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2017-04

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Goodbye Mr. Appleyard We miss you. - 2013.07.21 Sun

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また一人カナダの偉大なジャズ・ミュージシャン、Peter Appleyard 氏が7月18日に85歳で亡くなられました。1928年生まれのヴァイブ奏者、パーカッショ二スト、作曲家である氏は1951年にイングランドから移民されてからほとんどの人生をトロントで過ごしカナダのジャズ・シーンを支えてこられました。

ジャズ・ライヴだけでなく、60年代にはカナダのテレビやラジオの放送を通してジャズの普及(娯楽番組)など、Patti Lewis (歌手)、や Guido Basso (tp) などのミュージシャンと共に活躍しました。

1970年代には Benny Goodman's Band で8年ほど世界ツアーをしましたが、カナダが彼の本拠地でした。去年リタイアーをされてからも新譜を二枚も発表されています。その一枚はなんと氏の屋根裏部屋で40年も眠っていたというテープ、1974年の貴重な録音だったのです。(↑のジャケットがそのアルバムです)

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(Mr. Appleyard photo by manmarukumi 2009) 気さくにカメラに向かって微笑んで下さったアップルヤードさん

そのメンバーには、なんと Hank Jones, Slam Stewart, Zoot Sims, Bobby Hackett, Mel Lewis, Urbie Green という素晴らしい面々。この盤 "the Lost Sessions 1974" は、もう一枚の新譜 "Sophisticated Ladies feature Canadian Vocalists" の話しがなければ日の目をを見る事がなかったという事ですから、氏がお亡くなりになるほんの少し前にその時が訪れた事はなんだか不思議な気がします。何故なら氏が "Jazz Giants" と呼ぶこの面々の失われたセッションを発表する機会をいつか現実化したいと考えておられたからです。

70年代にこの盤を発表しようと思っていたレコード会社(Phillips Records) とのアポイントメントがあったにも関らず、移民局で問題がありその会議をミスして機会を逃してしまった事など、Benny Goodman Sextet とツアーをしている途中であった為にアメリカからの仕事なのに、彼はまだ英国市民であったという複雑な状況の為移民局で時間を取られてしまったという残念な理由でした。それから40年長い月日を経てこの録音が私達の前に出現したのです。

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そしてカナダのトップ女性ヴォーカリストを集めた "Sophisticated Ladies" の話しが True North Records から舞い込んで来た機会にこの失われた録音の事を話すとそれに興味を示したトラディショナル・ジャズが好きだという Geoff Kulawick (President of TNR) がオーケーを出し同時発表という幸運な経緯です。もしこの女性ヴォーカリストの盤を制作していなければこの "The Lost 1974 Sessions" はここに存在しないという分けですね。このタイミングはやはり凄い、ひょっとしてずっと屋根裏部屋に埋もれたままだったかもしれないのですから。


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もう一枚の "Sophisticated Ladies" は、これ一枚でカナダの女性ヴォーカリストのリストが仕上がっていますね。アップルヤード氏の選んだ洗練されたヴォーカル・スタイルを持つ素敵な女性達です、日本でもお馴染みの名前も何人かいますね 2012年に True North records の Linus レーベルから発売されています。カナダの女性ヴォーカルを知るには最適の一枚でしょう。

After You've Gone with Emilie-Claire Barlow
It's Only A Paper Moon with Elizabeth Shepherd
Love For Sale with Jill Barber
Georgia On My Mind with Jackie Richardson
If You Could See Me Now with Sophie Milman
Sophisticated Lady with Molly Johnson
Night And Day with Carol Welsman
Satin Doll with Barbra Lica
Mood Indigo with Carol McCartney
Smile with Diana Panton

Peter Appleyard (vib)
John Sherwood (p)
Niel Swainson (b)
Reg Schwager (g)
Terry Clark (ds)

現在カナダで活躍している豪華な女性ヴォーカリストの皆さんです。ここに私の好きな Jakie Richardson をご紹介いたしましょう。バックを務めるメンバーもカナダの一流ミュージシャンです。Jazz from 43rd parallel north でもご紹介しているアーティストが勢揃いですね。



ピアノの John Sherwood もベースの Neil Swainson も何回もここに登場しているアーティストです。
この Sherwood さん、絶対音感の持ち主というピアニスト、何回か色々な場所で聴いていますがアレンジメントのセンスも抜群、どんなスタイルも素晴らしく上手い! Peter Appleyard's Swing Fever Band (←2009年のリポート) のメンバーでもあります。ニールとジョンの関連記事はここから Neil Swainson & John Sherwood ここからご覧いただけます。

(どうしても解せないのが You-tube のギターは Reg Schwager さんのはずが、彼にはみえないのです。どうしても私には別人のギタリスト Lorne Lofsky さんに見えるのですが、このセッションには代役として演奏しているのかな? CD のクレディットには Reg Schwager となっているので、もしどなたか判る方がおられたらお知らせ下さいませ。)

まん丸は、すでにコンサヴァトリーでの10月の Jakie Richardson のライヴ・ティケットをゲットしました。この "Georgia on My Mind" 感情が爆発しそうな力強さ、こういうの大好きなまん丸です、彼女はゴスペル系なので迫力満点今からとても楽しみなのです。


まだこの盤 "The Lost Sessions 1974" を手に入れていません、私の住んでいる街のCDショップには残念ながらありませんでした。次の機会にダウンタウンに行ったら是非手にいれたいと思います。 このサイトから3曲聴けますのでご試聴あれ! ←をクリック。




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Peter Appleyard's HP

今日は故人を偲んで古いアルバムを引っ張りだしましょう。
爽やかなヴァイブの音色を運んでくださった Peter Appleyard さん、ありがとう!



● COMMENT ●

ミュージシャンは録音が残るので、音を聞くことでいつでもその時のプレーヤーに会うことが出来ると思うのです。
いつでも、会いたいときに音楽の中で会うことが出来るのです。

それにしても年齢を重ねられたじジャズプレーヤーは、どうしてみなさん素敵な笑顔なのでしょう・・・。

あひる

まん丸クミさん こんにちは

国を代表するようなミュージシャンでも海外で無名に近い人は沢山いますが、Peter Appleyard、初めてです。 日本での平岡精二といったところでしょうか。

この2枚、それぞれZootとEmilie、興味深いものがあります。
特にカナダの女性ボーカルを揃えた盤、国単位で意識して聴く事は少なく、企画としても素晴しいと思います。

これぞJazz from 43rd parallel northでの紹介、必須盤ですね。
(私のサイトも二流でない一流が沢山、ちょっと困っています)

Re: タイトルなし

あひるさん、こんにちは。

まったくあひるさんの仰るとおりです!
数々の貴重な音源は、私達の手の届くところに残るのですね。

> いつでも、会いたいときに音楽の中で会うことが出来るのです。

あひるさんは、何時も「はっとする言葉」を投げかけてくれます。
少し落ち込んでいる時にチェットのトランペットで優しく包んでもらいます。
これはまさに逢いたい時にあっている状態なのですね!

アップルヤードさんの笑顔はとても暖かいですね。演奏している時もとても楽しそうです。

Re: タイトルなし

tam.raさん、こんにちは。

カナダのミュージシャンだけでなく俳優さんや作家だって同じ状態だと思います。
それでアメリカで一旗挙げて、有名になって逆輸入みたいな感じというか。

俳優のマイケル・フォックスとかジム・キャリーなんかがそんな感じかな。アメリカで有名にならないと北アメリカでのカナダという位置は何をとっても今ひとつ難しいところがあると思います。

こんな小さなブログでなんとかできるなんて事はないですが、少しでもカナダのミュージシャンを知っていただける機会があればそれでオーケーです!

ヴォーカル盤の中には、いれて欲しいヴォーカリスト Susie Arioli とかいるのですが、広いカナダですからモントリールを拠点にしているから含まれていない方もいるのでしごく残念です。

>日本での平岡精二といったところでしょうか。

この方の名前、初めて耳にしました。日本のミュージシャンに疎いのでこういう風に情報交換が出来るのはやはりブログというのはいいものですね。

まんまるクミさん、こんにちわ。

Peter Appleyardさんは、sophisticated ladiesだけ持っていますが、
気に入っています。
亡くなられたとは残念です。

the Lost Sessions 1974は、メンバーがすごいですね。聴きたくなって、早速注文してしまいました。
国内では知られていても、外国では無名の優れたミュージシャンはいますよね。そういうミュージシャンを知ることができるので、クミさんが紹介してくれるのが楽しみです。

メールを書こうと思いながら書けないでいます。近いうちに書きたいと思っています。

Re: タイトルなし

miyukiさん、今晩は。

今日は、知人とウォーキングに出かけたら途中で豪雨に出くわして散々でした。
昼間は23度ほどでしたが雨の後は寒いくらいでしたよ。

sophisticated ladies の盤は、あちらの掲示板で話題になったことがあった盤でしたね。もちろんヴォーカルの帝王T様が紹介しておられたのですが、私としては Susie Arioli が入っていないのがちょっと不満です。やはり彼女はあのリストにはいるべきヴォーカリストだと思いますが、モントリオール経由はやはり遠いのかしらね?

うふふ、miyukiさんの早業「ポチ」はまだまだ健在ですね(笑)あのメンバーをみればそうなっちゃうよね。特に Zoot の名前が気になります。私もmiyukiさんには色々素敵な盤やアーティストを教えていただいています。なんたって私の好みを凄く把握してくれているのが凄い!本当にありがとうね。

私もなかなかメールが出せなくてごめんなさい。(ブログは書いているのになんでやねん)
近いうちに良いお知らせができるかもです、それまで待っててね。

Peter Appleyard

こんにちは。

Peter Appleyard はバッキー・ピザレリがリーダーのライヴ盤を持っています。
フロントはクラリネットのAllen Vache を加え、Bernard Purdie がタイコを叩く
陽気なスイング・セッションなのですが、グッドマンのバンドにも参加されてましたか!

相変わらず、ライヴ欠乏症のワタクシ、この記事に触発されて行きたくなりました。
どこかで演ってないかな?

Re: Peter Appleyard

A.tomy君、お久しぶりです。

Appleyardさんは、思わぬところで名前を見かけますね。
この間サーフしていたらtomy君の好きなブロッサムとデュオをしている映像がありましたよ。

Allen Vache は、一枚しか持っていませんが、これはJim Galloway がらみで手にいれました。
軽やかに歌うクラリネットですね。スイング・バンドにはかかせない清涼な感じの演奏ですね。

私も8月の末まで何もないので、それまで酸欠状態です。
忙しい日々の中、たまに生音に浸る事は本当によいものです。
tomy君が素敵なライヴに出会えますように!

こんにちは
もっと早くコメントしたかったんですが、超素人の僕としては気後れしてました(笑

この"Georgia on My Mind"は僕でも知ってるくらい日本でも有名ですね
それにしてもボーカルの方、凄い迫力なのに聴き易いです。
超一流の方なんでしょうね、日本のヴォーカルの方とは違います。

まん丸クミは CD のクレディットと実際のアーティストのを違いに気付くなんて凄い!
沢山聴かれてるんでしょうね
僕も沢山聴いて、余り有名じゃないけどお気に入りのアーティストなんかを
応援できたら最高だなって思います。

Re: タイトルなし

メタボ夫婦様、おはようございます。

気後れなんて、そんなぁ~ばあ様が細々とやっているブログなんですから。
しかもかなり扱っている話題も偏っているのでコメントしにくいかもしれませんが
遠慮なさらずに気軽にお願い致します。コメントのある日はもう嬉しくって!

> 超一流の方なんでしょうね、日本のヴォーカルの方とは違います。

カナダでは知名度が高くても、日本では全然というミュージシャンがほとんどですね。
コンサヴァトリーでコンサートが出来るという方はその分野では一流だと思います。
一流でもそう簡単にコンサヴァトリーに出演できるわけではないのですが、そういう
方をご紹介できればと思っています。メタボ夫婦さんのいう応援って感じでしょうか。
この方、ゴスペルの分野で知りました。残念だけど日本には紹介されないタイプの方だと
思われます。

メタボ夫婦さんは、北村英治さんや寺井尚子さんのような一流からスタートされている
ので凄いですよ。お次は何を選ばれるかと楽しみです。

こんにちは

 夏休みに入り時間もたっぷりあるので、じっくりと鑑賞させていただきました。ジャズ畑にあかるくないので、まん丸クミ さんがご紹介してくださるミュージシャンすべてが初めてです。しかし、すべての楽曲(cbc mujicのサイトも訪問)がすばらしく、特にPeter Appleyard の絶妙なビブラフォーンをバックに歌うJakie Richardson の歌の上手さに圧倒されました。しかも、クミ さんは彼女のライヴに行かれるのですね。うらやましい。

Re: タイトルなし

mikitaka08さん、今晩は。

ゆっくりとご訪問をありがとうございます。

カナダのミュージシャンは、日本に紹介される率が少ないのでとても残念です。
こんなに有名な方でも、ほとんど知られていないのです。でもこうしてmikitaka08さんのように目を通してくださる方がいるのでばあ様もやりがいがあるというものです。

この盤では、多くのヴォーカルのサポートに回っているAppleyardさんですが、それでもEmilie-Claire Barlowなんかの曲を聴くと彼のヴァイブは凄く素敵だって思わずにはいられません。もっと長生きされて欲しかったです。

10月に4人のヴォーカルが聴けるコンサートがあるんです、ヴォーカルのコンサートはほどんど行かないのですが、ちょっと気になる若手が出現したのでその方を確かめに、Jakieはその中の一人で今からとても楽しみです。またライヴ・リポートを書きますので読んでくださいな。

Peter Appleyard

どうもお久しぶりです。
Peter Appleyardさん、まったく名前を知りませんでしたが、
凄い大ベテランがまだまだいらっしゃったんですね。
Zoot SimsにUrbie Greenという組み合わせに思わず身を乗り出しました。
Urbie Green、あの音色が大好きなんですよ。
アマゾンで在庫があったので、注文しました。クミさんのおかげです。

Re: Peter Appleyard

ねひつじ君、お久しぶりです。

大阪の暑い夏にバテテいませんか。想像しただけでも頭がくらくらしそう。

ねひつじ君が知らないミュージシャンがいたとはちょっと安心(どういう意味や!)
しかしそれだけカナダのミュージシャンってポピューラーではないと言う事ですね。
だってねひつじ君は、ほとんどのミュージシャンを知りつくしているんだもの。

これだけ有名なミュージシャンと肩を並べて演奏しているのにカナダのミュージシャン
はバックグラウンドに消えてしまうのか不思議です。Rob McConnell にしてもそうだけど。

Appleyardさんがジャズ・ジャイアントという面々だから興味が沸くよね。
Urbie Green のスムーズな音使いは気持ちよいですね。また感想を聞かせてね。

楽しく優雅

まん丸クミさんのブログで初めてAppleyardさんを知り、日本のamazonでもCDの取り扱いがあるのを調べましたが、出費続きのためyoutubeの動画で楽しんでます。

中でもこの動画は何度も再生してます。
http://www.youtube.com/watch?v=Rh_aEmp-98o

聴いて楽しくなる、優雅なヴァイヴです。

Re: 楽しく優雅

CHSさん、今晩は。

このトピックで初めて Appleyardさんを知ったというジャズ仲間さんが結構おられるのではないでしょうか、カナダでは文化勲章のような民間人に最高の名誉とされる ”Order of Canada” を受賞されているのに日本にはまったくその業績(ジャズの大御所として)が届かないのがとても残念です。

でもこうしてCHSさんのように、ここかからカナダのアーティストと出会い楽しんで頂けてとても嬉しいです。

この動画の最後が最高ですね、二人の老夫婦にささえられて歩いている愛犬クリオと二人の背中がなんとも暖かいこと。素敵な動画のご紹介を有難うございました。


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