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2012-03

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An Evening with My Favorite Gentleman. - 2012.03.12 Mon

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さあ今回のトピックは久しぶりに "Fred's Room" の扉を開くことにしましょう。このカテゴリーではまん丸の大好きな Fred Astaire の登場する作品やそれに関連するジャズ・スタンダードなどについて語っていますが、今日はその中でも彼にとって成功を収めた特殊な位置を占めるTVショーのお話です。

Fred Astaier の映像を集めるようになってかなり長い年月が経ちますが、このTVシリーズの事を知った時点ではまだ You-tube などという便利なものも存在しなく、ただただ色々な伝手で情報を得てそれらを手にいれる努力をしていた分けです。ある日テレビでこの番組の断片を見てから私の長いサーチは始まったのでした。

そのタイトルを "An Evening with Fred Astaier" 1958年10月17日に初めてライヴ・テレビジョンとして放映されたこのテレビ番組は1時間に及ぶ歌とダンスがテンコ盛りになったヴァラエティー・ショーでした。

この番組は、なんと9つのエミー賞 (Emmy awards) を受賞しただけでなく、技術的にも革新的な初期のカラー番組としてカラー・ヴィデオ・テープで録画された画期的なものだったのです。そのお蔭で1959年、1964年には再放送された初期のカラー番組として歴史的にも名を残しました。

この Fred Astaier ショーは、1958年、1959年、1960年そして少しおいて1968年にも制作されています。3年連続で制作された3部作が VHS フォーマットで出ていると聞いてまん丸はかなり探し回りその存在を確認したのですが、実際にカナダでは何処にも出回っておらず、ヴィデオ・テープ屋に注文しても残念なことに在庫は何処にも無いという事でした。

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左は手に入れたロンドン製の LP盤と右は欲しかったオリジナルのクライスラー・コーポレーション・レーベルのLP盤。

とてもがっかりしたまん丸ですが、ゆいつ中古レコード店で手に入れたのがこのロンドン製の LP盤です。ジャケットの状態もヨレヨレでしたが、とにかく3つの番組から選択された曲が収まっている事だしまあ仕方がないかと言うことで手を打ちました。それだけでもまん丸にとっては満足な収穫だったのですね。

オリジナル LP盤は、Chrysler Corporation Label (クライスラー・コーポレション・レーベル) からリリースされていますが、調べてみるとまん丸が手に入れたモノ (1964年英国製) を含めていくつかのヴァージョン (1980年に DRG Records から3枚セット) があるようです。今ではいとも簡単にネットでそれらのLP盤はオークションなどで手にいれる事が容易になりました。嬉しいやら悲しいやらあれだけ苦労して探していたのが嘘のようです。



"Miss Otis Regrets" & "Count Basie Orchestra" from Astaire Time 1960

そしてまん丸が追求していたそのTVショーは、なんと今では You-tube で観賞できるのです。あれだけ探し回った幻のヴィデオ・テープがですね、クリックひとつで観れるなんて! 5年ほど前にそれを発見した時の驚きと嬉しさはまるで宝くじを当てたような気分と申しましょうか、とにかく天にも舞い上がる気持ちでした。情報を交換していた Fred 好きの仲間に即情報を発信。 Fred のファンがこれらの映像を You-tube にアップされていたんですね、いや~もうこれは凄いギフトです。Fred 好きにはたまらない素晴らしいショーなのですから。なかなか手に入らなかったこれらの映像を3部全てをアップして下さったファンに感謝です!

もうすぐ60歳になろうとしている Fred Astaier の所謂カムバック的な番組というか、しかしこのTVショー以降の映画ではほとんどダンスも歌もお目見えする事はありません。しかしこのTVショーの Fred は、年齢にも関らず若々しい素晴らしいパフォーマンスを披露しています。そしてダンス・パートナーにまだ20代の Barrie Chase (1933年 NYC生) を抜擢しています。それまでベガスの踊り子であった Barrie ですが、Fred は今迄にない最高に素晴らしい相手と賞賛しているダンサーです。そのしなやかな動き、またやキビキビとした訓練されたステッップの確実さは、どこをとっても Fred のパートナーとしては最高のチョイスだと思います。そしてダンスのコリオグラフを担当した Choreographer の Hermes Pan は Fred の長いハリウッド映画のキャリアの中でなくてはならない良き相棒でもあります。

このTVショーは本当に大人が楽しめる、大人の為の番組というか。ゲストのミュージシャンの面々も素晴らしい、The Jonah Jones Quarter, David Rose and his Orchestra, Count Basie Orchestra など、そして素敵な映画音楽やシアター・ミュージカルを題材に踊って歌う Fred と Barrie の文句なしのパフォーマンスに目を奪われるばかりです。想像できますか "St. James Infirmary" をバックにどうして踊る?もう圧倒されっぱなしでした。ヒューモアーのセンスも抜群 "Miss Otis Regrets" を笑わずに見られようか!

とにかくお時間のある時にでも一度ご覧下さいな、古き良き時代の大人の為の娯楽テレビですね。Fred Astaier がこれほどダンサー、コリオグラファー、歌手、俳優として愛される理由が分かるでしょう。そして彼がジャズに深く関っている事も無視できない事実ですね、だって彼の登場する作品から生まれた曲のほとんどがジャズ・スタンダードとして存在するのですから。

日本では、タップ・ダンスの神様としては有名ですがあまり歌手としての Fred Astaire は人気がもうひとつですね。しかし諸外国では彼のチャーミングなキャラクターと共に彼の歌声は愛され続けています。



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三つの番組が収まった三枚組みセットのLP盤と最近発売された素敵なドレスを着た Barrie と Fred のCDジャケット。

AN EVENING WITH FRED ASTAIRE (1958)

1. Introduction / Morning Ride – David Rose and his Orchestra
2. Svengali / Frantic Holiday – David Rose and his Orchestra
3. Change Partners – Fred Astaire 4. Baubles, Bangles & Beads / Mack the Knife – The Jonah Jones Quartet
5. Man With The Blues / Young Man’s Lament / Like Young – David Rose and his Orchestra
6. Old MacDonald On A Trip / Holiday For Strings – David Rose and his Orchestra
7. St. James Infirmary – The Jonah Jones Quartet 8. Astaire Medley One: Lady Be Good / Cheek To Cheek / A Fine Romance / They Can’t Take That Away From Me / Nice Work If You Can Get It / A Foggy Day / I Won’t Dance / Something’s Gotta Give / Night And Day / Top Hat, White Tie And Tails – Fred Astaire

ANOTHER EVENING WITH FRED ASTAIRE (1959)

9. Like Fast – David Rose and his Orchestra
10. The Afterbeat – Fred Astaire
11. That Face – Fred Astaire
12. My Blue Heaven – The Jonah Jones Quartet
13. A Girl In Calico – The Jonah Jones Quartet
14. Night Train – Fred Astaire and The Jonah Jones Quartet
15. My Baby – Ken Nordine
16. Waltzing Matilda – David Rose and his Orchestra
17. Sophisticated Lady – David Rose and his Orchestra

CD TWO

1. Astaire Medley Two: Fascinating Rhythm / Dancing In The Dark / The Way You Look Tonight / Dearly Beloved / Steppin’ Out With My Baby / Let’s Face The Music And Dance / The Carioca / The Continental / One For My Baby / By Myself / Puttin’ On The Ritz / Top Hat, White Tie And Tails – Fred Astaire
2. The Afterbeat (reprise) – Company

ASTAIRE TIME (1960)

3. Romeo & Juliet Overture – David Rose and his Orchestra
4. Miss Otis Regrets – Fred Astaire and Barrie Chase
5. Not Now I’ll Tell You When – Count Basie and his Orchestra
6. Sweet Georgia Brown – Count Basie and his Orchestra
7. Valse Triste – David Rose and his Orchestra
8. We Have To Dance Or Else No Pay – Company
9. Sheik Of Araby – David Rose and his Orchestra
10. Blues Medley: Going to Chicago Blues / Everyday / Shake, Rattle & Roll / Hallelujah I Love Her So / It’s A Low Down Dirty Shame – Joe Williams with The Count Basie Band
11. Astaire Medley Three: Thank You So Much, Mrs. Lowsborough-Goodby / Funny Face / I Love Louisa / Flying Down To Rio / I’m Putting All My Eggs In One Basket / They All Laughed / Lovely To Look At / Let’s Call The Whole Thing Off / Easter Parade / Shine On Your Shoes – Fred Astaire
12. Anitra’s Shuffle – David Rose and his Orchestra

BONUS RARE TRACKS performed by Fred Astaire

13. I’ve Got You On My Mind (Alternate and previously un-issued take)
14. A Fine Romance (Alternate and previously un-issued take with verse)
15. Waltz in Swing Time (Previously un-issued take) – tap dance by Fred Astaire
16. They Can’t Take That Away From Me (“live” version)
17. Change Partners (Alternate version)
18. The Astaire (Previously un-issued track)
19. Jack And The Beanstalk (Previously un-issued take)
20. Dearly Beloved

Title: Three Evenings With Fred Astaire
Artists: Fred Astaire, Count Basie, Johan Jones, Joe Williams
Catalogue No.: SEPIA 1168 (2CD Set)
Release Date: May 2011

ねっ、上記の曲目リストを一瞥すると Fred と Barrie のダンスを見たくなってきませんか?


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まん丸はタップ・シューズが履きたくなってきましたよ。
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