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2017-04

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Molly Johnson - 2009.11.17 Tue

今回は、2009年のカナダの Juno Award で Best Vocal Jazz Alubum、そして同年にNational Jazz Award for Best Female Vocalist を受賞した、Molly Johnson の登場です。

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始めてモーリーの歌を聴いたのは70年代の中頃に TV ショーに出ていたモーリーでした。駆け出しの舞台俳優である彼女の姉妹と二人でその番組にでていた彼女はまだ若く、多分私より少し若いか、同年代であろうと思われました。

その二人にとっては始めてのテレビ出演のような様子で、恥じらいが隠せない様子でしたがモーリーが歌いだすと、そこにはもう同じ人だと思えないほど度胸の座ったヴォーカリストの彼女が存在していました。

いまでも彼女の歌っている Summer Time のイメージが頭の中にインプットされていて、その強烈な個性が30年経った今でも忘れる事ができません。この曲は、彼女がいつもステージで歌うようなのできっと彼女の十八番なのでしょう。

そのブルージィーで、古い映画のシーンにでも合いそうな雰囲気をもった彼女の声に胸が躍ったというか、凄いもの発見しちゃったという感じでした。

彼女の長い経歴では、年代によってかなりの変化があり、Rock, Disco, Funk, Bluesと一つのジャンルに固定しなかったせいか、どちらつかずの定着したファンが得にくかったかも知れません。

80年代に入って、Alta Moda ( イタリア語で Hight Style ) というグループを作り、活躍していたのですが、音楽界でも彼らの位置づけがしずらくて、どのジャンルに入れてよいものか分からなかったようで、これも不運の原因かもしれません。

1987年に何枚目かの Alta Moda の LP レコードがでたので、何を期待して買ったのか定かではないのですが、それが Funk Groove のようでもあり、ポップスのようでもあり、なんだか居心地の良くない椅子に座っているような感じがした事を覚えています。

彼女の声が大好きなのに、このレコードのスタイルはイマイチ好きにはなれませんでした。その後、彼女の低迷期が続き一時はもう駄目かもしれないと思った事もあったそうです。90年代は、きっと彼女にとって音楽的には辛い時期だったでしょう。

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ところが2000年になって、店頭で彼女のCDを見つけた時はとても嬉しかったですね。タイトルは、”Molly Johnson ”この盤ではJazzy Approach で楽しませてくれました。ちょっとカントリーぽい曲もはいってたりするのですが、全体的に彼女の良さが出されていて、Long Wave Goodbye という曲には、なんと Stephane Grappeli のヴァイオリン
がフィーチャーされていてなかなかいい感じ!

最後の曲、Don't Explain なんかビリー・ホリデーよりも自分的には好きっていうか、あまりねっちゃりしてなくて、淡々と言葉の意味を噛みしめて歌っているところが心に響いたなぁ。

その次に出たのが、2002年の ”Another Day” です。Summer Time から始まるこの盤は、全曲はジャズではないですが、彼女のけだるいソルティーで、ブルージィーな声をとても生かせている選曲で一杯。





ちょっとノスタルジックな雰囲気が全体に漂っていて憂鬱な雨の日に熱い珈琲を飲みながら聴いてみたい盤とでもいうか。

Melody は、その中の一曲で。 Holly Cole や Cassndra Wilson をプロデュースした Craig Street がこの盤をプロデュースしています。

Molly is back ! 私の聞きたかった彼女が、一番初めに聴いたあのモーリーがやっと戻ってきた。

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そして、この ”Messin' Around” が2006年に発売されて彼女は精力的に活動している。あるインタヴューで、彼女はこれまでのように悲しい歌を沢山歌う必要もない、私は二人の可愛い子どもの母親でもあり、パフォーマーでもあり、主婦であり、妻であること!を強調しているのでした。彼女は現在とても公私ともども充実しているのでしょう。

このCDと共に彼女はフランスまで出稼ぎ(遠征)に行った。フランスでは爆発的にこのCDが売れて、一躍有名人になってしまった。ヨーロッパで発売されたジャケットは、カナダのとは違ってちょっと大人っぽいブルーのバックグラウンドの横顔だが、私はピンクのジャケットの彼女の笑顔はもっと素敵だと思うけど。選曲も、Prince , Bruce Springsteen, Gershwin、オリジナルと盛りだくさんです。

インタヴューで、”フランスでは、えらい大ヒットだったんだってね、凄く有名になってしまったじゃない” と言われて彼女は、”って言ってもねジェリー・ルイスだってフランスでは有名なのよ、そういう事だから人の話は半分に聞いていたほうがいいのよ”と謙虚な一面を持っている人だと思わせた、やはり地道にこの世界を長く生き抜いてきた彼女だからでてくる言葉には真実味があるなといやに感心してしまった。


2009年に、トップに貼った ”Lucky” でベストアルバムに選ばれました。やっと花が開いたというか、モーリーファンにとって嬉しい遅咲きの大輪なのでした。好きな Phil Dwyer のサックスも素敵、選曲もジャズファンにはお馴染みのものが多くきっと貴方にも満足していただけるでしょう。


最後に、モーリーの Summer Time で締めくくることにしましょう。




↓ この前にご紹介した、Botos のピアノがバックです。

http://www.youtube.com/watch?v=R60XuAVBLs4

↓ Molly Johnson のホームページです。

http://www.mollyjohnson.com/about.html


関連トピック → Molly Hohnson のライヴの記事はここから


おまけにもう一曲、好きな歌。

● COMMENT ●

No title

背景の色が変わりましたね。暖かい感じがして今の季節に合っていると思いました。
それに落ち着いていて良い感じですよ。

Molly Johnson、初めて聴いた時に、独特の声が印象的でした。
歌は、色々なジャンルのものをうたっていたと言うだけに、うまいですね。

Summer Timeは彼女のテーマソングのようなものなのでしょうね。
ここで聴いたSummer Time、独特の崩し方と声で、良いですね。

Re: No title

Miyukiさん、おはようございます。

寒くなってきたので微妙に暖かい色に変えてみました。
(甘栗のイメージ)v-16春から 4 パウンドも増えてしまった(^^;

彼女の声とスタイルは、とても独特だから好き嫌いがはっきりするかもしれないよね。
私は、やみつきになってしまった方ですが。

カナダに来て、一番初めに知ったヴォーカリストでした。
ダイアナ・クラールよりも先にデビューしていた彼女だけど、ダイアナみたいに
ブレイクしなかったのは残念だったけど、今ようやく彼女の時がきたようです!

人生を感じさせる歌い手

クミ様、こんばんは。

Molly Johnsonは聴いたことがなかったのです。

サマータイムを思い入れたっぷりに歌うところが良いですね。
ベースとドラムのソロの時の彼女の表情に人生を感じてしまうのです。
そしてボトッシュとの共演、ラッシュ・ライフのイントロの掠れた声で語りかけるように歌う・・・・こういうの好きです。

昨日は、マシュマロレコードの上不三雄様と電話でパウエルの話をしました。
パウエルの権威の方と話すのは、とても楽しい事です。
そうそうクミ様の話題も出ましたよ。

Re: 人生を感じさせる歌い手

KAMIさん、v-273おはようございます。

モーリー、なかなか素敵なヴォーカリストでしょ。
歌っている時とは、うって変わってラジオなんかでお話している時のモーリーは
まるで少女のような笑い方をするので、とてもイメージが違っていて驚かされます。

最近では、Youーtubeで彼女の映像が沢山観覧出来るようになって、言葉だけ
では説明しにくいところを、こうして映像付きでご紹介できる事が本当に嬉しいです。

KAMIさんにも、気に入っていただけて嬉しいです。

上不様には、いつもお世話になっております。

。。。どうりでくしゃみがでていました(^^;

ウッディな感じ!

今晩は!

中々の実力者って佇まいに漂う「 黒っぽい 」声帯雰囲気(差別用語ではなく良い意味)、ソフィスティケートされた`ニューオリンズ | La Nouvelle-Orléans`をイメージしたからか、とても感じました。

欲云うと、出来れば今少し「 艶 」と「 華やかさ 」欲しいですけど・・・、でも「 ウッディー| woody な感じ 」が好感生み結構良かったです、御苦労された甲斐在ったのかも知れません。

イメージング・ワードは、「 素朴で素直なアコースティック感覚 」とでも云ったら良いのでしょうか?何の脈絡もなく、イキナリ「 ウッディーな感じ 」思い浮かびました。

サマータイム映像中仏語対応してましたけど、現地でのDVだったのでしょうか?
また、`ニューヨークの秋`映像楽曲`メロディ`も、アンニュイな雰囲気で気に入りました。

Re: ウッディな感じ!

take10nさん、今日は。

モーリーのスタイルって極端に黒っぽくもなく、そうかと言って白っぽくもないと思うのですが。
彼女のかもしだす雰囲気というのが好きなんですね、でも曲によってかなり濃いィかも。
確かお父様の方が黒人の方だったと記憶しています。

>「 素朴で素直なアコースティック感覚 」「 ウッディー| woody な感じ 」、アンニュイな雰囲気

素朴でアコースティックというのがとても”塩梅”よく表現しておられると思います(^^)
そして woody な枯れた感じがまた好きなところなんですね。(確かに華はないですけど)

モントリールでの映像はフランス語が入ってますね、カナダで特殊な位置にあるケベック州
では、第一ヶ国語がフランス語なんです。

一時期は英語の看板を禁止したくらい、フランス文化に執着した州なんですけど。
とても素敵な古い町並みはまるでフランスを模写したような所も多く旅行にはもってこいですよ。
カナダにいてフランス文化が楽しめます。

take10nさんにも、気にいっていただけて良かったです、これで座布団3枚だぁ(^^)

嬉しい時

おはようございます。

>胸が躍ったというか、凄いもの発見しちゃったという感じ

こういうことってありますよね。
そして、その人がさらなる飛躍をした時には、
一緒になって喜ばしくもなります♪
(反対に、そこまではヤキモキした気持ちにもなるのですが..(^^;)

いつも素敵な情報をありがとうございます♪

Re: 嬉しい時

tomy君、今晩は。

> そして、その人がさらなる飛躍をした時には、
> 一緒になって喜ばしくもなります♪

本当にそうなんだよね、ようやく今って感じかな。10年以上もCDでてなかったから。
どうなっちゃったんだろうって、たまに雑誌なんかに記事が載ってると、ああ活動してる
んだって安心したり、ほんとにファンとしては嬉しいですね。

こちらこそ、いつもtomy君には、邦人のミュージシャンの事を教えてもらっています。
私には、わからない分野なので感謝です!


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