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2020-01

Evening with Bach and Brad Mehldau 5/26/2016 - 2020.01.24 Fri

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( photos by manmarukumi 2016 )

昨夜から降り続いていた雪が、夜更けに入りやっと止む気配がしてきました。長い間お世話になった愛車を、一昨日手放したところだったのでタイミングが良かったと、激しく降る雪を眺めながら、事故もなく無事に使い終えた事に感無量でした。日本で頻繁に起こっている年配の方が関わっている、信じられない事故の数々をニュースで知り、丁度よい時期に運転をギヴ・アップ出来たと思います。

さてリタイアー後に整理したいと思っている音源の数々、あまりに多すぎて何から手をつけてよいのやら。そしてリストを作るにはどういう風にするのが一番合理的なのか、そういう課題が一杯あり、ジャズ仲間さん達がどういうリストの作り方をされているのか、興味深々なのです。

今のところは、アーティストの名前をA~Z順に並べて箱に収めているのですが、その外にもマシュマロ盤とか、ピアノ・トリオ、サックス、ヴォーカルとか、ラテン、カナディアン・アーティスト群とかブリティッシュ盤など、大雑把に平箱に収納されている為、聴きたいモノを探すのに一苦労している次第です。そんな感じで気の遠くなりそうな作業になりそうです。

まず第一に持盤を聴きなおし、聴く気のしない盤を排除していく作業をせねばなりません。少し身軽にしておかねばという気持ちが湧いているので、この作業が一番大変かも。本当に好きなモノだけを残していきたいと思います。これは書物にも同じ事が当てはまりますが、いや身の回り全てかも。

今回はまず大好きな Brad Mehldau から、始める事にしました。ブログのファイルには三年前に書き始めたコンサートの記事がそのままになっており、やはりこれを終わらせねばと、去年私のベスト3に選んだ一枚が彼の作品だったので、そこから始める事にしましょう。

brad mehldau finding 250 2019
brad mehldau ‎– Finding Gabriel 2019

ベスト3に選んだ盤の感想は:色々な分野に挑戦し続けている戦士、そんなタイトルを付けたくなる mehldau さんですが、この宗教色が強くて、ちょっと不可解な内容は、聴けば聴くほど、好きになっていくのでした。 ヴォーカルには以外な人選があったりして驚き。じっくりと聴いて、理解していくのが必要な盤なのかもしれません。聴きこむほどに色々な事が見えてくる、深い哲学的な盤。

Becca Stevens: voice
Gabriel Kahane: voice
Ambrose Akinmusire: trumpet, solo
Michael Thomas: flute, alto sax
Charles Pillow: soprano sax, alto sax, bass clarinet
Joel Frahm: tenor sax
Chris Cheek: tenor sax, baritone sax
Brad Mehldau: OB-6 Polyphonic synthesizer, Therevox, Moog Little Phatty synthesizer, Steinway C grand piano, voice
Mark Guiliana: drums

1 The Garden
2 Born To Trouble
3 Striving After Wind
4 O Ephraim
5 St. Mark Is Howling In The City Of Night
6 The Prophet Is A Fool
7 Make It All Go Away
8 Deep Water
9 Proverb Of Ashes
10 Finding Gabriel

そんな感想でしたが、本当に色々な顔を見せてくれる彼のパフォーマンスは、私をがっかりさせた事がありません。でも私の好みではないなと感じたモノも幾つかありますが、それは私のリストには載せていません、それはやはり他の分野の方とのコラボだったりしたもので、好意的な感想でなければ書かなくてよいと思っているので、自分の好きなモノだけ記録していけばよいと思っています。そう、独断と偏見でいいじゃないか!がモットーでした。なので他人からすると、こんな盤を選んでいるのっていうものでも、自分が好きならそれで良しです!でも Finding Gabriel は予想以上に自分的には琴線にはまった作品だったので満足です。

これからじっくりと聴きなおしたい Mehldau の音源のリスト:

the ART of the TRIO volume one (1997)
the ART of the TRIO volume tow Live at the Village Vanguard (1998)
the ART of the TRIO volume three SONGS (1998)
the Art of the TRIO 4 at the Vanguard (1999)
Elegiac Cycle - vita brevis ars longa (1999)
Places (2000)
Progression - Art of the Trio, volume 5 (2001)
LARGO (2002)
Anything Goes (2004)
Live in Tokyo (2004)
Day Is Done (2005)
Love Sublime (2006)
METHENY MEHLDAU (2006)
Marian McPartland's Piano Jazz with Guest Brad Mehldau (2007)
METHENY MEHLDAU QUARTET (2007)
Brad Mehldau Trio - Live disc 1 & 2 (2008)
Highway Rider disc 1 & 2 (2010)
Lee Konitz, Brad Mehldau, Charlie Haden, Paul Motian - Live at Birdland (2011)
Chris Thile & Brad Mehldau (2017)

chris thile brad mehldau 250 2019
Chris Thile & Brad Mehldau 2017

(ちょっと意外だったマンドリンとの組み合わせ、ヴォーカルまで披露しちゃって、少し目を離していると何処に行ってしまったのか分からなくなる Mehldau さんですが、彼の取り組みは本当に予想ができなくて楽しいというか、次は何が飛び出してくるのか怖いような気もします。)

Charlie Haden & Brad Mehldau - Long Ago and Far Away (2018)
Seymour Reads the Constitution! (2018)
Finding Gabriel (2019)

リズム・セクションとしては、手持でこれだけありました。

The Water Is Wide - Charles Lloyd (2000)
Hyperion With Higgins - Charles Lloyd (2001)
American Dreams - Charlie haden with Micheale Brecker (2002)
Walking Shadows - Joshua Redman (2012)


さて三年前のブログは、彼がカナダの The Royal Conseratory of Music/Koerner Hall や Carnegie Hall, The Dublin National Concert Hall そして Wigmore Hall から、21世紀における世界で最も革新的なミュージシャンの一人として、委託を受け創作された Johann Sebastian Bach の世界を新鮮な音やアイデアで表現するというモノでした。

その世界は、Mehldau が持つ素晴らしい技術と、想像性と現代と過去の融合というか、彼のソロ・アーティストとしての誇りとか、そういう全てのモノをこれらの作品を通して、披露できる喜びみたいなオーラを、このコンサートで観客は感じたに違いないパフォーマンスでした。

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(Koerner Hall in Toronto 5/26/2016)

ステージの写真は、ばあ様の座席から写したものです。ステージの上部にあるバルコニー席では、彼の指の動きや顔の表情まで良く見える席なのです。しかもこれがとても安いお席なので驚きでしょ。舞台の前列はとても高い席ですが、ばあ様は何時もステージに近いバルコニーの端とかを選びます。そうするとステージ全体も見えるし、アーティストの表情とか、本当に良く見えるのです。そして座席は見たい楽器によっても変わるし、ソロの演奏なら、その楽器がどの辺に配置されるかとか、考えながら席を選ぶ事にしています。

このコンサートはソロだし、ピアノはこっち向きだし、この辺りが一番いいかなという感じで、ティケットが発売されたら即予約を入れるという感じです。安くて良いお席は直ぐに完売してしまうので。しかしたまにポツリと一席だけ、良い場所が残っていたりするので、一人というのも便利な時があるものです。しかも音響環境はどこに座っても、あまり変化がないという設計がされているホールなのです。

コンサートは、いつものジャズ・コンサートやライヴとは違い、とても静かな物音ひとつせぬ静寂な空気の中から始まりました。まずはじめに Bach の Prelude No.3 C-sharp Majorr, BWV 848, from The Well-Tempered Clavier, Book 1 から、楽譜どうりに進行していきます。観客は静けさの中に広がる一音々に息を呑み込み、集中している演奏者に吸い込まれていきます。その後は Bach のオリジナルから生まれた mehldau の After Bach 1: Rondo が続きます、彼独特の世界観が作品の中に存在するのを、彼のファンであれば確かめる事ができるでしょう。正に mehldau の世界!交互に行きかう過去と現在に、何か今までにない mehldau の素晴らしさ、美しさを見せつけられた気がしました。

Program
Johann Sebastian Bach: Prelude No.3 C-sharp Major, BWV 848,
from The Well-Tempered Clavier, Book 1

Brad Mehldau: Three Pieces After Bach (Canadian premiere)
After Bach 1: Rondo
After Bach: Rondo (←ユーチューブで見つけました、お時間があればどうぞ。)

Johann Sebastian Bach: Fugue No. 16 in G Minor, BWV 885,
from The Well-Tempered Clavier, Book 2

Brad Mehldau: Three Pieces After Bach (Canadian premiee)
After Bach 2: Ostinato

Improvisation on Bach 1
Two additional pieces to be announced from the stage

INTERMISSION

Johann Sebastian Bach: Prelude No. 6 in D Mior, BWV 851
from The Well-Tempered Clavier, Book 1

Brad Mehldau: Three Pieces After Bach (Canadian premiere)
After Bach 3: Toccata

improvisation on Bach 2
Tow additional pieces to be announced from the stage


そして最後に、演奏されたピースは!!
なんとビートルズの And I Love Her (←ここをクリック)なのでした。ユーチューブでその時の演奏がアップされているのを発見したので、リンクを張っておきますので、お時間があればどうぞ。ビートルズでこの緊張感、なんとも言えない幸福感を味わったのでした。ばあ様はこの時ステージのバルコニーに居たのだという、今でもこの臨場感というかそういう感じが、この映像を観て体の中を駆け巡るのでした。ふぅ、やっと書き終えた。これから少しづつ書きかけのブログのファイルに、手を加えてアップしていこうと思います。どうなりますやら。


↓の記事は初めて2012年に生の mehldau を聴いた時のリポートです。かなり熱く語っているので、自分でも恥ずかしくなりますが、何に対しても、またこれくらいに熱くなれたらいいなと思います。
Brad Mehldau & Joshua Redman Duo



bradehldau300-5-26-2016.jpg
(デザインは私の趣味ではないが、なんと新鮮で素敵な色だこと!)

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