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2017-05

Chet Baker / Bill Evans in New York 1959 - 2011.06.02 Thu

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( downtown Toronto photo by manmarukumi )

先週、暖房を入れていたというのに今日はなんと冷房に変わっていました。天候がもうめちゃくちゃですね。さて今日は、御用向きで久しぶりにダウンタウンに行きました。いつも用事の後に半時間ほどHMVに寄って物色するのですが、嬉しいことに今日は掘り出し物がありました。

”Chet Baker Bill Evans The Complete Legendary Sessions” (1959)です。1-10曲は未聴の録音 Pepper Adams, Kenny Burrell, Herbie Mann, Paul Chambers, Connie Kay or Philly Joe Jones というメンバーだから文句なしですね。

11-14曲は、Zoot Sims の参加している ”Chet Baker Plays the Best of Lerner & Loewe”と同じ録音ではありましたが、とにかく1-10 までは聴く価値ありと判断しました。最近はもう躊躇せずに持っていないチェット盤は迷わずに購入する事に決めています。今まで迷って手に入れそこなった貴重な盤が何枚あることか・・・

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(微妙な目線の二人?ライティングの違う二枚の写真)

1. Alone Together
2. How High The Moon
3. It Never Entered My Mind
4. 'Tis Autumn
5. If You Could See Me Now
6. September Song
7. You'd Be So Nice To Come Home To
8. Time On My Hands
9. You And The Night And The Music
10. Early Morning Mood
11. Show Me
12. I Talk To The Tree
13. Thank Heaven For Little Girls
14. I Could Have Danced All Night
15. Almost Like Being In Love

帰ってすぐに4-5 回聴いてみましたが、なかなかいいではありませんか、1曲目の Alone Together からなんと素敵なこと、チェットのラッパとPepper Adams のバリトン・サックスが出会う場面がとろけそうです。こんなに叙情的で美しい演奏はやはり Chet なんだわって思わせてくれる一枚でした。しかし Evans の演奏が印象に残らず薄い影のような感じがします。何故でしょうね?

Gerry Mulligan よりも Pepper Adams のバリトン・サックスの方が個人的には優しくて好きです。この盤では Chet のサウンドに自然に溶け込んでいくような、包み込むような優しさを感じます。Kenny Burrell のギターもさりげなく寄り添っていて好感度がいいですね、11-14は Herbie Mann, Zoot Sims, Pepper Adams, Earl May, Clifford Jarvis のメンバーで選曲も良いですね、(ここ以後は追記です→)でもよくよく持ち盤を調べてみるとちゃんと持っていたではありせんか ”Chet” (1958)のメンバーと同じでした。コレクションが90枚を超えてしまうともうどの盤に何が入っていてメンバーが誰だったかキープ・トラックできない状態になってきました。なさけない!しかしですね、この盤には2曲今までに聴いた事がない曲が入っていました。それはオリジナルLPに入りきらなかったピースとボーナス・トラックでした。まあその2曲だけでもまん丸にとっては喜ばしい結果でした・・・なんとなく負け惜しみの心境。それにこの ”Chet”の良さが再確認できた事がなりよりでした。しかしまん丸いたく反省しています、一番大好きなはずのチェットなのに丁寧に聴きこんでいないのだと感じています。集めるだけに集中している自分の行動と聴くという姿勢を考えなければならない時期に来ているのかも・・・

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もう一枚は Chet の ”September Song” (マシュマロ盤)でいたく気に入った Duke Jordan と Jesper Lundgard のトリオで Star Eyes の入った盤をみつけました。”Chet Baker & Duke Jordan Trio Complete George's Jazz Club Performance” です。オランダの ライヴ盤ですがなんと私が購入した Jazz Lips と言うレーベルからでているこの盤、実はマシュマロレコードから無断で リップ・オフした海賊盤だったのです。なんだか内容が同じだなって思っていたらやはりそうでした、こういう事が起こるのは本当に残念な事です。Chet の盤には不可解なものが沢山出回っているのでこれをコントロールする事はきっと大変なことなのでしょう。これまでに同じ内容で違うジャケットという失敗を何回したことか。今回もそういう感じになきにしにあらずですが(^^;


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もう二枚はブルーノートから、Lee Morgan の ”Delightfulee Morgan”と ”Candy”です。二枚で$20ドルでした。Chet の二枚が高くついた分少しバランスが取れて満足です。


今日はちょぴりハピーな気分ですね。
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● COMMENT ●

No title

こんばんは、

Bill Evans、Kenny Burrell、Philly Joe Jonesの3人は来日公演で聴きました(観ました)が、1986年、87年のChetの来日公演は見逃しました。 まだChetに目覚める前(ある時、突然お気に入りミュージシャンとなった)のことだった?、今となっては取り返しがつきません。 50年以上前の録音が未だに聴き継がれる音楽は凄い、更に50年経っても聴かれているのでしょうね! 

Re: No title

tam.raさん、こんにちは。

Evans をお聴きになっただけでも良かったですね。

私は、 Chet がトロントに来ていたのにファンになる前でしたから見逃しました。ずっと後になって Bill Crow の ”Jazz Anecdotes” を読んでいたら74年にトロントにあるコロニアル・インという場所で撮影された写真が載っていて、その一年後位に始めてラジオで Chet を聴いたものだから残念な思いをしました。

一年早く、彼の事を知っていたら聴きに行けたのに、しかもめちゃ安いテーブル・チャージだけで!!

No title

えーっと、
ハービーマンはフルートでズートシムスはテナーでしたっけ?
それにチェットベイカーのトランペット・・・。
初心者の私でも、名前くらいは聞いたことがあります。
管楽器のオンパレードですね!

ピアノトリオのシンプルさも好きですが、やっぱりジャズには管楽器が入ると一段と華やかになると思うのです。

あひる

No title

まん丸さん こんにちわ

当時はEvans参加も魅力での購入だったこの "Chet" は、
数多いChet盤の中でも私のお気に入りになってますが、
たしかに、ギラギラするような才気を見せていた時期の
Evans、ちょっとおとなしい感じですね。
"You'd be so~"でのChetの沈んだ歌わせ方、非常に好きな
1曲です。
P. Adamsが光る1枚でもありますね。
評価の分かれる盤でもありますが、道楽で聴いてる者としては、
自分の好き、嫌いが全てです。

Evansは、生体験あります。ピアニストとしては、私の中
では大きな存在です。最後まで攻めの姿勢を維持していた
こともアーティストとして、見事でした。

良いアルバムですね。

クミさん、こんばんは。
ジャズ鑑賞会に力を注ぎすぎたので、精神的にバテ気味です。

良いアルバムですね。私も欲しいです。

マリガンとアダムスは、対照的だと思います。マリガンは洗練された都会的な音色。それに対しアダムスは、泥臭い。最初に聴いたときは、黒人かと思ったくらいです。
私も、チェットとエヴァンスには、アダムスが合っているように感じます。

Re: No title

あひるさん、おはようございます。

気持ちの良い朝です、初夏の日差しというかこういう日は数管ほど入った
元気なジャズを聴きながら仕事をするのが一番はかどるように思います。

その時の気分によって聴くものはかなり左右されてしまいますが、睡眠に
入る前に管楽器が入ると興奮しすぎて眠れなくなくなりますね(^^;

でも不思議とチェットのトランペットはオーケーです、この ”Chet”の盤の
バリトン・サックスでさえもとても素敵で鎮静効果ありです。っていうか
これは音のカレドスコープですね、あひるさんも機会があれば聴いてみてね。

Re: No title

J worksさん、おはようございます。

この盤の Evans ってなんとなく裏方に徹底しているという感じがしませんか。
Chet と Adams に完全にスポット・ライトが当たっているような、でも繊細
な彼のタッチはそこに存在するとは思うのですが。もったいないというか。

> "You'd be so~"でのChetの沈んだ歌わせ方、非常に好きな1曲です。

確かに違ったアプローチですね、でも私はどのアレンジもみんないいなぁ~
それにバリトンがこんなに繊細なものだとは気がつきませんでした。
でも残念な事は、曲によってベースとフルートのソロがたまに聴こえにくいです。

J worksさんも Evans の体験者でありましたか(^^)羨ましい!
色々問題はあったようですが、Jazz Wax に興味深いアーティクルが載っていました。
ページを見つけたらまたお知らせします。

Re: 良いアルバムですね。

KAMI、v-273おはようございます。

鑑賞会、大盛況人員オーヴァーで本当に良かったですね!
こつこつと着実に活動をされてきた成果だと思います、素晴らしいです。

本当に良いアルバムですね、特にジャケットのチェットの背中が暖かそうです、
どこを見ているのやら(^^)

この盤にはやはり Adams の方が断然に合うと思います、泥臭いというより暖かい
と言ってもらいたかったわ!(笑)
実を言うとMulligan のブキブキ、ゴリゴリという音色が苦手なのでした。
何故だかよく分からないけどバリトン・サックス自体を聴きこめていないのかも
知れません。バリトン奏者って他に浮かんでこないのでやはり避けているかも・・

新音源か?

クミさん、こんばんは。

チェットとエヴァンスのアルバムはリヴァーサイドの二人のセッションをまとめたものですね。最近はこういう形の編集盤が出回るため元の音源を知らないと新たに発掘された音源かと思いつい買ってしまいます。よくあるケースですが、私は持っていることさえ忘れておりますので妙に新鮮に感じます。重複ならエリントンは数えることすら怖ろしい。(笑)

Re: 新音源か?

duke さん、こんにちは。

まったくdukeさんの仰るとおり(内容的に)持っている事さえ忘れていました(^^;

まん丸はいつもジャケットで惑わされてしまうのです。メンバーとか曲のタイトルよりもまず私の場合はジャケットで覚えているのです、この人のこのジャケットは持っているという感じなのですね。

視覚的な人なので、まずは見たイメージから記憶されていくので違ったジャケットだとこれ持っていないなぁという具合になってしまいます。なのでマニュアルとか読んでも全然頭にはいらず、図で説明してあると理解できるという単純な頭の構造になっております。

悲しいかな、そういう分けでいつもチェットのジャケットで同じ失敗を繰り返します。
まったく学べていませんね(^^;

No title

良い買い物ができて良かったですね。
満足できるものが手に入った時は、本当に気分がいいですよね。

>しかしまん丸いたく反省しています、一番大好きなはずのチェットなのに丁寧に聴きこんでいないのだと感じています。
>集めるだけに集中している自分の行動と聴くという姿勢を考えなければならない時期に来ているのかも・・・
うーん、耳が痛い。私も次から次へCDを買ってばかりで、聴き込むということがなくなっているように
思います。
それで、しばらくしてから聴き直すと、あら、こんなに良かった。なんて思うことがあります。

Re: No title

Miyukiさん、今晩は。

今回は、Lee Morgan が二枚ゲットできたので満足でした(^O^)

あっ、それとチョコレート色の麦わら帽子を買いました。(最近の日差しは強いから)
これは素敵な(茶と黄色の入った)スカーフをプレゼントで頂いたのでそれに
合うように求めました。今年の夏は茶系とブルーで決めようと思っています。

> それで、しばらくしてから聴き直すと、あら、こんなに良かった。なんて思うことがあります。

この夏は気になる古い盤をひっぱり出して、聴き込もうと思います。
まずは好きなアーティストから始めましょう。
昨夜は、チェットの ”In New York”(1958) を聴いていました。
ええっ、Johnny Griffin が入ってる、これも覚えていませんでした・・(冷汗)

それならば・・・・

クミさん、こんばんは。

>バリトン奏者って他に浮かんでこないのでやはり避けているかも・・

それなら、サージ・チャロフは如何ですか?
「ブルー・サージ」というアルバムがあります。56年の録音で、ソニー・クラーク、リロイ・ビネガー、フィリー・ジョー・ジョーンズが参加しています。
イースト・コーストの香りがする良いアルバムです。
機会があったら、聴いてみて下さい。

バリトンサックス

バリトンサックスではChaloff,エリントン楽団のH.Carney,そして一番好きなのはスウェーデンが生んだLars Gullin(ラーシュ・グリン)です。P.Adamsは無粋さが、Mulliganは根底に流れるツービート感覚が苦手です。Gullinは早死しましたが、1954年のDown Beat誌で外国人として初めて批評家投票で1位(新人賞)を獲得しました。スウェーデンのフォークロアに影響された作曲とそのプレイはロマンティズムに満ち溢れていて私の好みです。1954年にチェッとが渡欧した時の演奏が残っています。いまどきGullinといっても誰も知りませんが、、。

Re: それならば・・・・

KAMIさん、v-273こんにちは。

「ブルー・サージ」この有名な素敵なジャケットはいつも話題に上る一枚ですがまだ未聴なんです。You-tube で何曲が聴きましたが、やはり全体を通してジックリ聴かないとストーリーが掴めないので駄目ですね。

私は、かなり偏食ですね一度嫌な味だと二回目にトライしないみたいな、この癖は直さなければ。
イースト・コースト系は好きなので是非聴いてみたいと思います。

Re: バリトンサックス

上不様、こんにちは。

どういう分けかやはりバリトンは避けていました。でも Sahib Shihab などは聴いていても違和感を感じないですが。それは音色があまり重く感じない曲だったのかもしれません、多分ゴリゴリブキブキ感が私には心地よく感じないのかと今思えます。Johnny Griffin - Lady Heavy Bottom's Waltz (1968) の Shihab なんかはかなり好きです、盤自体がかなり楽しいノリですし。

これから色々なスタイルのバリトンに発触されてバリトンの魅力にも迫っていきたいと思いますが、どこまで私の耳が反応するかは疑問ですが・・・

Lars Gullin さんの名前は始めて聞きました。さあリサーチの開始です、チェットとプレーしているとなると仰るようなロマンティズムに溢れた演奏なのでしょう。課題が増えてまた夜更かしが続きそうです(^^;

>P.Adamsは無粋さが

素朴という言い方もあるかと(笑)


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