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2009-09

Dave Young - 2009.09.23 Wed

ステージのバックグラウンドに映し出されたディヴさんのシルエットが私にとってDave Young のイメージそのものなので今回はこの写真を選びました。

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(photo by manmarukumi)

彼の名前はオスカー・ピーターソンのトリオでご存知の方も多いと思います。オスカーが長年連れ添っていたベーシストの Niels-Henning Orsted Pedersen が亡くなった後にそのポジションを誰に託すかで即名前の浮かんだのが Dave Youngでありました、Ray Brown や Pedersen に劣らぬ素晴らしい技術とセンスを持ち合わせたベーシストです。

ベースにはちょっと煩いといわれたオスカーに躊躇なく彼の名前を選択させた事は多くのミュージシャン達がセッションに彼のベースを歓迎する同じ理由からでしょう。

ウィニペグ(マニトバ州)1940年1月29日生まれのベーシスト、コンポーザーでもありジャズ教育にも力を注ぎ2003年には、 Award of Outstanding Service of Jazz Education を受賞しているディヴさんは、同じ年には Jazz Bassist of the Year にも選ばれています。もうすぐ ” Heavenly Seventy ” になろうとする現役の素晴らしいベーシストです。

クラシカルのトレーニングの後、ウィ二ペグやエドモントン・シンフォニーなどに在籍しクラシカルの分野でも活躍、今でもジャズと平行してシンフォニーなどの演奏も続けています。 クラブやバーやフェスティヴァル、コンサート、あらゆる場での活躍は留まるところを知りません。

私がディヴさんのファンになったのは、この土器のような温かみのあるボ~ンという音色でした。決して華のある自己主張の強いベースではないと思います。でも彼の弦音は、何故か心の中にじわ~っと入り込んでそのまま心を包みこんでしまうような安心感があるのです、そこが好きになった一つの理由かもしれません。

しかしそれだけでなく、ステージのディヴさんは時として思いもよらぬ熱い熱風も引き起こし、その長い指がまるで蜘蛛が糸をひくように弦の上を走るのでした。

その爽快な指の動き!それからもう Dave Young の虜になってしまいました。そして彼は bow ( 楽器の弓 ) 使いの達人でもあります。私のハートは、彼の放つ蜘蛛の糸にぐるぐる巻きにされてしまったようです。

まずここでオスカー・ピーターソンのクオテットで演奏する Dave Young をご覧下さい。





一番初めに彼のライブを聴いたのは偶然に予定のベーシストがこれなくて代役だったGene Di Novi のトリオでした。

まさか憧れの Dave Young がその代役だとは、まったく想像もできなかったので、その時の私の驚きと喜びはもう天にも舞い上がってしまうほど嬉しい出来事でした。

しかもジャズ友の Mr. M 氏とディヴさんはお知り合いだったので、Mr. M 氏の計らいでステージから飛び降りてきたディヴさんと写真もご一緒に(私ってミーハー?なんです)もう嬉しくてその夜はかなり興奮気味でした。その写真は私の宝物なのです。

ピアニストの Oliver Jones In Africa というヴィデオを見てから、私はこの暖い目と温かい音を持ったディヴさんの音をいつか生で聴いてみたいと思い続けていたので、そのライブは私にとって特別な思い出のライブにになりました。

それ以来ライブを重ねるごとに彼のプレーが益々大好きになります、一度も期待を裏切らない演奏、Dave Young の器量と技術は衰えることなく健在なのですね。

BRAVO DAVE, YOU ROCK ! って掛け声をかけたくなっちゃう(笑)

さてさて、ベーシストとドラマーのリーダー盤を探すのは大変ですね、まず数が少ないです。でも参加盤は数え切れないほど途方もなく沢山あってどこから始めてよいのやら、そういう感じではないでしょうか。

Dave Young と共演しているピアニストには Tommy Flanagan, John Hicks, Kenny Barron, Barry Harris Ellis Marsalis, Mulgrew Miller, Cyrus Chestnut, Ceder Walton, Renee Rosnes など名前を挙げていくと限りがありません。

それを一まとめにしたものが、この盤 Two by Two - Volume one (1995)ピアノとのデュオです、Justin Time からこのシリーズが三枚でています。

Volume 1 と 2 は一人のピアニストが二曲づつ弾いてます。どれも同じような構成ですが Volume 3 はディヴさんと11人ものピアニストの集合盤で目がまわりそうですが選曲がいいと思います。この盤のタイトルは、こちらではどういう訳か Side by Side になっています。

他には、Dave Young Trio - Inner Urge (1997) この盤ではゲストに Gary Burton(vib) が参加しています、ちょっと控えめのおとなしい盤といいましょうか。9曲のうち4曲がオリジナルです。


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私のお気に入りのリーダー作は、TALE OF THE FINGERS (2000) です。メンバーは、Ceder Walton (p), Barry Elmes (ds) のトリオです。弾むような Ceder Walton のピアノで始まるこの盤は聴くほどにだんだん好きになります。

ディヴの軽快な指さばきの心地よさ、そして彼のオリジナル曲もふんだんに聴く事ができます。シーダーとの相性がとてもいいですね、この盤は一押しです。

Dave Young Quintet - Mainly Mingus (2005) このメンバーはとても気に入っています。Gary Williamson (p), Kevin Turcotte (tru), Perry White (sax), Terry Clarke (ds) 8 曲中、2 曲はYoung のコンポジションで後は全てタイトルが示しているようにミンガスの作です。

こういう Be-Bop の選択は熱いエネルギーとそこでしか味わえない Improvisation の楽しさは言うまでもありませんが、気持ちの良い管の入ったところが私のお気に入りの一枚です。

あるコンサートの時にこの盤にサインをお願いしようと思って持っていきました。ライブの後にステ-ジに残っておられたディヴさんに声をかけました。

すると彼は驚いたように ”へ~っこの盤にかい、君はミンガスが好きなのかい?僕はね、ベーシストの中ではミンガスが一番好きなんだよ、彼は最高だよ” と言って快くサインをしてくださったのです、その時撮ったのがこのなんともいえない素敵な笑顔です。

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(photo by manmarukumi)

Dave Young の盤をもっと紹介したいのですが、そうしていると限が無いのでここにディヴさんの事が一杯載っているページを貼り付けますので是非ご覧下さい。沢山の試聴もできますので楽しいですよ。

今回は、大好きなベーシスト Dave Young をご紹介しました。
さて、貴方はどのようなディヴさんの演奏がお気に入りでしょうか?

http://www.tormusic.com/dyoung/dyoung.html

これらはオスカーとの共演盤です。
Oscar Peterson Live ! (1986) Pablo
Time After Time (1986) Pablo
Meets Oscar peterson (1986) Pablo
The Personal Touch (1980) Pablo
An Oscar Peterson Chritmas (?) Telarc

Dave Young の HP はここから!


この盤は2009年に発売された新譜です、まん丸のお気に入りに入りました。
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The Dave Young Quartet / Mean What You Say (2009)

Mean What You Say
Will You Still Be Mine?
Bohemia After Dark
Every Time We Say Goodbye
Celia
Sandu ( D. Young)
Seven Minds
Morning Star
Minor 101 ( D. Young)
Dream Dancing
Last Time I Saw Her ( D. Young)

Kevin Turcotte (Trumpet)
Robi Botos (Piano)
Frank Botos (Drums)
Dave Young (Bass)

追記、

そして2012年出た新譜の素晴らしい事!
"the dave young terry promane octet" は、一曲目の" Manteca" の始まりからこのオクテットの素晴らしさが溢れ出ているではありませんか!バップ大好きのまん丸には久しぶりに満足の一枚です。
しかも参加しているミュージシャンがお気に入りのサックス奏者 Mike Murley や、トランペッターの Kevin Turcotte や、ピアノの Gary Williamson などが名を連ねています。

この盤は今トロントで活躍しているホットなミュージシャンの集合で、所謂カナディアン・サウンドとでも言うのでしょうか。寺井珠重さん(ブログ、INTERLUDE by 寺井珠重)がカナダのミュージシャンにはアメリカには無いその色みたいなのが感じられると仰っておられましたが、真にこれは現在のカナディアン・ジャズの新原点といってもよいくらいカナダらしさが満載された盤だと思えます。

daveyoungterrypromaneoctet300-2013.png

Kevin Turcotte – Trumpet
Vern Dorge – Alto Saxophone
Mike Murley – Tenor Saxophone
Terry Promane – Trombone
Perry White – Baritone Saxophone
Gary Williamson – Piano
Dave Young – Bass
Terry Clarke – Drums

Recorded at Drive Shed Studio, Toronto Canada May 24/25 2012

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( Murley, Williamson, Clarke, Young, White, Promane, Dorge & Turcotte )

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