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2010-02

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Moon River  - 2010.02.24 Wed

今回は、1958年のTruman Capote 原作の映画化 ” Breakfast at Tiffany's” の
(1961年)タイトル・テーマ曲になった ” Moon River” という曲を選んでみました。

breakfast-at-tiffanys.jpg
( a poster for paramount pictures )


もちろん映画の中では可憐なオードリー・へップバーンが窓辺でギターを弾きながら歌っていますが、日本ではお馴染みのアンディー・ウィリアムスが歌っている方が有名なのかもしれませんね。

Henry Mancini の美しい曲に、Johnny Mercer の素敵な詩が添えられています。映画のほうは、すこしコメディータッチで軽快に製作されています。田舎から出てきて、玉の輿になるのを夢見る少しお軽い現代女性の姿が描かれていて、この頃のニューヨークの社交界や、それにたむろす人間関係などを面白ろ、可笑しく、でもちょっと寂しいそんな風景を描いていますが。

原作ではもう少しシリアスで映画のようなモラルに乏しく、ちゃらんぽらんなキャラクターではない主人公に、Capote はあまりにオリジナルから離れた映画のコンセプトに難色をしめして、この映画が気に入らなかったようです。

なんと言っても彼が思い描いていた映画の主人公のイメージはマリリン・モンローと言うのですから、オードリーと比べると彼が納得できないのも理解できますが。。。原作のホリーは、オードリーのイメージにかなり近いとおもいます。





Moon River, wider than a mile,
I'm crossing you in styele some day,
Oh, dream maker, you heart breaker,
wherever you're going I'm going your way.
Two drifters off to see the world .
There's such a lot of world to see.
We're after the same rainbow's end--
waiting 'round the bend,
my huckleberry friend,
Moon River and me.

© 1961 Paramount Music Corporation, ASCAP


”この広大なムーン・リヴァーをいつかスタイリッシュに渡ってみせるわ”という詩から始まるこの映画が成功したのは、面白いストリーだけでなく配役の良さ、美しいメロディーや、オードリーの着ている Hubert de Givanchy の素敵なドレスや、彼女をつつむファッションの素晴らしさは女性なら目を見張ること間違いなしですね。
しかもジョージ・ペッパードが若くて美しいこと、笑顔が素敵ですねぇ。

オードリーが演じる主人公 Holly Golightly は、現実に存在した人物なのです。
実際の彼女は、Dorian Leigh Parker という40-50年代に活躍したアメリカ人のモデルで幾度も結婚を繰り返し浮名を走らせた人ですが。
Capote はこの彼女に大変興味を持ち、これを題材にストーリーを書いたそうです。

さて、映画のお話はこのくらいにして。曲の方に戻りましょう。

パラマウント映画のプレジデントはオードリーの声を気に入るどころか、糸のように細く、レンジの狭い彼女の歌を取り除くように指示したそうですが。オードリー嬢は、Over my dead body、 私が死んでもそんな事させないわ!と頑張ったそうな。

結果的には、この彼女の歌がとてもマッチしていて映画の雰囲気にしっくりと馴染んでいるのは一目瞭然ですね。

多くのアーティストがこの曲を取り扱っていますが。 ヴォーカルはかなり思い浮かぶのですが、インストの方があまり思い浮かびません。しかし最近この Moon River の入っている素敵な盤を最近発見しました。


gunde trio240

Henrik Gunde Trio - Dark Eyes

Henrik Gunde (p)
Jesper Bodilsen (b)
Morten Lund (ds)

Marshmallow Records (2009)

いらないものをそぎ落としたシンプルでハートウォーミングな演奏、曲をアレンジするのに多くのキーを叩く必要がないということを教えてくれます。
静の中に一本の芯がつーっと通っている垂直な感覚。何回も何回も聴いているとじわじわと良さが解ってくるという感じだ。最近、私は北欧のピアノに弾かれている。

Henrik gunde はデンマークのピアニストですが、この北米にはないこの雰囲気は何でしょう。今年はこの世界をうんと探求してみたい、そこは大きな氷河のようです。

ジャケットのつぶらな瞳のモデル、リサちゃんはタイトルの黒い瞳にぴったりです。


41J64NFSXYL__SL500_AA240_.jpg

The Vince Guaraldi Trio - Jazz Impressions of Black Orpheus

Vince Guaraldi (p)
Monty Budwig (b)
Colin Bailey (ds)

fantasy (2003)

彼の名前を聞くと、すぐにチャーリー・ブラウンが思い浮かぶほど、コミックのTVシリーズのジャズの効いたタイトルソングと重なり合ってしまいます。

このコミックとジャズの融合の成功無しでは彼を語れないでしょうが、この盤ではボサノヴァの曲などを力強くアレンジしていて本来のボサとは少し違った味です。その点で、この盤がとても新鮮でお気に入りです。1961-1962年の録音です。ムーン・リヴァーもちょっと粋な都会的な雰囲気で素敵なアレンジです。

日本ではあまり人気のないピアニストなのかもしれませんが、クリスマスになると彼のチャーリー・ブラウンは必ずCDショップに並ぶ定番ですね。


21Owf-Z1KoL__SL500_AA170_.jpg

Nicki Parrott - Moon River

Nicki Parrott (vo, b)
Harry Allen (ts)
John Di Martino (p)
Paul Myers (g)
Billy Drummond (ds)

Venus Records (Japan 2007)

最近女性のベーシストでヴォーカルもやっちゃう人が結構出現していますね。
この彼女もその一人です。ベースを弾きながら歌うって難しいと思うのだけど、どうなんでしょうか?タイトルどうり Moon River で始まるこの盤、半信半疑で聴きだしましたが、悪くないんですね。
ステーシィー・ケントの甘さを少し控えめにした感じとでも言いましょうか。可愛い声の苦手な私にも違和感なく気持ち良くエンジョイできた一枚です。

普通なら、ちょっと軽快な The More I See You というポピュラーソングをスローテンポでアレンジしているのがとても新鮮でした。

そしてメンバーの演奏がいいですね、Harry Allen のサックスは軽くてスムーズ、ギターの Paul Myers も要所で輝いています、とても素敵なギター。Parrott のベースはちょっと乾いた感じの音色、この盤ではベースのソロが少なくってジックリ聴けなかったのでよく解らなかったけど、次を期待して。


さてヴォーカルの方はと言うと、ここに挙げるには多すぎるほどありますね。
ここで一息、大好きな Lena Horne の Moon River です。





落ち着いた大人のヴォーカル、ドラマティックに感情を込めて歌う Lena の歌唱力の素晴らしさ!そしてトランペットのミュートが効いてる。

Sinatra の Moon River は、やはりいいなぁ Nelson Riddle のアレンジで歌う1964年の録音はダンディーな中年の魅力でなんともいえません。

Judy Garland ( Voices - music from the geratesst divas ever ) 1999後期の彼女の声を聴いてその声がまるで今のライザ・ミネリとそっくりでゾクゾクしてしまいました。やはり DNA のなせる業って凄い!

Danny Williams ( Danny Williamas - The Essential Collection )1997ただひたすらに素直に優しく歌っています、声質がサラッとしていて実に心地よい。

新しいところで Jane Monheit ( Surrender ) 2007この盤はあまりジャズぽくなくて私にはいまいちピンとこなかった盤ですがポピュラー盤として聴くとしたら、のびのびと優しく曲のよさを表現していると思いました。

Nicole Henry (Very Thought of You )彼女が歌うムーンリヴァーはなんか切ない、それはちょっと細い線がそう思わせるのか、本当にムーン・リヴァーを渡れるのかしらって心配になってしまう。でもそのか細い若い女性らしさがまたいいのかもしれません。


最後に、なんと、なんと Eric Clapton と Jeff Beck の Moon River。
なんでやねん!( だって好きなんです、Clapton 様 )

お時間のある方はどうぞ。


(↑2月2010年)


さて貴方のお気に入りの Moon River はどんなヴァージョンでしょうか?


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