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2017-10

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Nancy Walker & Neil Swainson at Ichiriki 12/8/2012 - 2012.12.18 Tue

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( photos by manmarukumi )

さあ今年最後の「一力ジャズ・ナイト」に行って参りました。今夜 ベーシストの Neil Swainson が選んだ主役は一力始まって以来の女性ピアニストの Nancy Walker です。

まん丸がカナダに来て三番目に知ったカナディアンの女性ジャズ・ピアニストが Nancy Walker でした。1997年に始めてのCD "Invitation" を出しているのでかれこれ15年以上前の事になります。それ以前に カナダ人としては、Diana Krall や Renee Rosnes が活躍していたと思います。Rosnes はピアニストの Bill Charlap と再婚していますね。また話しがそれそうです、軌道にもどさなくては。

Nancy は2003年にケベック州で行われる国際ジャズ・フェスティヴァルで Grand Prix de Jazz (ジャズ大賞)を受賞しています。2008年には National Jazz Award の キーボード奏者 の部門で最高賞に輝きました。これまでにコラボレーション盤を含めて10枚くらいの盤を聴いていますが、どんなシーンにも溶け込める技量と柔軟性を持った素晴らしいピアニストだと思います。ヴォーカルの Emilie-Claire Barlow と共に日本にも遠征していますよ。

近年まん丸は、トロントの Rex Jazz Bar で Jane Fair/Rosemary Galloway Quintet での Nancy のピアノを聴いたのですが、あの環境ではじっくり聴くという事は不可能だったので Neil が今夜彼女を選択してくれたことがとても嬉しかったです。いつも言うことですが、本当にここでのライヴはミュージシャンにとっても観客にとっても特別な環境にあると思います。Neil は何時もその事に感謝し、静かに聴き入る観客の姿勢に敬服しているという事を最後に言わずにおれないようで毎回とても彼自身がエンジョイしているという事を語るのでした。

そんな分けで、Nancy も一曲ごとにおこる皆の声援と拍手に驚きをみせていました。まずは彼女が六曲目に演奏している同じ曲を見つけたので聴いてみて下さいな。 I Didn't Know What Time It Was ねっ、なかなか素敵でしょ!

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Nancy Walker's HP from here ← ここをクリック!

1st. set
1.I Love You
Cole Porter のステージ・ミュージカルからの一曲、Nancy のクレーンを使ってビルディングを建築していくみたいなピアノに圧倒されます。彼女の個性的な演奏は耳を釘付けにする。

2.I should care
Nancy のタイミングの取り方がとても面白い、アレンジも一味違う。Neil とのデュオもなかなかいいね。 Sammy Cahn, Axel Stordahl and Paul Weston 曲です。でもこの曲はフランク・シナトラの印象が強いです。

3.Invitation
Bronislaw Kaper ポーランド人の映画音楽家でジャズ・スタンダードでも良く知られている Invitation を作曲した人、他にも On Green Dolphin Street なども彼の作品です。1977年の Nancy のトリオ盤にもこの曲を一番始めに演奏しています。今回はNeil のメロディーラインからスタートしました。Nancy もリラックスし始めて観客との距離も近くなっているような雰囲気がします。この曲は彼女のお気に入りなのかも。

4.I Fall in Love Too Easily
Jule Styne の曲に Sammy Cahn の恋の詩がなんともいえない一品ですね。素敵なバラードでしっとりと仕上げました。今日は分かり易い曲を選択してくれてますね。Nancy のCDはほとんど彼女のオリジナルが多いのでこういうジャズ・スタンダードを聴く機会があまりないので嬉しい次第です。

この曲 "I Fall in Love Too Easily" は、アカデミー賞のベスト・オリジナル・ソングにノミネートされましたが、なんと Richard Rodgers and Oscar Hammerstein の "It Might As Well Be Spring" に負けてしまいました。どちらもいい曲だものね、貴女ならどちらを選んだでしょう?

5.Minority
Gigi Gryce の曲、Nancy のはきはきしたピアノにはピッタリの曲目だ、エクサイティングなマイナー・キー。

6.I Didn't Know What Time It Was
Richard Rodgers 作曲、Lorenz Hart の詩です。1940年代のミュージカルから、この映画ではコメディアンヌの Lucille Ball がまだ "I Love Lucy" の喜劇俳優になる以前の彼女をみる事が出来ます。ミュージカルから素敵な曲が沢山ジャズ・スタンダードになっていますね。これを Nacny のアレンジメントで驚くほど斬新に料理されていきます。もしオリジナルの曲を知らねば少し難解に感じるかもしれません。

7.I Remember April
1st.set の終りも、馴染みのジャズ・スタンダードでした。しかし Nancy と Neil にかかるとただのスタンダードでは収まらない。今夜のスタンダードは少し緊張、そして新鮮、コンテンポラリー・ジャズ・ピアニストの彼女ならではのアレンジメントでした。

さて、休憩の後はどんな展開になるのやら。楽しみだな。休憩の合間にデザートが出てきました。なんとリフレッシングな味と感覚、オレンジのほのかな味に軽いジェリー状のミルク味が良い感じ。なんと豆乳とヨーグルトが使ってあるとは、あれだけ満腹だったのにペロッと食べてしまいました。最近のまん丸のこの食欲はいったいどうしたことか。長い間食欲がなかったこの反動が恐い!

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All compositions by Nancy Walker (彼女の作品を集めた2011年の新譜です)

Nancy Walker - piano & fender rhodes
Ted Quinlan - electric & acoustic guitars
Kieran Overs - bass
Ethan Ardelli - drums & percussion

去年新譜が出ていたとは知らなかったので即購入です。インターネットでは買い物をしないまん丸なので、こういう機会に手にいれなければなかなか新譜を手にする事がありません。ジャケットの写真は、彼女の夫であるベーシストの Kieran Overs 氏の撮影、なかなか雰囲気がいいですね。これからじっくりと聴くことにしましょう、来年の初めに彼女の詳しいご紹介を載せようと計画しています。その前に数件書きたいトピックがあるのでまん丸ばあ様は忙しくなりそうですよ。さあセカンド・セットの始まりです。


2nd. set
1.Alone together
Arthur schwartz に Howard Dietz の詩。これも素敵な曲、今夜はもうスタンダードのオンパレードですね。少し暗い感じの曲ですが、アレンジメントで爽やかに仕上がっています。彼女のスタイルはやはりはきはきピアノですね。

2.In Your Own Sweet Way
つい最近、お亡くなりになった Dave Brubeck を偲んで Neil がこの曲を選びました。Neil はGeorge Searing と共に演奏をしていた時期に Brubeck とも交流があったそうです。多くの素晴らしい曲を残された Dave Brubeck 誰でも数曲は彼の作品郡の中にお気に入りがあるのではないでしょうか。

3.Prelude to Kiss
美しいアレンジメントによる Duke Ellington の作品、今夜は今まで聴いてきたCDでは味わえない違った面を十分に楽しませてくれた Nancy の演奏です。「一力ジャズ・ナイト」始まって以来の女性ピアニストの登場!Neil の選択は正解でしたね。

4.Everything Happen to Me
Matt Dennis の曲、Frank Sinatra でヒットしましたけど、私はやはり Chet Baker のヴォーカルがいいな。ここでは、Nancy のハキハキとしたピアノ・タッチが甘さを抑えた辛口になっています、Neil のベースも主張しておりお互いに何が起こったのかタイトルのとおりに語っていますね。この他に Matta Dennis の作品では、Engel Eyes とか The Night We Called it a Day とか素敵な曲が思い浮かびます。

5.Night and Day
最後の一曲は、Cole Porter のミュージカル "Gay Divorce" からです。 Fred Astaire のステージでも大ヒットしましたが、後に映画 "The Gay Divorcee"でも Fred が歌っていますね。曲を聴いているともう彼とジンジャーがダンスをしている姿が頭の中に浮かんできます。今夜は本当にジャズ・ファンにとっては馴染み深い選曲でアレンジの面白さと新鮮さでとても楽しめました。

また何時かこの楽しいデュオが聴けますように。今年のジャズ・ナイトはこれで終了です。さて来年はどんなサプライズが待っているでしょうか。益々充実したライヴが繰り広げられる 「一力ジャズ・ナイト」 トロントの皆様乞うご期待!

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Neil Swainson and Nancy Walker at Ichiriki Jazz Night 12/8/2012.

さて今夜のディナーは、とても美味しくいだだけました。何時もは完食できずにいるまん丸ですが、体調も良好、食欲も旺盛で、久しぶりに全てきれいに完食できて嬉しかった!前に座られていたジャズ仲間さんもびっくり 「まん丸ちゃん凄いね、全部たべちゃったじゃないか」 と何時も食欲旺盛なジャズ仲間さんが食べ切れなかったフルコースをまん丸はぺロリと食べる事ができたのでした。多忙で激痩せした体重が元に戻るのもそう遠くないかもしれません。元気ばあ様復活宣言ですね。

今夜のお品書き:

突き出し - 枝豆
サラダ - 鶏肉とオクラの南蛮漬けサラダ
焼物 - 鰆の塩焼きと鮭の西京焼き
煮物 - おでん(大根、蒟蒻、卵、薩摩揚げ)
揚物 - キスの変わり揚げ(アーモンド、護摩、湯葉、ウィートブラン)
蒸物 - 鶏胸肉の白菜巻き、豆乳アボカドソース掛け
汁物 - 鮪のつみれ汁
寿司 - 鮪、しめ鯖、ハマチ、スモークサーモンの押し寿司、高菜巻き
デザート - オレンジとヨーグルト豆乳ゼリー 

ねっ、美味しそうでしょ。最近はソースやデザートなどには健康志向が反映していて脂肪分の少ない材料などを使った物もよく登場します。新陳代謝のスローなお年頃の私達には嬉しい次第ですね。あっさりしたサラダが食欲をそそり次々に出されるその一品が本当にエンジョイできたディナーでした。豆乳アボカドソースとか家庭でもちょっと真似をしてみたいものやアイデアをここで仕入れるのもまた楽しみのひとつです。

これで今年のジャズ・ディナーも最後です。また来年も美味しくて素敵なメニューを楽しみにして。シェフの皆様、キッチン・スタッフ、笑顔の素敵なサーヴァーの皆様、今年も有難うございました。

来年の2月から、また新しいジャズ・ナイトが始まります。
いったい誰が登場するのでしょう?

楽しみです・・・


(お席に限りがありますから、ご予約はお早めにね)
ichirikilantan200.jpg
http://www.ichiriki.ca/


● COMMENT ●

まん丸さん、こんばんは

今年も残り1週間ほどになってしまいました。
毎回のことですが、近くにジャズを気軽に聴ける場所があるのは羨ましいですね。
Diana Krall や Renee Rosnesは知っていますが、Nancy Walker さんの名前は初めてです。 選曲から何となくどんな音楽か聴こえてきそうです。
ライブはあまり行かないtam.raですが、今年は3回行きました。 その場の雰囲気を感じながら聴くジャズはCDとは違った良さがありますね。

一力のメニュー、魚、鳥肉、カロリーは低そうですがボリュームはありそうですね。
完食は健康の印、クリスマス、お正月と元気で過ごせそうですね!

ちょっと早いですが、良いクリスマス、良いお正月をお迎え下さい。

Re: タイトルなし

tam.raさん、今晩は。

今年はまったくクリスマス気分になれません。年々気分が薄れていきます。
何時も焼くクリスマスのお菓子など何ひとつ用意ができていないので焦りました。
そんな分けで今日は、やっと子丸の大好きなチェリー・ケーキとアーモンド・
クッキーを焼きました。部屋に漂う匂いだけはクリスマスになりましたよ。

女性では、Nancy だけでなく、Elizabeth Shepherd、Laila Biali
など若手のミュージシャンも活躍していますよ。
来年は、tam.raさんがもっと沢山のライヴに行けるといいですね。
私はやはりライヴが好きです、演奏している人の顔の表情や観客の熱気
に触れるのは心をワクワクさせてくれるエネルギーを感じるから。

ああ、ちょっと後悔。食べ過ぎてまた胃の調子が今一です。
クリスマスにお正月、気をつけなければ。

さっ、これからドラさん所のベスト3の課題に取り組みます。
tam.raさんは決まりましたか、まん丸はなかなか絞り込めません(泣)

一人でも多くの方が平和なクリスマス、お正月を迎えることができますように。




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