのが、今から6年ほど前になる脱サラをされた50歳の頃だそうです。店名でもお分かりのとうり氏の敬愛する Bebop の歴史にはなくてはならないピアニストの Earl Rudolph "Bud" Powell の名前から由来しています。もちろんジャズの趣味が高じてこうなった事は言うまでもありませんが。景気の低迷でジャズに美味しい珈琲だけではなかなか経営も厳しいそうですが、地域の文化にも貢献してしっかりと久喜市に根を下ろされています。

それは氏が二ヶ月に一度の頻度で久喜市の公民館で企画されている 「ジャズ鑑賞会」 です。今回でもう30回目になり最近ではリピーターの方も増えてきたそうです。ジャズの普及を目差して御自身が楽しみながら企画されておられます。この二月(2011年)にも鑑賞会があるのでそのお知らせをここで紹介しましょう。


「第30回ジャズ鑑賞会のお知らせ」  
「ジャズの王様 ルイ・アームストロング 2」

2月3日(木) 午後2時~4時
久喜市中央公民館 視聴覚室

今回は、サッチモの第2期黄金時代の到来を告げる歴史的記録である「タウン・ホール・コンサート」を最高の音質で聴いて頂こうと言う企画です。

皆様のご来場をお待ちしております。(入場は無料です。)

企画:アメイジングジャズクラブ
問合先:0480-21-3224 アメイジングジャズクラブ事務局
(自家焙煎珈琲とジャズの店「珈琲パウエル」内)
URL:http://homepage2.nifty.com/COFFEE_POWELL/


という具合で、毎回氏が選んだ盤の内容やアーティストの事などを詳しくご紹介しながら皆でジャズを楽しもうという企画なのですね。最近ではアマチュア・ジャズ・バンドなどの演奏会なども加わり鑑賞会も益々盛んになっているようです。詳しくは珈琲パウエルさんのHPの「鑑賞会のお知らせ」をご覧下さい。


その他には、ジャズ雑誌 「 The Walker's 」 なども取り扱っておられます。私もバック・イシューを何冊かお願いしておきました。おまけに読みたいと思っていた本もちゃっかりお土産にいただきました、有難うございます。( まん丸が催促したんじゃありませんよ予期せぬ素敵なギフトなのでした。あっ、それと自家焙煎のお豆さんも)

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( 小粒ながら読み応えのある内容です、それと素敵な写真が盛り沢山の頂いた御本 ”Three Wishes” )

「The Walker's 23号発売開始!」  

The Walker's 23号が届いた。
このジャズ・マガジンは、ジャズをこよなく愛するライター 加瀬正之氏が一人で、取材、編集、発行を行っている。
新しいジャズ雑誌が2誌発行されると言う厳しい状況の中、The Walker's は、しっかりとしたポリシーを持ち着実に成長している。加瀬氏のジャズに対する情熱と愛情が伝わってくる内容だ。

今回も、エラ・フィッツジェラルド(ジャズ・スーパー列伝)、スタンリー・クラークのインタヴュー、ウィルバー・ウェア(ベースマン列伝)、ニュー・ディスク紹介等、読み応え充分な内容だ。当店にて販売中です。

( 記事は、KAMIさんのHPからお借りしました)

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( 珈琲パウエルの玄関に立って頂いた素敵な奥様、 KOMA様 )

1500枚以上にもおよぶジャズCDからリクエストがあれば可能な限りご要望にお応えしますという事なので、お近くにお住まいの皆様も一度足を運ばれてはいかがでしょうか。自家焙煎の美味しい珈琲と KOMA様の手作りケーキ、そして楽しいジャズ談義が待っているかもしれませんよ。

KAMIさん、KOMA様、楽しいひと時を有難うございました。



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珈琲パウエルのHPはここをクリック

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