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2017-03

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Tom Szczesniak / Waltz for Bill 5/5/2013 - 2013.06.02 Sun

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( photos by manmarukumi )

これは最近まん丸が頻繁に聴いている一枚、 Tom Szczeniak のデビュー盤 "Waltz for Bill"。Tomさんの事は以前のライヴ・リポート <Tom Szczesniak and Niel Swainson Duo Live> でご紹介した事があります。テレビ, フィルム、コマーシャル、シアターとこれだけの経験を持ちながら初めてのジャズCDデビューとは意外でした。

さてこのCDが私の手元に届いた経緯がまた意外なところからでした。ある日 Jazz FM91ラジオの元DJ である Mr. Larry Green から突然お電話が!「コンニチワ クミサン ラリー グリーン デス」 と日本語で?私にはそんな名前の友人はいません、まさかのまさかです 「ラリー・グリーンって、あのジャズFM91のDJのラリー・グリーンですか?」、 "Yes, it's me Larry Green" と言うではありませんか。「なんでやねん」 と驚いたのはもちろんの事、電話番号は家族とほんの少しの友人しか知らないはずなのでどうなったのかと驚きの色が隠せないまん丸。

話しを聞くとまん丸の古い友人からラリーさんは、ジャズの好きな日本女性がいるから逢ってみるかいと電話番号を渡されたと言うではありませんか。記憶を辿っていくとそういえば数ヶ月前に古い友人にばったり出会って最近の近況を交換した後、こんなジャズのサイトをしてるんだけど暇があれば覗いてみてという会話をした事が・・・その時に確かに彼は仲の良い友人がジャズFMのDJをしていてそれがラリー・グリーンだと言っていた事を思い出しました。ああそういう訳で納得、まん丸はお互いの友人が繋がっている事を知って少し安心しました。

mrlarrygreen285-2013.jpg ラリー・グリーンさんの2008年の記事はここをクリック

その古い友人は、昔フラワー・トラヴェリン・バンドというロック・グループでベースを弾いていたジュン・小林さんです。(写真 ↓ の右上の白いシャツの御仁) 若い方はこのグループの名前を聞いてもご存知ないと思いますが、1970年代に若者であったのならご存知かもしれませんね。"Satori" というLPアルバムから一挙に有名になり70年の前半にカナダで活動をしていたロック・グループでした。ラリーさんはその頃からジュンと友達なのだそうです。70年中期メンバーは日本に帰りましたがジュンは一人カナダに残り新しい家族と生活をおくることに。その後レザー・クラフトの店をトロントのヤング・ストリートに構えて皮製品の作品やアリゾナから輸入したアメリカン・インディアンのトルコ石のジュエリーなどの販売などもした時期もありました。その頃ジュンに作ってもらった一点バッグがこれです。

flowertravelinband450-2013.jpg フラワー・トラヴェリン・バンド再始動の記事

大きくて持ちやすく、まん丸がアート・スクールへ通った3年間そしてその後も大活躍した大切な物入れ、今でも捨てられずに取ってあります。もう40年近くも昔に作っていただいたものだけど、X という印は多分牛におされた焼印なのでしょう、このバッグをみると昔夢を抱いていた若い頃の自分を思い出してしまいますね。そのまん丸もしっかりばあ様になってしまいました・・・(フラワー・トラヴェリン・バンドは2011年ジョー・山中さんの突然の死で活動は残念ですが中止になってしまったようです)

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というわけでお電話の謎がとけ、これはジャズ・コネクションを広げるまたとない機会です。10年間ジャズFM91でDJをされておられたラリーさんから、実際にお話を伺えるとはなんとラッキーと申しましょうか。現在はもうラジオからリタイアーされて、大学のジャズ科でブルースの講義などもされていたそうですが。今は何か新しいジャズの番組を模索中だという事でした。今後のご活躍が楽しみです。

お会いしたラリーさんは、とても気さくな優しいおじいさんという感じで緊張もすぐに解けて、ジャズの話しも弾みあっと言う間に二時間は過ぎていきました。70年代のロック・シーンから、現在のジャズ情報など話題は尽きる事がありません。そして今日話題にしているCDの登場です。最近ラリーさんが聴いて良かったというモントリオールの女性ピアニストの話し(名前が思い出せません)とこのTomさんの新譜が最後の話題です。丁度車の中にこのCDがあるというのでそれを頂くことに。その新譜を聴いてまん丸はこの一曲に恋をしてしまったのです。特に "Lament for Doc/I'll Be Seeing You" の美しいストリングのアレンジメントとヴォーカリストの甘くせつない声にノックアウトでした。

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Tom Szczesniak (piano)
Scott Alexander, Neil Swainson (bass)
Bob McLaren, Stephan Szczesniak (drums)
Micheal Stuart (vocal, tenor sax), Doug Mallory, Cal Dodd (vocal),
Les Allt (flute)
Colleen Cook (clarinet)
Neil Deland (french horn)
Rob Peltch, Bob Mann (guitar)
String Orchestra

All tunes arranged, orchestrated and conducted by Tom Szczesniak.

tszczesniaksongs450-2013.jpg

盤の一曲目に入っている What is This Things Called Love はライヴでも聴いた曲です、そうですこのユニークなフレーズの付け方は今も鮮明に脳裏に焼きついています。このアレンジメントの面白さにアット思わされたのを思い出しました。

二曲目の I wish I Knew のヴォーカルが素敵!テナー・サックスの Michael Stuart がヴォーカルだというではありませんか。今まで一度もヴォーカルを披露した事がない彼が始めて録音したという素敵な歌声、なんともったいないこういう感じでささやかれたら申し分ないですね。そして Stuart さんはなんと、トロンボーン・プレーヤー Russ Little の兄弟なのですね。こんな素敵なヴォーカリストだとは、もっと聴きたいと思わずにはいられませんでした。

この盤には二人のヴォーカリストが参加されています、後の二人はカナダでは幅広くそれぞれの分野で活躍されていますが、まん丸の趣味の中には含まれていなかったので聴く事はありませんでした。しかしこの盤で彼らを聴いてその歌唱力の素晴らしさに唸ってしまいました。特に Doug Mollory さんは、ブルース、フォーク、ゴスペル、ポピューラー、ジャズと幅の広い方ですが、この一曲だけでもまん丸のお気に入りに登録です。少しスモーキーな声質で低めの低音が詩に寄り添いながら物語を進めていくところで涙が出そうになりました。こんな素敵な男性ヴォーカリストの "I'll Be Seeing You" に今まで出会った事はありません、隠された宝物を掘り出したような気分です。そして Tomさんのストリングスのアレンジメントも素晴らしく美しいです。トリオの演奏もバランスがとても心地よい。

Someone To Watch Over Me の Cal Dodd さんは少し甘い歌声がクルーナーとして、人気ある声優、ページェントの司会者などの役割もこなしておられるだけあって、女性のハートをしっかりと掴む歌声ですね。あくまでも軽く歌っているところがいい感じ。多くの仲間のサポートでTomさんのアレンジが輝いていますね。

この盤には二曲 Tomさんのオリジナル "Waltz for Bill" "Lindy's Song" が含まれています。優しいメロディーが心に染み込むと暖かい気持ちになります。また一力で出会ったライヴとは違った一面をこのアルバムで体験する事ができました。Tom さんの良さが詰め込まれた宝石箱です。是非聴いて欲しい一枚。

今回の思いもよらないミーティングで予期せぬ素晴らしい盤を紹介していただきラリーさんに感謝です、有難うございました。またジャズ・イヴェントなどありましたらお会いしましょうという事で、まん丸のジャズの輪もこうして少しづつ広がっていくのでしょうか。こうしてカナダの最新ジャズ情報を皆さんにお届けできる事が幸いです。


Tom_Szczesniak_Waltz_For_Bill_Cover300x300.jpg
Tom のCDサンプルはここから聴けます。



● COMMENT ●

まん丸さん こんにちは

ロック、ブルース小僧だった私は、
Flower Travellin' Bandが70年代初め頃、カナダに渡り活動していた
という当時の状況は、よく記憶してます。
振り返ってみれば、ずっと何かを探し続けてきた40年........................
未だにその旅は続いているんですねぇ...............................................
いや、何とも.....................。

Re: タイトルなし

J worksさん、おはようございます。

FTB をご存知でしたか、やはり同年代ですね(笑)
あの頃は、Cream からはじまって Chicago, BS&T、などをよく聴いてましたね。

でも一つの夢とか何かに向かってずっとその何かを探し続けるってすごいエネルギーが必要なのだと今は分かります。

FTBもそうだけど、Tomさんもやっとこの年齢に達して初めてアルバムを制作できたという事はやはり素晴らしいエネルギー、創作意欲を持っておられたのでしょうね。じわじわとそういう何かを成し遂げるエネルギーを持ち続けるって幾つになっても大切な事なんだって思います。最近なにかにつけてすぐにギブ・アップする自分を考えると・・・・

Waltz for Bill

こんばんは
Waltz for Bill というタイトルが粋ですね。
そちらもいいですが、フラワートラベリングバンドの
メンバーと交流があるとは、
まん丸クミ さんの人脈に驚きです。
バッグがまた、いいですね。
ブランド名が先行し、バッグに弄ばれている
感のある日本で見られるものとは
ちがいますね。パソコンの小さな画像から伝わってきます。
いくつもの時代を越えて来たカナダでのライフスタイルにいつも感心しています。

Re: Waltz for Bill

mikitaka08さん、おはようございます。

Waltz for Bill はもちろん Bill Evans へのトリビュート曲ですね。

FTBのメンバーというより私にとってはバッグを作ってくださったジュンと
いう方がピッタリします。こういうのは人脈とは言わないと思います(笑)
バッグはその時の私のニーズを考慮して作って頂きました。
沢山の教材やランチやモロモロの物を入れられる大きな袋としての学生鞄のような。

若い頃から、おっさんのような娘でしたので可愛いものには興味なしです。
ブランド物にもまったく興味がありません。
値段に関係なくただ趣味の合わない物は自分の周りには置きたくないなっていうのはありますけど。
でもなかなか必要ないものを捨てることが出来ないのでこの何年かで断捨離をして身の回りをスッキリさせたいと思っているのですが、どうなりますやら・・・


バタ臭い!?

まん丸さん、ゴブサタです!?

ナツカシイ!?バンド名に思わず・・・コメントです。
シェケナ・ベイビー!?の裕也さんプロデュースでしたね、当時数少ないバタ臭い!?Rockをやっていたバンドで、'70年大阪万博公演や後のストーンズ日本公演前座がコケた事、そう云えばカナダツアー在った事など思い出しました。

また、J.山中氏の高音域の金属的ヴォーカルは大変気に入ってました。そして、当方近隣の葉山町に住んでおられたようですが、終の棲家となってしまいました事残念ですね。

Re: バタ臭い!?

take10nさん、ほんにご無沙汰です。

長い間ブログを更新されていないので、また難しい課題にチャレンジされておられるのかと思っています。

国外で活動していた日本のバンドって彼らくらいだったのかも、しかし私は残念な事に彼らのライヴを聴いた事がないのです。73年頃に帰国され、私は74年にこちらに来たので丁度入れ替わりでした。色々な機会にジュンのソロは聴いた事はありますが。グループ演奏を体験できなかったのが残念です。
確かにバタ臭い?ですね。(いったい何でしょうね)

でもSatoriのLPは聴いているのであのドラムのパートがとても印象に残っています。
本当に、やっと再起動されるという時に・・・・ご冥福を祈るばかりです。

こんにちわ

これ、どういう発音なんでしょうか?
トム・セクゼスニアック?とか・・・。

1曲目の「What is this things called love?」は一度挑戦して現在挫折中!
またいつか挑戦する日がくるでしょう・・・きっと。
クミさんも好きな曲だと以前書いてあったようななかったような??

あひる

Re: こんにちわ

あひるさん、今晩は。

これは、セズニィアックと発音するそうです。難しいですね。

> 1曲目の「What is this things called love?」は一度挑戦して現在挫折中!

彼のアレンジを繰り返し聴いていたらオリジナルが分からなくなってきました(笑)

大好きというほどではないかも、でもポピュラーな曲だから馴染みはあるという感じかな。
ヴォーカルではよく耳にしますが、あまりギターでは聴かないような。
いつかあひるさん、披露して下さいな。


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