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2017-04

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Jazz in 1974 - 2009.08.07 Fri

ここに一枚のティケットの切れ端がある。数年前に地下室を整理していたらびっくり箱をひっくり返したような箱を発見。

ticket250-1.jpg

その箱の中には昔アートスクールで撮ったクレイジィーな写真や、こまごました作品の記録や古い手紙などが一杯つまっていました。

その中に自分が1974年の春から1975年の春までのカナダでの出来事を綴った本も入っていました。後にも先にも人生の中で日記まがいのものを付けたのはこの一冊だけ。

懐かしさで、ついついページをめくっていると、そこには生まれて初めて行ったジャズ フェスティヴァルの事を書いたページがありました。

1974年7月20日、これは確かトロントにあるヴァーシティー スタジアムであった大コンサートなのでした。

スタジアムの青い空の下で芝生に寝転び、飲んだりスナックを食べたりしながら、あちらでは何か怪しいものを吸っていたり、なんとおおらかな雰囲気。

カナダは飲酒の規則が厳しく公共の場でお酒は飲めないので、皆サーモス(魔法瓶)にワインなど入れて隠して持ってくるわけであります。とにかくそんなのんびりとした環境で開催されたジャズフェスティヴァルでした。

出演者を見ると、なんと記憶にない名前がずらり並んでいるではありませんか。

Count Basie and his Orchestra
Woody Herman and his Orchestra
Buddy DeFranco Quintet
Carman McRae and her Trio
Louie Bellson and his Orchetra
Maynard Fergrson and his Orchetra
Dizzy (jack)Wilkins Trio
Supersax
Moe Kaffman
Peter Appleyard

まさかと自分の目を疑い、はっきり記憶にあるのはカウント ベーシィーだけ(汗)”なんでやねん!”と自分をののしり、こんな凄いメンバーなのに、何も覚えていないなんて自分で自分が信じられない、しかしそこにはこう記されていました。

” こんなすごいジャズフェスティヴァルはきっと日本ではみれないと思う。しかもたったの5ドルで。この中のどの一人が日本へ行ってコンサートをしても3000円はするだろうに。

とにかくごきげん最高だった。午後4時から真夜中の1時までづっと続けられた。9時間の間まったくため息の出るヒマもないくらい夢中になって聞いていた。

大きな球場の真ん中にステージがあって皆そのステージの前に座りこむのだけど。夜の寒かった事。芝ふが冷たくて仕なかったナ。それでも我慢して最高。

最後に出てきたカウントべィシーのあの顔を見るだけでも、価値があったナ。帰りあまり寒くて車のヒーターを入れて帰った ”

とっ、書いてあります。なんか文体が今と変わっていない、これもショックです。あれから35年、頭脳の方が成長していないのね・・・(泣)

それから日記の真ん中辺り、75年の1月26日と2月のページには。今はもう消えてしまったトロントのダウンタウンにあったコロニアルイン(Colonial Inn) という Tavern でみたジャズライブの事が記されていました。

jazz live74-400

このコロニアルインは Bill Crow の著書のアネクドーッでもよく登場するジャズの聴けるターヴァンでした。カントリー風の茶色い古い感じだったと記憶してます。

さてこのページにでてきたのは ” New York Jazz Quartet ” でした。
Ron Carter、 Roland Hannah、 Frank Wess、 Ben Railey

”この店はいつもいいジャズバンドが入ってまして、1週間ごとに変わりまして。私が行った時は”ニューヨークジャズクゥオルテット”という黒人のバンド、フルート、ギター、ドラム、ベースやったかナ。とにかく よかった。

コンサートは9時から始まる。$3はらわなあかん。

シンガポール シリングが飲みやすいです”

今、読み返してみると不可解な点もありますが、所詮なまかじりの若くて背伸びして粋がっていた年代なんだと可笑しくなってしまいました。

その次の2月のページにはディジィー。ガレスピーのような顔の落書きに添えて ” 彼がトランペットをふく時は、まるでカエルがふくらんでるみたいな顔になる。 でもトランペットの音って淋しいネ ”

とあります。いったいディジィーはどんな曲を演奏したのか、淋しく感じた曲っていったい何だったんだろうと興味がわきます。落書きのトランペットがひん曲がっているのもうなずける。

まだ19歳の私がジャズを気軽に聴ける環境にあった70年代。今じゃトロントもジャズを聴けるレストランやバー年々少なくなってきています。

この落書きを見ていると昔の良き時代を思い出させてくれたのでした。

皆さんのジャズ初体験は何時だったでしょう?

● COMMENT ●

No title

すっごーい! こんなジャズフェスティバルがあったのですね。しかも、それに行っていたとは。
メンバーを見ると、なんと私の好きな人が何人もいるではないですか。

古い日記が出てきて良かったね。
昔の自分を見るみたいな気がしませんか?
私は、自慢じゃないけど日記は書いたことがいなのです。小学校の時の夏休みの宿題の絵日記も、ろくに書けないという有様でした。
ジャズの初体験も、あまりはっきりした記憶がありません。友達がくれたオムニバスのテープに入っていた「レフト・アローン」を聴いたのは覚えているのだけど、クミさんのようなこんな素晴らしい初体験はなかったなあ。

Re: No title

Miyukiさん、いつも早いコメントをありがとう。

地下室にはまだまだ記憶にない物がいっぱい眠っているような気がします。
読み返しているとタイムトリップしてるような気分ね。へ~っ、こんな事を考えてい生きてたんだって
今の自分には無い意外な一面を発見したりして、人に見せるために書いてなかったので、なかなか
面白い内容でしたよ。

このジャズフェスもターヴァンのライブも、今とはかなり違いますね。やはり昔話しですね(^^;

これはスゴイ。

こんばんは、このジャズフェスティヴァルのラインアップには驚きました。まん丸さんの青春期を垣間見るような記事も面白いものでした。特にギャレスピーのTrpの音の感じ方なんかビックリしちゃいます。v-12

Re: これはスゴイ。

しんじさん、今晩は。

自分でも彼のトランペットをあんな風に感じていたなんて今となっては不思議ですが、きっと19歳の
私が感じた素直な気持ちなのでしょうv-12
でもトランペットが異様に上を向いていた事は鮮明に覚えています、私の目の前に立って演奏していたので。それとターヴァンは満席でなく、人が出たり入ったりしていたことも不思議と覚えていました。

おもいでお宝

これっ、クミ丸、当時、あやしいもの吸ってたんじゃないでしょーね?
すごいメンバーですね、日記のガレスピーの
絵、味でてるー!

Re: おもいでお宝

あっ、まっは師匠

クミ丸の吸っていたのは空気だけです。お釈迦様いや、まっは坊主に誓ってウソないです。
(なんだか喋り方がおかしくなっているまん丸)v-12

もう沢山落書きのつまった日記で見ているだけで楽しくなりました。

これはスゴイ!

そうそう、ボクが初めて観に行ったジャズ・ライヴは、
小池純子さんのカルテットだったのですが、
メンバーだった松島啓之さんのトランペットの一撃に
心を射抜かれてしまって現在に至っています♪(^^)

これは凄い・・・

まん丸クミ 様
凄いジャズ・フェスティバルですね。
おもわず涎が出そうになる顔ぶれですね。
これを体験出来たまん丸クミ 様が羨ましい!

Re: これはスゴイ!

トミー君、今晩は。

そうだったのか、確か一番初めに松島啓之さんを聴かせてくれたのはトミー君でしたね。
とても軽やかな気持がアップする曲だった、タイトルが思い出せない。今考えると
私の脳の奥深くにCarmen McReaがインプットされていて好きなのかもしれませんね。

Re: これは凄い・・・

KAMIさん。いらっしゃいませ。

いやぁ~こんなに凄いのに、ほとんど肝心な事は覚えていないというのが悲しいです。
やはり徘徊○人の会の仲間に入るのは時間の問題かと思われます(^^;

No title

クミさん、このライブも凄いけど、デイジー・ガレスピーのイラスト、凄くいいよ!もっと大写しできないの?今度、イラスト披露して。イラスト好きより。

Re: No title

madameさん、いらっしゃ~い。

この落書き程度で大写しなんてできないですよ、あらが出ちゃうからねv-15

このコロニアルにチェットが74年に来ているのですよ、私がカナダに来た年なんですが
もう少し早くチェットを発見しておればリアルタイムで実物に逢えたのに!!
彼をラジオで初めて聴いたのが数年後でした、残念無念です。


絢爛豪華

クミさん、こんにちは。

日本では実現不可能なジャズ・フェスですね。絢爛豪華、贅沢三昧とはこれでしょう。
私のジャズ初体験は遡ることおおよそ45年前ですが、何を聴いても新鮮でした。今では感動を覚えるジャズは少なくなりましたが、聴き始めの感性だけは失いたくないですね。
拙ブログにもリンクさせていただきましたので、今後ともよろしくお願いします。紹介文に加筆訂正がございましたらご一報ください。

Re: 絢爛豪華

dukeさん、今晩は。

45年前って、いまみたいな色々な形態のジャズがある時代ではないから、日本の音楽からジャズに
ストレートに触れるって凄く新鮮な感覚でしょうね。
色々な音楽が氾濫している今の時代には絶対にできない貴重な体験だと思います。

私は途中ジャズから離れていた時期があったので、今はジャズライブが楽しくて仕方がありません、そしてジャズのお仲間が日本とトロントでだんだん増えていくことがとても楽しいです。

とても素敵なリンクのご紹介を有難うございました 、こちらこそ宜しくお願いいたします。

熱烈歓迎!!

まん丸クミ 様
今日までお店が休みなので、ヱビスを飲みながら遊びに来ました。
徘徊痴人の会に入会したいとのこと・・・熱烈歓迎です!!!
ただ入会するには厳しい掟がありまして・・・第一に、あの暴走老人を名誉会長として心ならずとも敬うふりをする。
第二は、気がつくとネット上を徘徊している。
この二つをクリアーできれば、 まん丸クミ 様も立派な会員です。(笑)

それでは、楽しい徘徊人生を謳歌しましょう。(笑)

格調高いブログに悪戯書きをしてしまいました。

退散!!!

Re: 熱烈歓迎!!

KAMIさん、今晩は。

今、夜中の12時です、13時間遅れで徘徊を始めましたよ、掟の二つはクリアーできそうです。
敬うふりをするのは問題なし、気がつくとすでにネットの上でした(笑)

エビスとネコの日々はもう終わりですか、ネコ様もらくじゃございませんねv-12
コメントにはじゃんじゃん書き込んでくださいませ。。高いのは座高だけですので(泣)


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