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2017-05

Andrew Scott/Jake Wilkinson/Shelly Berger Trio 4/14/2012 - 2012.05.30 Wed

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( Photos by John S. and manmarukumi )

今月も目標を達成できずに終わってしまうのかと、少し気が気でなかったのですがなんとかなりそうです。一月に2トピックは更新したいわねと思ってはいるのですが、なんだか人生には想定外の事がわんさかと一挙に押し寄せてくるきらいがあるらしい。まん丸ばあ様の年齢に達すると、若い頃は左団扇でノンビリ暮らせるとぼんやり想像していたが、ところがどっこい人生の中で今が一番忙しいという具合になってしまっている。しかも団扇など何処にも無い・・・トホホ状態やね。

「なんでやねん!」を連発したいところだけど、これはもうなるようにしかならないのね。なんだかまん丸の好きな「チンタラ、チンタラとノンビリ生活などいったい何処へやら」、現実は厳しいことよ。

しかしそんな「せわしない日々」の一瞬ポカンと空いた時間こそ、エネルギーを確実に補給してくれるジャズ・ライヴに足を運ばねばなりません。最近はライヴに行く前は気分が少しブルーだったり、かなり疲労が重なっていて本当にライヴを心からエンジョイできるのかしらとはんしんはんぎょなのですが、行った後はやはり行って良かったと思えるのでライヴは私にとっては健全な精神安定剤なのですね。これなしで私はやっていけないでしょう。そして子丸も私がそれに夢中であれば、まだまん丸は大丈夫、持ちこたえていると認識しているようです。

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ちょっと遅れた今回のリポートは、二ヶ月に一度 「一力」 で集まる皆さんのお顔を拝見するのも楽しみな 「一力のディナー・ジャズ」 です。トリオの皆さんはもう常連さんにもお馴染みのメンバーですね。今回も Andrew が同じ面々を連れてやってきました。前回のライヴ・リポートはこちらから→ Last Live

トランペットの Jake Wilkinson は一力では人気が上昇中です、個性的なベースの Shelly Berger のパフォーマンスは驚きでしたが、長いスタジオ・ミュージシャンとして培われた技量はそのヴァーサタイルな実力を発揮します。

今回 Andrew は、前回何をやったか覚えてなかったから曲がかぶらないようにクミのブログをチェックして曲目を調べてみたよ、なかなか便利だね(笑)という事でした。ブログがお役に立ててちょっと嬉しかったです。その前はなんだか同じような曲目ばかりになっていたので私もなんだか少し物足りない気がしていたので良かった!


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Andrew Scott, Jake Wilkinson,  Shelly Berger, 4/14/2012 at Ichiriki


さて今夜の 1st, set:
1.It Could Happen to You - Jimmy Van Heusen の曲に、詩はJohnny Burke です。この曲は、まん丸にとってはどうしても Chet Baker のヴォーカルが頭にこびり付いて離れません。色々なミュージシャンがカヴァーしていますが、私にはこの方だけね! でもトリオの軽快なスタートはいいんじゃないでしょうか。

2.Just in Time - これは前回もプレーした曲ですが、楽しい曲なので客席を盛り上げるにはいいのではないでしょうか。Jule Styne の曲はいいですね。

3.Play Fiddle Play (Russian Folk Song) - これはジャズ仲間さんがお好きな一曲ですね。一度 Niel Swainson がリクエストに応えてこの曲を弾きましたが、今回のとはかなり感じが違っていました。ピアノとベースでしたが、トリオ、g、b、tp、では比べようがありませんが、個人的にはNiel の方に軍配はあがりました。

4.Syncopation (Happy bluse form) - トロントでは偉大存在のドラマー Archie Alleyne のコンポジション。ジャズ・ミュージシャンの教育にも力を入れておられる貴重な音楽家。Andrew はブルース・フィーリングの強い曲を Alleyne の為に書いていましたね。今度はジャズ仲間さんと Archie Alleyne を聴きに行く約束をしました。

5.What is this thing call Love - 誰もが大好きな Cole Porter のコンポジションですね。 アップテンポで軽快なギターで始まる、そこに Jake のミュートのトランペットが忍び込み、揺れるベースが加わります。ファースト・セットの終わりに相応しい曲でした。どの曲もソロが十分に聴けて楽しかった。

しかし今日は、みんなダークなジャケットで決めてますね。Andrew のあの前回のピンクのスーツとはえらい違いですね。やはりジャズメンはきっちりスーツ姿がかっこいいね!

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Shelly's HP from here!

2nd set:
1.The Day of Wine and Roses - これはAndrew の十八番ですね。優しくせつなく美しく、いつ聴いてもいいですね。

2.Five Spot After Dark - 有名なクラブの名前、Benny Golson の曲、コレは前回勉強しましたね。
まるでストーリー・テリングのようなペットのうねり、そこに暴走のベースが登場!まるでファイブ・スポットのその場にいても十分に違和感がなしのベースの凄さでした。

3.Prince Albert - Kenny Dorham のコンポジション、この曲ってミュージシャンの中でとても好まれているのでしょうか?一力でもたまにこれを聴きますが、Niel Swaindon の Price Albert は最高に素敵だったな、とにかく彼のベースの音は聴くたびに磨きがかかって黒光りでなく飴色に変色してきているようなそんな感じがします。今回のは、 Jake のトランペットをフィーチャーした少し軽めの爽やかさが曲を新鮮に仕立てています。

4.So in Love - この曲はブロードウェイー・ミュージカル ”Kiss me Kate" からですが、私は古い映画に初めに嵌まったので多くの映画の中のオリジナルの曲が頭の中にまず浮かびます。そして少しオペラテックに歌う男性の低音が、か細い女性のパートが知らず知らずのうちにこの曲に重なってしまうので困ったものです。この美しい曲は本当にどんなトリオで聴いても良いものですね。今回は珍しくとても速いテンポで軽快にプレーされました。こういうのも悪くないなってアレンジでこんなに曲が活き活きするのね。

5.Grieg - Strange Music、 Song of Norway - いったい何の曲だかはっきり分からない、Grieg はノルウェーの作曲家だけど、後で「不思議なノルウェーの歌」というものは見当たらなかったのだけど、ただトリオのインプレッションでそういうタイトルをつけたのか、Jake のミュートが効いているね、しかし話が進むとこの曲を Coleman Hawkins や Rob McConnell から学んだという一曲なのでまた深く調べてみる事になりそうだ。こうした40席ほどのライヴだと、観客とミュージシャンのコミニケーションがなかなか良い環境にあると思います。たまに曲に対するアーティストの思い入れやストーリーを披露してくれたり、思いも寄らないお話を聞く事ができます。これは本当に楽しいエキストラですね。

6.は何だか良く分かりませんでした。メドレーで幾つかの曲が続きました。今夜も楽しい会話に、美味しいディナー、そして素晴らしいジャズに浸った一夜でした。

jakesideview400.jpg
Jake's HP from here!

やっぱし来て良かったです。ストレスも吹っ飛んでまたガンバレますね。ミュージシャンの皆さんありがとう。

そして今夜のお食事は、とてもまん丸を満たしてくれました。とてもオーソドックスなメニューなのですが、それがとても良かったというか、でも創作料理も実はとても楽しみにしておりますのでよろしくお願い致しま~す。


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Introduction to Andrew's page here!


今夜のお品書き

突き出し  枝豆
サラダ   オーガニックサラダ、鶏肉のカレー風味添え
煮物    豚の角煮、里芋と蒟蒻の煮物
小鉢    千切り大根の煮物
蒸し物   鮭とホタテ貝柱の山芋蒸し
揚げ物   海老クリームコロッケ
小鉢    茄子の田舎煮
寿司    鮪、鮭、カンパチ、鮪と山芋の軍艦、アスパラガスロールと鰻キューロール
汁物    なめこの赤だし
デザート  草もちとオレンジゼリー

今夜の 「一力」 のメニューはこのとおりでした。
日本食のあまり作れないまん丸にとってはこのメニューはもう嬉しい限りです。
毎回シェフ達が心を込めて作って下さるメニューは集まる皆さんの会話を盛り立て、
雰囲気が益々和みます。これもライヴの楽しみの一つですね。

ここに集うカナダ人の方々もこれらのメニューを違和感なく食されているのが嬉しいですね。
時代は変わり日本食も本当にポピュラーになったものです。

さあ、お次の 「一力」 のディナー・ジャズはお気に入りのサックスとピアノです。

待ちどうしい!


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Ichiriki の HP はここから!

● COMMENT ●

まん丸さん、こんにちわ

このトリオ、どの方も知りませんでしたが、Jakeさん、ShellyさんのHPからDCを聴きましたが素晴しいミュージシャンだと直ぐに分りました。(Want Listにメモしましたので、ゲットできたら私のBlogでも紹介したいと思います)

こんなトリオを身近に聴けて、更に美味しそうな食事まで付いて、ご一緒したいですね。

Re: タイトルなし

tam.raさん、こんにちは。

このトリオの皆さんは、トロントで活躍しておられますが 「一力」でのライヴは本当にリラックスしたまた他では味わえない雰囲気で演奏を楽しめます。他のミュージシャンの方もここでプレイしたいと言う人も多々あります。観客が本当にジャズを聴く為にここに集まっているのがミュージシャンにも伝わるのでしょう。

Jake の演奏もやはりCDとはかなり違うしライヴの良さはその瞬間だけにその場に立ち会える喜びはひとしおですね。これからメキメキ名前が上がってくるかも。

このサイトに来て下さる皆さんとご一緒できたらどんなに楽しいことか。
いつかtam.raさんともこの空間をシェアーできると良いですね。(^^)


忙しいようですが、ライブと料理を堪能できてよかったですね。
色々の大変なことが多いけど、息抜きをしながらやって行ってください。

トランペット、ギター、ベースという組み合わせも良いですね。
Shelly Berger は個性的なベースのようで、興味を持ちました。
聴いてみたいです。

So in Love 、Just in Time は私の好きな曲です。
So in Loveは、アップテンポでもきっと魅力的だろうなあ、とそうぞうしています。
アレンジで楽しませてくれるミュージシャンは良いですね。

Strange music

「Strange Music」の原曲は確かにGriegで、1957年にピアニスト、George wallingtonがSavoy盤でトリオで録音しています(1957年)。その一年前にWalllingtonはこの曲をニューヨークのCafe Bohemiaで演奏、放送録音として残っています。これも雰囲気のある良い演奏です(未発表音源)。Wallingtonはこの曲が好きだったのですね。
「So In Love」はPorterの中でも一番好きな曲で、とくにGene DiNoviの演奏は何回聴いたか解りません(3000回以上??)。今でもこれ聴くとその素晴らしさに体がよじれます。この曲、女性の曲ですね。歌詞に「死ぬまでわたしはあなたのもの、、、」とあります。これを男が歌えば、ぞっとします。
「一力」での日常のモヤモヤを忘れさせてくれる素晴らしい時間を過ごされ、こちらも嬉しくなります。
「一力」にはいつか宝くじでも当たれば、もう一度訪れたいものです。

Re: タイトルなし

miyukiさん、こんにちは。

3日間ほどインターネットの接続ができませんでした。
今日やっとテクニシャンが来て問題解決!ほっとしました。

今回、インターネットのなかった日々はまるで暗闇でした、
これだけ私達はインターネットに依存した生活をしていると
つくづく感じました。

息抜きはやはり必要ですね、特にまん丸ばあ様のお年頃にはそれが
重要だと実感しています。でないと老体にまでひびいてくるようですから(泣)

> Shelly Berger は個性的なベースのようで、興味を持ちました。

なんだか熱い人です。普段はプロデューサーの仕事がメインのようですが、
やはり演奏はミュージシャンの本領が発揮されるのでしょう、その姿は
まるでライオンのように勇ましいです(^^)

> So in Loveは、アップテンポでもきっと魅力的だろうなあ、とそうぞうしています。
> アレンジで楽しませてくれるミュージシャンは良いですね。

このオリジナル曲は優雅だけど、アップテンポは本当に粋で都会的というかスリリング
な感じでせまってきました。アレンジで曲はまるで別物になってしまいますが、原曲
を損なわずに素敵なアレンジはため息がでますね。

Re: Strange music

上不三雄様、お久しぶりです。

私の抱いている謎を何時も解明してくださって本当に有難うございます。
なんと50年代に録音されたこの曲が存在しているのですね。

何時も一つの疑問から学ぶ事が一杯です、それを記憶できるかは別問題で
自分の興味がある課題しかなかなかスーと覚えられないのが困りものですが。

George Wallington は調べてみると一枚も持っていませんでした。
George Winston と勘違いしていました、かなりの思い違いです(汗)

Geneさんの "So in Love" は本当に素敵です。Geneさんのアレンジは原曲を
大切にされ、その上にアレンジがひたすらに美しいです。
この曲をとても大切にされているのが演奏されるたびに感じ取る事ができます。
Geneさんの十八番ですね。

>歌詞に「死ぬまでわたしはあなたのもの、、、」とあります。これを男が歌えば、ぞっとします。

「永遠にボクは君のものさ・・」という感じならいいのでは??ちょっとキザで寒いかな(笑)

> 「一力」にはいつか宝くじでも当たれば、もう一度訪れたいものです。

一力のジャズ・ディナーは私の癒しの時間です。
これが良い具合に二ヶ月に一度あるので本当に助けられていると言うか。
ゆっくりジャズが楽しめるのが一番嬉しいです、煩いジャズ・バーは疲れます。
もちろん熱気のあるジャズ・バーもそれなりに良いですが、最近のまん丸には
リラックスできる環境が有難いです。いつかトロントでの再会を祈っております。

After Dark 違い

こんばんは。

例の月一の地下街ライブが4月から無くなってしまって、
とってもとっても寂しいA.tomyです。。

「Strange Music」聴いてみたいですね~。
最近George Wallington を聴き直したばかりなので、
一瞬「Five Spot After Dark」を「Bohemia After Dark」と見間違えてしまいました。(^^;

Re: After Dark 違い

A.tomy君、今晩は。

と言っても今は夜中の1時前ですが、最近は夜更かしをしても朝早く目が覚めて
しまうまん丸です・・・これって老化現象かしらね?

何時もの地下鉄ライヴが無くなってしまったとは残念ですね、とても良い顔
ぶれが並んでいたような気がしますが。また夏にジャズフェスはあるのかな、
それまで我慢しましょう。

> 「Strange Music」聴いてみたいですね~。
> 最近George Wallington を聴き直したばかりなので、

課題が増える一方でなかなか時間がないので聴きたいたいもの、調べたい
事が山積みです。Wallington はまず図書館にはないだろうからまずはネット
で調べてから。

> 一瞬「Five Spot After Dark」を「Bohemia After Dark」と見間違えてしまいました。(^^;

私も勘違い見間違いばかりです、思い込みが激しいので人に訂正されてようやく
気がつくという場合が多くて自分でもへこみます。これじゃ駄目ね(~公~;

年齢を重ねるごとに時間が過ぎるのが早くなっていくのを感じます。
わたしもいろんなことがしたくて、あっちもこっちもと時間に追われています。

ジャズとお食事のメニューはどちらも最高ですね。
アンドリューさんのヤマハのアップ、ありがとうございます。
この絵から迫真の演奏が想像できます。
トリオの皆さんもいい笑顔ですね♪

あひる

Re: タイトルなし

あひるさん、おはようございます。

本当に一日30時間位あるといいですけどね。
最近は、朝は6時前に目が覚めちゃいます、これって本格的な老人の始まり?(恐)
朝の時間を活用するって仕事がはかどりますね、それでも時間が足りないとは。
単に時間の使い方が下手なだけか・・・
夜人間だった私の言葉とは思えないです(笑)

ギターの一枚、喜んでいただけて良かったです。
ここに来るミュージシャンの方は本当に自分達の演奏を自ら楽しんで
おられます。アットホームな和やかな雰囲気ですね。
またコンサートホールとは違った一面が見られるので嬉しいです。

あひるさんも練習に励んでおられますね!


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