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2017-08

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Jim Galloway & Ralph Fraser Live (12/5/09) - 2009.12.17 Thu

先々週は、今年最後の ”一力” レストランのライブに行ってきました。12月は、毎年 Jim Galloway & Ralph Fraser のデュオライブで締めくくりです。

jimralph500.jpg
(photo by manmarukumi)

ジムさんとラルフさんの息の合ったデュオはもう ”一力” ではお馴染みになりましたが。このデュオ、なんと二人の年齢を足すと150歳にもなってしまうのです。ジムさんは、今年70歳、そしてラルフさんは80歳を超えているはずです。
 
しかし二人が演奏し始めると、もう若い人顔負けと言っていいほど延々と演奏が続きます。そこが彼らの凄いところで何時も 1st. and 2nd. set 合わせてみっちり18-20曲も聴かせてくれるのです。

サーヴィス精神が旺盛というか本人達が観客と共に楽しんでいるというのもあるでしょう。普通は2セットあわせても平均で12曲くらいだと思うのですが。彼らは何時もオーディエンスをとことん満足させてくれるのでした。

ジムさんは、ソプラノ・サックスを演奏します。そして、Ralph さんはジムの率る ”Wee Big Band” という 17 ピースのスウィング・バンドの専属ピアニストでもあります。

jim250.jpgralph250.jpg
(jim galloway & ralph fraser)

そんな訳で二人の息はピッタリ、曲目を決めるのも、二人の気分次第で、ああでもないこうでもないと会話をしながら決めてゆくのでその会話自体がもう観客を楽しませているのでした。ジョークあり、思い出話が入ったり、なかなか楽しい掛け合いです。(こういうところが若いミュージシャンとはひと味違ったところなのですね、もちろん若手のミュージシャンの持っている緊張感もよいものですね)

ジムさんのスウィング・バンドのレパートリーは300曲ほどあるので、その中から選ぶのだから大変だけど、たまにリクエストなんか投げかけると心よく演奏してくれます。今回、私は Blue Reverie と言うジムさんの作曲した曲をリクエストしたのはいいけど、

”これ確か僕が作った曲だよね、ラルフ覚えているかい?なんだか危ういなぁ”
なんて作曲した本人が言っているではありませんか。

”ジム、それ覚えてないなら、そのかわりに My Romance をプレーしてね” と私。

”それなら大丈夫だよ” と私の大好きな曲をプレーしていただきました。う~ん、ジムさん少し琥珀色の液体が入りすぎてません、なんだか気分良さそう。

ジムさんのソプラノサックスで聴かせてくれたマイ・ロマンスはリリカルで暖かくてとても素敵でした。私はこねまわさない彼のシンプルさが好きなのですね。

彼のサックスは、Curved Soprano Sax で普通のソプラノサックスのようにストレートではなく、可愛いミニ・アルト・サックスのように見えます。他に誰が、Curved Soprano Sax を吹いているかしらと考えてみると、一人だけ思いつくのが Jan Garbarek くらいです。多分他にも一杯いるのでしょうけど。

sax450.jpg
(jim's curved soprano sax)


さて今回の曲目は:

<1st. set> 1. All of Me 2. Blue Sky 3. Deep Purple
4. It Don't Mean a Thing (If Ain't Got That Swing)
5. Easy to Remember 6.?   7. What'll I Do
8. What Is This Thing Call Love

<2nd. set> 1. Paper Moon
2. I've Grown Accustomed to Her Face
3. Strike Up The Band 4. ?
5. My Romance 6. Baby Face
7. Autumn Leaves 8. Summertime
9. It Might As Well Be Spring
10. White Christmas


Deep Purple がとても素敵。What'll I Do はワルツでした、なかなかいいなぁ。2nd. set の5曲目からは全てリクエストになってしまいました。Baby Face なんでやねん!って感じですが、なんでもジャズにしちゃうジムさんです。
この曲をリクエストした女性、かなりのりのりで大声で歌っていました。

季節の歌が出たというので、じゃ四季をつづけなくちゃと言うことで、各季節の曲で盛り上がってしまいました。もちろん最後はウィンター・ソングで締めくくりです。ジムさんもラルフさんもこの一力でプレーする時はまるでホームパーティーのようにくつろいでリラックスしてプレーしているようです。

今回のライブでは思わぬハプニングもありました。このライブに来る常連のカップルであるジョンとヴェラさんは昔トロント・シンフォニーのヴァイオリニスト達でした。リタイヤーしてから彼女は絵を描き始めて凄い腕を磨きました。
今回は、このライブを提供してくれている一力のオーナーである力さんにプレゼントがあると休憩の折りにジョンはアナウンスをしました。

ここでのライブは、彼らにとって本当に楽しい特別なものでこの空間を共有できる仲間とミュージシャンとがどんなに素敵なのかを説明しました。そして場所を提供している力さんに感謝の気持ちをこめてヴェラさんが描いた力さんの
ポートレートを受け取って欲しいと言うではありませんか。それがまた彼の特徴をよくつかんでいる素敵なポートレートでした。(前回にヴェラさんと席をご一緒した時に絵を習っていることや、ヴァイオリンの事などお話した時には何も言ってなかったので、これは本当のサプライズでした)

皆さん、拍手でオーナーの力さんを迎え、ポートレートを受け取る力さん。

giftpainting500.jpg
(jim, john and riki with his portrait by vera)

いつも、和気藹々とした雰囲気の一力のライブ。この空間でこの時間を皆さんと共有できる事がとても幸せに感じました。美味しいお食事に、素晴らしいジャズ、楽しい仲間、私にとっても特別な時間です。特に最近のメニューが楽しくて、これまたここに来るのが楽しみの一つになっています。ライブでエネルギーを補給して、また明日も頑張ろうという気にさせてくれるのです。

今回は、ジムさんと沢山お喋りをしました。前回のクリスマスの盤でご紹介しましたジムさんと Jay McShann のクリスマス盤の一曲目があまりにもマイナーなスタートで驚いた事、あれってあまりに悲しいので本当に心配になっちゃったよと言うと。

彼は、まるでいたずらっ子のような目を輝かせて、”あれね。。面白いだろ、スタジオに入ってまず何をしようかまったく分からなかったら、なんとなくマイナーで始めたんだよ。それでああなったんだ、むふふっ” て言うじゃありませんか。やはり、あれは二人のセンス・オブ・ヒューモアーだったのですね。あれをそのまま盤にしちゃうなんて。ジムさん、お茶目なところがありますね。

さてさて、もう12月も残り少なくなってきました。今月は、もうひとつ聴きたいライブがあるけど行けるだろうか。時間との勝負だわ。さて貴方の心に残る今年のライブは誰のライブだったでしょうか?

次回は、サックス奏者のジムさんと彼のスウィング・バンドをご紹介したいと思います。皆さん、お風邪などめしませんように。 防寒もしっかりね。

ichirikilantan200.jpg

この提灯はトロントで活躍しておられる私の大好きな
イラストレーターのニット・トミオさんのデザインです。
ほんわか楽しい ”一力” のロゴが私は大好きです。



↓一力はここから、クリック!
http://www.ichiriki.ca/

● COMMENT ●

燻し銀ライブ

まん丸クミさん、今晩は!

クミさんショット!燻し銀の臨場感伝わりナイスです、多少嫉妬気味ですが、芳醇な香りココまで届きましたよ。
ベントしたS.サックス珍しいですね、アーチスト・オリジナルではなくて定番販売されているモノなんですか?

お蔭様で、都内勤務していた十数年前、銀座8丁目に在ったジャズクラブ「 JUNK 」へ、結構通っていた事思い出しました。

ワクワクするような・・・・・

クミ様、こんばんは。
私の掲示板に書いて頂いた、150歳のデュオってこの事だったんですね。
年齢を重ねるごとに味わいが出てくるジャズ・プレイヤーが多いと思います。
これって、ワクワクした気分にさせてくれますね。
一音一音にその方の人生を感じさせるプレイ・・・素晴らしいと思っております。

円熟

まん丸クミさん、こんばんは!

合計150歳のデュオ、素敵ですねぇ。
先日観たナベサダさんもそうですが、年を重ねていくつになっても、キラキラと目を輝かせたおじいちゃんになりたいなあ、と思います。

Re: 燻し銀ライブ

take10nさん、今日は。

演奏している時は、出来るだけフラッシュなしで撮りますのでなかなか難しいです。
でも雰囲気を掴み取っていただけてとても嬉しいです。

とても珍しかったので以前尋ねた時に、作ってもらったような事を言っていたと思うのだけど、ちょっと記憶があやふや。。今度チャンスがあったら聞いておきますね。
今使っておられるのは、かなり年季が入っているものですね。

take10nさんもお気に入りのスポットがあったのですね、日本のジャズクラブは行った
事がないので、訪日の際には是非いってみたいと思っています。楽しみだなぁ

Re: ワクワクするような・・・・・

KAMIさん、v-273今晩は。

そうなんです、この二人の事でした。
やはり二人の年輪って凄いと思います。風や雨にさらされた強さっていうか。
歳なんて二人にはまったく関係ないですね。

なんだか磨きこまれた、石みたいな感じかな。
スムーズになっているけど、ちゃんと重みがあって存在してるっていうか。

お二人がいつまでも元気で現役であって欲しいと願わずにはいられません。

Re: 円熟

Yamarkeyさん、今晩は。

ナベサダさん、良かったそうですね。

彼も確か76歳ですよね、この年齢で現役のミュージシャンって皆さん
輝いていて素敵ですね。これっぽっちもお歳を感じさせません。

よくあれだけの長時間を吹きまくれると感心しました。
音楽はまた気分を若くしてくれます。(Yamarkeyさんは、まだまだ若いけど)(^^)

私も80歳になってもライブを聴きにいけるほど元気なお婆ちゃんでいたいですねv-218

ライブは楽しくないとね

とてもいいライブですね。
お客さんと奏者が一緒に楽しめて、しかもリラックスできるような雰囲気のようですね。

それにしても、お二人ともお元気ですね。きっと楽しく演奏しているからでしょうね。やっぱりジャズは楽しくないとね。

ソプラノ・サックス、かわいいですね。すっかり気に入ってしまいました。

一番上の写真、凄く感じ良いです。クミさん、写真うまいですね。

Re: ライブは楽しくないとね

Miyukiさん、今日は。

40席というサイズも丁度よい感じなのかもしれません。
なんかこうカンファタブルな雰囲気で楽しめるというか。

Miyukiさんも、これからライブが”やみつき”になりますよ。
間違いない!(笑)
しかし Eden Atwood が初ライブだなんて凄いよねv-218

> 一番上の写真、凄く感じ良いです。クミさん、写真うまいですね。

古いカメラなので今一クリアーでないの、薄くて軽いのが欲しいです。
またまたおだてると、舞い上がるじゃありませんか(笑)

No title

二人でも、三人でも、もちろん一人でも、何人でも楽しめるのがジャズのいいところですよね。

ロックバンドじゃこうは行かない。
「ドラムがいないからだめだ」とか「ベースがいないからだめだ」とかね。

ジャズの本当の面白さがやっと分かってきました。

あひる

Re: No title

あひるさん、今晩は。

ジャズ、本当に楽しいですよね。

いつも現在進行形っていうのも面白さのひとつだと思います。
それになんでもアリというのも好きなところです。

あひるさんも、ジャムセッションうんとエンジョイして下さいね。
それにジャズの輪が広がるのも大変に嬉しいことです。

ジャズライブはこうあるべき

クミさん、こんばんは。

ジャズには色んな楽しみ方がありますが、ライブもそのひとつです。大ホールのコンサートスタイルも観客のひとりとして楽しめますが、やはりジャズは狭い会場でプレイヤーとお客さんが一体になる面白さがあります。ときに意地悪なリクエストをする人もいるようですが・・・私ですがぁ。(笑)

温かい音が聴こえてくるライブレポートありがとうございました。

Re: ジャズライブはこうあるべき

dukeさん、おはようございます。

そちらの方は、沢山の雪が降ったようですね。
こちらは寒くはなったものの雪はほんの少しです、あっ雪がちらつき始めた(~~;
お互いに(最北の住人達)雪かき(腰の方)には気をつけましょうね。

ライブはコンサートホールも確かに良いですが(ビッグバンドなんか)、
私はやはり Cozy なスペースで熱気を感じるのがやみつきになりました。

ベースの音なんかが心臓に響いてきたりすると、音と一緒に心も踊ります。
ピアニストの指の動きを目の前にすると、目が鍵盤の上を走り回っている
ようです(忙しいやっちゃ)笑。

いつも優しいコメントを有難うございます。
皆さんが、こうしてコメントを下さることがブログを続けていく励みに
なるんだなって最近思うようになりました。

何かを発信するだけでなく、リスポンスがあると言うのがこんなに素敵な
ことかとつくづく感じている今日この頃です。


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