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2021-04

MY BEST 3 2019 - 2019.12.29 Sun

今回のトピックは、ジャズ仲間であられる「ドラさんのジャズ・コーナー 」の「みんなのベスト3」という年中行事に参加して参りました。この企画はなんともう21年も継続されており、多くのジャズ仲間さん達が、その年に自分が気に入ったベスト3を投票するというもので、さきほどドラさんのページを調べてみると、ばあ様も15回も参加させて頂いておりました、月日の過ぎるのは改めて早いものだと感じました。そして自分の投票したリストを見て、へ~っこんな盤を選んでたんだとびっくり。これらの膨大な資料をまとめあげたドラさんの努力に感謝です。

しかしこの行事は、皆さんでワイワイとお楽しみでやっているものですから、ただただ自分の聴いた好きなものを皆さんにご紹介するという具合なのですが、いざその三枚を選択しようと思うとなかなか出来ないものですね。それでも選んだ中に他のジャズ仲間さんと同じ盤が入っていたりすると、少し嬉しくなったりします。

今年の後半は本当に素敵な盤に巡り合えた年でした。聴いていて気分がスッキリ、本当に軽快なサックスやら、熱気の感じられるエネルギッシュなアーティスト達の想いやら、三枚だけというのは酷すぎるという気持ちになったりもします。どのアーティストもばあ様をこんなにハピーな気持ちにしてくれたのですから。

今回選んだ盤を一応、ここにも残しておこうと思います。やはり3枚に止まらず色々と理由をつけて、カナダ盤と歴史的盤を二枚付け加えました。

皆さんも今年聴いた、何かお気に入りの盤などあればジャンルにこだわらず教えて下さいな。


james carter organ trio 250- 2019
James Carter Organ Trio - Live From Newport Jazz (2019)

久しぶりに聴いた James Carter でした、以前のあまりにブキブキ、バキバキしたバリトン・サックスのジェラシック盤のイメージが強かったせいか敬遠していたのですが、この盤は本当に心に余裕をもってエンジョイできた盤でした。ハモンドも楽しく歌いまくっている、一曲目のリックスした雰囲気でめちゃはまりました。でもやはり彼のブキブキは健在でした!

James Carter - Sax (Alto), Sax (Soprano), Sax (Tenor),Gerard Gibbs - Hammond B3,Alex White - Drums

1. Le Manoir De Mes Reves (Live)
2. Melodie au Crepuscule (Live)
3. Anouman (Live)
4. La Valse Des Niglos (Live)
5. Pour Que Ma Vie Demeure (Live)
6. Fleche d'Or (Live)


brad mehldau finding 250 2019
brad mehldau ‎– Finding Gabriel (2019)

色々な分野に挑戦し続けている戦士、そんなタイトルを付けたくなる mehldau さんですが、この宗教色が強くて、ちょっと不可解な内容は、聴けば聴くほど、好きになっていくのでした。 ヴォーカルには以外な人選があったりして驚き、じっくりと聴いて理解していくのが必要な盤なのかもしれません。聴きこむほどに色々な事が見えてくる深い哲学的な盤。

Becca Stevens: voice, Gabriel Kahane: voice, Kurt Elling: voice, Akinmusire: trumpet, solo, Michael Thomas: flute, alto sax, Charles Pillow: soprano sax, alto sax, bass clarinet, Joel Frahm: tenor sax, Chris Cheek: tenor sax, baritone sax, Brad Mehldau: OB-6 Polyphonic synthesizer, Therevox, Moog Little Phatty synthesizer, Steinway C grand piano, voice, Mark Guiliana: drums

1 The Garden
2 Born To Trouble
3 Striving After Wind
4 O Ephraim
5 St. Mark Is Howling In The City Of Night
6 The Prophet Is A Fool
7 Make It All Go Away
8 Deep Water
9 Proverb Of Ashes
10 Finding Gabriel


christian mc 250-2019
christian mcbride big band – Bringin' It (2017)

私の「黒い大黒様」は、その存在だけでその空間を素晴らしいものにしてくれるような気がします。小さなトリオでも、オーケストラでも、彼の笑みは全ての演奏者に注がれていて、全体を一つの輪にしてしまう。ライヴで見た彼の存在でその演奏でそのオーラを感じずにはいられないベーシストでした。最近はオーケストラの盤がづっと続いて出ているのですが、この盤が自分的には一番印象に残っているかも。

Christian McBride – bass, Frank Greene – lead trumpet, Freddie Hendrix – trumpet, Brandon Lee – trumpet, Nabate Isles – trumpet, Michael Dease – lead trombone, Steve Davis – trombone ("Optimism"), Joe McDonough – trombone (all tracks except "Optimism")

1. "Gettin' to It" McBride
2. "Thermo"
3. "Youthful Bliss" McBride
4. "I Thought About You"
5. "Sahara"
6. "Upside Down" Djavan Caetano Viana, Regina Werneck
7. "Full House"
8. "Mr. Bojangles"
9. "Used 'Ta Could" McBride
10. "In the Wee Small Hours of the Morning"
11. "Optimism"


jane bunnett and maqueque 250- 2019
Jane Bunnett - On Firm Ground/Tierra Firme (2019)

カナダ盤を一枚、こんなに熱い女性だけのアフロ・キュウバン・バンドは何処にもないと言っていいかもしれない盤!一曲目から心がわーっと気持ちよい所に持っていかれた、文句なしに楽しめた久しぶりのキュウバン、ジャズフュージョンの極み。寒いカナダから発信されているとは驚きでしょ。ジェーン以外は皆さん若いキュウバン・アーティストです。その歌声、パーカッションの響き、全てのアーテイストから湧き出てくる凄まじい熱気が感じられます。いや~ええわぁの世界!

Jane Bunnett flute, soprano saxophone, Melvis Santa, vocals & percussion, Mary Paz, congas & vocals, Dánae Olano, piano, Tailin Marrero, acoustic & electric bass, Yissy García, drums, Maqueques newest member, Joanna Majoko, vocalist and collaborator, Sacred Steel, guitar, Nikki D Brown, vocalist

01. La Linea (The Line Up)
02. Monkey See, Monkey Do
03. Momentum
04. On Firm Ground
05. Habana De Noche (Havana At Night)
06. Sky High
07. The Occurance (To Amelie)
08. Reencuentro ( Re United)
09. Broken Heart
10. Mystery Of Jane's House
11. Pa' Con Paz
12. Musica En El Alma ( Music In The Soul)


tubby heys 250
The Tubby Hayes Quartet - Grits, Beans And Greens: The Lost Fontana Studio Sessions 1969 (2019)

歴史盤を一枚、これは離せない好きなサックス・プレーヤーの一人。こんな盤が今頃出現するなんて、なんて嬉しいことでしょう。お亡くなりになる4年ほど前の録音で、長い間倉庫に忘れ去られていたものを素晴らしい技術によってリマスターされた盤。軽快な Tubby のサックスが蘇る、沢山のテイクがある割には5曲しか入っていないのが残念でならない。

Tubby Hayes, tenor saxophone, Mike Pyne, piano, Ron Mathewson, bass, Spike Wells, drums

1. For Members Only (Take 2 Full Version)
2. Grits, Beans And Greens (Take 4 Full Version)
3. Rumpus (Take 1 Full Version)
4. You Know I Care (Take 2 Full Version)
5. Where Am I Going? (Take 3 May 27th 1969)

Mark Eisenman - Mike Murley Quartet 10/18/2019 - 2019.12.08 Sun

なんと長い沈黙が続いてしまいました。9月末で無事にリタイアメントに漕ぎつけました。ひっそりと静かに去りたいと思っていたら、なんと洒落たイタリアン・レストランでリタイアメント・パーティーなど企画して下さり、同僚や上司の暖かいお見送り、しかもアルバイトの学生さんがお花を持って、最後の日には顔を見せにきてくれたりと、ちょっとウルッときたばあ様でした。長い年月、皆さんに助けられ無事に引退できた事に感謝です。

その後、シニアーの為の医療や交通機関の割引証明書とか、なにやら色々と手続きなどをしているとあっという間に時は過ぎ、もう師走になってしまいました。それでもその合間をぬって、10月には引退第一弾ジャズ・ライヴに行って参りましたよ。

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( Mark Eisenman - Mike Murley Quartet at jazz bistro 2019 all photos by manmarukumi )

場所はトロントのジャズ・ビストロ、色々調べていたら大好きなベーシストの Neil Swainson が Quartet に名前を連れねていたので、長い間聴いていない彼のベースの音色がとても聴きたくなって即決断!友人のS子ちゃんを誘ってみると即返でオーケーが出ました。久しぶりのライヴで気持ちもワクワク、こういう感を最近忘れていましたね。

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( Mark Eisenman at jazz bistro 2019)

今回のリーダー Mark Eisenman (p) は、もう何回もこのブログでご紹介済みですが、アメリカ生まれ、1972年からトロントの住人、ピアニストだけでなく、コンポーザー、そして教育者としても幾つかの大学で講義をされています。レックスではもう常連さんですが、月一ライヴ ”キッチン・ジャズ”と称して、あるダウンタウンの素敵な邸宅地の録音スタジオのライヴにも出演されているので、精力的に活動されてると思います。もういくつものライヴを話題にしているのでレックスでの記事の一つをリンクしておきますね。

↓をクリックすると彼の記事に飛びます。
Mark Eisenman のページにいきます。

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(Mike Murley at jazz bistro 2019)

そしてもう一人のリーダーの Mike Murley は大好きなテナー・プレーヤーです。もう何度もこのブログでご紹介していますので、ここでは省略させて頂きましょう。カテゴリーの Sax で彼のページをご覧になってくださいね。

↓をクリックすると
Mike Murlley のページへ行きます。

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(Neil Swainson at jazz bistro 2019)

今では日本に定期的に演奏に通っていると言ってよいほど、日本には頻繁に訪日しているニールです。若い頃に盲目のピアニス George Shearing の相方として演奏した経験があり、今もユーチューブで若き日のニールと Shearing を観覧できるので、お時間があればどうぞ。

さてニールの才能はベースだけにとどまらず、絵画にも凄い才能を発揮させています。下のCDジャケットの絵画はニールがBC州の海岸を描いたものです。近年の作品をスマートフォンにキープしているからと、見せて頂きましたら、驚くほど素晴らしい風景画が何枚も描かれていました。ただの趣味だというけれど、きっと将来は展覧会などするんじゃない、などと話しは弾みました。一つのジャンルに留まらず素晴らしいものを創造される感性はやはりニールさん、凄い。

彼の事もベースのカテゴリーで詳しくご紹介しているので、それを参照くださいな。

↓をクリックすると
Neil Swainson のページに行きます。

絵をクリックすると大きくなります。
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(雄大な風景が得意なニールの画のジャケット)

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( Terry Clarke at jazz bistro 2019)

そして笑顔の素敵なTerryさん、カナダとアメリカの音楽界を知り尽くしたTerryさんは、Jim Hall と日本やヨーロッパにもツアーを共にされ、秋吉としこの Jazz Orchestra のメンバーの一員でもありました。70年代には、なんと The Fifth Dienson にも在籍していた事があるのですね、このヴァーサタイルさで、300枚以上のアルバムに彼の名前がクレディットされています。

皆様もきっと何かの盤で彼の名前を見ておられることでしょう。トロントでは Rob McConnell のビッグ・バンドのオリジナル・メンバーの一員でもありました。現在もステェーッ、カナダだけに留まらず、確か数年前には、 Helen Merrill さんのレギュラー・トリオ(ニューヨーク・シティーをベースにした) ″The Ted Rosenthal Trio" に加わって日本公演をしておられました。ヴォーカルはあのヘレン・メリルさんですね、日本には熱心なファンを持つヘレンさんですが、今もこうしてあのお歳で日本でライヴをしておられるのは素晴らしい。

Terryさんは言いました。「ブルー・ノート・トキョーはいいね、なんたって日本のオーディエンスはとても静かで、それは熱心に演奏を聴いてくれるんだ」と。70歳をとうに越しておられるテリーさんですが、プロとはこういう人の事を言うのだと思わせて下さいます、最高の演奏をいつも聴かせてくれるドラマーです。

jazz bistro 500-10-18-2019

さて演奏の内容はというと、普段は小さな紙に後で思い出せるようにタイトルとソロのパートが誰だったとか、どこが素敵だったとか、そんな事をちょこちょこって書いておくと、ブログを書く時にとても重宝するのです。すぐに思い出せるというか、でも今回はその大切なカンニング・ペーパーを失くしてしまいました。カンニング・ペーパーなんて言葉は今でも通用するのかしらね?

しかもライヴから時間も立っており、なかなか曲名も思い出せません。確かこんな曲を演奏していたよねってな感じですが、Embraceable You, Gone with the Wind, Shadow of Your Smile, If I were Bell なんて感じだったと記憶しているのですが、それも不確かです。歳を取るってこういう事ね、まったくうろ覚えで正確さを欠いています。

でも本人はとてもライヴをエンジョイしていたので、それだけで十分なのですが。まあ今回はそういう分けで曲のタイトルも、それがどんなに素敵だったのかもご紹介できませんが、これらの写真から少しでもよいライヴだったかが想像できればと思います。

だってカナダのジャズ界の "Cream of the Crop" なんですもの。Crop ってここでは作物ではありません、その特殊なグループの中で集められた最高のものという意味なのです。こういうアーティスト達をまじかに聴けるのは、本当にラッキーだと思わずにはいられません。少しづつですが、またジャズを聴くぞ~って気持ちが湧き始めてきました。その時の興奮や良い時間を忘れる前にリポートは書き残したいと思います。そしていつも気さくに写真の撮影に応じて下さるアーティストの皆様にも感謝です。

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(Karin Plato at jazz bistro 2019 )

観客の中に、アメリカのヴォーカリスト Karrin Allyson がおられたのをマイクが発見して、その場で数曲歌ってくださったのです。しかしいつものステージに上がる彼女とはヘアースタイルも、服の感じも違うので、始めは誰か分かりませんでした。一度だけ、ユニヴァーシティのコンサート・ホールで彼女を聴いた時は、凄い迫力のブルースで圧倒されましたが、今回はしっとりとしたバラードを二曲聴かせてくれました。なんだかボーナスを頂いた感じ、嬉しいサプライズでした。でも内心、本当に彼女がその人であったのかどうかが定かではありません、なんか違うような・・・名前の聞き間違いか?


夜は更け、もう楽しい時間もお終いです。バス停まで歩いても10分ほどです。夜は運転しないと決めたので気分的に楽ちんです。バス停に到着すると、私の乗るバスがまるで私を待っていたかのように、そこにいるではありませんか。なんとラッキーなこと、しかもシニアー料金で大人の半額!コンドのすぐそばのバス・ストップで止まってくれるので、本当に便利。これはもう頻繁にライヴに行かないわけにはいきませんね。でも財布の中身とも相談しなくてはいけないし、シニアー初心者は色々と大変なのね。

まっそこそこに楽しみましょう、先はまだまだ長いのですから。
そして急なお誘いに乗って下さったS子ちゃん、
本当にありがとう!



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Jazz Bistro


追記
(2020年1月24日、やっとモヤモヤがクリアーされました。やはり私の勘違いでした。ヴォーカルの彼女は Karin Plato さんでした。私が迫力のブルースを聴いたのは、アメリカ人の Karrin Allyson でした。同じ名前だったので、何故かそう思い込んでしまっていました。Plato さんごめんなさい、彼女の写真を調べたらやはりカナディアン・アーティストの Plato さんでした。思い込みというのは怖いものですね、これから注意します)

最近ばあ様が聴いたCD達 - 2019.08.06 Tue

downbeat 500 2019
(もっぱらこれらの雑誌から新譜の情報を手に入れていますが、聴く機会がなかなかありません)

長いご無沙汰でした、皆様はこの暑い夏をどうお過ごしでしょうか。こちらも北国とは信じがたい暑さが続いております。とは言うものの食欲が減少する事もなく、体重は恐ろしく鰻上りのばあ様です。

今回は最近聴いていた音源のお話でも少し、本当はかなり多くのトピックを書き始めているのに、集中する気力がなく手につきません。書きかけのファイルが10個以上溜まってしまいました。これってやはり歳を重ねると集中力が持続しなくなるのね、悲しいかな。
仕事が終わるともうエネルギーがまったく残っていない状態というか、リタイアーまで後2カ月という状態なので、自分の仕事だけでなく、後を引き継ぐ人達へのヘルプも必要となり、なんだか「せわしない日々」を送っています。なのできっと二カ月なんてアッと言う間に過ぎていくのでしょう。

renee rosnes 250 2019 Allison-Au-Quartet250 2019  

そういう毎日ですが、たまには良い音楽を聴いて頭をリフレッシュさせる事も必要ですね。まずは久しぶりに、何枚かのカナダのミュージシャンの盤を聴きました。その中で気に入った二枚をご紹介。

Renee Rosnes - Belove of the Sky 2018
Renee Rosnes, piano
Chris Potter, tenor sax, soprano sax, flute
Steve Nelson, vibes
Peter Washington, bass
Lenny White, drums

1. Elephant Dust (Rosnes)
2. Scorned as Timber, Beloved of the Sky (Rosnes)
3. Mirror Image (Rosnes)
4. Rosie (Bobby Hutcherson)
5. Black Holes (Rosnes)
6. The Flame and the Lotus (Rosnes)
7. Rhythm of the River (Rosnes)
8. The Winter of my Discontent (Alec Wilder/Ben Ross Berenberg)
9. Let the Wild Rumpus Start (Rosnes)

彼女の生演奏を聴いたのはかなり前ですが、旦那様の Bill Charlap とのでデュオでした。メリハリのある音色に好感を持ちました。今回この新譜を聴いて、彼女の手持ち盤の中で一番気に入ったモノかもしれません。この盤はカナダの風景、しかもエミリー・カーという女性画家が描いたランドスケープを題材にして作曲されたものなのです。カナダでは有名な Group of Seven というアーティスト集団の一人に数えられる一人です。トロントの北にある小さな街にこの集団を集めて展示しているギャラリーがあるのですが、素晴らしい自然環境の中にある建築物、そしてトレールは一日を過ごす、アウティングにはもってこいの目的地です。また話がそれてしまいました。メンバーも脂の乗り切った顔ぶれでスタートのサックスの音色でグッと胸をつかまれました。久しぶりに耳付け?になった一枚。

お次は、まだまだ若い新星の Allison Au の新譜です。
allison au quartet - wonder wonder 2018
allison au, alto saxophone
Todd Pentney, piano
fabio ragnelli, drums
jon maharaj, bass, electric bass

1. The Valley
2. Future Self
3. The Rest Is up to You
4. Looking Up
5. Morning
6. The Lie That Saves Us All
7. Red Herring
8. Grounds
9. Force Majeure
10. A Trick of the Moonlight

このサクソフォニストも以前コンサヴァトリーで聴いたことのある方です。まだ彼女が学生の頃、コンサヴァトリーで企画される有名人のコンサートの後、ロビーで繰り広げられるライヴ。勉学に励む選ばれた優秀な学生が演奏できる小さなライヴで演奏していたのでした。その後まったく気に留めていなかったのですが、最近ではトロントのクラブやライヴ・ハウスのレックスにも名前が連なっています。2016年には Juno Award でベスト・グループ・ジャズ・アルバムを受賞しているようです。たまには若いアーティストを聴く事も必要ですね。今何が起こっているか、というのに眼を背けていると、古いモノの良さに感謝する気持ちを忘れちゃうかも。古いモノの良さを確認するという意味でも、新しいモノを聴く事は楽しい事だと思いました。この厳しいジャズの世界で、女性である以前に一人のアーティストとして将来が楽しみです。


yonathan avishai 250 2019 nels cline 250 2019

Yonathan Avishai - Joys And Solitudes 2019
Yonatan Avishai, piano
Yoni Zelnik, bass
Donald Kontomanou, drums

1. Mood Indigo
2. Song For Anny
3. Tango
4. Joy
5. Shir Boker
6. Lya
7. When Things Fall Apart
8. Les pianos de Brazzaville

どこかで聞いた事があるようなこの名前は、そうでした少し前の Avishai Chen の盤に確か入っていたような。紛らわしい事に最近は Avishai とか Cohen って名前を頻繁に耳にしませんか。兄弟が皆さんミュージシャンの場合もあったりと、その活躍ぶりは凄い勢いですね。今回の Avishai はピアノ・トリオのリーダーとなっています。タイトルのとおり、静かで、優しく、その思想が一貫しているように感じます。優しい旋律はフレンチ・ロマニズムを思い起こさせるような錯覚もあり楽しい。ECM盤は私にとって結構難解なモノが多いですが、この盤は気持ち良く聴けました。

The Nels Cline 4 - Currents Constellations 2018
Nels Cline, guitar
Julian Lage, guitar
Scott Colley, bass
Tom Rainey, drums

1. Furtive
2. Swing Ghost '59
3. Imperfect 10
4. As Close As That
5. Amenette
6. Temporarily
7. River Mouth (Parts 1 & 2)
8. For Each, A Flower

双璧ギタリスト、どういう具合に白いキャンバスを塗りまくるのだろうかと興味深々。Nels Cline はどういう活動をなさっているのかまったく知らない、この盤がブルーノートからの二作目という事なのだけど、ただばあ様は Julian Lage がどんな星座を表現したいのか気になった。電流の走るような?ちょっとロックのような、アヴァンガードのような色々の要素が入り混じった電流のような、最近のジャズって境界線が無くなって、どうこういう部類に分けるなんてナンセンスと言うことかもしれない。7曲目などは少しインドの民族的要素を感じたばあ様ですが、これは図書館で借りて正解だった。多聞自分で購入していたら後悔していたであろう、やはりばあ様の根源にあり、心からエンジョイして聴いているものは昔、昔のジャズってことなのかもしれないと、つくづく思った今日この頃でした。


coda on down 300 2019
どうして猫は、じゃまするタイミングを知っているのかしら?


前回コメント欄にメッセージを残して下さった、ジャズ仲間さんへ、コメントが表示されていませんので、ここをかりてお返事させて頂きます。本当に長い間ほったらかしにして申し訳ありませんでした。
そしてこんな状態のブログでも律儀に訪問して下さる、観覧者の皆様、本当にありがとうございます。

A.tomy 君
長い間コメントのお返事も出来ずにごめんなさい。
楽しいオフ会の様子をありがとうね、いつかまた御一緒したいです。
しかしなんて天候でしょう、帰りが無事でよかったです。
お互いに足元には注意ですね!最近、階段も平たんな道も怖いです(汗)

take10n様
またまたお返事が大変に遅くなりました。本当にごめんなさい。
カナダの印象があまりよくないようですが、白い粉には笑ってしまいました。
昔はホッカイロなど、こちらには無かったので仕方ないですね。
でも今はたまにマーケットで見かける事がありますが、あまり売れていない感じです。
でもアイス・フィッシングとかに行く方には良いかもしれませんね。

エドモントンのモールの大きさはきっと日本では想像できないバカでかさかもしれないですね。
私はまだ行った事がないのですが、冬が厳しい所だからああいうものが出現したのかも、
アルバータ州は本当に寒い州なのです。
6月と9月に友人を訪問した事があるのですが、なんとその両月に雪が降って驚きました。
異常な事ですが、カルガリーとかではよくある事だそうです。

アメリカとカナダ、全然ちがいますね。国民性、精神性、全てにおいて違うような気がします。
英語だってかなり違うので、隣の国と言っても面白いものです。

Giovanni Perin/Christine Jensen Trio in Montreal 9/5/2018 - 2019.04.07 Sun

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(photos by manmarukumi in montreal 2018 )

長いご無沙汰でした、これで何回ブログの始まりを書き直した事か。去年の9月に書き始めたものが、冬になり体感温度マイナス30度を超す寒さが続いても、元気に仕事に通っていたものの、ある朝階段を踏み外しセメントのフロアーで頭を打撲、かなりのインパクトを受け救急でキャット・スキャンをする羽目に。脳内出血を免れたのがラッキーでした。おおきなタンコブと共に新しい年が始まり、今は春の気配がしているのに未だに書き終わっていないと言う、なさけない始末です。

さて何から書き始めればよいのやら、あまりに長い間ブログを 「ほったらかし」 にしていたものだから、まったく調子が戻ってきません。近年はいつもこんな感じで文章がスタートする感じです、やる気の無さが見え見えなのが辛いところです。

この数年、あまりにも色々な事が起こったので、去年の夏頃にはもうストレスでダウンしそうだったので、思い切って気分転換に小丸を誘い、数日間の短いお休みを取って久方ぶりに旅をしました。二人で旅をするのはなんと8年ぶりです。小丸と訪日したのはそんな昔になってしまったのかと驚きです。ジャズ仲間さん達がオフ会を開いてくださって、10年来のネット繋がりのジャズ仲間さん達と初めて顔を合わせた喜びは格別なものでした。旅にはいつも喜びが満ち溢れていて、それらの経験が今を現在の心を豊かにしてくれていると感じます。嗚呼やはり旅は不可欠なものなのですね。

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( モントリオールのビルディングの壁画も流石ジャズの街という感じですね )

さて今回の小さな旅は、ミササガから車で6時間ほど高速道路を走らせたケベック州のモントリオールが目的地です。フランス語圏でオンタリオ州とは文化も違い、古いヨーロッパを思わせるオールド・タウンもあってなかなか素敵な街です。そこで一番何をしたいのかと子丸に問われ、まず長い間ご無沙汰のジャズ・ライヴに行きたいと。しかしそれ以前に小丸と小さな車の密室で6時間も大丈夫かなと心配にもなりましたが、普段出来ないような会話が持てて本当に楽しい6時間で、あっと言う間にモントリオールに到着。汽車で行く予定を取りやめてよかった。

ヨーロッパの街並みを感じさせる古い地区は本当に素敵だ。石畳の道、建築物、塀壁などから歴史の重みを感じる、トロントにはこういう街並みが残っていないのよね。しかし老朽化のせいか街の至る所で道路工事をしており街中の運転は地獄です。そんな事から徒歩でこの数日を過ごす事にしました。美術館や教会やお目当てのレコード・ショップ、もちろんショッピングなどなど。

そして二日目の夜はジャズ・ライヴ。今回のライヴはジャズのライヴが初めてという小丸の事も考慮して、楽しめるモノを選びました。それはヴィブラフォーンの入った Christine Jensen (トランぺッターの Ingrid Jensen のお姉さん) の率いる 4Tet です。日本では妹の Ingrid の方が知名度が高いですが、カナダでは長い経歴を持つサックス奏者で、作曲やアレンジを手掛けているオーケストラのリーダーを務めるお姉さんの Christen も同様に知名度の高いアーティストです。彼女の演奏はオーケストラ編成とか、Ingrid との共演で聴いていたので、オーソドックスな演奏は小丸にも受け入れ安いと思いました。

ドラムスの Jim Doxas この方は、もうリタイアーされた Oliver Jones のトリオで聴いた事がありました。 Fraser Hollins もカナダのジャズ・シーンではお馴染みのベーシストです。

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( Giovanni Perin in Montreal 2018 )

このメンバーに囲まれてフィーチャーされたのは、イタリアからの新進 vibraphonist の Giovanni Perin です。 彼はイタリアからの奨学金のようなサポートで、モントリオールを拠点にして数々の大学などでコンサートや講座に参加したりする機会を与えられ、この数年間にこうしたジャズ・クラブなどでも演奏するチャンスを与えられるというラッキーなアーティストであります。いくつかの国際的な賞を受賞しているらしいので、イタリアの政府からこうしたサポートを得る事ができたのでしょう。

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( Christine Jensen at Upstairs 2018 )

ライヴの場所は新しい地区にある、ジャズ・バーの "upstairs" 名前はアップステアースというのに、実はこのクラブは downstairs にあるというのがミソなのです。どうりでネオンサインの字が逆さまになっているではありませんか。なかなかのセンスですね。実際に私達は、二階にある場所を探していたので、地下にドアを見つけた時は、サインの意味をなるほどと思いました。

このヴェニューでは、スケジュールを見る限り良さそうな面々のライヴが繰り広げられているようです。沢山ジャズ・クラブのあるモントリオールで一つしかライヴを見れなかったのは残念ですが、次はもっと機会を見つけたいと思います。でもジャズ・フェスティヴァルのポスターでいつも見る、溢れんばかりに人々で埋め尽くされているストリートを歩いてきました。結構広い通りという印象で、所々にはステージなどがあり、きっと気候的に良い6月頃には人で一杯になるのだろうと想像されました。

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今回のライヴは、ほとんど Giovanni Perin のオリジナルと Christine の過去の作品でした。 数曲だけ、Invitation とか Alone Together のスタンダートしか分かりませんでした。Christine が所々アルト・サックスをソプラノに持ち替えて目次に変化を付けて楽しませてくれました。 最近のアーティストには疎いばあ様なので、初めて聴いたこの新進のアーティストの説明などできるわけもなく、近年よく聴いていた Warren Wolf とかお気に入りの Stefon Harris などとはスタイルも違うような気がします。ばあ様の好みとは少し方向が違うような気がしました。まだまだお若いのでこれからの成長がとても楽しみですね。

こういうヴェニューで良いのは、アーティストがとてもリラックスしており、メンバーがその日の気分で好きな方向に持っていけるという感じでしょうか。ベーシストの Fraser が高校生の時に友達の為に作曲したというモノなんかも披露しちゃって、なんだかとても自由な感じ。コンサート・ホールではこうはいきませんものね。あっと言う間に夜は更けて3rd set はスキップして徒歩でホテルに戻る事にしました。小丸も始めてのライヴを楽しんだ様子で良かった。思い切ってこの小旅行に誘ってよかった。

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( かなり古いIngrid の 2005年のCDと、Christenの 2010年の作品 )

この数年あまりゆっくりCDを聴く気分になれませんでした、たまに聴く新譜に心が揺さぶられるという感じもありませんでした。どうしてだろうね。それでもたまにこれいい感じ、というのには出会えました。その一枚はあまり意識して聴くことのなかった Eliane Elias の ″Man of La Mancha" (2018) なんだか新鮮な印象で頭の中に入ってきました。今までにないアレンジメントの新しさが気にいりました。 それと Larry Coryell フュージョン風強い新譜くらいかな、他にはと言うとあまり記憶に残っていません。

でも音楽関係のドキュメンタリー映画とか結構気分転換に見ていたのですが、なんと″Chasing Trane" というドキュメンタリーにマシュマロ・レコードの上不氏がチラッと一瞬ではありますが出ておられたので驚きました。

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最近よく聴いているのは、Henrik Gunde の Comes Love と Dark Eyes この強面からなんと優さしさが溢れてる、なんか優しい、そして小粋なアレンジメントなど、それが今のばあ様にはとても心地良いのですね。これからどんどん手もちの音源を聴きこんでいけるといいな。 後少しでリタイアー、頑張らなきゃ!



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( 流石にお洒落なモントリオール、トロントでは見かけないデザイン )

友遠方より来る2017!Tony Monaco with Ted Quinlan & Vito Rezza at Rex Jazz Bar 4/2/2015 - 2018.08.22 Wed

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( photo by Luca Ciccioni )

今回掲載するライヴはもう3年も前に行ったものですが、せっかくなので記しておく事にしました。それは去年夏の楽しい思い出に繋がるからです。ばあ様にはジャズ・バディー兼ボディーガードのS君という30代の友人がおりました。過去のジャズ・リポートに時々登場する息子ほど年差の青年ですが、ばあ様、じい様連中にはとても親切で、とにかくジャズに対して嬉しいほど反応してくれるのが本当に頼もしい存在でした。しかも趣味がジャズ・ドラムス(セミプロか)というから余計に素晴らしい。しかしお仕事の都合で急遽日本に帰国する事になり、ばあ様はそれ以来ジャズ・バーでのライヴへは、すっかり足が遠のいてしまったのでした。いくらばあ様でも一人で夜のジャズ・バーに行くのは憚られるものですから。

そんな頼もしい存在であった懐かしのS君から、なんとお仕事の都合でアメリカまで来ているので、カナダにも立ち寄るという連絡が。(右目手術前の初夏)しかも予期せぬ再会にはS君のお嫁さん同伴というので喜びが二倍になりました。その日は久々に再会するS君とお嫁さんのY子ちゃんを最寄りの駅でピックアップし、まずは我が家へランチにご招待。忙しいスケジュールをぬってばあ様の所へお嫁さんを連れてきてくれたS君は、すこし体格も豊になって、お嫁さんの料理上手というのが良く分かりました。彼女を見守る目が優しくとてもお幸せそう。

ばあ様は唯一自慢できるお得意のベルジン・ワッフルを作りました。とても喜んで驚くほど沢山食べてくれました。新鮮なフルーツやヨーグルト、メープル・シロップを添えたワッフルは格別ですね。若い二人の食欲と食べ様の気持ちの良いこと!作り甲斐がありました。

食事の後片付けは、私が後でするので構わないでというのに、Y子ちゃんはすぐに済みますからと、さっさと洗い物を済ませてくれました。それだけでもばあ様はテキパキとしたY子ちゃんの要領の良さと素早い行動力に関心!そしてその心使いと優しさにあっという間にY子ちゃんのファンになってしまったのでした。しっかり腕にも技術をお持ちのY子ちゃんは生活感もしっかりと両立されたお嬢さんでした。

ペアー・ルックというのが苦手なばあ様ですが、さりげなくコーディネートされた普段着に、お揃いのナイキの黒いランナーを履いていたのが印象に残りました。これもよ~く見なきゃわからないくらいさりげない感じ、でも一緒にお洒落しているという二人感があって若いってやっぱりいいですね。素敵なお二人でした。しかも重たかったでしょうに日本酒のおみあげまで、感謝です。S君とても素敵なお嬢様と出会いましたね。これが去年の嬉しかった事のひとつです。「友遠方より来る」、これほど楽しい事はありません。

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(photos by manmarukumi at Rex 2015)

さて、ばあ様の選んだライヴなら何でもオーケー、お供しますという事だったので、普段は聴く機会のないオルガンを選んだのは前年この Tony Monaco (Hammond B3 Organ ) がレックス・ジャズ・バーに来た時に見逃したからでした。日本ではあまり人気がないのか、雑誌などで紹介されていないように思うのですが、トロントではたまに名前を見る事もあり、一度逃しているのでこの機会は逃せませんでした。いつもとは違って立ち見観客も多く、かなりの熱気がレックスに漲っていました。絶対にこのオルガニストはS君にも満足してもらえると確信していたので、このライヴを選択して本当に良かったです。

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(Ted Quinlan at Rex 2015)

ギタリストもカナダではもう数えきれない録音に参加している、知名度の高いTed Quinlan です。2015年制作の ″Born To Be Blue" という Chet Baker の自叙伝的映画ではマリアッチ・バンドのギタリストとしてほんの数分登場していましたが、帽子をかぶっていたので分からないでした。最後にでてくるミュージシャンのクレディットをみて、あっQuinlan が出ているわって感じでしたけど、彼はコンポーザーでもあり、また教鞭をとる教育者でもあります。ジャズに限らず多くのカナディアンのCDでゲスト演奏している彼の名前を発見します。ドラムスの Vito Rezza もまた同様にポピュラーなドラマーです。

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さて Tony Monaco は、Jimmy Smith 系のオルガニストというか、小さい頃にはアコーディオンを弾いていたらしいですが、12歳頃に初めて Jimmy Smith を聴いて感銘し、深く影響を受けそれ以来オルガンに変わったという経歴です。彼はその後 Jimmy Smith に自分のテープを送り、なんと本人から電話がかかってきたそうで、16歳の トニーに演奏に対してのアドヴァイスなどを与えてくれたそうで、神と崇めているスミスからのアドヴァイスを今でも忠実に守っているとヴィデオの中で説明しているシーンがあります。今回のライヴも、ジャズ、ブルース、なんでもありのグルーヴ感の濃い熱いものでした。

ダウンビート誌のポールで2005-2011年では、ジャズ・オルガニストのトップ5に入っています。そして彼の初めてのCDをやはりオルガニストの Joey DeFrancesco が ″Burnin Grooves" をプロデュースしており好評を得ているようです。ばあ様はまだ聴いたことがないので分からないのですが、生の演奏から想像すると、きっと熱いエネルギーを発散させた聴きごたえのあるアルバムでしょう。近年ではギタリストの Pat Martino と数年ツアーを共にしていました。この映像はユーチューブにもアップされているのでご覧になれますよ。

tony monaco jacket

今夜の選曲は、ブルースから始まりました。なんだかすでに素敵なライヴの予感が漂ってきました。きっと観客の多さとこの熱気から発散されるものなのかもしれません。二曲目は、I can't Give You Anything but Love, Baby、そして Pennies from Heaven なんだか少し意外な曲ですね。三曲目の Here's That Rainy Day から、なんと When Johnny Comes Marching Home なんて曲が飛び出し、お次ななんだか分からなかったな。それから Bugs Blues だか、タイトルが思いつく前に曲が終わっているような次第でした。これでファースト・セットはお終い。「いやぁ~まん丸さん、最高に良かったですね!」というS君の感想が、ばあ様も満足です。

セカンド・セットは、なんだかとてもファンキーなノリノリの曲から始まりました。次にきたのが Amazing Grace で、彼の心の中に浮かんだ曲を気ままに演奏しているって感じですね。つづくのはボサ・ノバ風アレンジ、何を演奏しても楽しいので観客はぐいぐい彼のペースにはまって行くという感じでしょうか。とにかく熱い彼のパフォーマンスはライヴならではと思います。これがCDになってしまうとどうなるのかしらと思います。次はブルース、そしてジャズのスタンダードが続きます、I Wish Upon a Star, Very Thought of You, My One and Only Love 、本当に来て良かったと思えるライヴでした。満足度100%でした、もし彼がいつか日本に遠征されることがあれば、是非お聴き頂きたいアーティストです。

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レックス・ジャズ・バーのスタートは遅い、一番人気のライヴは3つある最後のショーで9時45分始まりです。ライヴが終わるともう12時近くになって、最近夜の運転が苦手になったばあ様は、ダウンタウンにお住まいのジャズ友である Mr.M氏の所でお泊りさせて頂きます。奥様のM子お姉さまとお喋りに花を咲かすのも楽しみのひとつ。いつも本当にお世話になっています。感謝、感謝!

そして寂しいおしらせは、楽しみにしていた「一力ジャズ」も終了してしまいました。ミュージシャンへの費用が上がったり、レストランの都合もあり、続ける事が不可能になりました。今まで沢山の素晴らしいアーティストをこの小さな空間で楽しませて頂きました。このスペースだったからこそミュージシャンとの交流も自然な形で可能だったように思います、色々な面で楽しい経験をさせて頂いて感謝です。一力レストランの皆様、そして出来るだけ長く続けようと努力して下さった力さん、本当にありがとうございました。

最近は、ライヴに行けていないので少し欲求不満になっているのは間違いない。まあ色々ありましてこの歳になると野暮用が増えてしまって自分でコントロールできない事も多々ありますが、まあ一歩一歩焦らず進んで行く事が大切ですね。

気分転換に子丸を誘ってこの夏最後、おあずけになっていた小さな旅にでも出かけるのもいいな、
どうなりますやら・・・


atrex500-4-2-2015.jpg
( 陣取ったテーブルの壁にはこんな写真が at Rex jazz bar 2015 )


日本では自然災害による被害が多くの県に広がり、この天候の異常さに目を見張るばかりです。これからは台風のシーズンに突入し気が気ではありません。どうか皆様もお気をつけてお暮しくださいませ、安全な生活がおくれますようにお祈り致します。

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