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2015-03

Kirk MacDonald Quartet at Rex Jazz Bar 3/11/2015 - 2015.03.16 Mon

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( photos by manmarukumi at rex jaz bar 2015 )

嬉しいことに3月はライヴ続きです。ばあ様の頬が緩みぱなしですね、これ以上緩んでどうする!という感じですが。この歳になると引力の影響には抵抗いたしません。(笑)

さて今回のライヴは、トロントのダウンタウンにあるジャズのメッカ "Rex Jazz & Blue Bar" です。出し物は長い間聴きたいと思っていた、"Kirk MacDonald Quartet" の登場です。初めて彼の名前を認識したのは、Chris Mitchell Quintet の "SPECTRUM"(2000) というアルバムでした。その後、Kirk MacDnald "NEW BEGINNINGS " と "PURE AND SIMPLE" を聴いたのが最後、私生活の方が忙しくなり、ジャズから離れていた時期に入りました。

最近はライヴの予告などをチェックして気になってはいたものの、他にも沢山聴きたい、観たい、アーティストがワンサカ 今迄彼のライヴを聴く機会を持てないでいましたが、15年の時を超えてやっと今週その思いを果たせました。今回もスタートの遅いジャズ・バーでのお供にS君が登場、安心してライヴを楽しめました。昔はトロントも安全な街で夜も平気で一人歩きできましたが、近年は犯罪も多く少し怖くなってきました。そんな分けでめったに夜のジャズ・バーには同伴がないと出向けないという感じになっています。

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link to Kirk MacDonald

平日のライヴ・チャージはなんとたったの$9ドルでした。それにドリンクを加算、かなりお得なお値段ですね。こういう場所が家の近くにあるとよいのですが、高速道路を飛ばして1時間弱かかります。スタートは9時半、そしてライヴが終わるのが11時半となるので、ばあ様の夜遊びにしては少し辛いかもですが。でもこの楽しさには代えられませんね。

今夜のメンバーには、テナー・サックスの Kirk MacDonald を筆頭に、大好きなベーシストの Neil Swainson, ピアノのこれまた最近とても気になっている Braian Dickinson, ドラムスは Barry Romberg です。メインストリーム・ジャズを突っ走る4人の行く先は、さあライヴが始まります。

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一曲目は、Kirk の2013年のアルバム "Symmetry" から、経験を積んだ大人のテナー、その何物にも動じない雰囲気が、確かなグリップというかそういう確たる気配を感じます。今夜のドラムスの超元気の良さに驚きました。以前に何枚か、聴いた時とは印象がかなり違っており、少し戸惑いを感じたのは隠せません。

二曲目は、B. Kaper の "Invitation" この曲ってミュージシャンのお気に入りなのでしょうか、ライヴや購入したCDなどにかなりの割合で選択されている曲なのでした、偶然なのかもしれませんが。Kirk の男っぽいテナー、ちょっと気難しさのあるスタイルというか、それが音色にとても合っていると思います。一直線な、ストレートさが爽快というか、混ぜものなしという感じでしょうか。

4曲目は、彼の新譜 "VISTA OBSCURA" から、Neil Swainson のベース・ソロから始まります。なんて素敵なソロ・パートでしょう。年齢からくるものなのか、ベースのコンディションなのか、深い音色はもう天国への道へと続いているかのように、気持ちを浮上させてくれるのでした。ファンタステック! めちゃええやん! 今夜の Neil の演奏が実に素晴らしい。S君も Neil の必殺技に圧倒されていました。今夜もS君の親指が上を向いてますね。

Brian Dickinson のピアノがピカリピカリと瞬間的な輝きを放っています。Quartet の中に存在して、気を引かせる技はやはり熟練された者だけの特許だね。最近ではユーチューブで Brian の映像がアップされているので是非ごらんあれ。一力でのジャズ・ディナーにも何回か登場して下さった、あの時は本物のピアノがあったらと、どんなに願ったことか。

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link to Neil Swainson's page

さて休憩の合間に、Neil にご挨拶、そして MacDonld さんにご紹介して頂きました。少しお話しもできて、最近の彼の情報などを収集、カナダのミュージシャンの方々はやはり皆さん、日本で演奏する事にとても興味を抱いておられるようです。しかし日本ではカナダのジャズ・ミュージシャンの位置というのが今一確立されていないのが実情でしょう。まだまだ彼らにとって日本は困難なマーケットなのだと思います。それでも春には、ピアノの Brian Dickinson と共に韓国に遠征するのだそうです。日本まであと一息ですね、日本へのコンタクトが必要だと仰っていましたが、彼の所属しているレコード会社(Addo Records)が日本にも進出したと仰っていたので、頑張って頂きたいですね。

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(気さくにお話してくださる Kirk MacDonald さん)

セカンド・セットは、彼のオリジナル "Symmetry" から始まりました。カレッジや大学で長く教鞭を取っておられる Kirkさんは、作曲も手がけておられ、50ものオリジナルを録音されています。次の曲も新譜 "VISTA OBSCURA" から少し Bossa Nova 風なアレンジ、リズム・セクションがとてもいい感じです。ピアノとベースの二人の相性というのがピタリと合って無駄がなく、それでいてサックスの周りを楽しく遊び回っているような印象なのです。いや~Neil、今夜もめっちゃええやん!最高のベーシストやね。

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お次は、コルトレーンの "Giant Step" です。Kirk さんのバップはいいですね、ドラムスの Barry Romberg さんは勢いが衰える事なく、汗だくです。色々な盤でドラムスを聴いているのですが、今夜の彼はもうスイッチが入って止まらないという意気込みです。これが彼の本来の姿なのか、エネルギーの大爆発という感じなのですね。でもピアニストの Nancy Walker の "Luminosity" や "When She Dreams" などの参加盤を聴いた時は少し抑え目だったので、これほど生が迫力あるとは想像できませんでしたが、ライヴの後にそのCDを聴き直してみると。あのスタイルそのまま、やはりビシビシ、バシバシと切れ味のあるドラムスはそこに存在しているのでした。しかしばあ様は今夜ついていくのが少し辛かったかな。

最後は、スタンダードから Hart and Rodgers の "Where or When" 最後にラヴ・ソングできたか、このタイトルが思い出せなくて歯がゆい事、帰路でずっとこの曲が頭を駆けめぐり、帰宅して眠りに着く頃にやっとタイトルを思い出しました。それでもちょっと心配だったので、これを書く前にユーチュブで調べたら、曲とタイトルが一致しておりました、良かった。なんだか本当に心配になってきたばあ様のおつむです。

今月は聴きたい女性アーテイス、 Anat Cohen Quartet (Avishai Cohen の妹)やIngred Jansen などが集中しています、でもそうは簡単にスケジュールが上手く合わないので残念です。それでも今月はライヴに3回も行けたので上々ですね。お次もライヴ・リポートが続きます。今夜の Rex は相変わらず煩い観客が、いつも数人特別に賑やかなグループがいるものです。ラテン系の中年の女性、なんと演奏中にステージに駆け寄り、あれれと言う間にサックス奏者にキスしちゃいました。ガードマンの男性が、即彼女を制したものの、何が悪いとお構いなしの様子、お国柄というのは興味深いものですね。まあそういうハプニングも含めてライヴというのは面白い、楽しいものです。S君のお供で、トロントの真夜中の街も安心でした、ばあ様のお守り役ご苦労様でした。

近いうちに Kirk さんの新譜もご紹介したいと思います。
彼のリンクに沢山の映像がアップされているので、是非ご覧くださいな。

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Rex Jazz & Blues Bar

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