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2017-06

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Latin Jazz: Hilario Duran Trio (Afterworks) 4/29/2015 - 2015.05.11 Mon

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( photos by manmarukumi at Roy Thomson Hall 2015 ) 

今夜は、急な予定外のコンサートのお誘い。いいですね、しかもずっと気になっていたけれど聴く機会が訪れなかった "Hilario Duran Trio" (ヒラリオ・デュラン) だというではありませんか。それに Roy Thomson Hall という意外な場所での出演はとても興味をそそります。いったいどういうコンサートが繰り広げられるのか皆目見当がつきません。

今回はジャズ・バディーのS君のお誘い 「タダ券が二枚手に入ったので、急なお誘いではありますが、まん丸さんのご都合はいかがですか」 という分けで、ライヴとコンサートのお誘いには 「ノー」 という返事が出来ないばあ様。しかしダウンタウン・トロントまでこのラッシュ・アワーでは軽く1時間半はかかるだろうし、準備を含めて2時間弱しか時間がない!ばあ様はこういう場合、俄然パワーが漲るのであります。凄いスピードでお色直し、そして少し遅れるかもしれないけど待っていてと言ったにも関わらず、なんと約束の時間きっちりにトロントに到着という早業。流石にばあ様だ、S君もびっくり。

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(今回のコンサートは、一番階上の見晴らしの良いお席です)

今日の出し物は、ティケットを手に入れたS君も何か分からないという、ステージにはなんとフル・オーケストラの用意がされており、ピアノやドラムスも2台ずつセットされており、何か素晴らしい事が起こるに間違いない。そんな雰囲気ですね。

今夜のトリオはCDでは御馴染みのアーティスト達です、キューバ生まれのピアニストHilario Duran, ギタリストの兄弟と活躍しているベーシストのRoberto Occhipinti, そして多くの盤で名前を拝見するドラマーのMark Kelsoです。

わくわくしながら今夜のプログラムに目を通すと、"Concerto for Latin Jazz Trio and Orchestra" とありますね。なるほどそれでフル・オーケストラの準備がされているのですね。そして今夜披露される作品は、Toronto Symphony Orchestra が Hilario Duran に Comissined (委託) されて初めて公共で披露される World Premiere ということでした。

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(photo from TSO web site)

作品のタイトルは、"Sinfonia Afrocubana" ということで、アフロ・キューバン風のシンフォニーということで、アフロ・キューバンのリズムとスペインのフラメンコの要素とジャズとクラシカルの影響を受けた作品ということらしい。作品は基本的には、Bembe 6/8 pattern のアフロ・キューバンのリズムということで。ばあ様にはこの "Benbe" っていったい何?という感じでしたが、さすが若いS君、隣のお席で何やらこちゃこちゃとしていると思いきや、「まん丸さん、Bembe とはこういう感じのリズムです」 とスマートフォンから楽譜を取り出して説明してくれるではありませんか、いや~びっくりした若者は文明の利器をこんな風に使うのね。ばあ様の疑問に即返答してくれるのであった。もう感心したの一言、未だに旧式の携帯を使っているばあ様は, 時代の変化に圧倒され続けるのでした。

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さて今夜は、パーカッショ二ストの Joaquin Hidalgo さんという方がこの African Bata drums の Okonkolo, Itotele, Iya という3つのドラムスを演奏していました。The first movement, The second movement, The third and final movement と3部の構成で、このドラムスがとても素晴らしい役割を果たしていました。初めは何を期待してよいか分からなかったのですが、ラテン・ジャズとオーケストラがなんと自然に融合していることか、まったっく違和感がなく、とても素晴らしいハーモニーを醸し出しているではありませんか。オーケストラが出しゃばりでる事もなく、トリオの存在もしっかりとそこにあり、パーカッションのソロが要所要所で生き生きと存在感を主張しています。

そして Hilario Duran のピアノ演奏の素晴らしいこと、キューバン・ピアニストの彼は、私の好きな、Chucho Valdes の後継者とも言われ、多面においてその才能を発揮されていますが、今夜は作曲家、演奏家として素晴らしいパフォーマンスを披露してくれました。これは本当に聴きにきて良かったと思えたコンサートでした。とてもエクサイティングで心が躍るような、そんなリズムとオーケストラの気持ちのよい流れとが合体しているパフォーマンスは、贅沢というかフル・オーケストラを使ったラテンの乗りとは、普段御馴染みでない組み合わせがとても新鮮でもありました。このタイトルにぴったしの作品でした。

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さあ次のステージはいったい何が飛び出すのでしょう。トロント・シンフォニーによる、Leonard Bernstein の "Symphonic Dances from West Side Story" でした。 
Ⅰ.Prologue  
Ⅱ.Somewhere 
Ⅲ.Scherzo 
Ⅳ.Mambo
Ⅴ.Cha-cha 
Ⅵ.Meeting Scene 
Ⅶ."Cool"Fugue
Ⅷ.Rumble
Ⅸ.Finale

この映画 「ウエスト・サイド・ストーリー」 は、もう何十回となく観ましたね。しかも毎回涙なしには観ることができません。現代版の 「ロミオとジュリエット」 です。大好きな作品、それが今夜の出し物とは嬉しいですね。どのピースを聴いてもシーンが鮮明に浮かび上がります。アレンジも新鮮で、聴きなれたメロディーに楽しさが加わります。

最後に、ブラジルの心と魂と言われる、Heltor Villa-Lobos の Bachianas Brasileiras No.8、と Alberto Ginastera の For Dances from Estancia, ばあ様にはまったく馴染みのない作曲家の作品だけれど、異国の味がムンムンします。もちろんラテンをテーマにした今夜のコンサートだから自然な流れということですが、久しぶりのトロント・シンフォニーの演奏は素晴らしい、そしてなんとコンサート・マスター(第一ヴァイオリン奏者)は、一力のジャズ・ナイトにたまに顔をだされるジャズ・ファンの一人なのです。実際にステージに立つ彼を拝見したのは初めて、ステージではなんと大きく見えることか。大きな拍手を送りました。

さて何十年ぶりに訪れたコンサート・ホールは、印象がすっかり変わっていました。30代にはホールのメンバーになって頻繁にコンサートに通ったものですが、ジャズに比重がシフトしてからはすっかりご無沙汰でした。古くなったコンクリートの壁の色がこんなにくすんだ色をしていたかしら、部分的に使用された木目の色の変化にも年月を感じました。今夜は空席も目立ち、ジャズとシンフォニーという特殊な興行もなかなか大変だなあと感じました。しかし今夜は新鮮な企画とパフォーマンスで、とても満足しました。たまにこういうのもいいものですね。S君、ばあ様をお誘い頂き有難うございました。今夜も幸せな気分で家路についたばあ様でした。

お時間があれば聴いてみてね。
*Hilario Duran Trio
*Mark Kelso 6/8 solo & rumba


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(最近、とても素敵とおもった夜のショー・ウィンドゥ。男性の夏のジャケットが素敵ですね)

● COMMENT ●

こんばんは♪

コンサートとなれば、どんな用事があろうとも
遅れること無かれ、ウチも一緒ですよ~(笑)

急なお誘いでも嬉しいですね
それにしても立派なコンサートホール
オーケストラとジャズってのも珍しいのでしょうか

こちらでも同じような構成で聴きたのはスイングジャズでしたが
映画音楽というのも良いですね

最後のショーウインドーの写真、お洒落ですね
ジャケットが確かにカッコイイ^^v
この歳になって出掛けることが多くなったので
服にも興味が出て、見ることが多くなってきました。

中身は爺まっしぐらですけどね^^;

こんばんは

 ずいぶんとパワフルな演奏ですね。youtubeで楽しませていただきました。

 そして、まん丸クミさんの行動力もパワフルですね。広大なカナダを舞台に駆け巡る日本女性、映画が一本できそうですね。

 おまけに「ウエスト・サイド・ストーリー」とは、なんという贅沢!!
今年の映画界は「スターウオーズ」が注目を浴びておりますが、映画音楽が見直されるのでは、と期待しております。

 すばらしい情報をありがとうございました。
 

 このグループが

恐るべし、まんまるさんのジャズパワー(笑)
夢中になれることがあるのは素敵なことですね。
今回のコンサートは面白い趣向で楽しめてよかったです。

こちらは毎日の気温差が激しくて、ついていけません。ちょっと余計に動くと次の日はダウンです。ライブに行けるようになりたいな。

Re: タイトルなし

メタさん、おはようございます。

お返事が遅くなって申し訳ありません。
肉体労働していると疲れちゃって、ソファーに座るとバタンキューって感じです。
でも自分の為なら「え~んやこら」です(笑)遊ぶ為には頑張らねば。

最近思うのですが、急だから案外行けちゃうような気がします。
ずっと前から予定するのは、なかなか友人との日にちの調整も大変で大げさになってしまうような。
なので最近は、数日前くらいに友人に声をかけてそれでオーケーなら実行という感じです。
もしダメなら、一人で気楽に行くのも好きなので問題なしです。

今回のオーケストラは久しぶりに楽しみました。フル・オーケストラはやはり凄い、迫力ありですね。ベースも5人もいるのですもの、こんなに沢山のベースがいたかしらと一瞬思いました。ジャズのビッグバンドも楽しい、やはり大人数はカズで勝負か(笑)いいえカズが多いほど難しいと思います。それをまとめるコンダクターってやはり凄い能力を持った方なんだとつくづく思いました。

近頃のトロントのショーウインドーは、昔と比べて本当に良くなりました。観ていて素敵だなと思えるディスプレーが結構でてきたので、夜の見学が少し楽しみです。お出かけする時のお洒落は楽しいですね。メタさんも奥様とご一緒にお出かけの機会が増えて、益々気合いが入っていますね。年齢に関係なく好きなモノを着てたのしみましょうね。

Re: タイトルなし

mikitaka08さん、おはようございます。

お返事が、のびのびになって御免なさいね。
今週は、ばあ様のエネルギーも少し限界に近づいてきたようです。(泣)
「広大なカナダを舞台に駆け巡る」んな大げさな(笑)、小さな街でチマチマと生きておりますよ。

しかしラテン音楽は爽快で、確かにパワフルですね。このシンフォニアは、そのラテンとクラシカルの良さが融合されてなんとも素敵なコラボレーションでした。ラテン乗りだけでなく、オーケストラの一致乱れぬ正しさがそれに加わって、気持ちのよい空間を創りあげていました。

セカンド・ステージで映画音楽の特集も嬉しい出し物でした。本当に久しぶりに聴いた「ウエスト・サイド・ストーリー」でした。ジャズ・ピアニストのビル・シャーラップ(Bill Charlap)もこのタイトルで盤を作っているのですが、ばあ様のお気に入りなんです。また機会があれば聴いてみて下さいな。こちらこそ何時もご観覧有難うございます。


Re: タイトルなし

miyukiさん、おはようございます。

本当に4,5月とよく体力が続くかと思うほどライヴに通いました。
とにかく行けるうちに行っておこうと決めたので実行あるのみですね。ばぁさんの根性です(笑)
これしか楽しみがないというか・・・世界が狭いという感じもしますが、今は時間が足りない。

こちらも温度差が激しいです、温かくなったと喜んでいたらジャケット無しでは寒かったりと。体調の調節も大変ですね。冷房が入っていない日に、めちゃ暑かったり、冷房が入っている日がとても寒かったりとなんだかどこまで耐えられるか試されているような気がします。お互いに体調を崩さないように気をつけようね。

再来週は、3連休なのでゆっくりメールするね、待っていて下さいね。
そちらでも、近くでジャズが聴ける場所があるといいのにね。いつかまたオフ会に二人とも参加できるといいですね。


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