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2017-05

Mike Murley & David Braid (2/6/2010) - 2010.02.11 Thu

二月のデュオライブは、Mike Murley のサックス、David Braid のピアノでした。場所はお馴染みの、トロントにある ”一力” レストランのジャズ・ナイトです。

mike500.jpg
( all photos by manmarukumi )

ここでのライブは、多くの場合メインのミュージシャンが誰をパートナーに連れてくるのか事前に分からないと言う楽しさがあって、以外な人を連れてきて驚かされる事があります。たまにはトリオだったりします。

今回 Mike Murley が選んだのは、過去に演奏を何回が聴いたことのあるDavid Braid でした。ちょっと不思議な間と言うかスタイルをもったピアニストです。彼は、マイクのクインテットのメンバーでもあるんです。

彼の世界に入り込むと、ちょっと癖になりそうな余韻を残してくれるピアニスト。バップ、バラードなんでもこなす人ですが、やはり彼の世界はソロピアノに尽きると思います。この事はまた詳しくピアノで紹介したいので、今日はスキップ。

今回のライブは、スタンダード・ナンバーを沢山聴かせてくれました。オーディエンスの平均年齢がかなり高いことも考慮した選択だと思えました。

去年二人が初めて ”一力” でライブをした時に、なんと同じ曲を演奏したのだけどインプロヴァイゼーションがかなり難解、スタートは観客がハテナ状態でリスポンスがイマイチだった事を思うとやはり観客の層やタイプを把握するのもミュージシャンの務めというか。二曲目位までは空間にとても違和感を感じたのは事実なんだけど。しかし途中からは良いヴァィブが伝わってきて最期は満足な観客の笑みで一杯でした。


1st. set
1. I Should Care
2. Sheep Walking ( Murley)
3. Stable Mates
4. I'll Be Around
5.The Way You Look Tonight

今回は、始めから皆さんの喜びそうな選曲でした。まずファースト・セットは I Should Care のバラードで始まりました。

次はコードチェンジが盛りだくさんの Sheep Walking はマイクの作品。掛け合いが楽しいピースでパートナーとしての二人の息はピッタリだ。

次は、Benny Golson の Stablemates はオーソドックスに決めていた。

I'll Be Around のマイクの太いサックスの音色がメロディーと完全融合してますね。おおらかなその懐に包み込まれるようサウンドです。もうウットリしちゃう!

mike450-1.jpg
http://www.mikemurley.com/

↑マイクのホームぺージも覗いてみてね。

ここで Mike Murley の図太い男らしいサックスの音色を聴いてみてください。
このステージに立つミュージシャン達は、なかなかいいでしょ!




2nd. set
1. Isfahan
2. Things (All The Things You Are)
3. Con Alma
4. Detour Ahead
5. Yesterdays


セカンドセットは、Duke Ellington の Far East Suite から Isfahan です。これ前にも確かプレーしたんですね。
二曲目は 、Things というマイクの曲です。Jerome Kern の素敵な曲である All The Things You Are を出来るだけリズミックの可能性を求めてコード・チェンジして作られた作品らしい、始めはまったく何の曲だか分かりませんでした。

とにかく微かにオリジナルの余韻が残っているピアノのソロになるまで、この曲がAll The Things You Are とはまったく分からなかったのね。ディヴィッドのピアノのタイミングの取りかたがとても興味深いです。

難しい理論的な説明は私には分からないけど、彼らが表現しようとしている事は評価したい、だって聴いていて刺激があり純粋に面白いんだもの。マイク自身も、多分自分の吹いているパートはわかんないだろうと言っていたけど。この曲はこの新譜の中に収められています。


dmbq_live.jpg

1. Things (Murley)
2. Code Breaking (davidson)
3. Say a Silent Prayer (Braid)
4. The Call (Braid)
5. Tide Line (Murley)
6. Reason Season Lifetime (Davidson)
7. Wash Away (Braid)
8. On the Spot (Murley)

Mike Murley (ts/ss) Tara Davidson (as/ss) David Braid (p)
Jim Vivian (b) Ian Froman (ds)
Live Recording, Western Front, Vancouver 2006


二人はこれまでにも数多くの盤を製作しており、それらは幾つもの賞を受賞しています。トロントでは、コンテンポラリー・メイン・ストリームのジャズ奏者としての位置をがっちり守り、走り続けています。良い盤を一杯出しているので機会があれば是非聴いてみてね。
(カテゴリーのサックスをクリック、マイクの紹介文を参考にしてね)

david450.jpg
http://davidbraid.com/index.php

次は、Dizzy Gillespie の Con Alma です。これでちょっと盛り上がって。

私の好きな Detour Ahead がきました。マイクのサックスが歌ってます。なんて幸せ!この曲大好きなんです。
( Favorite Tune にこの曲の事を詳しく書いているので時間があればみてね)

さて締めくくりは、 Yesterdays です。ドラマテックなソロピアノで始まり、マイクのテナーが緩やかにピアノに絡みつきます。今回は少しおとなしめのライブでした。やはり、ゆっくりとリラックスして聴ける環境はいいなと再確認。

この辺で David の演奏をご覧下さい。ここではちょっとお茶目なプレーを披露しています。





4月に日本に遠征するそうですから、ひょっとして貴方の街にも行くかもしれませんよ。David Braid は次回のピアノで詳しくご紹介する予定です。訪日の予定もお知らせします。


今回テーブルをご一緒したのは、トロント・シンフォニーのコンサート・マスターのMr. Mark Skazinetsky さんと、奥様の Lara さんでした。そしてレストランオーナーのポートレートを描いたヴァイオリニストで絵描きの Vera さんです。

マークさんからオスカー・ピーターソンとミシェル・ルグランと一緒に演奏した時の思い出。コンサートで周る多くの旅のエピソードなど、色々な貴重な裏話もお話して下さってとても楽しい時間を過ごしました。

この一力のライブは、普段関わりのない人々とジャズを通してコミニケーションができる本当に素敵な稀な場所であると思います。

次の”一力”ライブは4月ですが、どのプレーヤーが来るかな? 

今から胸がワクワク、待っている間も楽しみなのです。

mark,lala,vera450
( Hi Mark, Lara and Vera. It was a pleasure talking to you )


I checked my blog using the english translation google provides just out of curiosity, and found out Mike's name is translated as Microphone!

It's so strange that eventhough we pronaunce Mike as MAIKU, google thinks the word is microphone.






もう一曲、マイクのソロがいかしてる。

● COMMENT ●

Mike Murley のサックス♪

まんまるくみさん♪こんにちは♪

Mike Murley の図太い男らしいサックスの音色
本当クールでかっこいいです~~~♪♪♪
CDほしくなっちゃいますね♪

また紹介してくださいね♪
最後の動画ぼ演奏最高♪

すみませんカナダにご在住なのですか?
前記事もゆっくり今度読みに来ます♪v-222

ピアノ

このライブは、メンバーが当日まで分からないというところがスリリングで、楽しみがあっていいですね。こちらでは、そんなの聞かないです。

Mike Murleyのテナーは、いかにもテナーという感じで良いですね。
それから、興味を持ったのはピアノのDavid Braid です。
割と重厚な感じを受けましたが、何か不思議な感じもします。
”彼の世界に入り込むと、ちょっと癖になりそうな余韻を残してくれるピアニスト。”
という感じが判りました。もっと聴いてみたいなあ。

ハッ!とさせられる

まん丸クミさん、こんばんは。

いつも感心してしまうことですが、冒頭に掲載される写真がいつも素晴らしいですね。
その先の記事の素晴らしさを暗示しているかのようです。
ちょうど、良いジャケが良い演奏を期待させるかのように。


シンメル!

今晩わ!

David Braid氏が弾かれている染色ピアノに食いつきました。
このマホガニー色のピアノは、独国シンメル社 | Schimmel の名品です、観て直ぐ「 アレッ」てな感じで、何度か見直したら刻印確認出来感動した次第です。

家具的ピアノ造りで著名なメーカーは、創業120年位だったと思います。そう云えば、ピーターソン氏も奥国ベーゼンドルファー弾きで有名でしたね。

ついでに!?イントロのマイク氏アンフォーカス・ショット、「 グッジョブ 」です。

Re: Mike Murley のサックス♪

whitypearlさん、今日は。

マイクのサックスは年々深みを増していくような気がします。
それだけでなく、まろやかさとか、しっとりさとか表情がとても豊かです。

> すみませんカナダにご在住なのですか?

そのご質問にはイントロダクションの(ようこそ)をお読みいただくように
お願いしております、全て説明しておりますのでそちらで宜しくお願いします。

お時間のある時にゆっくりご覧下さいね。

Re: ピアノ

Miyukiさん、いらっしゃ~い!

ほんとにこの企画はとても面白いです、ここで私の知らないミュージシャンと
出会う事ができるのは。とても刺激的であります。

そしてミュージシャン自身が連れてくるパートナーだから腕よりばかりと
いうのも魅了です。

それに環境のせいか、皆さんとても気さくで質問にもどんどん答えてくれる
ので楽しさも増倍します。ブログの事を話すととても協力的で写真にも心よく
応対してくださるので、このブログを作るのが可能なんですね。

ブレイドはクラシカルの方も達者なので、色々な趣をもった盤がありチェロ
とのデュオとかもあり興味深い活動をしていますよ。

ほんじゃまたね。。。

Re: ハッ!とさせられる

迦陵頻伽さん、有難うございます。

そんなに褒められると、お茶でも出したくなるじゃないですか(笑)

あの写真は単にぶれてるだけでして、私はぶれたショットが好きなのです。
なんとなく躍動感というか、ムーヴメントが感じられて。

> その先の記事の素晴らしさを暗示しているかのようです。

いやぁ、プレッシャーです!マイペースのチンタラなのでどうなりますやら。

Re: シンメル!

take10nさん、今日は。

何か食いつくところがあって喜ばしいです。
このようなピアノを専門にリストレーションしたり、リビルディングするピアノショップ
がトロントにはあります。

そこでディヴィッドが100年位前のドイツ製のピアノを弾いたのを聴いた事があります。
ピアニストにとって、こういう興味深いピアノを弾くというのは楽しいものでしょうね。
楽器のまったく出来ない私にとって楽器をあやつる音楽家はもう尊敬の念で一杯です。

>そう云えば、ピーターソン氏も奥国ベーゼンドルファー弾きで有名でしたね。

色々と学ばせていただきます。

> ついでに!?イントロのマイク氏アンフォーカス・ショット、「 グッジョブ 」です。

あははっ、ついでが良かったです。アンフォーカスと言うと聞こえがいいですが(笑)

No title

以前にも紹介されていた「一力」というお店。
「いちりき」ってお読みするんでしょうか?
日本語ですよね?
今回のライブにご一緒されている方のテーブルの上を見ると、湯飲みとか醤油とかが見えますね。
和食のお店?

今回、私もとても素敵なテナー奏者との出会いがありました。


あひる

Re: No title

あひるさん、今晩は。

はい”一力”は、いちりきと読みます。

トロントにある日本レストランです、オーナーのリキさんがジャズ好きです。
ジャズライブの前にお食事があるんですが、こちらの方も楽しいお料理ですよ。

最近は現地の方も、和食に違和感無く溶け込んでいますね。
なんでも食べられる方多くなりましね、ライブに来る方は皆さん和食大好きです。

> 今回、私もとても素敵なテナー奏者との出会いがありました。

どんなサックスなんだろう、また機会があれば是非あひるさんのブログに
アップしてくださいね。楽しみにしています。

カナダ勢

オリンピックはどうなるでしょうか?
日本勢は・・・??(^^;

さて、生演奏でのホーン楽器から大分遠ざかってしまいました。
(あ、昨年暮れにクラリネットは聴きましたが。)
ホーン楽器の演奏はもっぱらジャズ喫茶で愉しんでいます♪

というか、ライヴ、聴いてないんですよォ~。
なので、クミさんの写真と文章で愉しまさせていただいてます♪

Re: カナダ勢

A.tomy君、今晩は。

返事が遅くなってごめんなさい、何やら怪しい訪問者が多くのFC2のブログに
小細工をしてトラブっています。うちもやられましたがウイルスの問題では
ないそうなので一安心ですが、お気に入りのブログのアドレスが消されてしまい
ましたので少し不便です。

さて、オリンピックはフォローしていないので、いったいどうなっているのやら。
オープニングだけは見たのですが、なんだか大掛かりな装置が本番で作動しなかったり、
雪は降らない、練習時に選手が事故でなくなったりと、出だしから大変のようですね。
フィギュアースケーティングだけは見るつもりなんだけど。

本当は今週はタダのライブに行きたかったのですが、寒さで外出をあきらめました。
また春になればライブにも行きやすくなりますから、お互いにガマンしましょうね。

> なので、クミさんの写真と文章で愉しまさせていただいてます♪

tomy君にそう言ってもらえて嬉しいです。ありがとう!

良いテナーだ!

クミ様、こんばんは。
どうも最近、疲れ気味で(歳かな?)遊びに来るのが遅くなりました。
良いライブだったようですね・

I Should Careは、大好きな曲です。
パウエルのが一番だと思っているのですが、最近はハンプトン・ホーズのオールナイト・セッションを良く聴いています。
Yesterdaysは名曲ですね。
生で聴く事が出来たクミ様が羨ましいです。

Mike Murley のAトレイン、イントロがイカシテますね。
テナー、ペット、ボントロのフロントが良い味を出している。
こういうふうに演られると嬉しくなります。
テナーのソロは、力強い音色に知的なスパイスを利かせたと言う印象です。

Re: 良いテナーだ!

KAMIさん、v-273今日は。

エビスと猫の日々ではありませんか(笑)、お互いに境界線のハザマに
立っているので体調に気をつけましょう。な~んて、そんな歳じゃない!

ライブは本当に楽しいです、同じ曲でもアレンジが違うと別物ですものね。
その一回一回に、新鮮さを感じられワクワクさせてくれるものがあれば
いう事ないですね。でなければライブの意味がないかぁ。

KAMIさん、やはりパウエルがきますね。私は誰のI Should Careが一番なのか
ちょっとわかりませんが、これではサックスの演奏が好きかもしれません。

Aトレイン、KAMIさんの仰るようにイントロであ~くるぞ、くるぞ~って思わせて
くれます。それでtpでもう出だしから期待で胸が踊りますね。

> テナーのソロは、力強い音色に知的なスパイスを利かせたと言う印象です。

そのとうりです!男性的な彼のテナーにいちころでした。


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