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2013-07

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Goodbye Mr. Appleyard We miss you. - 2013.07.21 Sun

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また一人カナダの偉大なジャズ・ミュージシャン、Peter Appleyard 氏が7月18日に85歳で亡くなられました。1928年生まれのヴァイブ奏者、パーカッショ二スト、作曲家である氏は1951年にイングランドから移民されてからほとんどの人生をトロントで過ごしカナダのジャズ・シーンを支えてこられました。

ジャズ・ライヴだけでなく、60年代にはカナダのテレビやラジオの放送を通してジャズの普及(娯楽番組)など、Patti Lewis (歌手)、や Guido Basso (tp) などのミュージシャンと共に活躍しました。

1970年代には Benny Goodman's Band で8年ほど世界ツアーをしましたが、カナダが彼の本拠地でした。去年リタイアーをされてからも新譜を二枚も発表されています。その一枚はなんと氏の屋根裏部屋で40年も眠っていたというテープ、1974年の貴重な録音だったのです。(↑のジャケットがそのアルバムです)

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(Mr. Appleyard photo by manmarukumi 2009) 気さくにカメラに向かって微笑んで下さったアップルヤードさん

そのメンバーには、なんと Hank Jones, Slam Stewart, Zoot Sims, Bobby Hackett, Mel Lewis, Urbie Green という素晴らしい面々。この盤 "the Lost Sessions 1974" は、もう一枚の新譜 "Sophisticated Ladies feature Canadian Vocalists" の話しがなければ日の目をを見る事がなかったという事ですから、氏がお亡くなりになるほんの少し前にその時が訪れた事はなんだか不思議な気がします。何故なら氏が "Jazz Giants" と呼ぶこの面々の失われたセッションを発表する機会をいつか現実化したいと考えておられたからです。

70年代にこの盤を発表しようと思っていたレコード会社(Phillips Records) とのアポイントメントがあったにも関らず、移民局で問題がありその会議をミスして機会を逃してしまった事など、Benny Goodman Sextet とツアーをしている途中であった為にアメリカからの仕事なのに、彼はまだ英国市民であったという複雑な状況の為移民局で時間を取られてしまったという残念な理由でした。それから40年長い月日を経てこの録音が私達の前に出現したのです。

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そしてカナダのトップ女性ヴォーカリストを集めた "Sophisticated Ladies" の話しが True North Records から舞い込んで来た機会にこの失われた録音の事を話すとそれに興味を示したトラディショナル・ジャズが好きだという Geoff Kulawick (President of TNR) がオーケーを出し同時発表という幸運な経緯です。もしこの女性ヴォーカリストの盤を制作していなければこの "The Lost 1974 Sessions" はここに存在しないという分けですね。このタイミングはやはり凄い、ひょっとしてずっと屋根裏部屋に埋もれたままだったかもしれないのですから。


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もう一枚の "Sophisticated Ladies" は、これ一枚でカナダの女性ヴォーカリストのリストが仕上がっていますね。アップルヤード氏の選んだ洗練されたヴォーカル・スタイルを持つ素敵な女性達です、日本でもお馴染みの名前も何人かいますね 2012年に True North records の Linus レーベルから発売されています。カナダの女性ヴォーカルを知るには最適の一枚でしょう。

After You've Gone with Emilie-Claire Barlow
It's Only A Paper Moon with Elizabeth Shepherd
Love For Sale with Jill Barber
Georgia On My Mind with Jackie Richardson
If You Could See Me Now with Sophie Milman
Sophisticated Lady with Molly Johnson
Night And Day with Carol Welsman
Satin Doll with Barbra Lica
Mood Indigo with Carol McCartney
Smile with Diana Panton

Peter Appleyard (vib)
John Sherwood (p)
Niel Swainson (b)
Reg Schwager (g)
Terry Clark (ds)

現在カナダで活躍している豪華な女性ヴォーカリストの皆さんです。ここに私の好きな Jakie Richardson をご紹介いたしましょう。バックを務めるメンバーもカナダの一流ミュージシャンです。Jazz from 43rd parallel north でもご紹介しているアーティストが勢揃いですね。



ピアノの John Sherwood もベースの Neil Swainson も何回もここに登場しているアーティストです。
この Sherwood さん、絶対音感の持ち主というピアニスト、何回か色々な場所で聴いていますがアレンジメントのセンスも抜群、どんなスタイルも素晴らしく上手い! Peter Appleyard's Swing Fever Band (←2009年のリポート) のメンバーでもあります。ニールとジョンの関連記事はここから Neil Swainson & John Sherwood ここからご覧いただけます。

(どうしても解せないのが You-tube のギターは Reg Schwager さんのはずが、彼にはみえないのです。どうしても私には別人のギタリスト Lorne Lofsky さんに見えるのですが、このセッションには代役として演奏しているのかな? CD のクレディットには Reg Schwager となっているので、もしどなたか判る方がおられたらお知らせ下さいませ。)

まん丸は、すでにコンサヴァトリーでの10月の Jakie Richardson のライヴ・ティケットをゲットしました。この "Georgia on My Mind" 感情が爆発しそうな力強さ、こういうの大好きなまん丸です、彼女はゴスペル系なので迫力満点今からとても楽しみなのです。


まだこの盤 "The Lost Sessions 1974" を手に入れていません、私の住んでいる街のCDショップには残念ながらありませんでした。次の機会にダウンタウンに行ったら是非手にいれたいと思います。 このサイトから3曲聴けますのでご試聴あれ! ←をクリック。




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Peter Appleyard's HP

今日は故人を偲んで古いアルバムを引っ張りだしましょう。
爽やかなヴァイブの音色を運んでくださった Peter Appleyard さん、ありがとう!



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