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2013-02

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Bernie Senensky and Neil Swainson at Ichiriki 2/9/2013 - 2013.02.28 Thu

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( photos by manmarukumi )

ミササガは、比較的暖かい日が続いています。今マイナス4度ほどですが明日はもっと暖かくなって霙(みぞれ)が降ると予報されています。4月末まではまだまだ長い冬は続きますが、気持ちだけは明るく暖かくいきたいですね。

さて2月の始めに今年初の「一力ジャズ・ディナー」に行って参りました。今年のオープニングは私の大好きなベーシストの Neil Swainson とピアニストの Bernie Senensky です。Senensky さんとのデュオ・ライヴは以前ミスしているので今回のニールの選択で再登場という訳で楽しみにしておりましたよ。多分皆さんには馴染みの薄い名前かもしれませんね、ではご紹介いたしましょう。

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Bernie's myspace from here.

Bernie (Bernard Melvyn) Senensky さんは、トロントのジャズ・シーンではヴェトラン(ベテラン?)古株のピアニスト、作曲家であります。1944年マニトバ州ウィニペッグ生まれ、今までに制作された8枚の盤から二枚がカナダの Juno Awards (カナダのグラミー賞に値する)にノミネートされています "For Friday the 14th"、"For Wheel Within a Wheel"、ピアノ部門では多くの賞(Best Acoustic Pianist など)を受賞しておられます。作曲の方でもその腕を発揮し、The Socan Award では Best Jazz Composition、 "Blues for Clifford" を受賞しました。

サイドマンとしては、デュエットで Oscar Peterson や Marian McPartland (彼女のラジオ番組「ピアノ・ジャズ」で出演)や、Art Blakey, The Jazz Messengers, Maynard Ferguson Orchestra, The Elvin Jones Quaartet やThe Herbie Mann/Al Grey All-Star Septet などにも参加しています。

10代の頃にギタリストの Lenny Breau や ベーシストの Dave Young との深い関りも見逃せません、その後1968年にトロントに移住し、アカンパ二ストとしての位置を確立し、 Pepper Adams, Chet Baker, Ruby Braff, Al Cohn, Buddy DeFranco, Herb Ellis, Slide Hampton, Frank Morgan, George Coleman, Zoot Sims, Phil Woods、Dizzy Reese, Jack Sheldon, Sonny Stitt, Joe Pass, Art Pepper, などなど数え切れないカナダを訪れた高名なアメリカのミュージシャンとの共演を果たしています。

1989年頃には、Buddy DeFranco, Herbie Mann, Terry Gibbs と共にヨーロピアン・ツアーなどもしています。それ以前の70年代後半には The Moe Koffman Quintet のピアニストとして在籍し、この頃カナダの最高なスモール・コンボと名指されました。この頃彼はバンドの為に多くの作曲をしており、今でも Koffman の足跡を讃え続ける為に Moe Koffman Band トリビュートのリーダーとして活動しています。

2003年、Montreal International Jazz Festival's prestigious Grand Prix de Jazz
2008年、 National Jazz Awards Keyboardist of The Year Award などを受賞しています。

そういう分けで、Senensky さんのピアノがこの一力で聴けるとはまん丸としてはとても嬉しい次第です。毎回思いがけないアーティストをニールが連れてやって来るのですから、こんなに楽しいライヴはそうトロントではないでしょう。しかもとてもプライヴェートな環境なのでミュージシャンの普段見せない部分を垣間見る事ができるのも魅力ですね。たまにピアノとベースのバトルになったりして思いがけない展開も繰り広げられます、さあ今夜は何が飛び出すのでしょう

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Neil's page from here. ← ニールのご紹介はこちらからクリックしてね。

1st.set:
1.Falling in Love with Love - Rodgers and Hart のショーチューンですね。軽快なスタートから今夜の選曲はいったい何かな。二人が同時に駆け足で走り出すようにスタートしましたよ。

2.Embaraceable You - 1930年代の Gershwin 兄弟の素敵なポピューラー・ソング、なんだか思ったよりも個性の強いピアノです。この崩れそうで崩れない不思議な感じ、あっ、危ういと思わせてまた安全な場所に引き戻されるこの感覚はなんだろう。上手く説明できないのが歯がゆいです。

3.Hi-Fly - Randy Weston 曲は分かっているのにタイトルが出てこないのでした。二人からだんだん熱気が上昇してきますね、だからデュオ・ライヴは楽しい、相手によって二人の行く先は予想できないのがいいのね。前回はピアノのサポートに回っていたのとはまったく違った Neil のアプローチが面白い。今回は同じリンクに立って相手に立ち向かう体制ですね。

4.I Fall in Love So Easily - 1944年、Jule Styne ,Sammy Cahn の作品、これはもう私としては Chet 様以外に考えられない曲だけど、Neil のイントロから始まった素敵なバラードです。

5.Anthropology - Charlie Parker、Dizzy Gaillespie の曲ハードな Bebop 仕立てが次にくるか!ファースト・セットはいつも手探りで始まります、その時の二人の気分、その時の観客の雰囲気で何が飛び出すか分からないのがまた楽しみです。(aka "Thriving From a Riff")

6.Tenderly, I concentrated on You - Tenderly で始まったと思いきや、途中から I concentrated on You になっていました。お隣に座っていたジャズ仲間のジョンに "Tenderly" だねと目配せで確認、二人ともそう思っていたら、なんのこっちゃ上手く騙された。1940年代のミュージカル、"Broadway Melody of 1940" から、この頃のジンジャー・ロジャースは本当に中年の魅力はち切れんばかりだったなぁ、まん丸は実際にジンジャー・ロジャースを1970年代の中期に見た事があるのですが、実際の年齢よりも20歳は若く見えたように思います。笑顔がとても素敵な方で古き良き時代のハリウッド・スターって感じの貫禄がありました。あっ、また話しがそれましたね。今夜の二人の演奏は、お互いに感化仕合い、引っ張り合い面白い具合になってきましたよ。

7.ちょっとタイトルが分かりません、ただただ曲を楽しみました。これでファースト・セットの終りです。ここでは誰でも気軽に一緒にお写真も撮る事が出来ます。Neil は何時も気さくに観客と会話し、肩を並べて写真を撮ったりと気取ったところがありません。でもここに来るミュージシャンで気取った方など今までに一人もいなかったように思います。多分このリラックスした雰囲気も影響しているのかもしれませんね。大きなコンサート・ホールのロビーで観客に囲まれてこうはいかないでしょう。このサイズだから創り上げる事のできる暖かい雰囲気なのだと思います。

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( Neil Swainson and Bernie Senensky at Ichiriki 2013 )

2nd.set:
1.I hear a Rhapsody - 1940年代のジャズ・スタンダードです。George Fragos, Jack Baker, Dick Gasparre, こうしてブログを書いている時に作曲作詞などの情報を再確認していても次回も同じようにまた誰の曲だっけと思いだす事ができません。自分の為にこうしてライヴの記録を残しているのですが、なんだかこのモノ覚えの悪さに脳の劣化という現実に直面し非常に不安を感じる最近のまん丸なのであります。

2.Like Someone in Love - これも40年代のポピュラー・ソングがジャズ・スタンダードになった曲、ちょっと甘い乙女心を可愛く歌いあげた感じの曲ですね。ピアノのアレンジメントは原曲をあまりこね回さないあたりがいい、でも彼の持っている演奏スタイル自体で十分面白さが感じられるのでシンプルな曲はそのままがいいのかもしれない。

3.Peace - Horace Silver の美しいバラードです。この曲で一番すきなのは Chet の同じタイトルの付いた盤なのですが、今夜の二人の演奏もなかなか素敵です。Horace Sliver ってヒューモアーだけでなく良い曲を沢山作っているのね。

4.Speak Low - Kurt Weill, Ogden Nash これもいい曲ですね。今夜も聴きなれたスタンダード・ナンバーが沢山演奏されました。せっかくユニークなピアニストが登場してくれたのだから、もう少しひねくれた曲も演奏して欲しかったという気もしないではないけど、やはりここに集まる観客の年齢層の要望に応えているという強い感じがします。煩いジャズ・バーでの激しいプレーとはまた違ったディナー・ジャズの良さなのだと思います。

5.Crazeology - Charlie Parker 最後は Bebop で楽しく締めくくりです。飛び跳ねるようなピアノに食付くようなベースがいいね、嗚呼 Neil のベースはやっぱり文句なしに最高です。いつでもそのテクニックに耳が釘付けになります。次は何時彼のベースが聴けるかな・・・


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( ブロアー・ストリートに面した暖かい雰囲気が漂っている一力レストランの夜景 )

さて、今夜のメニューも私達の食欲を満たしてくれました。中華風のサラダがなんと爽やかで美味しかったこと、中華風と聞くとなんだかひつこいような印象がありますが、これはとてもあっさりしたドレッシングでとても気にいりました。こちらでは珍しい湯葉のけんちん揚げも少しの大根おろしが効いていて実に美味しかったです。子供の頃は湯葉なんてあまり気にしない素材でしたが、歯ごたえもあり野菜とそれを取り巻いた豆腐と湯葉のコンビネーションがとても合っていました。上品な薄味の京風味が良かった一品。

それと一番気にいったのがデザートなのです、甘いポテトと栗のジェリーというか柔らかいようかんのような舌触りです、最近のデザートはとても健康志向で大人の味に作ってあるのが嬉しいです。今夜も舌で満足、耳で満足、楽しい仲間との会話にも満足、こうしてジャズを楽しめる環境にいる自分が健康である事に感謝です。

ばあ様のお年頃になるとつくづく健康なくして何も出来ないと多々思わされる事があります。健康でないと楽しいジャズも美味しいものも心からエンジョイできませんもの、皆さんも健康管理をしっかりなさって出来るだけ長くジャズが楽しめるようにしましょうね。ちなみに私の目標は90歳になってもお洒落をしてジャズ・ライヴに通うことです!(笑)

今夜のお品書き:

付き出し - 枝豆
サラダ - 薄切り豚肉の中華風サラダ
焼き物 - カンパチの塩焼き
小鉢 - 茄子の鶏そぼろ庵掛け
揚げ物 - 湯葉のけんちん揚げ
酢の物 - 鮭の南蛮漬け
汁物 - 鶏肉、トマトと野菜スープ
寿司 - 鮭の香味付け、海老、葱トロと長芋の軍艦巻き、玉子と胡瓜の四海巻き
デザート - 薩摩芋と栗の羊羹

次回4月のデュオ・ライヴはオスカー・ピーターソンに深い縁のある二人です。
トロントの皆さんお早い目にお席をお取りくださいな。
Dave Young と Robi Botos 他では(一力限定)そう簡単に聴けないデュオですから。


(お席に限りがありますから、ご予約はお早めにね)
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http://www.ichiriki.ca/

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