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2017-03

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Avishai Cohen Trio at Jane Mallett Theatre 6/30/2016 - 2016.08.19 Fri

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( photos by manmarukumi 2016 )

さてこの夏のジャズ・フェスティヴァルの二つ目は、Israel のベーシストである Avishai Cohen の率いるトリオの登場。ヴェニューは前回と同じく St. Lawrence Centre for the Arts でした。この会場、こじんまりしていてとても暖かい感じが気に入っています。何千人も入る大きな会場のステージで小さく見える彼らを聴くよりも、この位が落ち着いて聴けるような気がします、まあこれは個人的な見解だけど。もう大きな野外コンサートや、広場に設置されたステージを観覧(折り畳みの椅子は辛い)するのは疲れちゃって、ばあ様には無理だなって感じるようになりました。なので催し物が多々繰り広げられる、ばあ様の住処の近くにあるお祭り広場にも、めったに出かける事はありません。よぅは長時間の人ゴミ?(この単語は日本で今でも使っていいものか)に耐えられなくなったということなのですね。

さてAvishai Cohen というと、同名のトランぺッターがいますが、今回のアーティストは安定した人気で世界的に名前が上昇し続けているベーシストです。Jaco Pastorius に影響を受けてエレクトリック・ベースを始めたという彼ですが、Israel から22歳頃にニューヨークに移住しています。90年代の終わり頃から Chick Corea との関係であっと言う間に売れっ子に。今じゃ自分のグループを率いて世界中で演奏している次第です。

今回のトリオ・メンバーは:
Avishai Cohen - Acoustic Bass & Vocals 
Omri Mor - Piano
Danel Dor - Drums

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(初々しさがジャケットから感じられますね、2000頃の青い青年)

初めて彼を知ったのは素敵なジャケットの Colors (2000) という盤でしたが、この盤ではあまりベース自体にピンとくるものはなく、好きな Claudia Acuna というヴォーカリストが参加していたので期待していたのですが、自分の想像していたものとはちょっと違っていました。その後は興味も無くし聴く機会もなくなっていました。しかしジャズ雑誌を開くたびに彼の記事が掲載され、称賛され、どれほど彼が素晴らしいミュージシャンであるかを読む事になり、すでに15枚もアルバムを出しているのだから、今回はそれならやはり聴いておかねばという運びに。

今回のコンサートでは、主に2015年の From Darkness というアルバムからの曲を中心に演奏されました。ベーシストだけに留まらず作曲家、開拓者、バンドリーダー、シンガーと色々な分野で才能を発揮、ばあ様は彼のヴォーカルを今回初めて聴きましたが、なんと好みの声質、しかもヴォーカル・スタイルが感性にとてもあって大好きになりました。

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(今回のお席もステージから6列目で、アーティストがよく見えました)

ファースト・セットからジャンルにとらわれないワールド・ワイドな展開を繰り広げました。だいたい彼を一つのカテゴリーに入れてしまうのは不可能でしょう。ベースをまるで楽器ではなく、生物体(もちろん物体なのですが)のように扱って体の動きとベースが踊っているかのように、このベースはなんと105年モノの古いベースで、彼はこのベースを友、パートナーと呼び、どこに行く時も一緒さ!ステージでは一緒に踊りグルーブを感じ、彼のベースはまるで大きなハートをもった美しい女性の様だと公言しています。ベースがまるで肉体を持っているかのようで、彼の動きがたまにセクシュアルな状態に・・・

そして彼は特にトリオのピアニスト Omiri Mor を絶賛していました。やんちゃ坊主が欲しがった玩具を手に入れて愛しんでいるような具合で、はしゃいでいると言うか、彼に注いでいるアテンションが半端ではない事がヒシヒシと感じられるのでした。確かに Avishai のスタイルにピッタリと合うパワフルなパフォーマンスです。その若さがグイグイと開化するのを Avishai が導いているかのようにも捉えられます。美しい旋律のピアノ・ソロも余計な音がそぎ落とされて気持ちのよい演奏でした。

ドラムスの Daiel Dor も好感の持てる演奏で、心地よい細やかなブラシュ・ワークや、熱のこもったコントロール抜群の撥さばきも、トリオにぴたりとはまっていたと感じました。(ばあ様はあまり煩いドラムスが苦手なのです)しかし Avishai の彼に対する態度が今一不可解だったのは、最後の演奏が終わった後にお互いに労い、抱き合ったり、握手をする場面がありますね。ピアノの Dor には腕を伸ばして握手を求めたのに、腕を伸ばしているドラムスの彼には、一度腕をのばしたにもかかわらず、その手をひっこめて無視したのには?ドラムスの彼も出した手をどうしたものかと、思案してしまった様子。なんだか見てはいけないものを見てしまったような。最後もピアノの彼とはぴったりと肩を組んで御辞儀をしているのに、ドラムスの彼は横に立っているだけ、なんだか変な違和感を感じたというか、そういう印象を受けたのは私だけだったのだろうか。でもまあ演奏ではぴったりと息が合っているのだから問題はないのでしょう。

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しかし今夜のステージは、やはり Avishai が一番、俺様のステージなのだという気負いと、目一杯俺様のパワーを受け取ってくれという、強いメッセージを残して行きました。完全に彼を中心としたステージが構築されていました。三人が同等なトリオではなく、あくまでも Avishai の作品を作り上げる為のピアノとドラムスであるような感じを受けました。 中東風のリズムでは足が飛び跳ねベースも彼と一緒に踊ります、陶酔の世界はもう Avishai 色ではち切れんばかりです。最後の方では、皆が撥でリズムを刻みます。ドラムのソロから始まり、ベースを指でたたく音が太鼓になり、撥に持ち替えてそこらじゅうを打音の渦に、ピアノを離れた Mor までが、パーカッション風にトムトム、最後まで何が飛び出すか分からないぞ。全12曲、確かにステージ・プレゼンスは凄い迫力でした。

アンコールで、やっと彼のヴォーカルに出会えました。曲は、Nature Boy です。なんて素敵な声質でしょう。だみ声でもなく、少しハスキーだけど甘さも備えたそんな感じ。ベースの演奏とはまったく違ったアプローチというか、同じ人とは思えないこの繊細なヴォーカル。この時ばかりはヴォーカルに専念して、ベースは必要ないよっとマイクロフォンだけを持って歌っています。もう一曲のアンコールもヴォーカル、ピアノの伴奏でバラードを披露、こんなに素敵なヴォーカルは久しぶりです。「いやええわぁ~の世界!」

このパフォーマンスは凄い、CDジャケットの彼よりも二回り肉体的にも大きくなって中年パワーの全開ですね。あの初めて聴いた Colors からは想像も出来ませんでした。そりゃそうだよね、16年もたっているのですから。この夏は良いコンサートに恵まれてラッキーでした。お次、初秋の予定は意外なアーティストの登場、以前に悪体調の為ステージをキャンセルされたので、その分期待が膨らんでいます。

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(座り心地の良いバスに揺られて帰路につきます、今夜も満足!)

まだまだ暑い日々が続いておりますね。
どうぞ皆さまも体調に気を付けてられて、残暑をお過ごしくださいな。
ばあ様は子丸の猫守りをしています。たまに動物が周りにいるといいものですね。
部屋中がまた抜け毛一杯の状態になりますが、まっいいか。


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(このヴェニューはバス・ターミナルの傍。夜の一人歩きも大丈夫!)

● COMMENT ●

生きててよかった!

こんばんは

程よいサイズで見やすいつくりのホールですね。
それに程よい距離のところにあるようで。

Avishaiは、機会があれば、やはり生を聴いてみたいと思ってたベースです。
トランペッターの方は、聴いたことあるんですが。
Claudia Acunaは、数年前に体験済みです。ただ一緒に演ってた人が
はっきり思い出せなく、確かピアノがGeorge Colliganだったような?
記憶力が落ちてます。何らかの形で記録しておかないとダメですね。

Codaちゃんは元気なのでしょうか?

あまり更新が無いと、B様だいじょぶか? 生きてるか? と、
心配にもなりますが、まあ、負担にならないあたりで適度な更新を。

Re: 生きててよかった!

J様、おはようございます。

久しぶりのコメント、有難うございます。
どうもご心配おかけしました、しかしばあ様はしぶとく生きておりますよ。(スマイル)
歳を重ねるほどに時間の管理が下手になり、ついつい更新が遠のいてしまいます。
歳のせいにするなって感じですが・・・ただのぐうたらですね。

このヴェニューは本当に気にいっています。
とにかく小さ目のステージが丁度ジャズ・コンサートにいい感じです。

私もトランぺッターの Avishai Cohen は5年ほど前の SF JAZZ COLLECTIVE の
コンサートで聴きましたが、とても良かったです。
このベースは、本当に素晴らしかったです。
日本公演があれば是非聴いてみて下さい、後悔しないと思いますよ。

Claudia Acuna を体験したのね、羨ましいな。
あまりヴォーカルにはまらないばあ様ですが、彼女のヴォーカルは何故か
すんなりと心の中に入ってきました。あまり甘くなく好みの声質です。
このブログも、私のライブの記録帳の状態になっています、肝心のカナダのミュージシャンの
ご紹介が滞っていますからね。これじゃダメじゃんですね。

今回の Coda との生活は短期間でしたけど、楽しく過ごしました。
ちゃんと覚えているのか、自分のつけた匂いが残っているのか、とてもリラックスして
初めから自分の家にいるように振る舞っていましたよ。

さて次のトピックに取り掛かるとするか。
中途半端なファイルが一杯あるので記事も前後してもうめちゃくちゃですがまあ気にしない。
J様の久方ぶりのコメント、とても嬉しかったです。

こんにちは♪
少し涼しくなりましたでしょうか
こちらは台風が来てる2日程は涼しかったのですが
その後は、まだまだ暑い日が続いてます。
お互い若くないので無理せず過ごしましょうね(スミマセン・笑)

こじんまりしたLive会場は良いですね
前から6番目なら良く見えて、凄く楽しまれたと思います。
僕も毎年、年末に行く北村栄治さんのライブ
コンサート会場とLive restaurantの選択があったのですが
こじんまりしたレストランの方を選びました。

猫守りもいかがですか^^
猫毛に慣れてないと大変だと思います(我が家3匹ですので毛だらけです)
猫は爪とぎで家を傷つけますが、遊び相手にもなってくれますので
もう少し一緒に楽しんでくださいね

Re: タイトルなし

メタさん、おはようございます。

この数日は温度も例年並みで、朝は14度ほどとても過ごしやすいです。
でもこの冬は激寒になると予測されています。怖いなぁ。

メタさんすっかり北村栄治さんの追っかけになりましたね。(スマイル)
きっと素敵なレストランでのライヴになるでしょう。
ミュージシャンと観客の距離が近いってとてもいいですね、
振動が伝わってくるような熱いものを肌で感じ取ることができますものね。

私も週末は一力でのライヴに久しぶりに行くのですが、今回のミュージシャンは大物なのです。
前回彼のコンサートは大きなホールであったのですが、体調不良の為にキャンセルっになったのです。
そして今回のライヴはたった40席の一力です、なんとラッキーな事か。
常連さんのコネで来ていただける事になりました。前回来られた時はミスしたので、めちゃ嬉しい!
しかもメンバーもトロントのええとこばかり!

今回も Coda と過ごす日々はとても楽しかったです。
やはり動物のいる生活っていいですね、私自身も猫を31年ほど飼っていたので、
その楽しさや、世話(病気になった時の)をする大変さがわかっているので。
二匹も看取ったので、その時の事を思うとなかなか飼う決心がつきません。
なので今のところは子丸の猫シッターで十分だと言い聞かせています。

チック・コリア良かったですね、本当に羨ましいです。
今年もジャズ・フェスでミスしましたが、いつか絶対に聴きにいきまっせ。


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