今一番聴きたい盤 Dave Young / Terry Promane – Octet Vol. 2 - 2018.04.03 Tue

( 日本の思い出2010年 photo by manmarukumi )
やっとカナダ東部にも春の訪れが感じられる今日この頃です。長いご無沙汰でしたが、皆様はお元気でお過ごしでしょうか。ばあ様はこの九か月ほど色々とありました。ブログも更新できる状態ではなく、やっと春の訪れと共に気分的にも、また何かを再起動するのは「今でしょ!」という気分になっています。
さて長い間、ジャズを聴く気分にもなれなかったばあ様なのですが(理由は後ほど)、今回ご紹介する盤、実はまだ聴いていないのです。これは今ばあ様が一番聴きたいと思っている盤という事なのです。Dave Young を筆頭に素晴らしいメンバーの顔ぶれ、以前ご紹介した "the dave young terry promane octet" の新譜なのです。実は数日前に車のラジオから流れていたのが彼らの新しい盤からの一曲でした。リッチなテナーの音色とベースの土器のような響き、ピアノの旋律がさざ波のように頭脳に入り込んできました、この一曲を聴いただけで、この盤を全部聴いてみたいと思わせてくれたのです。
調べてみるとピアニストが変わっています。私の好きな Dave Restivo ですね、いいじゃないですか。選曲も素敵だし、大好きな Detour Ahead (この曲の事を書いているので、お時間のある方は覗いてみてね)も入っています、もうこれは購入決定です。楽しみだな、次回ダウンタウンに行った時は、HMVのジャズ・セクションに直行ですね。

Dave Young (3) / Terry Promane – Octet Vol. 2
Label: Modica Music Ltd.
Format: CD, Album, Sleeve
Country: Canada
Released: 08 Dec 2017
Alto Saxophone – Vern Dorge
Baritone Saxophone – Perry White
Bass – Dave Young (3)
Drums – Terry Clarke
Piano – Dave Restivo*
Tenor Saxophone – Mike Murley
Trombone – Terry Promane
Trumpet, Flugelhorn – Kevin Turcotte
1 Oh, What A Beautiful Morning
2 Duke Ellington's Sound Of Love
3 I Can't Give You Anything But Love...(Baby)
4 Detour Ahead
5 Bebop
6 You Must Believe In Spring
7 Can't You See
8 Moon And Sand
9 Jeanne
10 Hindsight

Dave Young Terry Promane Octet "Night in Tunisia"
↑上の盤は4年ほど前にオクテットの Vol.1 をご紹介した時のリヴューです。
"the dave young terry promane octet" は、一曲目の" Manteca" の始まりからこのオクテットの素晴らしさが溢れ出ているではありませんか!バップ大好きのまん丸には久しぶりに満足の一枚です。この盤は今トロントで活躍しているホットなミュージシャンの集合で、所謂カナディアン・サウンドとでも言うのでしょうか。真にこれは現在のカナディアン・ジャズの新原点といってもよいくらいカナダらしさが満載された盤だと思えます。一人ひとりのサウンドを追っていくと実に素晴らしい奏者だという事が明確になっていくでしょう。大好きな Mike Murley のサウンド、男らしい Perry White のバリトン・サックス、根底を流れている Dave Young のベースの音色が、その存在感を感じさせます。それぞれのパフォーマンス(ライヴやコンサート)では時と場合でまったく違った顔を見せてくれるこのメンバーですが、このオクテットでの楽しさを十分に発揮した編成での演奏はまた格別なものです。
あまりの期待で、少し聴くのが怖い気もしますが、Vol.1 を上回る素晴らしい盤である事を願って!
さて、ここからは個人的なお話になります。
実は去年の夏に右目の手術をしたのですが、どういう分けか目の構造の関係で手術後に想定外の結果が。遠視が近視になってしまうという始末(えらいこっちゃ!)、8週間ほど目が落ち着くまでは眼鏡も矯正できず、もう頭の中がおかしくなりそうな日々を過ごしました。ドクターは、片目でも運転できるでしょって、そんな簡単に片目運転など慣れないですよね。
目の違いは眼鏡で矯正できるからノープロブレムと仰るではありませんか、でもそういう問題じゃないだろ!と言いたくなりましたが、遠視が近視になってしまったのはもう仕方がありません。メインの問題は解決できたのですが、今一以前のようにクリアーに見えません。矯正された眼鏡でなんとか凌いでいても、何故か霧がかかったような、これは大変だ以前のようなスーパー・クリアーな視力が失われています。かかりつけの眼科のドクターに行くと、やはり術後によく起こるコンプリケーションだと仰るではありませんか。
今度はそれを改善する為にレザー手術をせねばならないと、これはとても簡単でほとんどの患者はこれでクリアーなヴィジョンが戻ると言われるので、12月にまたレザー手術という状態でした。
この間、大好きな読書もできない、とにかく目が鬱陶しい、長くスクリーンを見ていると疲れる、大好きなジャズも聴く気になれない、人にも会いたくなくなる。しかし仕事はせねばならなかったので、かえってそれが良かったのかも知れません。あれから八カ月ほどになりますが、ようやく目が落ち着き始めた感じがします。しかし術後に矯正した眼鏡はもう合っていないような違和感があります。
あるジャズ友さんが白内障の手術をされた後、やはりレンズがぴたっりと自分のモノになるまで長い時間がかかったと仰っておられたので、私も焦ってはいけないと言い聞かせています。ばあ様の場合は白内障ではないのですが、左目はまだ余裕があるので、モニタリングするという事になりました。まあ歳を重ねると色々とあるものですね。見えるだけで儲けものと思わねばならない年齢に近くなってきたという事なのかしら・・・いやいやまだそんな年齢ではないはずなのですけど。
そしてその間に、いつも使っているウイルス対策ソフトが期限切れ、ソフトは70ドルほどなのだけど、子丸がフリーのウイルス対策ソフトを入れてくれるというので任せたら、なんかおかしい、なんとダウンロードしたそのソフトが実はウイルスだったという始末!あちゃWindowsがまったく開かない状態に、仕方がないのでいつもの修理屋さんへ、あれも変えた方が良いですね、これもアップデートしましょう、なんと結果は300ドル以上も掛かってしまいました。本当によく言ったものですね「ただより高いものはない」と。
おまけにアップデートしたソフトたちが、今までのと違って使いにくい事、特に写真の処理など、今までは簡単にクロップ出来たり、ピクセルでサイズ直しできたり、古いシステムに慣れていたばあ様でしたから、新しいフォト処理が難しくて仕方がない。そういう分けでブログに使いたい写真もままならない状態です・・・溜息 しかしアップデートしたお陰でスピードが少し速くなったので満足です。でも何時になったらお気に入りの写真を載せる事ができるのかしら、もう焦るのは止めたのでゆっくりと新しいソフトたちにまず挑戦する事にいたしましょう。
少し落ち込んでいた時に、こんなものを観ていました。雑誌や本で読んだ内容がドキュメンタリー仕立てになっている映画なども、映像だからまた楽しく鑑賞できました。最後の二本は日本のアニメです。ずっと観たいと思っていたもの、なかなか良かったです。
Nat King Cole: Afraid of the Dark (2014)
Chasing Trane (2016)
I Called Him MORGAN (2016)
What Happened, Miss Simone? (2015)
Jimi Hendrix VooDoo Child (2010)
How the Beatles Changed the World (2017)
Sinatra: To Be Frank (2015)
Janis: Little Girl Blue (2015)
Amy (2015)
Miss Hokusai (2015)
In the Corner of the World (2016)
追伸
take10n さん、コメントお返事できないままで失礼しました、ちょうど専門医に行ったり来たりしていた時期で、精神的に落ち着きのない時でした。本当にごめんなさい。
HOBOさん、ご無事で本当に良かったです。体調の悪い事なども何度か記載されておられたので、とても心配しておりました。でもご無事でお元気そうでなによりです、足跡を発見した時とても嬉しかったです。 Welcome back!です。