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2017-08

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John Sherwood - 2009.09.04 Fri

今回のトピックは前回のデュオライブでご紹介したピアノの John Sherwood さんです。1961年オンタリオ州の生まれで、現在はSt. Catharines というナイアガラの滝のある街を拠点に活動をされています。

johnsherwood500.jpg

今回はプレス用の素敵な写真と Biography をご本人から送っていただきました。数日前に行った、ミササガのフリー・コンサートの Appleyard's Swing Fever Band のピアニストでもあり偶然に続けて彼の演奏を聴けるとはグッドタイミングでした。このビッグバンドでは本当によくスイングする楽しいピアノでした。

まず初めに彼の存在を知ったのは ” John Sherwood Live ” 盤でした。これはベースの Dave Young を聴きたいばかりに図書館から借りてきたCDだったのです。初めて聴いたシャーウッドさんの印象は正統派のピアノだなって感じ。

しかしどことなく大好きなオスカー・ピーターソンを思わせるフレーズ。だから何回聴いていても飽きないというのがその要素だったのですね。

なるほど後で送られてきたバイオに目を通してみると、彼は音楽に通じているお兄さんからオスカー・ピーターソンの1978年に録音された
” The Paris Concert ” Pablo Live, Salle Pleyel を聴かされて以来オスカーの虜になってしまったのでした。

それから彼はオスカーのアルバムをひたすら写本 (transcribing) したという事です。このライブ盤の一番初めに録音されている曲 On a Clear Day を聴くとオスカーの影響が一目瞭然に分かると思います。

オスカーの” My Personal Choice ”の盤の1968年録音の同じ曲を聞き比べますとなるほどっと貴方も思うでしょう。
ご存知の様にオスカーのピアノタッチは軽く滑るような気持ちのよいスイングです。 ライブで聴いたジョンのピアノタッチもスイング感も曲を完成させる技術も素晴らしいでした。

それに曲のアレンジのユニークさにも驚かされました。デュオライブで演奏したGentle Rain を意外なフュージョン風にアレンジするなんて最高に楽しいの一言!

ここではもうオスカーの影響なんてぜんぜん感じない彼のピアノの全開でした。

彼の父親は、ジョンの特別な耳の良さを三歳くらいの頃から気がつきはじめ、幾らかの音のテストなどを経てジョンが完全に近いピッチを持っているという発見をしました。それからクラシカルのピアノを学び、15歳の時にはすでに個人教授だけのレッスンでA.R.C.T. (Associates of the Royal Conservatory of Toronto) レベルに達しました。

しかし青年になっていたジョンはクラシカルにも興味がもてなくなっていると父親は感じ取り、ジョンがピアノの練習を続けていくにはもっとチャレンジが必要だと考えジョンにジャズを紹介しました。

Tete Montoliu や Clare Fischer のアルバムなど与えましたがジョンが一番興味を持ったのは兄が聴かせてくれたスカー・ピーターソンだったのですね、それ以来彼はジャズ一筋です。

ライブにコンサートに活動しているかたわら、あの優れた耳を使って彼はナイアガラ周辺ではピアノの調律も本業としておられます。

トロントのジャズ・ライブ・スケジュールなどをチェッックしていると、彼のソロライブなども結構ありますので、これから機会があれば是非聴き続けてゆきたいピアニストです。

ピーター・アップルヤード・クオテットやバンド、ヴォーカルのキャロル・マッカトニーのトリオやそれからディヴ・ヤングとのアソシエーションと彼の活躍の場はカナダのファイネストミュージシャンの中にあります。

Carol McCartneyの盤 ” A Night in Tunisia ” でもジョンがピアノで参加しています。

” One Lucky Piano ” (2007)ではトロント周辺で活躍している14人のジャズピアニストのソロピアノが紹介されおり、その中の一人に選ばれています。

この盤の収益はJAZZ. FM91が音楽を学んでいる人々の為のスカラーシップや給費金に当てられるのです。(JAZZ.FM91は、一日中ジャズを流している素晴らしいカナダのラジオ局です、インターネットでもコネクトできるので是非チェックしてみて下さいね)


最後に彼の最新盤の” John Sherwood Live at the Montreal Bistro ”の紹介。

sherwoodcd250.jpg

stompin' at the savoy
django
you and the night and the music
old folks
cakewalk
james
the countless blues
all the things you are
tenderly
funk in deep freeze

John Sherwood (p)
Pat Collins (b)
Terry Clarke (ds)

recorded Toronto, Canada on May 2004

残念なことに数年前にドアを閉めてしまったジャズのメッカであったモントリオール・ビストロというレストランでの録音です。

この盤では、all the things you are の軽快さと tenderly の甘くない優しさが気に入ってます。全体にまとまった仕上がりで何回聴いても飽きない上品さを感じます。Terry Clarke はアメリカの盤でも良く目にするベテランのドラマーです。Pat Collins もまた後ほど紹介しましょう。

http://www.johnsherwood.ca/

ジョンのホームページで彼の音源を聴くことができます、是非覗いてみてくださいね。

↓はキャロルとジョンのコラボレーションの試聴ができます。大好きな Dave Young も参加。

http://www.cdbaby.com/cd/carolmccartney

カナダの最高に素敵なジャズステーションFM91です、要チェック!

http://www.jazz.fm/

● COMMENT ●

ピーターソン似

このピアニストは知りませんでしたが、
いま個人的にハマりつつあるピーターソン似ということですから、
とても興味があります♪

Re: ピーターソン似

トミー君、こんにちは。

あまりジョン自身の盤がでていないので、選択のチョイスがないのですが。
単に才能だけでなく色々なビジネスの要素が加わるのでCDを出すってのは難しいのでしょうね。
この人もっと聴きたいと思ってもそれが出来ないのがとても残念ですね。
でもジョンはこれからもっと新譜がでるような良い予感がします。

飽きないピアノ

”John Sherwood Live at the Montreal Bistro ”は良いアルバムですね。
選曲も幅広いと思います。そして、その曲に合った演奏がよいです。
ジャケットも素敵です。
だけど、これ何の絵だろう。色使いが好きです。

tenderly、優しくていいですね。なんて言うか大人の雰囲気が漂っています。

この人も、クミさんの紹介で初めて聴いたのですが、飽きずに長く聴き続けて行くことのできるピアニストではないかと思います。

センスの良さを感じます。

まん丸クミ 様
ジョン・シャーウッド、初めて知りました。
あなたと夜と・・・、ジャンゴ、テンダリーを聴きました。PCのスピーカーなので音はいまいちですが。
タッチはややサッパリしている(これは普段聴いている黒人ピアニストと比較しての事で嫌だと言う意味ではないのです。)のと音の選び方がイカシテいるなと言う印象です。
この音の選び方にセンスの良さを感じてしまうのです。
注目のピアニストですね。

Re: 飽きないピアノ

Miyukiさん、おはようございます。

この盤は最近良く聴いています、選曲も楽しいけど聴いていてとてもしっくり馴染んできて飽きません。
Miyukiさんに気に入っていただけて嬉しいです。

ジャケットは想像するに、ピアノの内部、ハンマーがあたる箇所だとおもうのだけど。
初めは私も何かしらと思いましたが、それしかないような・・・・?

Re: センスの良さを感じます。

KAMIさん、おはよ~さんですv-273

センスの良さっていうので共感してもらえて嬉しいですね。
デュオライブの時の彼の演奏、ビッグバンドでの彼の演奏、違ったセッティングを体験できて
今回はとてもタイムリーでした。とてもヴァーサタイルなプレーヤーですね。
なかなかの器量の持ち主、もっとCDだしていても良さそうなんだけど、これからに期待してます。

No title

クミさん、こんばんは。

John Sherwood は聴いておりませんが、最新盤のトップに stompin' at the savoy とは珍しい選曲ですね。かなり古いチック・ウェブの曲ですが好きなナンバーです。数年前サイラス・チェスナットのライブを聴きましたが、トップにこの曲を軽快に弾いておりました。古さを感じさせない曲ですし、今でも取り上げられるのは嬉しいですね。聴いてみたい Live at the Montreal Bistro です。

John

初めてお邪魔します。

John SherwoodのHPで聴きました。Djangoが大好きなので最高でした。
この手のオーソドックスなトリオ大好きです。
しかし、このCDを日本で買うのはなかなか難しそうです…くぅぅ残念。
オークションで狙ってみます。

Re: ピーターソン似

そういえば、ピーターソンとデイヴ・ヤングの共演が
パブロ・レーベルに幾つかあるんですね!
他のメンツはジョー・パスとマーチン・ドリューのカルテットですが、
他にもクラーク・テリーやエド・ビッカートが参加したアルバムがあるようですね。

Re: John

Jazzyman さん、ようこそいらっしゃいませ。

ちょっとチェックしてみますね、日本へのメールオーダーやってるのかしら?
このトリオ、本当に聴き飽きないんです。気取りがなくって安心感があるというか。
彼はまだ若いです、50歳になっていないですから、今後もっとCDを出してくれる
ことを期待しています。
これから 43rd parallel north を宜しくお願いいたします。

Re: No title

dukeさん、今晩は。

この曲は、本当に軽快そのものですね。今でもモダンな感じです。
でもチック・ウェブの曲とは知りませんでした(^^; 小さい体にこめられた大きなエネルギーですね。

ビッグバンドはあまり興味がなかったのでチックは一枚しか持っていなかったのです、でも最近は
ビッグバンドの楽しさを少しは分かるようになってきたので。チックの事をリサーチしたくなってきました。

Re: Re: ピーターソン似

トミー君、今晩は。

今度のトピックにディヴ・ヤング(b)を載せる予定なんです。オスカーとディヴ・ヤング共演の
二人のCDがどのくらい出ているのか知らないのですが、ピーターソンのCDの数はいったい
どのくらい出ているのか想像もつかないわ。ジョー・パスともやってますね。

テリー・クラーク(ds)とエド・ビッカート(g)はカナダではもうベテランもベテランなので色々な
盤で名前を見つけることができますよ。
クラーク・テリーはトランペットだっけ?テリー・クラークまた名前を混乱させている私か???

エド・ビッカートは奥様が亡くなられてから公での活動はしておられないと聞いたのだけど
今はどうなんだろう?素晴らしいギターリストなのでまた活躍して欲しいなぁ。


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