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2017-03

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Robi Botos & Louis Botos Duo Live at Ichiriki 3/7/2015 - 2015.04.19 Sun

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( photo by Mr.M at Ichiriki 2015 )

今回は6ヵ月ぶりの一力のジャズ・ディナー・ライヴでした。前回は見逃してしまったので、長いブランクでしたが、久しぶりにお会いしたジャズ仲間さん達との会話も弾んで楽しい時を過ごしました。もう15年は続いているこの企画も、去年の後期から三か月に一回位のペースで継続されることになり少し寂しいですが、今夜は今や売れっ子ピアニストに成長した Robi Botos とその兄弟ベーシスト Louis の繰り広げる充実した時間を楽しみました。

去年は日本のジャズ・フェスティヴァルに初登場し、念願の訪日を果たしました。彼は日本の観客が大きな野外広場のようなセッティングにも関わらず、自分がピアノを弾いている時にまったく静かで、物音ひとつしなかった事に驚かずにおれませんでした。こんな事はこちらでは考えられない、日本の観客は素晴らしい!と語っていました。だから僕はここ(一力)で演奏する事が大好きなんだ、いつでも呼んでくれたら飛んでくるよと、今夜の演奏もまた彼の心の赴くままに始まります。

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( photos by manmarukumi at Ichiriki 2015 リラックスした雰囲気のライヴです )

まずは、彼の恩師でもある故 Oscar Peterson で御馴染みの "C Jam Blues" です。スタートから楽しく観客を引き込んでいきます。2曲目は、スタンダートの "Stardust" です。お砂糖が飴色に到達する一歩手前のような微妙な緊張感も漂う音色がなんとも言えません。もう Robi は、ここに集まる人々の好みもよく把握しており、彼がここで演奏する場合は、彼のもっともロマンティックな面を存分に発揮させます。3曲目の Hoagy Carmichael の "Georgia On My Mind" も、ソウルフルなスロー・テンポで聴きどころ満載でした。久方振りの Robi 、いやええわぁ~の世界です。

11161051_det.jpgThe Untold Story of the Roma

そして次の2曲は、Robi が今とても彼の心の中に重い比重を抱えている課題、彼自身がハンガリーのロマ・ジプシィーゆえ関わったドキュメンタリー映画の音楽を担当した事です。そのフィルムの中から2曲演奏しました。"A People Uncounted" は、過去のヨーロッパにおいてロマ・ジプシィーが迫害にあいホロコスト(大量虐殺、皆殺し)によって50万人とも言われる人々が虐殺されました。現在のロマの人々が過去の悲劇によってどういった生活を今も強いられているかという現状を11か国にわたって取材されたフィルムです。

Robi にとって大変に思い入れの深い作品なので、煩いジャズ・バーでは演奏できるような作品ではないので、こういう場所で披露できる事が、彼にとっては、最良の機会なのは確かです。そしてそれを聴く機会を得た私達はとても幸運だと思いました。Robi の美しい曲に、平和の祈りは籠められていました。大切なその曲を心をこめて演奏しました。そして二曲目は、少しアップ・ビートでエキゾティックな要素を含んだ民族色が豊な曲調でした。彼だからこそ参加できたこのプロジェクトはこれからも続く事でしょう。

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( Robi and Louis Botos at Ichiriki 2015 )

2nd set のスタートは観客からのリクエストで、Glenn Miller のシグネチャー・チューン "Moonlight Serenade" いったい誰がリクエストしたのかしら?しかしこれから続くメドレーの中にも私の大好きな曲が入っていたので満足でした。"There Is No Greater Love"、"My Romance", そしてディズニーのピノキオから "When You Wish Upon A Star"、そこからさりげなくクラシカルのピースが入り込んで、だんだんタイトルが分からなくなってきました。その後、曲はとてもファンキーなチューンになり、カリビアン・サウンドにまで変化し、"Don't Get Around Much Anymore"、そして "All Of Me" と続きます。曲の中に隠れたチューンがあり、あれれと思っている間にまたもとの曲に戻る、というお茶目な演奏。 Robi はもうどっぷりと自分の演奏を楽しんでいるようですね。

ここに来ると Robi はとてもリラックスしており、何千人も入るコンサート・ホールも素敵だけど、ここでは自分の演奏を聴いてくれる静かな観客がいつもいる事を有難く、感謝せずにはおれませんと彼はひつこいほど毎回言う。このところジャズ・バーに頻繁に通っているばあ様ですが、何時も感じる事は、この静かな環境でライヴを楽しめるところは一力とジャズ・イン・ザ・キッチンの他にはないような気がします。探せばあるのかもしれませんが、やはり一力はそういう面で一流のジャズを静かな環境で聴ける貴重なヴェニューです。でもよく考えると、このサイズだからこそ可能なんだと最近思うようになりました。ジャズ・イン・ザ・キッチンも確か30-40人ほどしか座れないはず。やはりこれ位の人数だからでしょうか。

さて最後の曲は、どうもタイトルがこんがらがってきました。歌詞の部分に "You Can't Ask For Anything More" というラインがあるので、"Facinating Rhythm" かと思っていましたが、"I've Got Rhythm" でした。最近はこんなのばっかり、曲の一部が頭の中で転がっているのに、それを拾うことが出来ません。困ったものです。今月に入り Robi は新譜を発表しました。まだ未聴なのですが、前進というコンセプトで意気込みの入った作品らしいのでとても楽しみです。また新譜のリヴューは後ほど。

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今夜のお品書き:
突出し - 枝豆
サラダ - 入り豆腐と鶏のサラダ、オニオン ドレッシング
汁物 - ビーフシチュー風スープ
揚げ物 - 蓮根と薩摩芋の海老しんじょうの挟み揚げ
煮物 - 麻婆豆腐 (茄子、トマト、鶏、豚)
蒸し物 - 鮭の博多蒸し
寿司 - 中トロ、BCツナ、鮃雲丹乗せ、鮭、鰻、アスパラロール
デザート - 抹茶ティラミス

今夜のお食事も、ジャズ仲間さんとの楽しい会話も、久しぶりのディナー・ライヴはとても満足できた大人の時間でした。ヴォリュームのあるサラダで、かなり満腹感を感じてしまうばあ様です。でも美味しいものはついつい手が伸びて、最後は後悔するという結果が待っているのですが。今夜の鮭の博多蒸しは白菜で鮭がテリーヌの状態になったもので、マッシュルームの一種とブロッコリーがそえられてなかなか美味しい一品でした。麻婆豆腐とは、ちょっと驚いたのですが少しもへヴィーではなくてあっさりしており、これでご飯があったら沢山食べてしまいそうです。力さんの何時ものお寿司も楽しみのひとつ、そしてデザートで締めくくりです。このデザートの小さなサイズが丁度良い感じ、甘さを控えた大人のデザートで最後は完了ですね。御馳走様でした。最近、トロントの新聞に一力さんのリヴューが掲載されました。力さんの横顔かっこいい!!

このディナー・ライヴが末永く続きますように、
ジャズ・バーに通って、本心そう願うようになりました。

一力さん、ありがとう!



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link to Ichiriki Restaurant

● COMMENT ●

こんばんは

 Robi Botos さんはOscar Peterson のいわば弟子なのでしょうか、youtubenにもたくさんアップされてますね。
 まん丸クミさんの記事を読ませていただきながら、youtubeの彼の演奏を聴きながら、そちらのライブを疑似体験しています。

 まだまだ伸びるピアニストなのでしょう。
   

まん丸クミさん

おはようございます。

既に葉桜となって25度を超えるような日和となっています。
そちらもそろそろ暖かくなってきましたか。

一力にような場所は羨ましいです。
オーナの方はジャズ好き?

先週、マシュマロさんから横浜にジャズ喫茶をオープンするとのメールを頂きました。 自宅から遠いので気軽に行くことはできませんが、一度訪問してみようかと思っています。

それでは、また

Re: タイトルなし

> こんばんは
mikitaka08さん、こんにちは。

最近は、沢山の Robi の Youtube が出回っていますね。トロントだけでなくステーツの方にも活動の場を広めておられるようですが、雑誌のリヴューでも名前を見かけるようになり、かなり名前が売れてきたように思います。

Oscar Peterson とは、師弟関係だけに留まらず家族との交流もあったのでしょう。いまではオスカーの娘さんのピアノの教師でもあるのですよ。最近の彼の活躍は目をみはるばかりです、これからの彼の行き先はもう想像がつきません、映画音楽やその他のフィールドにも活躍の場は沢山あるでしょうから。

Youtube のお蔭でご紹介するアーティストの演奏が気軽に聴けるようになって本当に便利になりました。しかしライヴで聴くのは、また格別なものです。これからは日本で演奏する機会もあると思うので、是非生で聴いて頂きたい一人です。

いつもコメントを有難うございます、こちらからはなかなかコメントに参加できなくて申し訳ありません。

Re: タイトルなし

tam.raさん、こんばんは。

朝、コメントを送信しようとしてまた消してしまいました。
いったいどの指が、どのキーに触れてしまったのか分かりません。
とても軽いキーなので、触っている感触の実感がないのです。
昔のがとてもへヴィーなキーだったので、なかなか慣れなくて、困ったものです。
その時は、もう打ち直す気力がなくなってしまいました。

さてこちらは先週、なんとマイナス2度にも下がった日がありました。
でも今日は11度ほどでしたので、まあまあですね。でも桜にはもう少しです。

一力のオーナーはジャズがお好きですよ、この企画はレストランに来られるお客様に対しての、感謝の気持ちから始められたそうです。もちろんMr.M氏の協力があっての企画です。

丁度、マシュマロのトピックを掲載しようと思っていたら、tam.raさんからのコメントが入りました。先をこされてしまいましたね。行かれました折には、是非リポートをお願い致します。楽しみにしておりますよ。


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