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2017-06

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Chikotan Records in Tsurugaoka #1 - 2010.12.03 Fri

tennohji500-1.jpg
( photos by manmarukumi ) ( 住宅地区にもちょっと歩けばこんなにりっぱな三重塔があったりする)

日本では未だに雨が降り続いているようですね、こちらでは雪がちらつき始めました。やっと生活も普段に戻り、日本の旅がとても非現実的なものに思えてきました。とにかく長い空白を埋めるのは簡単な事ではなく途方も無く時間と体力が要りました。ホリデーというなら一カ所に1週間位滞在してゆっくり時間が過ぎるのを楽しむのが常ですが。

今回はハード・スケジュールで毎日と言ってよいほどホテルを移動し続けていたのですから自分でもよくあのコンディションで予定をこなせたと感心せずにはいられません。友人達には「かなり無茶だ!」とか言われましたけど。旅を終えてみるとこれで良かったんだと思えます。やっぱりまん丸親子は不死身なのでした。

さて大阪で旅のベースキャンプを張らせて頂いたのは、天王寺(てんのぅじ)というコテコテの大阪からまた少し南下した「鶴が丘」という優雅な名前の静かな町でした。こんなに立派な古いお寺さんがアチコチにあってすこし大通りをはいるとこんな民家が沢山残っている昔懐かしい匂いのする場所でした。

tsuru243.jpgsumiyoshi250.jpg

大阪は北しか知らない私には全ての風景が新鮮に目の中に飛び込んできて新しい発見で一杯でした。大阪は北と南に分けてお互いの存在感を誇示しているのですが。大阪育ちと言っても10代の終わりまで限られた小さな区域で生活していたのだから、あまり大阪の事など本当は知らなかったんだなって思わずにはいられませんでした。そういう意味で今回は大阪再発見の旅でもありました。

さて日本に到着して数日後、偶然発見したのがこのチコタンレコードさん。子丸のリクエストで「憧れのコンビニ弁当」が食べたいというので、夕方ブラブラと出かけたのはよいが帰り道を間違ってたどり着いたのがここでした。住宅地にポツンと忘れられたように佇んでいたこのショップの不思議な吸引力!           

chikotan500.jpg
チコタンのHPはここをクリック。

手書きのこの看板がなんともいえませんね。壁にオスカーの顔が貼り付けてあったので、それに魅かれて中に吸い込まれてしまいました。何やら面白そうなLPが棚に所狭しと並んでいるではありませんか。店主様はどうやら奥で夕食など召し上がっている様子、まん丸は棚からあれやこれや引っ張り出してLPを探索。店主様が出てきそうで出てこられない、やっとゴソゴソと奥からでて来られたと思うと 「なんや、この二人は似てもにつかへん変な二人組み?やんか」 という顔をしておられる。

すみません、そうなんです。子丸とまん丸はゼ~ンゼン似ておりませんですね。子丸が小さい頃はよくベビー・シッターや人さらいと間違われました(泣)、そんな訳で同じようなリアクションをずっとその後も受けるのだが・・・まん丸はもう慣れっこになっておりますね。

それはさておき、チコタンレコードでのお買い上げは:
lpchikotan500.jpg
Tommy Flanagan Trio Overseas と Mal Waldron Trio の Left Alone です。

Overseas は前々から聴きたいと思っていた定番だけど機会がなかったので直ぐに決定です。 久しぶりにLPをかけて聴いてみると音がナマナマしいと言うかCDとはぜんぜん違うんだと今更ながら変に感心。ああっ~めちゃええ感じやんかと急に仕事の手が止まって聴き入ってしまいました。これじゃ家の中が片付かないはずですね・・やらねばならない事が山ほど溜まっているのに。

The Mal Waldron Trio のLPには最後に Waldron の語りで Billie Holiday の想い出などが入っており興味深い一枚でした。Jackie Mclean がゲストとして演奏しており今回の選択は二重丸の良し!です。

Overseas の一曲目がこの曲、なんだかエラの伴奏やサイドマンとしての Flanagan とは違った魅力が前面に際立っていて力強さと言うか底からでてくるパワーを感じました。Elvin Jones のドラミング、 Wilbur Little のベースが一体となり耳の奥にうねり込んで頭脳の中心で爆発します、こんなに素晴らしい盤だったとは。


( 曲の意味は複雑だけど、こんなイカシタ C.Paker の曲が入っています )

LPのコンディションはいたって良く、帯も綺麗で値段もお手ごろでした。他にも沢山欲しいモノがありましたが、日本到着二日めにこんな買い物をしていたら先が思いやられると思い我慢してチコタンレコードさんを身を引かれる思いで去ったのであります。実は、子丸が歯止めをかけてくれました、こういう時は頼りになります。CDショップに行くと節制がきかなくなるまん丸を子丸はよく把握しておりますねぇ・・・

ショップにいる間に、オスカーのシングル盤をかけて下さったり色々と盤をだして下さった年齢不明の店主様。あっ、そのシングル 500円と安いのに何故あの時買わなかったのかと後悔しました。その後時間的にゆっくりお邪魔できなくなってやはりあの時に手に入れておけば良かったと思えるLPが一杯でした。後悔先に立たずとはこの事ですね。でもその後移動のたびに増え続ける荷物の事を思うと買わなくて良かったかも。

chikotan400.jpg
( 住宅地にひっそりと存在しているチコタンレコード )

しかしチコタンさんには、きっと掘り出し物が沢山隠れているような気がします。近くにお住まいの方は是非足を伸ばしてみては。といいながら本当はずっと秘密にしておきたいような穴場かもしれません。

なんだか懐かしいモノも一杯隠れている、そんな雰囲気を持ったショップでした。LPが割れないように手荷物にして大切に運んで帰ってきました。まん丸のジャズ巡礼 は、ここから始まったのでありました。


大阪には、美味しいもんがぎょうさんおまっせ!
taiyaki300.jpg
( 美味しそうに泳いでる夢にまで見る鯛の大群 )

● COMMENT ●

無事帰宅!

まん丸さん、

お久し振りです。
お帰りと云うか、よくご無事でと云うか、何と言って良いか分りませんが、この記事を読むと今後連載されるであろう「まん丸親子旅行紀」が楽しみです。

チコタン・レコード、訪問したいと思わせる不思議な魅力がありますね。 たい焼きも旨そうだし。

また楽しい記事をお願いします。

No title

クミさん、お疲れ様、そしてお元気様?(笑)でした。

お帰りなさい。
今後の楽しい記事を待っています。

チコタン、こんなの見つけました。
http://goo.gl/HKk8d
http://goo.gl/tCP2n

追伸。
寒くなりそうですね、ご自愛のほど。

No title

Tsurugaokaっていうから鎌倉の鶴岡八幡かと思ってしまいました(^.^)
それにしてもOver Seas。
このジャケのLPが売られているなんてびっくり。

荷物だね

なんとまぁ、LPまで買っていたのか..

貪欲なまでのJAZZへの情熱と恐るべき体力、敬服いたします。

>身を引かれる思いで

「後ろ髪を引かれる思いで」の方がいいね。

オーバーシーズ

こんばんは。
ようやく元の生活に戻ったようですね。
ハード・スケジュールでお疲れ様でした。
会えて嬉しかったです。

私もこれを持っていますよ。
フラナガンのオーバーシーズは当時の超幻の名盤ですね。
ジャズ・ファンにとってはまさに垂涎の的でした。
そんな中で発売されたSJ誌選定「ゴールド・ディスク」の記念すべき第1号です。
3万枚だったか、ジャズとしては破格の売上枚数を記録したはずです。
多分、この記録は今でも破られていないと思いますよ。
なぜかオリジナル・ジャケットは使われませんでした。
アメリカ盤も2種類あるかな。
内容はと言えば、幻の名盤に恥じない、素晴らしいものでしたね。

Re: 無事帰宅!

tam.raさん、こんにちは。

「ただいま」と言うのか、「無事到着」でしたというのか、とにかく Survival という感じでした(汗)

> 「まん丸親子旅行紀」が楽しみです。

あくまでもジャズ・ブログなので「親バカ珍道中」は極力さけたいですがどうなりますやら。しかし以外な穴場から始まり、風邪にもかかわらず旅は益々楽しくなりましたよ。

チコタンレコード、また行ってみたい場所です。

Re: No title

ew1さん、こんにちは。

はい、とても疲れた旅でしたが喜びの方が大きくて疲れも吹っ飛んでしまいました。

ぼちぼちと書き連ねるつもりですが、記憶の方がだんだん定かでなくなっているので、ゆっくり時間を掛けて書いていると重要な事を忘れてしまいそうです。

自己満足の旅なので皆さんのアクビがでない程度にしなければ・・・

> チコタン、こんなの見つけました。

ご紹介ありがとうございます、HPの方にも色々とアドレスが載っているようですが、ご本人もミュージシャンのようですね。

Re: No title

ゴロさん、こんにちは。

サウンドが同じ名前は色々な地方にありますね。こちらはつるがおかでも丘のほうでした。

でもこんなLPがあるとは驚きでした。このジャケットは見たことがなかったので、?と思いましたが日本だけなんですね。ネットで見た二枚とは違っていたのですが、帯には「完全限定盤」スイングジャーナル選定「ゴールドディスク」でテイチク株式会社とあったのでなるほど・・ねっ

Re: 荷物だね

TAKASHIさん、こんにちは。

> なんとまぁ、LPまで買っていたのか..

それが何か?

って野暮な事は言わないで下さい、きっとTAKASHIさんだって女性ヴォーカルのLPを海外で見つけたらついつい手がでてしまうでしょう、間違いない!

ブランド物のバッグを買わされるよりはう~んと安くつくと思いますが(笑)そういう問題じゃないって。

> 「後ろ髪を引かれる思いで」の方がいいね。

後ろ髪だけでは足りないのです、全身の毛を引かれる思いなので・・

って悲しいかな、そういう言い回しが自然に出てこなくなっています。おおめにみてやって下さい。

Re: オーバーシーズ

doraさん、今晩は。

本当に楽しい時間を有難うございました。
お逢いできてとても嬉しいでした、9年の歳月があっと言う間にちじまったようなな気がします。

> フラナガンのオーバーシーズは当時の超幻の名盤ですね。
> ジャズ・ファンにとってはまさに垂涎の的でした。
> そんな中で発売されたSJ誌選定「ゴールド・ディスク」の記念すべき第1号です。

そんな盤がよくあの棚からすぐに見つかったのは奇蹟です。ほんのワン・セクションしかチェックできなかったのに、ずっと私を待っていてくれたのかもしれませんね。なんだか最近LPが聴きたくなっています。大陸横断の引越しの時に沢山捨てたLPが悔やまれます。

> 内容はと言えば、幻の名盤に恥じない、素晴らしいものでしたね。

最高に良くって家事の手が止まって聴きこんでしまいました。doraさんに頂いたモノもこれからじっくりと聴かせていただきます。色々とお気遣いを本当に有難うございました。

本人

・ω・)?
ラブレター・フロム・カナダが着ていたので拝見致しました。わざわざ有難うございます(笑)。

このオーヴァーシーズは帯にデカデカと書かれてある通り、\1,500の限定廉価盤です。SJ誌認定ゴールドディスクで同様にパーカーのダイヤル録音の「バード・シンボルズ」も出ていました。日本で最初のリリース盤は、どちらも分厚い見開きジャケです。レフト・アローンのほうも80年代に日本コロムビアから廉価盤が出ております。

蛇足ながら、壁にオスカー・ピーターソンはどこにも貼っておりませんので、おそらく、まん丸クミさんの心の目で見えたのでしょうね(^^;)

Re: 本人

チコタン様、いらっしゃいませ。

お写真を使わせて頂きましたので承諾の確認をと思いました。ありがとうございます。

> 同様にパーカーのダイヤル録音の「バード・シンボルズ」も出ていました。日本で最初のリリース盤は、どちらも分厚い見開きジャケです。

これらもあの棚の中に埋もれていたのなら本当に穴場です。次の訪日まで秘密にしておくべきでした(笑)

> 蛇足ながら、壁にオスカー・ピーターソンはどこにも貼っておりませんので、おそらく、まん丸クミさんの心の目で見えたのでしょうね(^^;)

壁ではなくショーケースの上のシングルが並んでいる前面に飾ってあったのかも、確かに見たんです!オスカーが私に向かって入りなさいって微笑んでたんですから(^^;

どうぞ宜しくお願い致します。

No title

帰国して落ち着かれましたか。
この大阪の街といい、レコードショップと言い、いいところを見てますね。
ホントはもっと東京を案内したかったけれど、過密スケジュールで隙がない。。
満喫して何より。

こちらは最近、オープンしたジャズショップでCD購入。
こういうのを見ると日本はジャズに関してはやはり盛んだと感じる。

No title

トミー・フラナガンの演奏、いい曲ですね。
残念ながら動画では途中できれちゃいます。

大阪も歴史の長い、いい街ですね。
わたしも、以前大阪に行ったとき中古のギターショップでくぎ付けになっちゃったのを思い出しました。

あひる

Re: No title

madameさん、こんにちは。

日々の生活は、どっぷりと戻ってきました。旅の余韻にそう浸ってられないですね。
それにもうすぐクリスマスやお正月が近ずいてきます。

本当はもっとマダムさんとお話したかったですが、あのスケジュールではね。
でも新潟でご一緒できて嬉しかったです。今度はゆっくりとスケジュールを組みます(^^;

チコタンのような所がきっと町の片隅にポツンポツンとあるんでしょうね。
ただ私達が知らないだけで?

マダムさんの所にアップされていた、ジャズのディスクUnionは凄いよね。
まるでキャンディーショップです(中高年の為の)笑。

Re: No title

あひるさん、こんにちは。

そうなの途中で切れちゃってますね。
この続きを聴きたい方はCDを買うかLPを見つけてくださいな。

大阪再発見で、今回は短い間に色々な所を一挙に回りました。
しかも自転車という手段でかなり面白いルートを選んで案内して
下さったので最高に楽しかったです。
なんとか皆に遅れをとらずついていけたのでよかったです。

中古屋には掘り出し物がわんさかですね!

Re:まん丸クミさん

>壁ではなくショーケースの上のシングルが並んでいる前面に飾ってあったのかも、確かに見たんです!オスカーが私に向かって入りなさいって微笑んでたんですから(^^;

「枯葉」のシングル盤は、確かに正面を向いてたのかも知れないです。(笑)

そういえば、「バード・シンボルズ」の再発盤は、生まれて初めて買ったJAZZのレコードで、後に友人にあげました。Wジャケットの初回盤は今も私物で聴いております。
お陰様で思い出しました。
18才位でJAZZとの出会いが、いきなり全盛期のパーカーだったのですから、そりゃあ人生変わりますわ。
(^^;)

Re: Re:まん丸クミさん

チコタン店主様

再度のコメントを有難うございます。

> 「枯葉」のシングル盤は、確かに正面を向いてたのかも知れないです。(笑)

店に入ろうか、はいろまいかと悩んでいましたが、あの一枚で吸い込まれました。

チコタン様はパーカーで事始めだったのですね、しかも「バード・シンボルズ」でそれを友人にあげてしまったなんて、なんと懐の深い方でしょう。LPのお値段もあれ位でキープしてくださいませ(^^)

私の場合は、兄の聴いていた Immortal jazz on Verve の The Oscar Peterson Trio at The Stratford Shakespearean Festival です。歳の離れた兄弟の影響って結構大きいですね。

遅かれながらリンクを貼らせて頂きました。


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