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2017-10

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Brad Mehldau and Joshua Redman Duo 4/14/1912 - 2012.05.04 Fri

bradmehldaujoshuaredman500.jpg
( photos by manmarukumi )

あっと言う間にもう5月です。このコンサートに行ってからすでに2週間以上過ぎてしましました。興奮度も冷めちゃって今更ライヴ・リポートって感じなのですが。とにかくこれは記録に残しておきたいと思います。少しづつ思い出しながら綴っていくことにしましょう。

最近、聴いた Brad Mehldau の "Highway Rider" には自分的にはピンと来るものがあまりなくて、このコンサートには何を期待して行ったのかよく分かりませんでしたが。とにかく長い間待っていたこの2人だったのでやはり胸の中は得たいの知れない期待?と不安と昂揚感も混じりあって不思議な気持ちで席につきました。きっと「こんなに待ってたんやから、がっかりさせんといてや」と言う気持ちだったのかもしれませんね。

Mehldau のリーダー作の愛聴盤は "Largo" とか "Places", "Anything Goes", "Day is Done" とかあの辺りに集中しています。きっと彼のスタイルにかなり嵌まり込んで少しマンネリ化した感じに安堵感を覚えたのかもしれません。他にも素敵な盤は沢山ありますが、どういう分けかこれらをよく聴いています。Pat Metheny との双頭盤はあまり個人的に好きではありません。

2000-2001年頃の Charles Lloyd "The Water Is Wild"、"Hyperion with Higgins" で参加している Mehldau を聴いてこのピアニストは、何かピカピカ光るものを持っているなあという印象を強く受けた記憶があります。その後 "The Art of the Trio" を聴いて好きになったという感じです。かと言って追いかけをするほどの熱心な信者でもありませんが。気がついたら好きなピアニストの一人なっていました。

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( The Royal Conservatory, Toronto )

今回は、サックスの Joshua Redman とのデュオという事でどんな展開になるのだろうと、まずはソプラノ・サックスのイントロから始まった一曲目でもうノック・アウトされました。Mehldau のオリジナル・ナンバーで二人の呼吸がピッタリです。そしてこの "Intensity" が終わりまで緩むことも無く保ち続けられた演奏はやはり凄い!と思わずにはいられませんでした。

"Elastic" (2002) 辺りからあまり Redman が表現しようとしている事が分からなくなってきてそれ以来少し避けて通っていたような感じだったのですが、今回の Redman はそんな私の疑惑を完全に取りり除いてくれました。テナー・サックスに持ち替えた二曲目ではタイミングの取り方がドンドンと変化していく、その面白さがこれから続くであろうコンサートの行く先を暗示しているようでした。ただのコンサートじゃないぞって!

もう圧倒されっぱなしです、漫々と溢れ出る感情がその指先からピアノのキーに伝わってまるで生き物が這いずり回っているような錯覚さえ覚えます。Mehldau の顔の表情もその指のムーヴメントと合わせて優しくなったり険しくなったり。ひたすらに美しい旋律は音の詩そのものと言うか彼は詩人でもあるんだと思わせます。Lyrical とはこういう事をいうのねと自分で納得したりして。

showisover500.jpg
( Redman がまるで Sci-fi のシーンみたいと喜んでいたホールのライト、会場が暗くなるとステージからはこのライトがそう見えるらしい )

そうかと思うと遊び心も一杯、急にタイムチェンジしたりクラシカルの一部が入ったりと一秒たりとも退屈しなかったステージ。オリジナルの途中にスタンダードが少し紛れ込んでいてそれが Lush Life だと気がついたのはかなり後になってから。目で彼らを追い過ぎてしまって耳がついていってませんでした(汗)。最近同時に何かが出来てない、少し問題ありのまん丸です。

あっという間に最後の5曲目でした。十分に観客を楽しませてくれました。マイルドなフリージャズの味付けは実に美味しいでした。気難しくなく適度な緊張感と共にエクサイティングで、また美しくもありました。

オリジナルのタイトルはまったく分かりませんでした。コンサートでは珍しく途中に休憩がなく一揆に風のように走り切った感じです。2時間近く休憩なしでサックスを吹き続けるなんて凄いですね。しかもその後に3曲ものアンコールでした。これで30分も追加、アンコールの拍手は鳴り止みません、ソプラノ・サックスで2曲、テナーで1曲、 Redman のパワーは凄い。そしてパートナーの Mehldau の温度差は無しです。二人が同じ熱気を発散して素晴らしいステージを作り上げていました。彼らはこの場で120%の力を出し切ったという感じですね、このステージを聴けて心から良かったと思えた一瞬でした。

今月は、東京のブルーノートで二人のライヴがあるらしいですね、是非チャンスがあれば足を運んでみて下さい。きっと素晴らしいパフォーマンスを体験する事ができるでしょう。


alex fournier trio 500
( Alex Fournier Trio )

そしてもう一つの楽しみは、コンサートの後で Koerner Hall のロビーにあるギャラリーで披露される、学生トリオのパフォーマンスです。今回は、 Alex Fournier Trio という女性ピアニストの率いるトリオでした。学生とはいえなかなかの技術を持ったピアニストでした。今迄聴いた学生トリオの中で一番自分的には興味を抱いたピアニストでした。きっとカナダのジャズ界の将来の星かも知れませんね、なんだか今後の活躍が楽しみです。

(なんだか忙しくてなかなか更新できない今日この頃ですが、トップに宣伝だけは入れたくないという気持ちが働いて今回のトピックを書き上げる事が出来ました。やれば出来るものですね!)

● COMMENT ●

まん丸さん、こんばんは

ゴールデンウィークも明日で終わり、あっという間の9日間でした。

DUO、二人だけで2時間のステージを飽きさせず保つのは大変だし、やるほうも冒険と思っているかも。
でもフィットした時の盛り上がりも期待できる。 掛けのようなところがありますね。

MehldauとRedman、デビュー当時は良く聴きましたが最近はほとんど聴いていない二人です。
今回のDUOは大当たりだったみたいですね。 まん丸さんの記事から伝わってきます。

ライブは最近はめっきりご無沙汰、たまには出かけてみようかな。

トップに宣伝が入るぎりぎりセーフだったみたいですね。
まあ気楽にやりましょう。

ブラッド・メルドーもジョシュア・レッドマンも、デビュー当時に聴いたきり、長いこと聴いていません。
今では二人とも大物ですね。
この2人のデュオというのは、面白そうです。緊張感ありそう。

>気難しくなく適度な緊張感と共にエクサイティング、また美しくもありました。
こういうのがいですね。気難しいのとか小難しいのは、判りづらいし、疲れます。

なにはともあれ、楽しめて良かったですね。

Re: タイトルなし

tam.raさん、今晩は。

9連休って凄いですね、でも日本は何処にいくにも高速道路が込んでいて大変そう。
しかも最近は大きな事故が続いていて恐いですね。家にいるのが一番リラックス出来そう。

今回のコンサートは本当に良かったです、とにかくRedman がカッコ良かった!(^o^)
アレだけの時間を演奏し続けるって凄い肺活量ですね、しかも最後の方でもぜんぜんその
プレーは衰えていなかったし、流石プロただただ凄いと思わせました。

普通1時間位の演奏で休憩をはさんでいるのに、どういう分けか休憩無し、しかもアンコール
で30分くらいは演奏していたから、トロントの観客は二人を放しませんでしたね。
あまりに良いステージだったから本人達も気持ちよくアンコールに応えていました。

久しぶりのコンサートだったので、とてもエンジョイしました。
これがあるから私は前に進んでいけるんだなあって思いますね。大げさでなく本当にエネルギー
をもらっている感じがします。このコンサヴァトリーのコンサートは何時も素晴らしいです。

> ライブは最近はめっきりご無沙汰、たまには出かけてみようかな。

出かけるまでが億劫ですが、一度出ちゃうと後はもう止まりませんね、是非でかけてね!
まずはピアノトリオくらいから奥様を丸め込んで一緒にいけば出かけやすいかもですよ。

後1日で宣伝が入るところでした。忙しくてなかなか更新できないのが残念です。
書きたい事は山ほどあるのですが・・あまり更新しないと忘れさられていくようです(汗)

Re: タイトルなし

miyukiさん、今晩は。

ほんとに二人とも大物になってしまいましたね。
デビュー当時は良く聴いたけど、最近はご無沙汰というアーティストは恐ろしいほど
沢山いるような気がします。観客を長く惹き付けるという事は本当に難しいですね。
途中で自分の好みから外れていくと、なんだか聴く気がしなくなるのも仕方ないし。

このコンサートが良かったからと言ってCDをまた買うという気にはなれません。
多分他に欲しいものがあるし、ライヴとCDを選ぶのとはまた違った行動だと思います。
Mehldau の新譜も売っていましたけど、紙ジャケのペラペラが$25ドルもしていたので
買う気がしませんでした。

> > >気難しくなく適度な緊張感と共にエクサイティング、また美しくもありました。
> こういうのがいですね。気難しいのとか小難しいのは、判りづらいし、疲れます。

Miyukiさんの言うように最近は難しいものは疲れます。これって何でしょうね。
好みが変化していっているような感じもします。その時々の状況によっても求める
ものが微妙に違ってきたりします。だからジャズは楽しいのかもね。

トンネルを抜けると・・・

お久しぶりのこんばんは。

>こんなに待ってたんやから、がっかりさせんといてや

この気持ち、わかるような気がします。
行くまでは、行ってよいものか、期待してよいものか。

でも、結果、行って良かった!、期待以上だった!ってことも。
今回がそうだったようですね。(^^)

Re: トンネルを抜けると・・・

A.tomy 君、お元気でしたか。

この所ずっと忙しかったので、久しぶりのライヴは気持ちに変化をもたらせてくれました。
忙しいと言うのは心に余裕がなくなってよくないですね。
でもそれは自分の気持ちの持ち方次第なので日々反省です。

> 行くまでは、行ってよいものか、期待してよいものか。

そうなの余裕がないので大らかな気持ちで臨めないのね、なので行く前はちょっと
変にかまえてたりする(^公^’

> でも、結果、行って良かった!、期待以上だった!ってことも。
> 今回がそうだったようですね。(^^)

もう期待もなにもかも二人で2時間大丈夫かなって思いましたけど、
凄くよいパフォーマンスで、あっと言う間に終わっちゃったという感じでした。
やはりプロのアーティストって凄いと思った一瞬でした。
いや~とにかく Redman がめちゃカッコ良かったです!

羨ましい

こんばんは。

ジョシュア・レッドマンとブラッド・メルドーは現在考えられる最高峰の組み合わせの一つだと思います。
素晴らしかったでしょうねぇ~。
二人が見られたなんて幸せですよ。
メルドーが世に知られるようになったのはジョシュアの↓のアルバムがきっかけですね。

* JOSHUA REDMAN QUARTET / MOOD SWING (1994/Warner Bros)
joshua redman(ts), brad mehldau(p), christian mcbride(b), brian blade(ds)

ジョシュア25歳、メルドー24歳でした。
もう18年も経ってしまいました。
月日の経つのは早いね。

ジョシュア・レッドマン

クミさん、こんばんは。
今日、固定資産税と自動車税を支払ったので、金欠病が重篤になってしまいました。(苦笑)当分は、金欠病を楽しむ事になりそうです。(笑)
ジョシュア・レッドマンは、デビュー当時から注目していました。彼のソロには、天才的な閃きを感じます。そして、何時かは「永遠の名演」と言われるようなプレイをするはずだと期待していたのです。その期待は、チョット裏切られた気もしますが、素晴らしいジャズ・マンだと思います。
二人のライヴを楽しまれた様子が伝わってきます。良かったですね。

このところ忙しく、その日の内に夕食を食べるのが目標になってしまいました。(苦笑)
でも、クミさんのブログは、いつも読み逃げしています。(笑)

こんばんは
私はメルドーとレッドマン。
別々ですが、どちらもライブに行ってます。
ただ、メルドーは素晴らしかったけれど、レッドマンはイマイチでした(^_^;)

最近はどちらもほとんど聴いていません。
なんだか疲れちゃって・・・トシかな、それとも嗜好が変わってきたのか。

Re: 羨ましい

ドラさん、おはようございます。

お返事がこんなに遅くなって申し訳ありません。
家の修理が始まって、家の中がアップ・サイド・ダウン状態で今も続いています。

さて、Mehldau と Joshua は深い関係にありますね。
今回のコンサートでも二人の息の合ったところが実に気持ちが良くってなんとも
いえない雰囲気をかもし出していました。

> * JOSHUA REDMAN QUARTET / MOOD SWING (1994/Warner Bros)

この盤は残念ながら聴いていませんがメンバーが良いのできっと良い盤でしょうね。
18年も前だからきっと若くて青いけど熱い演奏なのではないかしら?

Re: ジョシュア・レッドマン

KAMIさん、おはようございます。

お返事が遅れてすみません、ようやく外観の修理ができる季節になって忙しくなりました。
こちらも家の修理に同じように金欠病になっておりますよ。(泣)人件費が高いです。

> その期待は、チョット裏切られた気もしますが、素晴らしいジャズ・マンだと思います。

私もある時期から、彼の良さが分からなくなってきて避けて通るようになっていたのです。
それで今回は、どんなアプローチで迫ってくるのだろうと興味津々でした。
ところが Mehldau とのデュオでは本当にこれがプロだという意気込みとというか
ファミリー・マンになったおおらかさと言うか一回り大きな感じを受け取りました。
やはりCDでは味わえない、そのまんま今の Joshua を味わえたのは幸いでした。

いつも読み逃げありがとうございます。(笑)私もなかなか掲示板に書き込めなくてすいません。
夏頃には少し落ち着いているといいのですが・・・なんせ老体に鞭を打っても動きません(泣)

Re: タイトルなし

ゴロPさん、おはようございます。

ゴロさんは、どちらも聴きにいかれたのですね。
Redman は何時いかれたのでしょうね、私もあまり彼に惹かれない時期があったので
同じ頃なのかな。やはり演奏者にも浮沈みがあると思いますが、せっかく聴きに行って
も自分に問いかけてくれない演奏だと残念ですね。

> 最近はどちらもほとんど聴いていません。
> なんだか疲れちゃって・・・トシかな、それとも嗜好が変わってきたのか。

もう私達の歳になったら自分の好きな心地良いものだけ聴いていてもいいと思います。
新しいものを追いかけるのも楽しいですが、自分の知っている分野を極めるのも
また一つの道じゃないかな。独断と偏見でききましょう、誰も文句はいいまへん(^^)

メルドーを聴いたのは10年位、レッドマンは15年位前だったと思います。
確かメルドーを聴いたのは東京・ブルーノートで、マダムさんやドラさんも一緒だったような。
レッドマンはグンマで聴きました。
他のメンバーは全然覚えてません(~_~;)
ただ、最初から最後までブロー合戦って感じでテクニックだけ見ればすごいけれど、私、ブローはちょっと・・ね

>>独断と偏見でききましょう、誰も文句はいいまへん(^^)
おおっ、ついにサトリの境地だね♪

Re: タイトルなし

ゴロさん、おはようございます。

きっとオフ会の始まりの頃でしょうか、そんな頃にもう Redman は日本に遠征に行って
いたのね。しかも群馬って珍しい場所ですね、大阪はあまりジャズでは人が呼び込めない
ようですが文化の違いなのでしょうか、アヤド・チエさんなら満席ね(笑)

> ただ、最初から最後までブロー合戦って感じでテクニックだけ見ればすごいけれど、私、ブローはちょっと・・ね

確かにブローばかり聴かされたら疲れてしまいますね、適度にバラード入れたりして変化を
つけてくれて、それでバップを入れて盛り上げてくれたりすると嬉しいけど15年前じゃもう
若くて血潮が騒いでいる年代でしょうか、次を期待しましょう!

> おおっ、ついにサトリの境地だね♪

いえいえ、老婆の居直りでございまする。


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