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2017-08

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Tony Fruscella Brooklyn Jam 1952 - 2010.05.30 Sun

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( Mershmallow Classics 2001 )

トランペットの詩人と言われている Tony Fruscella にたどり着くまでに随分遠回りをしたように思います。しかしこの盤にお目にかかれたのは実は Gene DiNovi の音源を漁っていたからこそ Fruscella に出会えたのです。

ブルックリンにあったジーン・ディノヴィさんの家で録音されて以来、49年ぶりにして陽の目をみたという音源です。1952年の録音というからジーンさんは24歳という若さになります。これを聴きたくて手にした盤に偶然 Fruscella が入っていたというのが彼との出会いでした。

ジーンさんが録音したテープに収められたこの音源は長い間イギリスのケント州に埋もれていました。そしてマシュマロレコードの上不三雄氏の手によって息を吹き返したのです。古くてしかも自家製?なので音は飛んでいたりしてよい録音状態とは言えません、犬の鳴き声がバックグラウンドに聞こえていたり(これはなかなかヒューモラスです)、会話が入っていたり、しかしその頃の熱い雰囲気が実によく感じられます。

そして若者が集まってジャムっている様子が、50年代の熱気が肌で感じられるような気がします。クレディットをチェックすると ベースに Red Mitchell の名前もでてきます。

Gene は Red Mitchell と交友があり、Red の紹介で Fruscella に出会ったようです。Gene の話ではトニーはとてもハンサムでお洒落だったとライナー・ノーツにありましたが。なんだかヨーロッパの古い白黒映画に出て来てもよさそうな優男風、哀愁を帯びたルックスできっと Chet Baker と同様にもてたのではないかと想像されます。

tonyfruscella180.jpg

寂しげでちょっと世の中を冷めた目で見ているような閉じられた瞼、煙草の煙を漂わせている写真にはっとさせられます。(私は煙草は嫌いですが、写真で見る限りはサマになるんですよね、あのデクスター・ゴードンの有名な写真も煙があるから雰囲気があるのね、悔しいけど煙草の煙は写真のプロップには最高ですね。)

tonyfruscella350.jpg

Fruscella は14歳まで孤児院で育ったという不遇な人生を送ったそうです。それから18歳で軍隊に入り除隊後から本格的にトランペッターとして生活していたようです。私的な事はほとんど解りませんがとても孤独な人だったような印象をうけます。42歳という若さで亡くなってしまったので、あまり多くの録音を残していませんが、残されている音源の彼のトランペットから流れ出る音色は何か心を打つものがあります。

いったい何だろうと思うのですが、はっきり言って解りません。ただただ低めのキーでメロディーを吹いているのですが、それがとても哀愁を帯びていてなんとも言えなく落ち着いたプレーなのですね。

しかしこのようなマニアック盤をだしてマシュマロレコードさん、儲かるのかしらと人事ながら心配になりますが、だからこそ応援したくなってしまうのです。 ほんの一握りのファンの為に発表されるレア盤、万歳です!

Discography
Albums
Year Title Label / catalog # Notes
2008 Tony Fruscella Rhino/Wea UK Original release date 1955
2005 Tony's Blues Cool & Blue
2004 Pernod with Stan Getz Jazz Factory Spain
2004 Night at the Open Door Jazz Factory Spain Live
2001 Brooklyn Jam 1952 M&I Japan (マシュマロレコードから発売)

Year Title Label / catalog # Notes
1999 Tony Fruscella: The Complete Works Jazz Factory Spain Album listing: Studio Recordings (2 CDs); Live Recordings (2 CDs)

Year Title Label / catalog # Notes
2007 Atlantic Top 60: Jazz, Jive and Strut Atlantic Recording Corp./Rhino Track listing: "I'll Be Seeing You"
1983 Simple Isn't Easy Sunnyside Bonus Track: Featuring Tony Fruscella

この Atlantic 盤の一曲目 I'll Be Seeing You の始まりで、すこしチェットを思わせるようなフレーズですっかり私を虜にしました。優しい音色でリリカルなアプローチですね。他にも Stan Getz や Zoot Sims などとの共演盤もあるのでこれから少しづつ聴いていきたいと思っています。残っている音源が少ないのでどの共演盤も貴重なものだと思います。

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私はこの1955年の Atlantic 盤との二枚しか聴いたことがないので詳しい事は書けません、リサーチをしてもあまり多くの情報がありません。私生活ではヴォーカリストの Morgana King (当時彼女は17歳でした)と結婚してひとり娘がおりましたがドラッグで身を崩したこともあり9年後に離婚しています。

彼らが結婚している期間にチャーリー・パーカーの家族と日曜日の晩餐を頻繁にするほど交友を深めていたとモガーナの資料に載っていました。またレスター・ヤングも Fruscella の演奏を大変に気に入っていたそうです。モガーナはミュージシャンズ・シンガーと言われ重宝がられていたようです。確かに何でも歌える大きな器量をもった素晴らしいヴォーカリストだと思います。若い頃は貧困にあったそうですが(両親はイタリアのシシリー島からの移民でした)、しかし後年期ではTVショーまで持っていたというから彼女の実力は大したものでしょう。

さてステージの左端に写っているメンバー、まるで対になって頭に浮かんでくるのがこのテナー・サックス奏者の Allen Eager です。Tony Fruscella のこの盤を聴いてから Allen Eager のリラックスしたテナーのスタイルが射たく気に入ってしまいました。

tonyfruscella300.jpg

まだ Allen Eager の方が Fruscella よりも色々なリサーチで面白い話を見つける事ができるので、長く生きた分ファンも多いのではないかと思います。しかし残された音源は Fruscella 同様に少ないのが残念です。何故なら彼は長い間ミュージック・シーンから消えていたのですから。Eager は比較的裕福だったのでその後色々な挑戦をしています。面白いのではカーレーサーまでやっているので驚かされます。

しかし80年代に Eager が Chet Baker とヨーロッパでステージを供にしていた話しをネットで見つけた時はワクワクしました。1982年 6月19日にアムステルダムで 彼らの演奏が Radio Brodcast されていたのですね。それを聴いていたファンがいたわけです。

そして Eager と Chet が1984年 7月にアムステルダムで同じメンバーで11曲も録音を残しているという事もあるスイスから発信しているブログで知りました。Chet のファンがいたる所に散乱しているんですね。

それらのブログを発見した以前に、実は私はラッキーな事にある御仁にその1984年の未発表の音源を6曲聴かせて頂いていたのでした。なんという幸運でしょう。多分これがそのスイスのブログに記されていた11曲の中の6曲なのだとブログを読んだ後に気づきました。

このライブ録音には Eager の魅力的なテナーと Chet のクールなトラペットが、そしてJon Voogd のベースもかなりいい感じです、 Michel Graillier のピアノが気持ちよく一体となってこの Quintet は繊細なタペストリーの模様を織り成していました。まさか Eager と Chet が共演しているなどと想像もできませんでしたので、その時の喜びはもう大変な興奮に達してしまいました。

Chet の未発表の音源が限りなく何処かに散乱しているのであろうけど、一枚でも多くの音源がCD化されて私達ファンに届いて欲しいですね。


↓ Allen Eager の興味のある記事にでくわしました。お時間のある方はどうぞ。
http://www.ejazznews.com/modules.php?op=modload&name=News&file=article&sid=1345




Recorded: New York City, NY January 22, 1947
Personnel:
Allen Eager - Tenor Sax
Terry Gibbs - Vibraphone
Duke Jordon - Piano
Curley Russell - Bass
Max Roach - Drums


Allen Eager は ”Four Brothers” の一人でもあるそうです。 Al Cohn, Zoot Sims そして Herbie Steward の4人の中の一人だからもっと注目されてもいいのになぁ。という訳でここに Eager の盤を紹介しておきましょう。28年ほど前に450枚限定で発表されたLPの復刻盤です。発表された当時すぐに完売したという幻のLP盤です。

彼も残されている音源の少ないプレーヤーという事で放送録音が音源ということですが、1951-53年のバードランドの時代の雰囲気を味わうのも良いのではないでしょうか。このCD盤も 999 枚のリミテッド・エディションで再盤されています。もし何方かこの二人の情報をお持ちでしたら是非シェアーして下さいね。

alleneager240.jpg
( Marshmallow Export MMEX-177-CD 2007)


<マシュマロレコードの上不様から Four Brothers についてのご指摘がありましたのでここに追記させていただきます、どうも有難うございました。>
Eagerが「4人兄弟の一人」は間違えです。「4人兄弟」がW.ハーマンのセカンド・ハードをさすのであればサックスセクションはGetz,Sims,Steward(すぐにCohnに替わる)そしてバリトンのCharoffです。ChetがアムステルダムのコンサートでEagerが「4人兄弟の一人」と紹介しているのは全くの間違えです。


↓ 興味のある面白そうな記事があったのでアップします。
from JazzWax

● COMMENT ●

掘り出し物!

まん丸クミさん、今日わ。

この方存じ上げませんけど、スゥイング時代の名残り在るバップ初期録音みたいですね。未だ、日本では進駐軍!が所在していた頃、この様な雰囲気で演奏されていたのでしょうか。

若き?デューク・ジョーダン氏(P)も参加していて、貴重!なのかも知れません。また、掘り出し物には、愛着と共に独占欲も生じますけど、公開して下さり記事記載された事も、貴重!?です。

シブい!

まん丸さん こんばんわ

いやぁ、 シブいところを攻めてきましたねぇ!ヤラれました。

たばこの煙のDexの話も、今時の人はピンとこないでしょうね。私には、どストライクです(笑)。

アレン・イーガー

フラッセラのアトランティック盤を聴いて、
ボクもアレン・イーガーが気になる存在となりました。

多芸だったのですね。馬術、スキー、そしてカーレーサー。
(優勝したこともあるみたい)
40年代後半はタッド・ダメロンなどのコンボにいたようですね。

Re: 掘り出し物!

take10nさん、おはようございます。

晴天の日曜日の朝です、きもちい~い!

>日本では進駐軍!が所在していた頃、この様な雰囲気で演奏されていたのでしょうか。

いやぁ~、私はまだ生まれていないので(^^;その辺はちょっとわかりませんが。
でもきっと、そうなのでしょうね。Be-Bop の頃の演奏ってとても熱気を感じて好きです。なんだか篭っていたエネルギーが爆発するような、内から発散される力がいいですね。最近の頭の中で計算され構築されたジャズとはまた違った意味でエキサイティングですね。

面白いもの、レアなものは皆さんにも聴いて欲しいという単純な気持ちで載せているので、特別なことではありませんが、他の皆さんのブログでもっと一杯興味のある話題を読ませていただいてますよ。

Re: シブい!

J worksさん、こんにちは。

はいはい、攻めました(笑)

ストライク・ゾーンが同じのようですね。あの頃のミュージシャンの写真ってただひたすらに
カッコいいです。私はジャケットでもミュージシャンの顔やライブの様子とかそういった類の一瞬の表情が好きです。そこから色々な事が想像できて楽しいですよね。

あの煙は臭いまでしてきそうです(^^;

Re: アレン・イーガー

A.tomy君、こんにちは。

Eager もなんだか面白いキャラクターですね。とにかく思いもよらない経験を重ねているというか、する事がミュージシャンのイメージからほと遠いです。

貧困の中にいるミュージシャンと違って、それ一つにしがみ付いている必要がなかったのか?ただチャレンジ精神が旺盛だったのか?こういうミュージシャンがこの時代にいたという事は興味深いですね。しかも何をやらせてもある程度のレベルまで上がってしまうというのも凄いです。

> 40年代後半はタッド・ダメロンなどのコンボにいたようですね。

この録音が残っているのかなぁ?また調べるものが増えちゃった(笑)かなり暇人に思われそうです。

No title

こんにちは、ドラです。

アレン・イーガーは面白かったです。
このバップ・テイストはチャーリー・パーカーのテナー版のようで貴重ですね。
なぜ、ジャズ・シーンから遠ざかってしまったのかは興味あります。
お金持ちでレーサーもやってたとは・・・。
ジェリー・マリガンと共演していたのでチェット・ベイカーとも当然つながりがあったでしょうね。
80年代にはどんなスタイルになっているのかな。

トニー・フラッセラも懐かしい名前でした。
この頃のジャズメンはみんな麻薬でおかしくなっています。

最近、1940~50年代のコールマン・ホーキンスやレスター・ヤングを聴いています。
ベン・ウエブスター、ポール・ゴンザルヴェスやイリノイ・ジャケーもね。
やっぱりいいなと思いますよ。

そういえばデクスター・ゴードンの有名煙草ジャケ。
「DEXTER BLOWS HOT AND COOL」(Dootone原盤)
先日、17万円で売っていました。
「え~、こんな値段でも買う人がいるのか」と驚いてしまいました。
売りたいけど持ってません。(笑)
30年前でも2万円もしたので買えませんでした。

トニー・フラッセラ!

まん丸クミさん、こんばんは。

いつも話題についていけず、遠くから指を咥えてクミさんのブログを眺めている感じでしたが、ようやく自信を持ってコメントできる時が来ました。

僕も大好きなトランぺッターです。
トランペットの詩人の異名の如く、とつとつと語るような、どこか哀愁を帯びた音色がいつまでも耳に残ります。
ご指摘の通り、リーダーアルバムは殆ど無く、サイドメンにひっそりとクレジットされている程度で残念です。そういう意味では今回の発掘は貴重ですね。

既にご存じ、或いは所有しているのかもしれませんが、70年代に英国のSpotlightレーベルからリーダー名義のアルバム「Debut」と「Fru'n Brew」がリリースされています。
手持ちに合ったはずですが、何分整理が悪く今手元で確認できませんが一枚は1949、50年、もう一枚は1953年の録音だったと思います。
こちらの盤も発掘の類になります。今でも安価で容易に手に入るはずです。一応ご参考までに。

Re: トニー・フラッセラ!

迦陵頻伽さん、こんにちは。

そんなおおげさなぁ(笑)遠慮せずにどんなコメントでもお寄せください。なんせ横丁のばあ様なので話がそれたって平気なのですから。私はおっちゃんやおばさんが気軽にコメントできるそういう所があったらよいなぁと何時も思っていましたので、皆さんが気軽に立寄っていただければ幸いです。私は同年代(多分)しかも日本人との接触がまったくないので嬉しいですね。

しかし Fruscella の音色っていいですね、じわ~っと心に沁みてくる感じがします。やはり彼は詩人なんでしょうね。

>リーダー名義のアルバム「Debut」と「Fru'n Brew」がリリースされています。

こんな盤があったんですか、ぜんぜん知りませんでした。↓で調べてもなかったので本当は知らざる名盤なんて可能性がまだあるのでしょうか?それとも何かからのテイクオフなんだろうか?とにかくまともに聴いたのは二枚だけなのでこれからショボショボした目を大きく見開いて魚を逃がさないようにします。

http://www.jazzdiscography.com/Artists/Fruscella/tf-disc.htm

> こちらの盤も発掘の類になります。今でも安価で容易に手に入るはずです。一応ご参考までに。

迦陵頻伽さん、情報有難うございました。

Re: No title

ドラさん、お久しぶりです。

暑いからと言ってさぼらないでちゃんと練習してますかぁ?(^^)

> このバップ・テイストはチャーリー・パーカーのテナー版のようで貴重ですね。

ドラさん、これいいでしょ。A.tomy君も気に入ってましたね。とても味がありますよね。

> なぜ、ジャズ・シーンから遠ざかってしまったのかは興味あります。
> お金持ちでレーサーもやってたとは・・・。

ご両親は、小さなホテルを経営していたという事で。ちょっと環境的にも色々な可能性が彼には与えられていたのではないでしょうか。なんだかジャズ・ミュージシャンとしては稀な存在ですね。Fruscella とはまったく反対の世界に存在しながら音楽で融合しているというのがとても興味深いです。

> 80年代にはどんなスタイルになっているのかな。

練習嫌いと言う割には、なんだか余裕で吹いていますね、当時57歳ですからチェットとも年齢がとても近いですね。私が聴かせて頂いたのは丁度カム・バックした頃の演奏だそうです。
艶のあるミディアム・トーンで良くも悪くも僕マイペースって感じでした。がとてもセクシィーな良い音色でした。

> 最近、1940~50年代のコールマン・ホーキンスやレスター・ヤングを聴いています。
> ベン・ウエブスター、ポール・ゴンザルヴェスやイリノイ・ジャケーもね。

最近ずっとヨーロピアン・ピアノ・トリオを聴いていたので、久しぶりにこれらのバップ系を聴いて気分転換をしていました。ベン・ウェブスターは大好きです、むせぶようなあの絞り出す音がなんともいえませんね。たまに聴くと新鮮でいいですね。でもまたピアノ・トリオに戻りそうです。

> 「DEXTER BLOWS HOT AND COOL」(Dootone原盤)
> 先日、17万円で売っていました。

凄い値段!一枚でこんなに払うなんてやはり信じられないですよね。でもこういう値段がつくって事は買う人がいると言うことですよね。中途半端な貧乏人には考えらえないです(^^;

Re: トニー・フラッセラ!

迦陵頻伽さん、追記です。

よーく見てみると Spolight のレーベルが載っていました、英国というのに気が取られていて気がつきませんでしたが録音が NYC だったのですね。

この盤いったいどんなモノなのでしょうか、また盤が見つかった時に是非ブログに載せてください。ジャケットが楽しみですね。

こんにちは…かな?

PCご臨終でちっょとご無沙汰しました。

Allen Eager…初めて聴きました。
皆さんのコメントにあるように、チャーリー・バードのテナー版とは巧い表現ですね。

やっぱバップ初期ってのは、ジャズ好きには安心して聴いてられますね。

しかし、ジャケ写真を見るとシブ~イ楽器ですね。
ピカピカしてるのもいいけど、音色に合ったシブさですね。

…と、キーボードが変わったし、熟語登録もパー、なんて打ちにくい…とイライラして打ちました。

ハードロックから越境侵入したヘビメタ小僧でした…

Fruscell/Eager

Eagerが「4人兄弟の一人」は間違えです。「4人兄弟」がW.ハーマンのセカンド・ハードをさすのであればサックスセクションはGetz,Sims,Steward(すぐにCohnに替わる)そしてバリトンのCharoffです。ChetがアムステルダムのコンサートでEagerが「4人兄弟の一人」と紹介しているのは全くの間違えです。Eagerはジャズ界では良く知られた変人の一人ですが電話で話した際には知的な感じの人でした。またあっと驚くエピソードを数多く持っています。フルッセラの話題を載せて頂きありがとう。嬉しいような、残念なような複雑な気がします。なぜなら自分一人のためにとっておきたいようなジャズ史上最も繊細な(性格も含め)トランペッターの一人だからです。いつも茶色の紙袋に自分の楽器を入れ、Villageあたりを彷徨していました。彼はVillageのCornelius通りに住んでいました。初期のChetにも影響を与えましたが、Chetと縁の深いMulliganとともに、1954年、Newport Jazz Festivalに出演(音も残っている)したころが、この悲運のトランペッターの人生で最も華やかな時代でした。

Fruscell/Eager

Charoff は 正しくは Chaloffでした。ミスプリント。ところで土曜日に横浜で、現在帰国中のMさんに会います。

Re: Fruscell/Eager

上不様、コメントありがとうございます。

ご指摘有難うございました。リサーチをしている時に40s Tenormen として4人の名前が挙がりました。Zoot Sims, Stan Getz, Brew Moore, Al Chon である場合とMoore の代わりに Steward になっていたりしました。しかしこの記事を読んだ時は Eager の名前を見つけたので、Chet がステージで Eager を紹介している時にもそのように言っていたので、本人を目の前にしてそう言っているのだからときっとそうなんだと思い込んでいました。

http://www.jazzhouse.org/gone/lastpost2.php3?edit=1054799251

また Chet は Stan Getz よりも Eager の方にこの Four Brothers の中に入ってもらいたいのだと言う思いが強かったのではと想像もしてみました。
私は、ご存知のとおり Chet ファンなので思い込みが強いでした。しかし上の記事でもそうだったのでやはり人によって好みのミュージシャンをそのスポットに入れたいのかもしれませんね。

>嬉しいような、残念なような複雑な気がします。なぜなら自分一人のためにとっておきたい>ようなジャズ史上最も繊細な(性格も含め)トランペッターの一人だからです。

上不様、ひとりじめしちゃ駄目ですよ(笑)、これらのレアな録音を出される事はファンにとってとても幸せな事です。陽の目をみなかった宝の蓋を開けたことで太陽の光を浴びて輝くことができるのだと思います。一人でも多くの人がそれに触れることによって輝きはもっと増すと言うことでしょう。

>Chetと縁の深いMulliganとともに、1954年、Newport Jazz Festivalに出演(音も残っている)したころが、この悲運のトランペッターの人生で最も華やかな時代でした。

この盤を持っていると思って調べたら、残念 Newpot '57でした。チェックしてみたいと思います。益々底なし沼に入り込んでいってしまいますね。

Re: こんにちは…かな?

ヘビメタ小僧さん、今晩は。

カム・バックと言うかリカヴァリーと言うかおめでとうございます(笑)
ご臨終のようだったので、コメントはひかえておりましたよ。

> 皆さんのコメントにあるように、チャーリー・バードのテナー版とは巧い表現ですね。
> やっぱバップ初期ってのは、ジャズ好きには安心して聴いてられますね。

まったく文句なしに楽しいですね。頭でなく心で感じて消化できると思います。
しかもジャケットのモノクロってのがまた雰囲気を倍増アップさせていると思いませんか、色を想像させてくれるというか。音までも想像させてくれる要素があると思います。

どんどん越境しちゃってくださいな。Fruscella を聴けばきっとイライラがとれますよ(^^)

Fruscell/Eager

1)Brew Mooreは一度もHerman Bandに入った事は無いので「兄弟」ではありません。
2)Chetに「兄弟」と紹介されたEagerは苦笑いしたことでしょう。ただし4Bros.結成以前の数年前にEagerがHerman Bandに在籍したことは確かです。
3)54年のN.P.J.F.の音源は未だに未発表。Bernie's Tune,Lullaby Of The Leavesなどを演奏していますが音は悪い。R.Mitchell(b),F.Isola(ds)がリズムを勤めています。聴衆の多さに気後れしたか、Fruscellaは冴えない演奏。AmsterdamでのEagerも昔のEagerを知る者にとっては悲しいできです。

Re: Fruscell/Eager

上不さま。

細かい情報を提供していただいて感謝です。

これで正確な Four Brothers が解りました。色々な情報の飛び交う中いったいどれが正確なのかというのを見極めるのは素人の私には簡単な事ではないです。特に数冊著書のある方が書いた記事などと思うとすぐに信じ込んでしまいます。
(きっと Bop初期が大好きな方はご存知だった事でしょうが、私には解らないことが沢山ありすぎです、でもこの場で色々な事を皆さんと学べるので楽しいです)

現場におられた方の意見はとても貴重なものです、これかもご指導のほどよろしくお願いいたします。本当に有難うございました。

54年は思い入れのある年代なので是非聴いてみたいと思いましたが未発表なのでは仕方ないですね、とても残念です。しかし内容が今一と仰っているので諦めがつきます。

M氏と楽しい時をお過ごしくださいね、きっと野球談義に花が咲くことでしょう。
私は昨日、M子様と博物館でデートをいたしましたよ。とても楽しいでした。

こんにちは。

クミさん、こんにちは。
今回も、うれしいトピック、有難うです。大好きなペットです。

>日本では進駐軍!が所在していた頃、この様な雰囲気で演奏されていたのでしょうか。
少し、このフレーズに反応します(笑)

実は、まだとっても若い時(高校生時代ですが)、キャバレー(懐かしい響き)のビッグ・バンドで修行していた事があって、そのバンドのメンバーのほとんどが、進駐軍御用達特Aライセンスをお持ちの猛者でした。僕のブログのリンクに在ります。今でも、元気に音を出してますですよ(笑)もう70、80に手が届くのに・・・
翁たちの雰囲気は、まさに黄金期の?ジャズメンそのもの。かっこよかったなぁ~、粋なスーツに、渋い時計、綺麗なお姉ちゃんと、洗練された物腰、懐かしい。
バンマスは、海軍音楽隊上りでしたか・・・。
ニュー・スカイラーク・ジャズ・オーケストラって言うんですけどね。小倉には、そんなバンドがたくさんあった。まァ、キャバレー自体がたくさんあったからですが(笑)
バンドマンの、生きざまには色々な事が付いて回るけれど、彼らの演奏は、それは生気に満ちていました、輝いていましたね。コンサート・バンドや、レコード営業へ移った人は少なかったけれど、最高のジャズ漢たちでした。小屋では、艶歌や、歌謡曲の演奏の方が多かったけど(笑)
とりとめのない、話でした。

追伸。
何と、ひょんなことから【あひる】さんとこで、クミさんのコメント発見(笑)いやぁ、ネットの世界は素晴らしい・・・

功績

クミ様、こんばんは。

>マシュマロレコードの上不三雄氏の手によって息を吹き返したのです。

素晴らしいですね。
上不様のジャズ界での功績の一つだと思います。

上不様とは一度お会いしましたが、ジャズの香りがする素晴らしい方でした。

No title

こんなページを見つけました。(^^)
http://www6.ocn.ne.jp/~jazzvo/TonyFruscella.html

ゲッツとの共演も残されているようですね♪

Re: こんにちは。

eeewaa1さん、おはようございます。

今日は、ちょっと早出のコメントです。

大変興味のあるお話を有難うございました。実際に経験なさった話には迫力がありますね。私は色々な古い物語や写真をみてその頃の風景に憧れを抱きました。

アメリカから直通にジャズが流れ込んだ日本の米軍キャンプから広がる、そのエキサイティングな音楽に日本の多くのミュージシャン、若者がどれだけ影響されたか、その頃の熱気が古い写真や歴史的資料から想像できます。それは凄いインパクトだった事でしょう。

50年代後期の子どもの頃、外国の歌を歌うテレビに映る雪村いずみさんや、ペギー葉山さんがなんとカッコよく見えたことか。今は You-tube で初期のテレビ番組を観覧できて本当に凄い世の中になりましたね。これらの歌手もその洗礼を受けた方々なのですね、また知らぬ異国の風を感じさせてくれた事を思い出しました。

リンクをまた拝見させて頂きます。楽しい思い出のひとコマを有難うございました。

あひるさんのファンです、マイペースのあひるさんの語り口が和みます。

Re: No title

A.tomy君、こんにちは。

調べだすと色々なサイトが出て来て楽しいですね。

> ゲッツとの共演も残されているようですね♪

私が今興味をもっている盤はこれ ↓ これが欲しいですね。ちゃんとEager の名前も並んでいます。

http://www.tradebit.com/filedetail.php/51960769-the-brothers

でも Five Brothers になってます(笑)

Re: 功績

KAMIさん、v-273こんにちは。

エビスと共に静かな夜をお過ごしでしょうか。

> 上不様のジャズ界での功績の一つだと思います。

私は、Gene DiNovi 経由でマシュマロレコードのファンになりました。
それとやはりこれらのレア盤を製作しておられる事も凄いと思います。

> 上不様とは一度お会いしましたが、ジャズの香りがする素晴らしい方でした。

私は、トロントでお目にかかりました。とてもダンディーで素敵な方でした。
(ゴマすりではありませんよ)ジャズに対する情熱とその博識に尊敬の念を
持っております。

足跡からちょっと・・

はじめまして、
アレン・イーガーの事は僕も書こうと思っていたトコロでした
(もう書きませんが)

チャーリー・バードのテナー版?
たしかにそう聴こえるかもですが
僕はちょっと違うと思います、
1947年の演奏が僕は好きです

あ、それからマシュマロさんのLPを入手しましたが
あれほどMCが大事でしょうか?
音源をブツブツに切ったようで音楽の流れが台無しになってるように感じました

このコメント不都合なら削除お願いします。


Re: 足跡からちょっと・・

ドクターさん、はじめまして。

> アレン・イーガーの事は僕も書こうと思っていたトコロでした
> (もう書きませんが)

そうぞ書いてください。観覧者は多種多様だとおもいます、またドクター
さんの書かれる評を楽しみにしておられる方がいると思いますので。
書くのを止める必要はないと思いますよ。私は是非読んでみたいです。

> チャーリー・バードのテナー版?

始めて聴いた時に私もそうは思いませんでした、人によって色々と
聞こえ方もちがうと思いますが、思い入れも影響するでしょう。
評論家が始めにそういわれたんでしょうか?

> あ、それからマシュマロさんのLPを入手しましたが
> あれほどMCが大事でしょうか?
> 音源をブツブツに切ったようで音楽の流れが台無しになってるように感じました

これは、単に普通のLPを鑑賞するように聴きたいのであれば不適合だと思います。
ジャズを単に楽しむだけなら、絶対にお薦めしない盤ですね。

Fruscella の残した録音が少ないゆえに貴重な盤だと思ったので、それに Gene Dinovi
の音源を漁っていたので、私にとっては思い入れがとても深い盤なんです。
24歳の Gene Dinovi の音源なんて他にはないと思いますので。そういう意味で私には
とても貴重な盤です。

> このコメント不都合なら削除お願いします。

人はそれぞれ感じ方も聴き方も違うので、いろんな意見があって当然だと思います。
紹介した盤が誰にも気に入るという訳ではないので、どんな意見も大歓迎ですよ。
コメントありがとうございました。


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